魔羅節

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評判

魔羅節の評価:

3.54/5点 レビュー 13件。 B ランク

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平均点3.54pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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未読の方はご注意ください

全24件 21〜24 2/2ページ
No.4
(5pt)

稀有な怪談

一見、今から少し遡った時代の怪談のようではあるが、テーマは幼児虐待や集団暴行、多重人格障害などの、いわゆる社会問題。
そういった現代にも共通するテーマを、閉鎖された小さな社会の背徳性と複雑に絡みあって、とても精巧に、緻密に織り上げられた短編集。
世の中にホラーと名のつくものは数あれど、憑りつかれたような読後感をここまで味わわせてくれる一冊はないかも。
地方の方言や繊細な人物描写に仕掛けられた、リアリティと巧妙な語りに、心の底からぞっとします。
魔羅節 Amazon書評・レビュー: 魔羅節より
4104513016
No.3
(4pt)

人のサガの苦しみ

宙に浮いた、天を指す意味深な女の手が描かれた本の表紙と、この凄いタイトル。そして、ビックリするような表題を付けた短編小説の数々ーーーもう、それだけで、この本の値打ちが分かろうと云うもの。
 
 明治時代を舞台にした、岡山地方の、貧しい田舎の人々のギリギリの生活、そんななかに蠢く、性の懊悩と人間の悲しみを描いてあまりある秀作。兎に角、自分ではどうしようもない悲しいサガを背負った人間が、究極において、どんな生を生き抜くことが出来るのか、読者に、問いかけている。読んでいて、フッと、昔見た映画’楢山節考’の場面を思い出した。
 
 夢か現か幻か、幻想と現世とが渾然一体となった怪しい幻想の世界が胸に迫る。描いている世界は悲惨だが、決して、後味の悪い物語ではなく、何故か、深い余韻を残す。筆者の温かい眼差しが、見え隠れする、そんな小説である。
魔羅節 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 魔羅節 (新潮文庫)より
4101064210
No.2
(4pt)

人のサガの苦しみ

宙に浮いた、天を指す意味深な女の手が描かれた本の表紙と、この凄いタイトル。そして、ビックリするような表題を付けた短編小説の数々ーーーもう、それだけで、この本の値打ちが分かろうと云うもの。
 
 明治時代を舞台にした、岡山地方の、貧しい田舎の人々のギリギリの生活、そんななかに蠢く、性の懊悩と人間の悲しみを描いてあまりある秀作。兎に角、自分ではどうしようもない悲しいサガを背負った人間が、究極において、どんな生を生き抜くことが出来るのか、読者に、問いかけている。読んでいて、フッと、昔見た映画’楢山節考’の場面を思い出した。
 
 夢か現か幻か、幻想と現世とが渾然一体となった怪しい幻想の世界が胸に迫る。描いている世界は悲惨だが、決して、後味の悪い物語ではなく、何故か、深い余韻を残す。筆者の温かい眼差しが、見え隠れする、そんな小説である。
魔羅節 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 魔羅節 (新潮文庫)より
B0099FMX84
No.1
(4pt)

人のサガの苦しみ

宙に浮いた、天を指す意味深な女の手が描かれた本の表紙と、この凄いタイトル。そして、ビックリするような表題を付けた短編小説の数々ーーーもう、それだけで、この本の値打ちが分かろうと云うもの。
 
 明治時代を舞台にした、岡山地方の、貧しい田舎の人々のギリギリの生活、そんななかに蠢く、性の懊悩と人間の悲しみを描いてあまりある秀作。兎に角、自分ではどうしようもない悲しいサガを背負った人間が、究極において、どんな生を生き抜くことが出来るのか、読者に、問いかけている。読んでいて、フッと、昔見た映画’楢山節考’の場面を思い出した。
 
 夢か現か幻か、幻想と現世とが渾然一体となった怪しい幻想の世界が胸に迫る。描いている世界は悲惨だが、決して、後味の悪い物語ではなく、何故か、深い余韻を残す。筆者の温かい眼差しが、見え隠れする、そんな小説である。
魔羅節 Amazon書評・レビュー: 魔羅節より
4104513016