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リセット
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リセットの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 41~44 3/3ページ
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作者はおいらと同じ歳の1959年生まれ。 主人公の女子3人、知子、薫、晴美 彼女達も47歳。 日常の生活に不満を抱える元同級生、ひょうんな事から30年前の自分にタイムスリップ。そして47歳までの記憶を残しながら、高校生からまた人生をスタートして十数年。またタイムスリップのチャンスが来る。 そこで彼女達が選んだ選択は元の47歳へのリセット。 しかし、何かが違う、そして夢を描いて生きて行く。 人生の一回性の中で、誰もが若かりし頃にタイムトラベルしたいと思うだろう。そんな夢を心の中に描いていることが、実は穏やかな人生を過ごすための処方箋なのかもしれない。 中年以降の男性も読まれるとよろしいかと。 かなり的確で、ある種辛辣な男性観察による社会におけるダメオヤジがこれでもかと言うほど出てきます。(笑) あなたは人生をある時期に戻ってやり直したいですか? それともやり直したくはないですか? | ||||
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過去の自分に戻るタイムマシンもどきの小説は多いけど、 この本はそこを47歳の女が30年前に戻るという、 女の人生やり直しに視点を置いているので目新しく大変面白かった。 結婚、仕事、出産、介護と、女の人生には避けて通れない問題を、 異なるタイプの女3人が違う人生を生きることから見えてくるもの。 30年前に戻っても、47歳の記憶を持ったまま戻り方が分からず33歳までその人生を生きる。 その47歳の記憶がミソで、高校3年生の当時には見えなかった母親の姿が、 47年間女の人生を経験したからこそ見える姿。 晴美、薫、知子3人の個性が異なるだけに、 人生の選択にも個性が出て、女の人生に幅が出ている。 この本を読むと、なんだか体に元気が充電されていく。 人生に遅すぎるとか、女だから、とか理由じゃないかもと思わせるからかもしれない。 | ||||
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ケン・グリムウッド著の名作「リプレイ」以降、夥しい数の、人生をリセットする物語が書かれた。 私の知る範囲でも、50作品程度は揚げられるので、その実数は、非常に多い。 そんな中で、本作品には一味も二味も異なる味わいがある。 本作品では、三人の中年女性が、三十年前にタイムスリップする。 そこで三人が目の当たりにするのは、当時の眼では見る事の出来なかった現実だ。 ここでは、思ってはいても、口に出しては言えない様な事が、ズバズバと書かれている。 これらは、齢を重ねて、多くの経験を積んでから、ようやく掴み取る事が出来る様な内容だ。 大人は、それらを、決して口に出しては言わない。 それらは、人生の重要な指針であり、かつ、真理でもあるのに、だ。 これから社会人になって、または、自らの輝かしい人生をアレンジしようとしている方には、正にバイブルの様な作品だ。 本作品は、多くの小説作品を読んでいる方には、小説技巧的な面で、少したどたどしく感じるかも知れない。 それでも、充実した内容、つまり本作品のエッセンスの前には、その様な事は霞んでしまう。 人生とは? 幸福とは? | ||||
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この本はおもしろかった。高校生にかえる?そんなことできるわけないんだし、、、そう思っていた。でもこの本は、時間をもとに戻してもう一度生き直すことを描いただけの作品ではなかった。あのころみていたものを今思い出してごらん、それって本当の姿だった?今ならみえるかも。さあこれからどうする? これは今を新鮮にみせてくれる本だった。 | ||||
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