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(短編集)
五人姉妹
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五人姉妹の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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本書は「ホールド・ミー・タイト」のみが書き下ろしで、他はSFマガジンや小説宝石、光文社文庫などに発表 された9編を収録した短編集です。 短編は少ないページで何らかの感動を呼び起こさなければならないので、相当強烈なオチを持ってくるかユニ ークなアイディアを盛り込むかが大切だと思います。そのような観点から評価すれば、★★★位でしょうか。故 小松左京氏や故星新一氏の作品で鍛えられたファンからみれば、少なからず物足りなさを感じます。そんな中で 好みの作品がありました。「ホールド・ミー・タイト」です。 常識的な30歳女性が年下の男性”部下”に抱く乙女心。思慕する男性への揺れ動く心模様やチグハグな言動など 主人公が胸をキュンキュンしているのが手に取るように伝わります。何とも可愛らしくまた切ない。ラストのど んでん返しは全ての女性が妄想する、いや追求する夢なのでしょうね。男性として大変参考になりました。 | ||||
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珠玉って書いてあったのに、信じていたのに、結局遺産相続の話?5人姉妹のお父さんにとても感情移入できなかった全然説明が足りないよ!星新一?みたいな話の短編集 | ||||
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どの話も文句なく面白かった。自信を持って満点を入れる。「永遠の森」も素敵だったが、個人的にはこちらを推したい。表題作はクローンを扱った話で、あり得たかもしれない自分、というテーマを実に見事に料理している。日本のSF作家で、今一番、旬な人はこの人ではないか。 | ||||
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SF・・・なんでしょうか、これも。あんまりそんな感じがしないままに読み終わっていました。確かに設定はSF的なのですが、あまりにも登場人物たちが身近に感じられて、とても近くに思えて、だからまるで今の世界のお隣の町のお話、という感覚でした。 この本の中では表題作の五人姉妹が一番好きだったのですが、最後の方で自分の名前を間違える、と言うのが切なくて。でもいとしくて。「心はどこから来るとおもう?」そう作者から訪ねられているような感覚。遺伝子?環境?経験?それとも判断?・・・いろいろと考えさせられて。はっきりした答えはまだ出ません。でもこのお話、けっして暗くなく前向きなお話でお勧めです。私なら・・・?そう考えながら読んでみて欲しいと思います。 | ||||
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これは珠玉の物語である。読む人によって感じ方は違うだろうが、私にはとてもいい話だった。私の好きな話は『箱の中の猫』。心にしみわたるような物語の連続で、きれいな日本語の宝箱である。 | ||||
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菅 浩江さんの短編集です。あの「永遠の森」よりいいかも。 色々な味の短編でレベルもまちまちですが、すばらしい作品がつづられています。 欧米の短編作家に比類する作家なのだと確信しました。 「ふたりジャネット」より僕はステキだと思いました。 | ||||
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SF短編集としては、文句なく面白いと思います。 それぞれ全く別の設定、全く別の人物を使いながら、近未来に訪れるかもしれない (ちょっと怖い)フィクションが、きれいな筆致でまとめられています。どれも 過不足なく、それぞれが完結していて、読後感は(多少怖くはあっても)すっきりしています。 ただ、「永遠の森」の続編、という期待の仕方はしないほうがいいと思います。 | ||||
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あの「永遠の森」の作者、管浩江さんの新作短編集ということで迷わず購入。もちろん今回も期待を裏切らない内容でした。 運命に翻弄されながら逞しく生きるヒロインが印象的な表題作「五人姉妹」、ネットとペットロボットが題材のミステリ調作品「夜を駆けるドギー」と名作揃い。 いつも思うんですが、彼女の作品って登場人物の一人一人がすごく優しい。読んだ後は自分まで優しくなれそうな気がします。 「永遠の森」の新作も入っているので、もちろん今までのファンも大満足の一冊でしょう。 | ||||
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