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リセット



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【この小説が収録されている参考書籍】
リセット (双葉文庫)

リセットの評価: 4.29/5点 レビュー 52件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.29pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全44件 21~40 2/3ページ
No.24:
(4pt)

リセット

ぼんやりした不安と不満を抱え、それでも平凡に暮らしていた三人の女性が、突然、高校時代にタイムスリップさせられてしまう。”未来の想い出”がリプレイされる毎日は、彼女たちの意識を少しずつ変えていく。そしていま、再び新しい人生へ! 人生は変えられるかもしれない……。
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No.23:
(5pt)

とても面白かった。

柿谷さんのファンです。
となりの芝生は、青く見えます。
なんとか私もとか私だっての意識に囚われていると、
本質が見えなくなってしまいます。結局は、自分がどうしたいにか、どうありたいのかを、自分で模索していくしかないのだと思います。
私だったら、リセットの時期をどこに持って行くのかなあと思いました。いろいろあるけど、やっぱりいまかな。
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No.22:
(5pt)

全部入りの凄い作品。。。

”七十歳死亡法案、可決”で垣谷美雨を初めて知りました。とにかく描写が適切で凄いなぁ。。。と感動した覚えがあるのですが、デビュー2作目の当該作品はもっと凄まじいです。男尊女卑、夫婦間、タイムスリップ、人生論、2ndライフ等々、あらゆる社会問題(含SF)が全部入りな上に、すべて刈り取る形で丁寧に作品の中で解決しています。当面は垣谷美雨作品をウォッチしたいなと思います。(自身は男性ながらも)読むことで心が痛くなりますが、間違いなくお勧め出来る作品。
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No.21:
(4pt)

主人公たちを今時の女性の典型としてよいものかどうか

周囲の人間を人格否定する程まで貶す描写が散見される中で主人公三人のうち二人は自分自身については方法がまずかったこうすればよかったと後悔するに留まり自身の信念や人格の根本から疑い自己嫌悪に苛まされる事も無い部分が最後まで鼻につきました。
社会が悪いってテーマのようですから、実際他者の悪い面が誇張されて描写されるのでお話の都合上しかたない事なのかもしれませんが。
終盤で主人公の一人がニートの息子を唐突に突き放す言い分には呆れました。今更エラそうに教育論ですかと。なんでもう成人した子の世話をする義務は無いからこれから自分の人生を楽しみたいからって言えなかったのでしょうか。
様々な事に関して「どっちでもいい」と言う夫の態度に激しく憤っているのにもあんたはいちいち自分の思うように同意してくれないとダメなんですかと。
いろいろ思う事はありますがそもそも小説の登場人物が品行方正であったり、ましてや聖人君子である必要は無いと思っていますので単純に楽しめました。
主人公たちはある種の典型であって実際このような女性が少なくないのかもしれませんので、一人の著者の創作した架空人物ではありますが、人間観察本として再度読んで参考にでもしようかなと思っています。
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No.20:
(5pt)

脈々と続く日本の悪しき思考を真っ向からぶった斬る❗

重くなりがちな「男尊女卑」をテーマに、48才の3人の女性が高校生にタイムスリップして人生をやり直すというお伽噺かと思いきや、とんでもなくリアルで現代社会の闇と問題点をバッサリ切り込む様は痛快‼️軽やかで親しみのある関西弁とユーモアのある文章が、シビアなテーマを面白く身近に感じさせて一気に読みました。アラフィフ女性には非常に身につまされる、しかし男性にこそ是非読んで欲しい一冊。
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No.19:
(5pt)

垣谷さんにハマってます

私はファンタジーの類は苦手です。
タイムスリップする設定なんて、ド〇〇もんで喜ぶ子供じゃあるまいし、そんな実際起こり得ない話を読むなんて、今までの私なら、ありませんでした。でも皆さんのレビューを読んで、どんな展開なのか知りたくなり手にとってみました。

あり得ない設定だけど、初めからグイグイ引き込まれてしまい、一気に読んでしまいました。垣谷さんの作品の登場人物は、いつもどこかしら自分と重なる部分があるので、とても物語の中に入り込みやすいです。 そして垣谷さんの作品を読み終えた後、いつもなぜか元気をもらえます。爽快感があります。この作品もそうでした。

現状を嘆くばかりでは何も変わらない。ちょっと視点をずらしてみれば、辛い状況を変える方法が見つかるかもしれない。丸く収めるために耐えて悶々としているくらいなら、勇気を持って自分からアクションを起こしてみようかな。そんな気持ちにさせてもらいました。
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No.18:
(5pt)

面白い。

作家の垣谷さんと同世代なので、そう、そう、と頷きながら読んでます。
言葉が爽快で、頭の中が、リフレッシュされます。
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No.17:
(4pt)

主題は、女性の生き辛さ。かな。

それぞれに、生きづらい思いを抱えた40代後半の女性3人が主人公。ひょんな出来事から、高校時代に戻って生き直す、人生リプレイもの。
でも、主題は、女性の生き辛さ。かな。
主人公達、1980年代前半:高校~2007年頃をリプレイします。これが、所謂「昭和な時代」なのですよね。あの頃の日本、女性の人生選択の自由度が増えた、とはいえ、逆にロールモデルの無い時代。結局、どんな選択をしても、大変なんだよねーって話。
読後スッキリ、という事は無いけれど、まぁまぁ悪くはない感じでした。
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No.16:
(5pt)

男女同権って実現するの?

この本は、男女の違い、既婚・未婚の違い、年齢、学歴、性格など様々な要因から捉え方が多種多様で、正解などないと思いました。男らしく、女らしくという言葉が背景にあると感じました。読み応えがありました。
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No.15:
(5pt)

人生にやり直しは無い

色々と問題は有るかもしれませんが、人生にはやり直しが無いと思っているから、頑張れるのだと思っています。
常に全力で生きて行こうと思っています。
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No.14:
(4pt)

人生を今一度見つめ直す事が出きる素晴らしい作品でした!

人生に様々な不安と不満を抱え、平凡に暮らしていた40代の三人の女性が突然、高校時代にタイムスリップさせられてしまう。
2度とあんな人生は歩みたくない!と願う彼女たちは違う未来を歩むべく奔走するが……。

以上、そんな内容のSF作品ですが、まずは彼女たちの人生がシビアでエグい問題に囲まれていて、つくづく大変だなと思いました……。
特に結婚生活がエグく、こんなパートナーや義両親との結婚なんて、僕は男性だけど心底嫌だし最低だなと感じます。

でも作中で描かれた状況は特別な事ではなく、現実でもこのような状況を我慢して家庭を維持なされている女性もたくさんいる事に、男尊女卑や子産め崇拝の恐ろしさを痛感した次第です。

ちなみに『人生を、もう一度やり直したい』と願う事は誰にもあるでしょうし、
僕も17年前に地獄を経験した際、何十回と切望していた時期がありました。

ただ、全てを幸せに変える事が出来た今、思うのは、
記憶を持ったまま過去をやり直せたとしても、未来を知るが故に出来なくなる事や生まれない熱意もあり、
どのタイミングでどういう行動を取れば未来を完全に変えられるのかも分からないので、リスクも大きいなと感じます。

また、僕の場合は地獄を味わう前も経験した後も、様々な幸運や奇跡が人生をより良くしてくれましたが、やり直した場合にそういう幸運や奇跡に出会わなくなる可能性もあるので、やり直した場合に『やり直したいと思った原因に関しての幸せへと至れる可能性は少ないのではないか?』とも感じていますし、
結局、人生というのは環境ではなく、自分自身をより良く変えていかない限り、現状以上の幸せは掴めません。

読みながらそう感じていたら、1番良い形でそういうラストへと昇華されていったので、これは素晴らしいなと思いました!

ただ一つ、人生での地獄の中には環境が変わらない限り、終わらない地獄もあります。
そういう地獄の渦中にいる方々には、是非タイムスリップに巡り会って欲しいなとは思います。

ともあれ、人生を今一度見つめ直す事が出きる素晴らしい作品でした!
SF要素が苦手な方にもオススメです(*^-゜)⌒☆
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No.13:
(5pt)

面白かったです!

ケン・グリムウッドの『リプレイ』を思い出しながら、最後までワクワクしながら読ませて頂いた。どうなるの?!3人はどうするの?!どういう道を選ぶの?!・・・そうか~!そうなんだ~!と、一人でワクワク(笑)。選べる道は残り1回、というのも小説として面白いし切ない。
作者は私より歳上だが、同じ女性として「そうそう!そうなの!」と同感する部分が多かった。垣谷さん、言って下さってありがとうございます(笑)。
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No.12:
(4pt)

女の生きづらさ、本音満載

3人の主人公がいい。
時代が変わって教育が変わった。でも社会は変わらない。
その矛盾の中でもがく姿に共感した。
女の書いた本だなぁ。
男には書けない。
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No.11:
(5pt)

人生やり直し

3人の中年女性が高校生に戻って、理想の人生を目指して、やり直すというストーリー。
それぞれが思う理想の人生を生きていく様と、3人の深まっていく友情が本当に面白い。
タイムスリップという設定自体は、非現実的ではあるものの、ミステリーや非現実的要素はなく、リアリティを感じさせてくれるストーリー進行で、ぐいぐい引き込まれた。ネタバレになるので、詳細は避けるが、最後の3人の決断にも考えさせられる。
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No.10:
(4pt)

タイムスリップしたらどうなうか、ということを描いた作品

「あのころに戻ってもう一度やり直したい」

 誰しもが一度は考えたことがあることだと思うが、夢のないことをいうようだが、たぶんそれはできない。
 この小説は、もしそれが実現したらどういうことになるか、ということを描いた作品だと思う。
 そして作者が描いたその空想は、恐らくほぼ100%に近い数値で当たっているといってもいい。

 読んでいる時、読み終わったときに感じたことは、「タイムスリップして人生をやり直すことなんて、できない。なら今の状態で、自分の人生をより良くしていくことを考えなくてはいけない」ということ。
 特に、2度目のタイムスリップをした、知子・薫・晴美のその後を見たときにそれを感じた。

 「あー、あのころに戻れたらな」と考えたことがある人は、是非読んでほしい。
 そして明日からの人生に活力を与えてほしい。
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No.9:
(5pt)

都合のいいリセットでは終わらず

面白かったです。

タイムスリップものはあまり好きではないんですが、
この「リセット」は面白かったです。
二回だけリセット(タイムスリップ)できると読んだとき、ご都合主義!?と思いました。
が!!
本来の人生軸に戻るのだという流れに、多少驚きました。
リセットした十五年は、無駄ではなく、本来の人生をリセットするための足がかりだったんですね。
変えるための第一歩に費やされた十五年。
自分だったら選ぶか、選ばざるか。
考えどころです。
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No.8:
(4pt)

女性の生き方を考えさせられる展開の速いタイムスリップ小説

3人のタイプの異なる47歳の女性が、同時に高校3年生の4月にタイムスリップする。それぞれの人生をやり直す中で、3人はときどき再会し、互いの生活を確認し合い、ときには心の中で非難し合い、ときには助け合う。スケールとしては、浅田次郎「地下鉄に乗って」や宮部みゆき「蒲生邸事件」の比ではないが、逆に「女性の生き方」にテーマを絞っている点、女性読者なら自己の生き方に引き寄せて読んでしまうだろう。
 人生経験47歳の精神年齢のまま外見は若返り、30年前の母校に戻った3人の女子高生のとる行動がおもしろい。特に、彼女たちの現実の年齢よりも若い母親との再会の場面は、それぞれ感動的である。
 その後、一気に15年後に話が跳んでしまう展開の速さは、やや物足りなさを感じる。
 33歳。それぞれが選び直した2度目の人生にもほころびが・・・。
 3人が最終的に選んだ「リセット」という結論が、読者が現実の明日からの人生を生きる勇気を与えてくれる。
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No.7:
(4pt)

通算62年

今の人生をリセットできたなら……と、ある程度の年齢を重ねた人なら
一度ならず考えたことがあるのではないか。
そういう意味では非常に興味をくすぐるタイトルであり、テーマだ。
この三人の主人公のように、47歳の人生経験と記憶を抱えたまま、本当に
タイムスリップできるのなら……。
冒頭、高校の元同級生たちの偶然の再会と、そろって30年前に戻るという
話の運びはやや強引な感を否めないが、戻った元の世界で彼女らが
「こう在りたい」未来を自らの手で掴もうと奮闘する姿が、読み手をぐいぐい
引っぱる。

心は47歳のままだ。今の自分より若い母を目の当たりにして、その立場や
心中を察したりするようすは、多少の苦さを伴って、母という人を鋭く
見抜いていてリアルだ。
それは、とりもなおさず自らが生きてしまった47年を逆に映し出すことでもあった。

2度目の人生で15年。通算62年を生きたときの決断は、三人ともが自分という
人間を十分に熟知した結果だ。
生き方を変え、選び取る道を変えてはみても、遺るのは他人にはなれない「自分」。
ならば、一度目の人生で抱えていた不平不満も境遇も、この自分の手で
もう一度動かしてみようじゃないかと思うに至るまでの話の面白いこと。
ずばりと本音で相手にぶつかっていく彼女たちに快哉。
ここにきて、当初ありきたりかと思われた三人の造形も、
俄然精彩を放って読み飽きなかった。
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No.6:
(5pt)

面白い!

読み追えた後に暖かい思いになります。改行ばかりで無理やりページ数を稼いだ小説とは違う。手抜きなし!読みごたえ十分です☆
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No.5:
(5pt)

むやむやもリセット・・・

日ごろ割り切ってしまおうとしても割り切れない世の中、両親への理不尽さ…。読み終わった後、いつも心の奥のほうで燻っている感情を、ずばり代弁して言ってもらった気がして、すごく爽快でしたー。3人とも立場は違うけど、一番根底のところで抱えているものは一緒なんですよね…。巷のドラマの中によく登場する、ステレオタイプに分類された女の人を見るたび妙に違和感を覚えていたのですが、この物語はちょっとそれとはちがう正直さがありました…。リッセット先が高校3年生っていうのも私にはすごく絶妙でした。
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