水底の棘 法医昆虫学捜査官

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水底の棘 法医昆虫学捜査官の評価:

4.54/5点 レビュー 26件。 A ランク

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平均点4.54pt

Amazonレビュー一覧

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全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(3pt)

最後に踏み込んだ『人』の部分が弱い

『昆虫法医学』でありながら,舞台は川から海へ,対象も海洋生物に広がる様子と,
犯人ではなく被害者を中心に,素性だけではなく疑問や謎をひたすら追うのが面白く,
そこへたどり着いた瞬間,逆回転のように全てが一つへと繋がっていく終盤はもちろん,
やはり始まりは『虫』だったという事実と解決は,二重の驚きと気持ちの良さを感じます.

ただ,後日譚で語られる真相は説明調で,犯人や周囲の背景も取って付けた印象が強く,
事件周りはまずまずでしたが,最後に踏み込む『人』の部分には物足りなさが残るところ.

また,以前からありましたが,相棒となる刑事に冷え切った夫婦関係をぼやかせたり,
脇役の人物の家庭事情や職場での立場など,余分なものが前に来ることには違和感が….
このほか,二度もガセ情報を掴まされる展開も,ただ騙されるだけでその後には広がらず,
そこそこのボリュームがある分,ただ遠回りさせられるだけの話運びには疑問を覚えました.
水底の棘 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 水底の棘 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)より
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