七人の敵がいる

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七人の敵がいるの評価:

4.17/5点 レビュー 54件。 A ランク

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平均点4.17pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全92件 61〜80 4/5ページ
No.32
(4pt)

子育てママ必見!

子育てしてると必ず必ず通るであろうPTA関係!
古くは公園デビューから始まっているであろうと思われること必須。
このややこしきかな人間関係。
しってるのと知らないのでは、まさに雲泥の差。
地区委員や学級役員、PTA役員に自治会員。
これに家族関係、親戚関係が絡んでくるともうため息つくひまもないほど忙しい。

痛快に描いているこの本の世界は私には、ノンフィクションでした!
あ〜エピローグのようにならないかしら〜。
七人の敵がいる Amazon書評・レビュー: 七人の敵がいるより
4087713563
No.31
(5pt)

兼業主婦のPTAドタバタ奮闘記?と思いきや…

20代独身で、彼女のいない私。だから、切実な情報調査ではなく、「PTAで、女性同士のドロドロな争いでしょ、面白そう」って気分で手にしたのですが…期待以上に大当りな一冊でした!
主人公の陽子は、いわゆる「キャリアウーマン」。仕事でもPTAでも、論理的に正しい(と考える)ことを行うのに躊躇がなく、バッサリと邪魔者を切って捨てていく。クラスの母親たちを始めとする「7人の敵」と対立を巻き起こしながら、ヒロインが奮闘する様子には爽快な気分で笑わせてもらいました。
そして、これは予想していなかったのですが、教育効果が抜群。PTA、地域行事、少年サッカークラブ等が親にどれだけ負担かを描きながら、子育てに絡む社会問題も伝え、更に「子育ては女性がやるもの」と心のどこかで思っていた私を改心させるだけのパワーもありました(一時的かもしれないですが)。
PTA等で実際に苦労された方は「こんなに上手くは解決しない」と鼻白んでしまうストーリーかもしれませんが、未経験者には無条件にお勧めです。新婚または結婚を考えている女性であれば、パートナーにこの本を贈ってみるのも悪くないと思います。
七人の敵がいる Amazon書評・レビュー: 七人の敵がいるより
4087713563
No.30
(5pt)

一気に読める痛快本

他の方々のレビューにもありますが、兼業主婦のみならす、いろんな立場の人のことを考えて書かれているのが素晴らしい。
3人の子持ちの専業主婦である私も、最初から最後まで「そうそう」「あるある」と頷きながら一気に読んでしまいました。
子育て雑誌の投稿欄に載っているぶっちゃけ話を読むような気軽さや面白さがありながら、ただの愚痴に終始することなく、前向きで圧倒的な主人公のキャラクターを軸に1本筋の通った嫌みのない痛快な「物語」に仕上がっていると思います。
PTA活動中の方、或はこれからその世界に足を踏み入れなければならない方に特にオススメします。この本読んで勢いつけましょう。
七人の敵がいる Amazon書評・レビュー: 七人の敵がいるより
4087713563
No.29
(5pt)

独身男の感想です

よくいく本屋さんにフリーペーパーとして1章だけばらで置いてあったのが
面白かったので購入しました。

家を建てて子供ができたばかりで色々大変で苦労している兄夫婦の話を聞いていても
自分にはあまり理解が及ばない世界の話だと思っていたのが
フィクションとはいえこういう事例を読ませていただくとなんとなく想像がつく様な気分になりました。

専業主婦、兼業主婦が共同作業をするうえで
まずはお互いの前提条件が違うことを理解しあうことが必要であるのにそれがなかなか埋まらないジレンマや
自治会の仕事や共働き家庭の役割分担などが同じ案件を見つめていても
見る人間によって見え方が違うことを兼業主婦の視点からだけではなく
男性、女性、学歴、収入、子供を産んだ年齢などさまざまな立場ゆえの考えがあることを
高い視点から全体を見て描くことに成功している良著と思います。

兼業主婦が主人公なので女性向けの内容かと思われるかもしれませんが、
ヒロインの「陽子」が高学歴、高収入、我が子への愛や労力を惜しまない賢母かつ
仕事以外の部分も非常に優秀な人物として描かれているのが嫌味にならず
性格や考え方が感情に走らない論理に適った思考パターンと良識に基づいていた聡明な人物として
描かれているので、私の様な男性からしても読みやすく受け入れやすいのではないかと感じています。

これから結婚生活なり子育てなりを考える上でのトラブルを回避するための
参考書ともなれるであろう本書のような書籍は
是非とも私の様な多くの結婚前の男性にも読んでいただいても損はないのではないでしょうか。
七人の敵がいる Amazon書評・レビュー: 七人の敵がいるより
4087713563
No.28
(5pt)

今年1番のヒットです!

かなり面白かったです!
育児と仕事を何とか両立してきた、ワーキングマザーの陽子がこの物語の主人公。
息子の小学校入学で少しはラクになるかと思いきや、PTA・学童父母会・地域子供会などに悲鳴を上げる、
想像以上に大変な日々が幕を開けた……。

入学早々、初の保護者会はPTA役員決めの修羅場に。空気を読めない陽子は、早速敵を作ってしまう。

仕事と子育ての両立に不可欠な、義母のサポート。
“孫のためなら”の影に押しやられた本音は不満だらけ!?

夫は結局、家事も育児も“他人事”。保護者会も母親の姿ばかり。
働く母親にできて働く父親にできないことなんて、ないはずなのに…

その他、わが子や先生、さらにはPTA会長にまで戦いを挑む陽子

等々の内容で
第1章 女は女の敵である 第2章 義母義家族は敵である 第3章 男もたいがい、敵である 
第4章 当然夫も敵である 第5章 我が子だろうが敵になる 第6章 先生が敵である
第7章 会長様は敵である、の7つの章から構成されています。

どの章もきっちりと良く出来ています。
小学生くらいのお子さんをお持ちの方が読まれたら思わず頷いてしまう場面が多々あると思います。
私自身も何度も子供が小・中学校の頃を思い出しては、(そうそう!)と思ってしまいました。

全ての文章に無駄がなく、かつ説得力もあり著者の頭の良さが文面から滲み出ていて面白い、
そして第5章では驚き、感動し、エピローグに至るまで飽きる事無く一気に読めました。

陽子を始め登場人物の設定が又素晴らしく、絶えず脳内映像で動いていました。

子供を持つ方が読んでも良し、子供を持たない方が読まれても面白い内容になっていますが、
絶対的に読んで頂きたいのは小学生くらいのお子さんを持たれる父親でしょうか。

完成度が高く今年読んだ本の中では1番の満足です。
七人の敵がいる Amazon書評・レビュー: 七人の敵がいるより
4087713563
No.27
(5pt)

全員読んで!

この小説は 男女かかわらず そして子が居ても居なくても それぞれが
腑に落ちる本だと思う。立場の違う 考え方の違う でも結局のところ
人はみな 落としどころを探しながら日々暮らしてゆくのだと、あらためて
考えさせられた1冊だった。
PTAーきっと かじった人なら そのとおりだよーとひざをうちっぱなし、
かかわりの無い人にとっては、ぬぁんじゃこりゃ!のデンジャラスゾーンだろう。
作者は、あらゆる方向に視点を持ち、絶妙なトークで話しをふり続ける
司会者のごとくまんべんなく旨い。
ぜひ、みなさんご一読を。
七人の敵がいる Amazon書評・レビュー: 七人の敵がいるより
4087713563
No.26
(4pt)

強引な進め方と、子の父親には「痛い」展開も実は痛快

「小学生の親」になったワーキングマザーの陽子。
共働きで忙しい中、娘が小学生になって初めての保護者会に参加するが、その場は理不尽で濃密な空間だった。

子育ての中でワーキングマザーがぶつかる相手……兼業主婦の女、義母、保護者である父親、夫、我が子、先生、PTA会長……連作短編でコミカルに痛快に描くのですが、普段から子育ての大半を妻に預けてしまっている身としては、かなり身が詰ませられます。
読んでいて、「イタっ」と思いながらも、"ミス(現ミセス)・ブルドーザー"の強引な位のまっすぐ先を見据える力についつい喝采を送りたくなります。

楽しい作品ですねぇ。
七人の敵がいる (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 七人の敵がいる (集英社文庫)より
4087468054
No.25
(4pt)

とっつきやすい題材の裏にある『アル』モノ

子どもをとりまく環境にはそれなりの面倒臭さが存在するもので、それとどう向き合っていくか?それは子を持つ万人の親に共通したテーマだと思います。
私は実際の子育ての経験から、この本の内容にあった様々なエピソードは「確かにその面はあるが、所詮それは表面的なもの」と見えました。

現実はもっと面倒な事もありますが、それを通して得られる物もあるからです。

おもしろおかしく読んではいましたが、私にとっては物足りない内容・・・でした。

ところが!です。

物語の途中あたりで、実は最大の山場があるのです。

私はそれが衝撃でした。

主人公にまったく共感できなかった自分でしたが、その中盤をすぎると180度変わりました。

そしてこれこそが小説だと思います。

現実の問題で悩む人にはあまり解決策的なエピソードは少ないですが、主人公の生き様、に触れる事で私は人生のなんたるかというか、
不思議と嬉しい気持ちになれました。
七人の敵がいる (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 七人の敵がいる (集英社文庫)より
4087468054
No.24
(5pt)

面白いし、参考になるし、考えさせられる良書です

子供を送った後、または夫に送ってもらい通勤する電車の中で、ぐいぐい引きずり込まれるようにして読みました。まず、文章の巧さもさることながら、章の並べ方もいいです。最初は角ばかりの「嫌な人」「付き合いにくい」ところもある陽子が、だんだん成長していくのが分かります。また、最後のホロリとさせられる部分も素敵でした。

いい母親というものを漠然と考えると「平均的にいいママ」を思い描きがちですが、実際はそれこそ映画「七人の侍」で出てくるように、いろいろな才能を持った人がいて、お互いを尊重し合いながらカバーしあえるチームがいいのかと思います。陽子が「わずかな損もしたくない人が増殖しつつある」と考えるシーンがありますが(343ページ)、「でも、そんなこと言ってたらギスギスしてばっかりの、殺伐とした世の中になっちゃう」と考える親、人間も多いかと思います。PTAという、子育て世代の最大の「ボランティア(社会貢献)」は、それがありありと出る場かと思います。それについての問題と希望をユーモアを交えて描いた作品ということで良作です。文庫版で買えますし、仕事と学校がらみの子育てに悩む親(父親も母親も)に心よりおすすめの本です。
七人の敵がいる (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 七人の敵がいる (集英社文庫)より
4087468054
No.23
(4pt)

共感!

毎日バリバリと仕事をこなす陽子。そんな陽子のひとり息子の陽介が小学校に入学した時から
状況は一変する。PTA、学童保育所父母会、自治会・・・。次々に「役員」という名の仕事が!
子供が大きくなり、少しは楽になるかと思ったら大間違い。親としての大変さを味わうことに
なった。さて、陽子はどうこなしていくのか?

子供が小学校に入学したとたんに、次々にいろいろな役員が!そういう経験をした人はたくさん
いると思う。私もそのひとりだ。次から次へと、よくもまあこれだけあるものだというくらいたくさん
頼まれた。専業主婦で子供がひとり。役員にはうってつけの人材だったのかもしれない。
専業主婦でも大変な役員の仕事。まして働く人にとってはなおさらだ。けれど、小学校に通う
子供を持つという親の立場は同だと思う。どんな状況であれ、どんな立場であれ、まったく関わら
ないというのは問題なような気がする。その点、この作品に登場する陽子はエライ!その奮闘振り
には頭が下がる。要は「やる気」なのだ。一歩外に出たら七人の敵がいる・・・。それは男性でも
女性でも変わりはない。けれど、闘うだけではだめだ。時には話し合いや和睦も必要だ。次から
次へと押し寄せる「問題」という波を、陽子は何とか乗り切っていく。痛快!
この作品が書かれた時期は、作者の加納さんが大変な病気になった時だと聞いた。万全では
ない体調でよくもまあこれだけの作品を!すごいプロ根性だ!加納さん、面白い作品をありがとう
ございます!
(追記・・加納さんの闘病の様子は「無菌病棟より愛をこめて」で。)
七人の敵がいる (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 七人の敵がいる (集英社文庫)より
4087468054
No.22
(4pt)

いるいる!あるある!

小学生の母を経験した方ならば、
いるいる!こういう人たち!
あるある!こういうこと!
と興味深く読み進められると思います。

主人公のキャラクターが濃いので、
この強気すぎるくらい強気の女性に
拒否反応を示す場合は
なかなか読み進められない作品かもしれません。

エピローグのまとめ方は、
中学生日記など道徳番組の最後を思い出しました。
さあ、あなたたちはどう思う?どう動く?
そんなことは一言も書いてないのですけれどね。

話が現実のようだったり、
現実から少々外れた面白みがあったり、
痛快、爽快に読んでいたので、
失速した感じがしました。

総合的には、とても面白い本でした。
PTAやら嫁姑問題やら自治会やらで
悩んでいることへの解決には繋がらないと思いますが、
主人公の人柄が多分、面白くさせているのだと思います。

七人の敵がいるというより、
敵を自ら見つけるというか、
作ってしまうというか、
懲りない陽子がちょっと可愛く思えるのは、
日向さんのおかげでしょう。
久々に面白い本を読みました。
著者のほかの本も読んでみようと思います。
七人の敵がいる (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 七人の敵がいる (集英社文庫)より
4087468054
No.21
(4pt)

PTA経験者にはリアルな小説!

ドラマを少し見てからこの小説を読みました。

PTAのみならず、自治会やスポーツ少年団など自分が子育てで経験してきたことがそのまま書かれている感じです。
とても共感出来、読みやすかった^^

ただ最後の方の「会長様は敵である」あたりはちょっと違和感があり〜〜^^;;
またこれから子育てを始める人が読むと、子育ての過程にはこんな大変なことがある!と引かれてしまいそう。。。
それで星4つにしました。

ヒロイン陽子のキャラのおかげで陰湿になりがちな箇所もカラっとして爽快です!
一気に読破できますね^^
七人の敵がいる (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 七人の敵がいる (集英社文庫)より
4087468054
No.20
(4pt)

未就学児を持つ母親の恐怖を煽る作品。

加納朋子作品初体験。
久しぶりに読書で笑った。加納さん、ユーモアのセンス抜群ですね。本当に面白かった。中盤あたりまでは…。

というのも、陽子の家族の事(詳しくは言えなせんが…)が真ん中辺りで登場しますが、少しテーマが重すぎなような気がします。自分としては最後までユーモア小説として通してほしかったかな。なので星1つマイナス。

未就学児をお持ちのお母様方は、こんな事が待っているのかとゾッとするでしょう。
七人の敵がいる (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 七人の敵がいる (集英社文庫)より
4087468054
No.19
(4pt)

仕事を持つ母親に読んで欲しい

新聞の紹介で読んでみようと思いました。現在TVでこの小説を元に同名のドラマが放映されていますが、小説のほうが断然面白いと思います。子を持つ母親とPTA、自治会、保護者会へのかかわりは男性よりもはるかに深刻。男性側も仕事優先が許される時代ではない。「子供の為」という大儀の前に女性は仕事をやめなければならないのかとても考えさせられる。果たして解決策はあるのでしょうか?
七人の敵がいる (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 七人の敵がいる (集英社文庫)より
4087468054
No.18
(5pt)

嫌な女だ、でもわかる!!

主人公の陽子ははっきりいってギスギスした嫌な女。
どの会社にも1人はいる、キツくて肩肘をはっているタイプ。

しかし、そんな主人公であろうとも、いや、そんな主人公だからこそ
敵が多いこと!!

私たちのお日常生活の嫌なことは、周りの敵からもたらされるもの。

それは時に義実家であり、夫であり、子供であり、PTAであり。

陽子はあなたです。

ある程度の年齢の女性は、この本を読むことで
主人公の陽子となり、共感し、そして最後にはスカッとすることでしょう。

既婚女や働く女が経験する、日常のムカつきを見事に表現した本であると言えます。
七人の敵がいる (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 七人の敵がいる (集英社文庫)より
4087468054
No.17
(4pt)

リアル満載の痛快本

ドラマ化を先に知って、原作が眼にとまったので読みました。
ドラマは数回しか見てませんが、原作の方が数倍面白いです。

PTA役員、少年スポーツクラブ、町内会。
関わったことのある人なら、思わずうなずきたくなるリアル満載小説です。
そして、現実にはほぼ不可能で起こり得ない解決策に、胸のすく思いがします。

さらに、最後の青井さんの解説を読んで共感します。
「暇な専業主婦と内心軽蔑していた人びとが、何を背負って専業主婦をしていたかを思い知る。」

真剣に仕事に打ち込んでいる多忙な母にとって、PTAなんてできれば関わらないで済めばそれに越したことはない。
けれど、関わって初めて見えてくることもあるのだということを筆者は伝えたかったのかも知れません。
七人の敵がいる (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 七人の敵がいる (集英社文庫)より
4087468054
No.16
(4pt)

楽しく読めます

子供を保育園に預けて仕事を続けてきましたが、小学校の壁に漠然と不安がありました。
その正体と解決を求めて購入。お話はとてもテンポが良く一気に読んでしまいました。
楽しく参考になりましたが、解決は自分が体験して試行錯誤していかねばなりませんね。
七人の敵がいる (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 七人の敵がいる (集英社文庫)より
4087468054
No.15
(4pt)

主人公の陽子はレインレインボウの陽子!

著者の加納朋子さんのファンで作品はほぼ全て読みましたし持ってます。このお話の主人公はレインレインボウに出てくる陽子なのですが正直驚きました!あの陽子が子育てしてるなんて!!なんだか久しぶりに会った同級生の近況報告のような感じで読んでいて面白かったです。☆5つと言いたいところですが…☆4つ内容の方ですが前半はなるほどなぁと思うことが多くスラスラ読みすすめられて良かったのですが後半の特に会長様のくだりとエピローグは無理矢理だなぁという印象でした。いつもの加納朋子さんらしくないくらい強引にまとめた感じがしたので☆マイナス1つにしました…。
七人の敵がいる (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 七人の敵がいる (集英社文庫)より
4087468054
No.14
(5pt)

応援したくなるのです

自治会、PTA、学童保育、少年サッカー
小姑、お姑さん etc

子供を持つ親は毎年春になると
役が当たらないかとドキドキひやひやするものです。

私も6年生は卒業対策委員に当たると着物を着て挨拶しなければならないという情報に恐れおののき
友人と申し合わせて先に地域委員に立候補したり

下の子のときは前年度に役員をした人は候補から抜けられるという暗黙の掟(?)を利用して
5年生で学級委員をしたりという涙ぐましい作戦を練った思い出があります。

バリバリのキャリアウーマンが
愛する息子のためならと
我を押さえつつ涙を飲んで奮闘する姿に

「うん、あるある、ホントにそのとおり」
「私も子供のPTAや町内の役員したからわかるわかる!」
「負けるな、頑張れ!」
と応援したくなりました。

ハートフルで読後感も爽やか。
とっても楽しく読めました。
これはおススメの1冊です。
七人の敵がいる (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 七人の敵がいる (集英社文庫)より
4087468054
No.13
(4pt)

「PTA」(?)小説

PTAを舞台としたちょっと珍しい物語で,七編の連作とエピローグから構成されています。

独身の僕はPTAの内情を知りませんが,要所要所に説明があって,縁のない人も楽しめるようになっています。
それにしても,PTAって大変なんですね。
(たぶん)実体験した著者の驚きが,読者にも伝わってきます。
反面,PTA活動に参加している人または参加経験者には,フィクションとしての誇張部分も感じるのはもちろんのことでしょう。特に,ヒロイン「陽子」に対しては,共感と反感が入り交じるのではないでしょうか。
僕も最初のうちは,「陽子」の性格に反感どころかかなりの嫌悪感を抱きましたが,実はそれも著者の手の内であるということに,読後気づきます。

途中にシリアスなテーマを含みつつ―これが「隠し球」となって「陽子」に対する読者のイメージが多面的になります―,エピローグへ向かっていきます。このエピローグによって,読者は「すっきり感」を味わうことができるのですが,反面,「予定調和」が過ぎると感じる読者もいるでしょう。でも僕は,この「すっきり感」が著者の持ち味であると思っています。

「PTA」というややマイナーなテーマだから,という食わず嫌いはもったいない作品です。
七人の敵がいる (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 七人の敵がいる (集英社文庫)より
4087468054