ホテルローヤル

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ホテルローヤルの評価:

3.74/5点 レビュー 326件。 D ランク

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Amazonレビュー一覧

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全213件 101〜120 6/11ページ
No.113
(4pt)

”せんせぇ”が良かった

★『ホテルローヤル』桜木紫乃 (集英社)
久しぶりの小説だ。今日この小説を読み終わった後、映画を観ている時に迫る感動と、小説を読んでいる時に出会う感動の違いを見つめていた。そんなことをさせらてしまう小説だった。短編が7編。ラブホテル『ホテルローヤル』を中心において、その周囲にそれを取り巻く人々のストーリーを、モザイクの様にして繋ぎ合わせながら読むことができる。繋がりのある短編集。そんな中で、一番のお気に入りは「せんせぇ」。この短編が唯一このモザイクの寄せ集めにうまく、はまり込まないストーリーになっている。いけていない女子高生に付きまとわれる高校教師、高校の校長に薦められて結婚した妻を持つ男、一人の主人公がこの二つの現実を目の前にしている。このいけていない女子高生が放つ台詞が主人公の現実の生に隙間風が吹かせはじめる。『先生に見えちゃっている将来と、あたしが昨日今日で見ちゃった将来って絶対に違うのだと思う』といういけていない女子高生の言葉なのに、(いやだから)余計にこの言葉は響いてくる。『連休が終われば何ごともなかった顔で日常に戻って行ける資格を持った人々が見えた。自分はその流れに足を踏み出すことができない。次第に日常がどこにあったのかもわからなくなってきた。』と自分が築きあげた日常のあり様から逃れようと抵抗を試みるが、次の矢が打てるのだろうか? これもチョット大きくなった限りない日常の連鎖の様に思えてならないのだが、
もうひとつのお気に入りは「星を見ていた」こちらは、最近ではあまり目にすることができなくなってきたが、頑なに自分の人生観を守り通す人(周囲からはその様にしか見えない人)、その人の原動力となっているモノが実は簡単な'仕掛け'だったというストーリーなのだが、この事が周囲の人には強い同情に似た、思い遣りを働かせ。読んでいる私は、それが簡単な'仕掛け'だということが分かった上でも強く、胸を握られた様な感覚を覚えてる。どんな悲しい場面でも、自分の子供に降りかかる悲劇でも、動揺することも、怒ることも、取り乱すことも自らに許さない人の奇妙さもさることながら、幾つかの、親の言い付けを一生を通し信じて、他の一切の言葉に心を傾けなかった人生の希少性に驚く(小説の中だけのことでなく、実際に目にしたことがあるから驚く)
桜木紫乃さんの作品は初めて読んだか、台詞、メッセージが中心になって小説が構築されている様で、言葉が疎かにできない。気楽にリズムを持って読み飛びしては、言葉につまづいて振り返ることが多かった。
それは表現描写が読む者の想像力に任されているためのかもしれない。
ホテルローヤル Amazon書評・レビュー: ホテルローヤルより
4087714926
No.112
(4pt)

ホテルローヤル

様々な日常を暮らす人がいるという現実。地方のラブホテルにも、様々な事情を持って訪れる人たちがいるという世界。本当に楽しい一冊でした。
ホテルローヤル Amazon書評・レビュー: ホテルローヤルより
4087714926
No.111
(4pt)

惜しいことに、北海道という土地の描き方が物足りません。実家をモデルにしたラブホテルの描写も迫力を感じません。

作者の実家がラブホテルを経営していたとのことで、そこに出入りする人々の心理の描写はさすがです。異なった物語からなる七つの章がお互いに「ローヤルホテル」を通して関連しあっているのは上手く処理しています。(なぜか「せんせぇ」という作品にはそのホテルがどこにも出てこないのはどうしてなのでしょう?)

 そして面白いことに、後半になっていくほど、エピソードを含め、描写力も文章力も巧みになっていきます。最後になって、このホテルの経営者の一家の経歴が判明する展開は見事です。(一番最初の「シャッターチャンス」が最も稚拙な感じがしました。こういったある種の短編集は最初の一作が最も心に残るものなのですが・・・・・。)

 なんにしても、経営者一家の三人を軸に据えて、各章で描かれる各人物の性格と個性の描写は秀逸です。最近の女性作家の文章は、時として言葉を言い捨てたような、荒っぽいブツ切りな印象の、情感のない文体が多いと感じられるのです。(高村某・桐野某・篠田某などなど) この作者にも少しそんな面はありますが、幸いなことに後半になるにつれ、それが消えています。情感のある文体を作れる人だと期待しています。ただ、残念なのは、北海道という土地、モデルと察しられる釧路湿原あたりの雰囲気をもっと盛り込んで欲しかったと思います。
ホテルローヤル Amazon書評・レビュー: ホテルローヤルより
4087714926
No.110
(5pt)

面白かった

すごくサクサク読めて、面白かったです☆桜木紫乃さんの他の本も買いました〜。
ホテルローヤル Amazon書評・レビュー: ホテルローヤルより
4087714926
No.109
(5pt)

満足です

まだ読んでいませんが、品物は、売り手さまの自己評価どおりの状態でした。
ホテルローヤル Amazon書評・レビュー: ホテルローヤルより
4087714926
No.108
(5pt)

哀しすぎる

自分の好みとして「リアリティ」と「人間の哀しさ」がツボなので、
完全にやられました。

女房を紹介してくれた上司が、実はその時点ですでに女房の愛人。
今後も責任を取らずに楽しむだけの関係を続けるには、ちょろい男と
結婚させてしまうのが何かと好都合。
女房も女房で真面目で気弱な公務員を旦那としてキープしつつ、
愛人との逢瀬を継続したい。
そんな悪魔のような利害が合致する中、その害の部分だけをひとり
背負うことになった旦那・・・

哀しいよ、哀しすぎる。
よくもまあ、こんな残酷で哀しい設定を思いつくよなあ。
同じ男としてリアルに胸が締め付けられました。
ホテルローヤル Amazon書評・レビュー: ホテルローヤルより
4087714926
No.107
(4pt)

plutinumcat

さらっと読める割に読み応えがありました。星を一つ減らしたのは、並行して読んだ向田邦子さんの作品があまりにも良かったので、それと比べると、という訳です。
ホテルローヤル Amazon書評・レビュー: ホテルローヤルより
4087714926
No.106
(4pt)

「ラブホテル」と「閉塞感」の調和が見事

ラブホテルが舞台の話なんて聞くと、
色っぽい小説なのかな?と思いきや、まったくそんなことはありませんでした。
どちらかというと、生きていく上での閉塞感を描いたという印象です。
その裏暗いかんじが、ラブホテルという存在の放つ印象とうまく調和しています。
どうにもならない暗さが心に沁み入りました。
ホテルローヤル Amazon書評・レビュー: ホテルローヤルより
4087714926
No.105
(5pt)

久々に面白い小説でした。

ラブホテルを巡る話なので当然ながら男女の性愛がテーマとなるのだが、短編連作という形を取りながら、ホテルを巡る人間模様がリンクしていて飽きさせない。しかも文章が面白く、生々しい男女の交わりを描きながら、その悲哀とユーモアをバランス良く描いている。最近読んだ小説では一番面白かったです。
ホテルローヤル Amazon書評・レビュー: ホテルローヤルより
4087714926
No.104
(5pt)

著者の引き出し

『オール讀物』平成25年/2013年9月号で3編の短編を読み、
今回単行本で7編全てを読みました。

今は廃墟となったラブホテル「ホテルローヤル」と、
そこに関わってきた人々を、時間を逆戻りさせながら、
最後にホテルの開業にまつわるお話で終わる7篇からなる連作短編集です。
単行本で読んで、初めて構成力の上手さに接することができました。

実際、著者が15歳のとき、父親が釧路町に「ホテルローヤル」というラブホテルを開業し、
部屋の掃除などを手伝っていたといいます。
繋がっているだけの家族の姿を軸に、
疲弊した地方都市の状況を織り交ぜながら、
著者にしかない、きしんだ引き出しを、迷わずに開けられた印象です。
男女の危うさや、つらく貧しくあやふやな人間関係の中で生きている人々の
人間像を、不幸な横顔を、さりげなく冷静に表現されています。

それぞれが抱えている負い目のせいもあるのでしょうが、
本心を吐露しないで、寡黙なまま生きている人たちに、なぜか懐かしさを覚えました。
言い放った後、すれ違う感情の中で生きていくわずらわしさを考えると
口を閉ざしていることのほうが幸福なのかもしれません。お利口なのかもしれません。
言い放たないから、文学が必要なのかもしれません。

「本日開店」の西教、「シャッターチャンス」の美幸、「星を見ていた」のミコ、
それぞれの心中を察して、読後も彼らから離れられません。
「せんせぇ」の教師と生徒が心中した二人なのでしょうか。
釧路へ向う二人に想像力をかきたてられます。
私的には「死ぬまでいいひとでいられる能力は、そのひとに与えられた徳ですもんね」
〈『本日開店』P41〉という言葉も響きました。
ホテルローヤル Amazon書評・レビュー: ホテルローヤルより
4087714926
No.103
(5pt)

こんなにさびしいのは私だけ? 

すでに世間の評価を受けている作品に感想を言うのは失礼ですが、今の時代を切り取りながらも、特に女性を取り巻く環境や感情のひだがよく書かれていると思いました。子どもを産み育てるのは女性。今までもこれからも。男性中心の社会の中で正直に小さく。さびしくなったとたん不幸になる。作者の以前の作品より、読みやすい文章でした。
ホテルローヤル Amazon書評・レビュー: ホテルローヤルより
4087714926
No.102
(4pt)

書店で買えなかったので助かりました

話題作ですが、書店に行ったら売り切れていたりして買う機会を逸していました。中古ながら、汚れが気にならずに読めました。
ホテルローヤル Amazon書評・レビュー: ホテルローヤルより
4087714926
No.101
(4pt)

綿密で濃厚

とても良い作品でした 

心理描写、構成は申し分ない作品。
良い言葉を使ってるし、凄いなと思いました。

ただ驚いたのは直木賞という所

どちらかというと芥川っぽかったかな。大衆向けではないような気がした。

オチの匂いがどれも少し似ていた事
一人称と三人称が所々、入り混じる事

これ以外はとてもよかったと思います。
ホテルローヤル Amazon書評・レビュー: ホテルローヤルより
4087714926
No.100
(5pt)

きれいでした

価格は非常にリーズナブルです。
丁寧な包装で本自体に痛みもなくきれいでした。
ホテルローヤル Amazon書評・レビュー: ホテルローヤルより
4087714926
No.99
(5pt)

空間はここ、時間を旅して

基本的に、舞台は、ホテルローヤルですが、時代はあちこちへ旅をします。
その当時に、そこに関わった人々の悩みや苦しみ、ホテルに残した傷痕のような情念が錯綜して、次の時代の物語中に垣間見えていく、という実に巧みな展開に、ぐいっと引き込まれていきます。
想像以上でした。
ホテルローヤル Amazon書評・レビュー: ホテルローヤルより
4087714926
No.98
(5pt)

商品とお店の評価

お店は迅速丁寧でした。一気に読み通すことができました。桜木さんの作品をもう少し読んでみたくなりました。
ホテルローヤル Amazon書評・レビュー: ホテルローヤルより
4087714926
No.97
(4pt)

少しほんのり

図書館で300人待ちだったので思い切って購入。
絶賛されるようなものではないとは思いましたが、その丁寧な筆致は心にしみる感じです。
この世界観はまだ続編もかけると思いますので、エピソードを重ねて第二巻を書いてください。
ホテルローヤル Amazon書評・レビュー: ホテルローヤルより
4087714926
No.96
(4pt)

ストーリー展開がいい

バブル時代に作られたラブホテルを舞台に繰り広げられる人間物語が描かれています。
30年ほど遡りながら書かれていますが、それぞれの時代背景が表れています。
ちょっと寂しい物語ですが、心に深く染みてくるものがありました。
ホテルローヤル Amazon書評・レビュー: ホテルローヤルより
4087714926
No.95
(5pt)

秀作です

釧路の湿原を見渡す丘の上にあるラブホテル。
今は廃墟と化したこのホテルを中心モチーフとして
7つの短編が展開されます。
少々無理な設定ではと思わせる話もありますが、
最後まで読ませるところは上手いです。
文章は簡潔にして含みがあり、職人芸を思わせます。
何より「手垢の着いた常套句」が殆ど無いのが好感が持てます。
この作品なら芥川賞でも良かったと思われます。
娯楽作品ではありません。
ホテルローヤル Amazon書評・レビュー: ホテルローヤルより
4087714926
No.94
(5pt)

ラブホテル

期待感いっぱいで読みました、桜木さんの想像豊かな執筆には満足いっぱいです・
 今後も頑張って好い作品を重ねて下さい、
ホテルローヤル Amazon書評・レビュー: ホテルローヤルより
4087714926