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(短編集)

博物館のファントム 箕作博士の事件簿



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博物館のファントム 箕作博士の事件簿の評価: 4.33/5点 レビュー 9件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(5pt)

博物学

起きる事件に、博物学(古生物、鉱物、植物分類学等)が関係しています。いろんな分野の知識、面白い所があって勉強になります。
博物館のファントム 箕作博士の事件簿 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:博物館のファントム 箕作博士の事件簿 (集英社文庫)より
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No.7:
(5pt)

知識を得る上に、ほっとした気持ちに

私は、理系の大学に入れる程の頭を持っていませんでしたが、天文学等の博物学は好きです。
「愛なき世界(下)」(三浦しをん著)の解説を読んで「この解説を書いた人の本を読んでみたい」と思い、「月まで三キロ」を読み、もっと読みたいと思いました。
この作者のお話は、読んでいる時はどうなるのだろうと、その世界に入り込み、今まで知らなかった知識を得ることができます。
この「ファントム」でいえば、光にさらされると色が変わる鉱物があることを知らなかったし、木の穴に頭を打ち付けて交信する虫がいることも知らなかったし、ネアンデルタール人はよく知っていてもデニソワ人は知りませんでした。
大抵の人にあまり興味を持たれないことに、のめり込んでいる人に、やさしい肯定的な視線を向けていて、ほっとして暖かい気持ちになります。
博物館のファントム 箕作博士の事件簿 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:博物館のファントム 箕作博士の事件簿 (集英社文庫)より
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No.6:
(4pt)

博物館でのミステリー

博物館に勤務し始めた女性新人分類学者、池之端環。博物館の中でも博識中の博識と名高いが、ちょっと態度が問題のファントムこと蓑作と出会い、様々な事件を解決に導いていく。

変人と若い新人女性の組み合わせは、古今東西を問わず、実にありきたり。
でも違和感もなく、楽しい読書となりました。
それぞれのストーリーは非常にオリジナリティにあふれ、とても新鮮。
せっかくの素材なので、できればもう少し長く、せめて中編で読みたい気もしました。

是非続編もお願いします。楽しみに待っています。
博物館のファントム 箕作博士の事件簿 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:博物館のファントム 箕作博士の事件簿 (集英社文庫)より
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No.5:
(4pt)

じわじわと面白くなる

文庫本のより単行本の表紙絵の方が本の内容の雰囲気を出していて断然いい。国立自然博物館の博物学者の箕作類とコンピューター技師の池之端環の二人が遭遇する事件を描く連作短編だ。最初は蘊蓄だけが頼りの話かなあと思ったが、だんだんと面白くなる。いろいろないわゆる博物学の知識も面白いし、事件とそれを上手く絡めている。二人のやり取りも面白いし、他の登場人物もなかなかいい。最後のデニソワ人と現生人類の関係についての箕作の語りもいいねえ、ちょっと感動した。「四万年前を境に、現生人類の文化は爆発的に飛躍した。文化が飛躍する最大の原動力は、異文化との接触だ。異文化からの感染だ。その相手がネアンデルタール人やデニソワ人でなかったとは、誰にも言えないだろう」
博物館のファントム 箕作博士のミステリ標本室Amazon書評・レビュー:博物館のファントム 箕作博士のミステリ標本室より
4087715450
No.4:
(4pt)

テレビドラマに?

理系が苦手ですが、面白く読みました。テレビドラマになりそうですね。
博物館のファントム 箕作博士の事件簿 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:博物館のファントム 箕作博士の事件簿 (集英社文庫)より
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No.3:
(5pt)

博物館ミステリ

博物館で起こる様々な事件をファントムこと変人学者と新人研究者が解決する話。
事件を解決していく中でお互いに信頼関係が築かれていきます。
二人の関係はどうなるのか気になります。
普段博物館に足を運ぶことはあまりないですが、読後行きたくてうずうずしました。
フィクションですが科学的な記述が本当にありそうでワクワクしまいた。
続編が出れば読んでみたい作品です。
博物館のファントム 箕作博士の事件簿 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:博物館のファントム 箕作博士の事件簿 (集英社文庫)より
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No.2:
(5pt)

博物館の収蔵品をめぐるお仕事ミステリー

博物館の収蔵品をめぐるお仕事ミステリーであります。
主人公は博物館に住み着いた変人研究者なのですが、研究バカなだけで、意外に常識をわきまえた言動の良識人。
収録作はそれぞれ短め、軽いタッチで楽しめます。解決をそれぞれ専門知識が必要となるものの、ウンチク自体はそう難しいものではないので、科学音痴でも問題なし。
ただ「博物館勤務はどんなお仕事?」という根本的なところはちょっとうやむやな感じも。
博物館のファントム 箕作博士のミステリ標本室Amazon書評・レビュー:博物館のファントム 箕作博士のミステリ標本室より
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No.1:
(4pt)

味のある造本… 装丁&挿画が光る1冊。

自然史博物館に棲んでいるファントム、片付けられない男:箕作類と、片付け魔なバーコードレディー:池之端環。
偏屈な(でも実は結構イケメン?)博士と勝ち気女子・・という、テレビドラマっぽいコンビのライトミステリー。
個人的に「本格推理には、絶対男コンビ!」派なため、その点で躊躇した1冊。
(だって 探偵助手が若い女だと、終盤は必ずラブモード添加されてゆくんだもん)

収録作は、
  1「呪いのルビーと鉱物少年」
  2「ベラドンナの沈黙」
  3「送りオオカミと剥製師」
  4「マラケシュから来た化石売り」
  5「死神に愛された甲虫」
  6「異人類たちの子守唄」

自分的に一番面白かったのが、「1」。事件の経緯とカラクリは早々に察しつくものの、オチが学術的かつ明解でナイス。
しかし、「2」のオチが頂けない。
「3」「4」「5」は、ヴィジュアルイメージが広がり、オチも及第点。
「6」は好みの問題??

特筆すべきは、造本!
ソフトカバー装丁の、砂壁みたいな風合いの遊び紙から、革装本の表紙を思わせる中扉、
目次頁と各話の扉の緻密なカットと味のある刷りが、ナイス☆。
(その味わいで、☆4つつけました)
博物館のファントム 箕作博士のミステリ標本室Amazon書評・レビュー:博物館のファントム 箕作博士のミステリ標本室より
4087715450

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