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外田警部、カシオペアに乗る



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【この小説が収録されている参考書籍】
外田警部、カシオペアに乗る

外田警部、カシオペアに乗るの評価: 3.00/5点 レビュー 7件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(5pt)

コロンボの熱烈なファンでしかも落語好き

この小説はコロンボの熱烈なファンで、しかも落語を聞き慣れていなければわからない「クスグリ」が点在しています。文体は非常に変わっており、嫌いな人も多いでしょう。私もそんなに好きではないけど、とにかくコロンボへのオマージュとしていい小説でした。また落語を「知っていることを前提とした」のクスグリは、「わからない子はおいていくよ、義務教育じゃないねんから」というテント(数年前に交通事故で死んだピン芸人。いい芸人でした)のノリで、僕は好きです。倒叙形式としてはなかなかの出来です。
外田警部、カシオペアに乗るAmazon書評・レビュー:外田警部、カシオペアに乗るより
4334929125
No.3:
(4pt)

コロンボ直系キャラによる倒叙もの連作集

メフィスト賞作家の古野氏による刑事コロンボ直系のキャラが活躍する倒叙もの短編集。
列車が全ての短編でモチーフになっているが、事件自体は列車と直結しているということではない。
刑事コロンボを文中で匂わしたりと確信犯的にコロンボの古野版を目指した作品。
決めてとなる落ちはややまだるっこしくてバシっと決まらない感もあるが、倒叙作品としてそこそこの出来である。
最後のエピソードは将棋の名人戦が舞台でネタが封じ手とこれは古畑の第一シーズンの汚れた王将を意識しているのであろう。
外田警部、カシオペアに乗るAmazon書評・レビュー:外田警部、カシオペアに乗るより
4334929125
No.2:
(4pt)

コロンボだけど、狸親父。気軽な入門書としても。

伊予弁ばりばりの愛媛県警警部、外田保丞(そとだやすすけ)の鉄道ミステリ。
・・・舞台は鉄道ですが、時刻表トリックばかりじゃありません。
スタイルは倒叙法。ですから最初に犯人は分かってしまいます。
私たちが解くべきは「犯人のミスは何か?」と言う問題です。
刑事コロンボとの共通点はそこにあります。

古野まほろの他作品とは作風が少し異なり、大人ばかりが登場します。
かといって警察小説というわけでもなく、エンタテインメント性は高めです。
冗談も多め。外田警部の行動に、「それ聞くんかい!!」と突っ込み入れつつ、わりと気軽に読めます。
でも、それが伏線になってたりするんで、侮れません。

食いしんぼで粘着質でちょっと意地悪。でも、犯人に対する「愛」もある。そんなおじさん警部の活躍が楽しめます。
(あ、表紙の容姿はちょっとイメージ違います。もうちょっと小汚い感じです)
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No.1:
(4pt)

ぞなぞなコロンボ外田警部

愛媛県警が誇る敏腕警部外田保丞の活躍を描く待ちに待った外田警部シリーズ第一弾。

ぱっとみはさえない警部、しかしてその実態は。コロンボに対するオマージュであるこの作品。逆トリックの妙技をご覧あれ。

僕の中での一番の傑作は「市内線に乗る」言葉には言い表せない程のできで、読了とともに落涙。外田警部の刑事としての矜持に感動です。
外田警部、カシオペアに乗るAmazon書評・レビュー:外田警部、カシオペアに乗るより
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