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狩野俊介の肖像



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【この小説が収録されている参考書籍】
狩野俊介の肖像 (トクマ・ノベルズ)
狩野俊介の肖像 (徳間文庫)

狩野俊介の肖像の評価: 3.50/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

「中学生探偵俊介の学校生活は?」

少年探偵:狩野俊介くんシリーズの短編集。本作には、探偵所長であり保護者でもある野上さんは登場せず、もっぱら俊介くんが通う中学校での出来事が語られるというもの。

学内での事件ということもあって、このシリーズの長編でありがちな血で血を洗う惨劇などは登場せず、ちょっとした犯罪の断片を題材にして、俊介少年の内面や葛藤の表現がメインテーマだ。ちょっとステレオタイプすぎる教師像が鼻につくのはおいておくとして、なかなか丁寧に中学校生活が描かれている気がする。特に生徒間の心理的なもろもろは真に迫っている印象。帯紙の「中学生探偵俊介の学校生活は?」というコピーも、最初に受ける印象とだいぶ変わってくるというものだ。

まぁただそういう趣旨で書かれているためか、トリックとか描かれる謎自体はこんなものかという感じでもあるので、俊介くんシリーズを読み込んできた読者でないと作品に入り込みにくいかもしれない。そのあたりがちょっと弱点な短編集。
狩野俊介の肖像 (トクマ・ノベルズ)Amazon書評・レビュー:狩野俊介の肖像 (トクマ・ノベルズ)より
4198503524

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