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チョールフォント荘の恐怖



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チョールフォント荘の恐怖の評価: 4.00/5点 レビュー 8件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(5pt)

始まりから終わりまでバランスの良い小説だと思いました。

前半のチョールフォント荘の女主人ジュリアを巡るお話も面白かったし、後半のフレンチと新米刑事ロロとの事件捜査も面白かったです。
私はあまり頭脳明晰ではないので捜査の成り行きに翻弄されっぱなしでしたが、結末は納得の行くものでした。
チョールフォント荘の恐怖 (創元推理文庫 106-21)Amazon書評・レビュー:チョールフォント荘の恐怖 (創元推理文庫 106-21)より
4488106218
No.7:
(3pt)

物語の展開は凡庸

クロフツのフレンチ警部もの。
物語の展開は凡庸で、フレンチ警部の捜査の展開も特にワクワク感もなく、クライマックスで真犯人が明らかになる時点でも、さほど意外性があるわけではない。
作品としては並。
チョールフォント荘の恐怖 (創元推理文庫 106-21)Amazon書評・レビュー:チョールフォント荘の恐怖 (創元推理文庫 106-21)より
4488106218
No.6:
(5pt)

一緒にワクワク読み進めれる。

フレンチ警部と一緒に、新しい事実を踏まえ次々と推論を展開でき、スーパー探偵があっという間に結論にたどり着く推理小説とは明らかに違いがあり、このシリーズは楽しめます。
チョールフォント荘の恐怖 (創元推理文庫 106-21)Amazon書評・レビュー:チョールフォント荘の恐怖 (創元推理文庫 106-21)より
4488106218
No.5:
(3pt)

インパクトの少ない地味な作品

クロフツは有名な『樽』しか読んだことがありません。港に揚げられた樽の中から遺体が発見されるという、冒頭からインパクト絶大な『樽』と比較し、本作はつまらないという訳ではないものの、事件そのものにも容疑者らにも取り立てて特徴のない地味な作品という印象。

フレンチ警部が地道な捜査で犯人を突きとめる過程が眼目なのでしょうが、私にはいまひとつ犯人に迫っていく緊迫感に欠け・・・。
動機のある容疑者に尋問するも本人の証言をあっさり信用したり、アリバイもたった1人の他者の証言だけで認めたり、「犯行時間に行えないはず」ってだけで容疑者から外したり。だもんだから容疑者も絞れず、警察組織としていかがなものか?犯人判定用に使われていた凶器の件も、最後はうやむやのまま話から消えてしまったし。

容疑者全員のアリバイや動機に決定打がなく、「捜査が暗礁に乗り上げフレンチ警部たちに焦りが出た頃、第二の殺人が起こる」なんて位盛り上がりがあっても良かったのでは?(殺人事件は最初の1件のみ)。ただ、後半、新たな証拠品が見つかって以降はテンポも上がり、フレンチの面目躍如か、犯人をあぶりだしていく箇所だけは興味深かった。

しかし、被害者の妻ジュリアの視点で物語は進むので主役はジュリアかと思っていたら、途中からフレンチ警部とその部下ロロに変わりジュリアの恋愛(不倫)話は尻切れトンボに・・・。そもそもジュリアと殺された夫は契約結婚だったし、娘のためにと割り切って結婚したのに本当に愛する人ができて・・・と本書の殺人以外の主軸はそこにあると思っていただけに中途半端でがっかり。

全体に起伏に乏しくほったらかしで散漫な展開に感じられました。
犯人についても、犯行の動機がやや見えにくかったせいか(私がその点を読み飛ばしていた?)「ああ、そうなんだ」程度の読後。
但し、前述の通り、ハラハラ感やカタストロフィーに欠けるからと言って全くの駄作という訳ではないので、読んでみて損はないとは思いますが。
チョールフォント荘の恐怖 (創元推理文庫 106-21)Amazon書評・レビュー:チョールフォント荘の恐怖 (創元推理文庫 106-21)より
4488106218
No.4:
(4pt)

42年の後期作としては上出来の作

クロフツの42年のフレンチ警部もの長編。
全盛期30年代の作品と比べると40年代以降の晩年の作品はイマイチなものが多いが、本作はその中では全盛期のレベルを維持している。
館もの犯人当てで、いつになく容疑者達の人間ドラマを描いているのが異色だ。
クリスティーみたいなクロフツ作品である。
大掛かりなアリバイトリックなどはないが、館もののクローズドサークルものの王道をいっており、最後まで飽きさせない。
チョールフォント荘の恐怖 (創元推理文庫 106-21)Amazon書評・レビュー:チョールフォント荘の恐怖 (創元推理文庫 106-21)より
4488106218
No.3:
(4pt)

相変わらず

面白かったです。男女間の縺れからの殺人?と思わせておいて、実は・・・と言う展開。相変わらず、最後まで飽きさせず、面白く読ませてもらいました。
チョールフォント荘の恐怖 (1962年) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:チョールフォント荘の恐怖 (1962年) (創元推理文庫)より
B000JAJIVI
No.2:
(4pt)

重なった悲劇

火遊びゆえに、
その事件の裏側を
隠さないといけなくなるという
ある意味悲劇とも取れる作品です。

しかし、その壁は
フレンチ主席警部には
お見通しで結局は暴かれてしまいます。
残念なことですが。

さらに残念なことに
この結末は実は過去の作品に
似たようなパターンがあり
きっとその作品を前に読んでいると
「何か似ていません?」とおもってしまうことです。
気のせいではないのです。

ただ足の捜査はやはり
フレンチらしく
非常に面白かったです。
チョールフォント荘の恐怖 (創元推理文庫 106-21)Amazon書評・レビュー:チョールフォント荘の恐怖 (創元推理文庫 106-21)より
4488106218
No.1:
(4pt)

容疑者はゾロゾロ、動機もゴロゴロ

ダンスパーティーの夜、主催者でチョールフォント荘主人の法律事務所所長の弁護士が殺される。被害者の後妻とその娘、妻の愛人、事務所の共同経営者の甥、同居人と容疑者には事欠かない。動機は三角関係のもつれか、仕事の上での恨みか、はたまた遺産相続か?胸の奥に秘密を抱いた怪しい人物がゾロゾロ。殺人の動機となりそうなこともゴロゴロ。いかにも探偵小説って感じでいいですね、こういうの。これらの人物をフルイにかけ、動機を見つけ出し、事件の全貌を探り当てていくのは、スコットランドヤードの主席警部フレンチ。いつものことながら何度も壁にブチ当たり、容疑者全員にアリバイが成立するなど進展どころか後戻りしているように見える遅々として進まない捜査に、時には焦りをみせながらも粘り強く一つ一つ確認をとっていく姿勢に好感が持てます。また、今回はワケあって経験不足の若い刑事をパートナーに連れて歩くハメになるのですが、時には冗談を交え、時には叱咤激励しながら捜査方法を教えていく姿はほほえましく感じます。ヒラメキ型の探偵は登場せず、地道にコツコツと歩いて捜査するタイプの探偵によって事件の全体像が少しずつ少しずつ明らかにされていくというクロフツの作風を充分に満喫できる作品です。
チョールフォント荘の恐怖 (創元推理文庫 106-21)Amazon書評・レビュー:チョールフォント荘の恐怖 (創元推理文庫 106-21)より
4488106218

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