■スポンサードリンク
(短編集)
涼宮ハルヒの暴走
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
涼宮ハルヒの暴走の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 21~34 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「エンドレスエイト」は、一度は誰でも空想するような展開が面白く、この巻の中では一番よかった。最後の解決策もしっかり伏線が張られており、構成も見事だと思った。イベント事が多いのもよかったし、昆虫採集のくだりでは声を出して笑ってしまった。 「射手座の日」はなんとなく展開が読める話だった。作者はゲームを全然やらない人らしいのだが、作内に登場するゲームは非常にわかりやすく、また似たようなゲームをやったことがあるので入り込みやすかった。 「雪山症候群」は数学の雑学的な話が面白い。ただ最後のハルヒの納得の仕方にはちょっと疑問が残る。また、敵勢力がからんだ話として、今後のつながりに期待が持てる話であった。 今回は中編3つとも楽しめた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
角川スニーカー文庫刊・谷川流著・いとうのいぢイラストの 「涼宮ハルヒ」シリーズ第5巻にあたる『涼宮ハルヒの暴走』です。 短編2本と書き下ろし1本の構成ながら、 あいかわらずのSFモード全開で事態が様々に錯綜する読み応えに溢れています。 短編1.『エンドレスエイト』 第3作「退屈」の短編・孤島症候群に続く、8月の夏休み後半が舞台。 様々なイベントを満喫しつつ、彼らも気づかない内に繰り返される無限の2週間。 晴れて明日を迎えるために必要な、彼女のやり残したこととは? 「消失」に続けとばかりにSF要素の深みが冴えます。彼女の意外な一面もちらり。 短編2.「射手座の日」 第2作「溜息」に続く、11月下旬のお話です。 処女作「憂鬱」にてハルヒによる強制セクハラ敢行に屈した コンピ研部長がSOS団相手に艦隊シミュレーションゲームで逆襲します。 沈黙の魔術師・長門有希がハイパーコンピュータと化し、 無表情のままややムキになった彼女の問答無用制裁には爆笑必至。 ゲームの戦い方にSOS団メンバーの性格がよく反映されており興味深いです。 書き下ろし「雪山症候群」 舞台は12月末の大晦日直前、衝撃の第4作「消失」の後日談。 皆で楽しく過ごした12月24日の鍋パーティーの席で 鶴屋さんに招かれた雪山別荘地での不可思議な事件を描いています。 数学の知識を用いた謎掛けや珍しくハルヒ自身も体験する謎めいた様相、 様々な憶測の中、真実は雪の中に塗れたまま物語は終焉します。 これまでとは切り口を変え、短編「ミステリックサイン」を彷彿させる 読者に回答を委ねたようなミステリアスSFです。 次巻への壮大なネタ振りなのか、偶発なのか。ゲレンデには笑顔の鶴屋さんがいるだけで・・・。 また、かつてはただの寄せ集めだったSOS団メンバーの成長と一体感を感じられる描写にもにんまり。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
三篇からなる短篇集です。 一話目、キョンが度々感じる既視感の正体は、『なんかやり残したことがあるかも』『夏休みを終わらせたくない』そんなハルヒの願望のせいだった。 それは無意識に実行され、八月十七日から三十一日までの二週間が延々繰り返されたらしい。 その回数、長門によると一万五千四百九十八回。 またしても「なんとかして下さい」と頼まれるキョン。 どうしろと? 作中髪を結うシーンがあるんですが、カラーイラストもモノクロイラストも、結われていません(-"-;)がっくし 余すところなく、夏休みを満喫するSOS団がうらやましい! 二話目、文化祭が終了した後、復讐に燃える隣人が訪ねてきた。 ハルヒに以前、最新のPCを強奪されたコンピュータ研がリベンジを申し込んできたのだ。 快諾したハルヒだが、一番燃えているのは、長門だった! これはテレビアニメにもなっていますが、熱くなる長門さんが可愛いですv 三話目、雪山で行われる密室殺人の劇。 こちらがメインのはずなのだが、途中拉致されたかのように、なぞの洋館に迷いこむSOS団。 見えない罠と戦った長門は発熱で倒れてしまう。 長門不在で、この問題は解けるのか!? 雪山で遭難する、というイベント付きw どんな状況でも、『どうにかなる』と、適応しちゃうハルヒに脱帽。 盛り沢山でパワフルで、読んでて楽しかったですv | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今回は雪山症候群の謎解きが面白い。孤島症候群は読んでも読者で想像が出来ないような少し自己満足系に終わってましたが、これは読者にもしっかり頭を使わせる謎解きでよかったです。まさかオイラーの多面体定理が出てくるとは… 射手座の日は、アニメですごいリアリティ溢れる演出で、小説ではどうかな、といった所ですが、さすがでした。しっかりと臨場感が伝わってきます。 そしてエンドレスエイト、は桁違いの時間の壮大さ。誰でも一度は考えそうなことを見事にやってのけました。夏休みの無限ループとは。 そして、何より、いとうのいぢさんの絵がレベルアップしたような印象です。すごい見やすいイラストになっています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私のお気に入りの長門ちゃんがまたまた大活躍です。アニメでもありましたが、コンピ研とゲーム対決『射手座の日』を含む短編集です。彼女が頑張っているのはさすがっ!って感じですが、短編集のせいか、小粒の話が多く、それでいて、長門ちゃんの出番が多く、解決は頼りきりです。苦労してるような顔をしつつ、楽しんでるくせに、キョンが長門ちゃんに負荷をかけまくっているのが悪いっ!という気にだんだんなっていきますね。全体的にまぁまぁ、ではないでしょうか?そして『雪山症候群』の黒幕ってだれ?? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「涼宮ハルヒ」の名を冠して発表されているライトノベルシリーズの第5弾。 このシリーズの大きな特徴として、時系列を全く追わず、張れるだけの伏線を先に張っておき、後でそれを回収すると言う創作手法が取られている点が挙げられます。 この巻までで時系列的に一番先に進んでいるのは、第4弾で語られたハルヒ・キョン、高校一年のクリスマス前夜(厳密には若干違いますが)のエピソードですが、今巻には、その直後のエピソード、及び時系列的には遡り、一年生夏休み後半、文化祭終了後の秋と言う、季節感を前面に出した3タイトルの短編が収録されています。 「エンドレスエイト」は、前巻「涼宮ハルヒの消失」と良く似たプロットによる、キョンがストーリーの主体となって語られるストーリー。設定としてはありがちで、収拾の方法もやや説得力に欠ける印象ですが、ハルヒの存在と世界の関係を久々にマクロ的観点から描いた作品でもあり、「涼宮ハルヒ」らしい作品と言えると思います。 「射手座の日」はSOS団の学内活動が描かれるストーリー。といっても遊んでいるだけですけどね。ただ、まさしくそれこそがSOS団の存在意義であるわけですが。ハルヒの、周囲を勝手に巻き込んで己の傘下に強引に従えてしまう「台風の目」的パワーを描いたエピソードです。尚、この2編とも、ハルヒの暴走っぷりと同時に、有希の描写にも注目したいところ。前巻『消失』へダイレクトにつながる伏線を後出しで示している訳ですが、このように発表順を逆転させた関連付けが多用されているのが『涼宮ハルヒ』的構成の特徴と言えますね。 「雪山症候群」は涼宮シリーズで多く採られている「トンデモSF」テイスト主体のパニックモノ。正直パズル解きの要素はとってつけた様な唐突感があり、イマイチ馴染んでないと感じられましたが、ハルヒの違った側面が見られるのは良いですね。また鶴屋さんの只者じゃなさっぷりも印象的でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今回三つの話で、一巻分が構成されてますが、一押しは「射手座の日」です。 ハルヒシリーズの中では唯一ゲームがネタの話であり、しかもコンピ研 のリベンジであり、長門は、あいかわらず大活躍ですけど。 まぁ、卓上銀河英雄伝説みたいな話しですよ。シリーズタイトルを「がんばれ長門さん」にしてもよいのではとか思いますね。 しかし、長門はいつ、コンピューターのプログラムの勉強をしたんだろうとか思いますね。 ゲームをマウスではなく、キーボードでやる姿がよいです。どうしてキーボードを使用するかは、本作を読んで確認してください。 短編では、「射手座の日」が一番好きです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
鶴屋たん、激萌ぇぇぇ! と、頭爽やかな叫びは置いといて本の評価。 本書は3話構成です。 以下が、その3話。 ・エンドレスエイト 盆踊りに、花火大会に昆虫採取。ハルヒご満悦の夏休みイベントがSOS団を 巻きこみ次々に行われ、キョン一同もそれを満喫しているつもりだった。 そのSOS団にいて、ただ一人いつもは表情を顔に出すことのない少女のため息を 誰も気にとめる者も居なかった・・・ ・射手座の日(私の脚本的説明) 宇宙歴XX年、SOS帝国軍とコンピ研連合軍は後生で言われる、 「コンピ会戦」に臨んでいた。 帝国軍を率いるのはライン・ハルヒ上級大将。 麾下には歴戦の、 キョン=アイス艦隊 イツキ=シュタイン艦隊 ユキ=ウェンリー艦隊 ミクル=ローゼ艦隊 しかし戦況は芳しくなかった。 神出鬼没の連合軍!ミラクルを封じられたユキ艦隊!旗艦をど真ん中に進めよ うとするハルヒ!役にたったないミクル! 常勝の天才と呼ばれたハルヒが初の敗北を味あうのか? 壮大な宇宙を舞台にしたスペースオペラがいま始まる! SOS団の歴史にまた、1ページ! ・雪山症候群 大吹雪によって陸の孤島と化す別荘!その中で起こる不可解な密室連続殺人事件!迷 探偵ハルヒにより全ての謎は明らかに!・・・なるハズだったのが話が全然 違う方向に!倒れる長門!SOS団、絶体絶命のピンチ! 総評:各話見所があり面白いのですが、少々マンネリ気味。 蛇足ですが、この巻では鶴屋たんの大物っぷりが最高でふ。 彼女なら例え朝起きたらエイリアンの艦隊が空を覆っていたとしても、 「わぉ、すっげー!うっし、ドンドン来やがりなさいっ!あははっ!」 とか豪快に笑いつつ、すぐに防衛軍を設立し、即エイリアン共を撃退しそう(^^; | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「雪山症候群」がとくに面白いと感じました。3巻の「孤島症候群」よりは良いと思います(これからの展開にも期待が……)。 「エンドレスナイト」ストーリーはありがちですが、その内容は物凄い事で、クラクラきました。 「射手座の日」コンピュータ研との対決が良いです。SOS団以外の登場人物をたまに入れると、物語が活性化されると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シリーズ第5作で今回は中短編集。 面白かった。『憂鬱』や『消失』のような、あっと驚くアイディアやギミックはないけど、安定した面白さです。 ラブコメとして見た場合、キョン×長門がメインになりつつあるし、たしかに長門さんは素敵だけど、でもやっぱりわたしはキョン×ハルヒに萌えます(笑)。 キョンのハルヒに対する微妙な視線や、ハルヒの唐突なアプローチがなんかぐっと来るんですよ。「エネルギー注入」には悶え死ぬかと思いました(笑)。 今後のストーリーに大きく関わってきそうな伏線らしきネタも出てきたし、次は長編でしょうか。楽しみです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今回は長門がメイン?っぽい話のようでした。 最近少し思うのですが、 ハルヒはエヴァンゲリオンにでてくるアスカ、 長門は同じくエヴァンゲリオンにでてくるレイを思わず連想してしまうのは 私だけでしょうか? まあ、結構違う気もしますけど、近い部分が多々感じられるので。すごい勢いで発刊されているので、この波にのって、 ガンガン発刊して欲しいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シリーズ既刊でもSF的なガジェット(タイムパラドックスや多元世界 モチーフなど)を持ち込んではいたが、どうにもこれまでは生煮え感が 強かった。しかし、この巻でP・K・ディックやグレッグ・イーガン的な 空気が出始め、SF要素が一気に熟成してきた予兆あり。 それを抜きに、ライトノベルとしても良く出来てますけどね。イーガンレベルまで駆け上ってくれることを期待して★4つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『消失』で話題になった表紙、今回は鶴屋さんとキョン妹みたいです。 雑誌連載の短編2編と書き下ろしの中編1編の収録。前巻に比べると、 風呂敷広げてる余裕が狭いのか、ぶわーっと広げて最後にどっかんと ひっくり返すあのパワーは弱い。 どんどん話が有希萌え方面に傾いてるのが嬉しいかも。 相変わらずの刊行ペースだけれど、今が旬なのだからこのペースで どんどん出して欲しいと思う。その反面、そろそろもっと一つ一つの ネタをじっくり仕込んでもらいたいという気持ちも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今回は微妙な長さのお話が3つ。どれも読み応えアリでした。 普通、ストーリーが進むに従って時間も進むのですが、ちとややこしくなっています。無限ループに陥ったり、普通に進んだり、脱線(?)したり。 今回も楽しい比喩がいっぱいで、いきおいよく読めました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!