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疾風ロンド
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疾風ロンドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全38件 1~20 1/2ページ
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前評判通り二転三転する物語展開に目が離せない一方で、あっけない結末には物足りなさが残った。 | ||||
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雪山を舞台にしたスリラーであるこの作品、東野作品としては安定した楽しさを味わえる一方、既視感にも似た感覚も感じました。 まず面白かったのは筋の読めなさ。 大学研究所で無許可で開発してしまった細菌兵器を持ち出され、脅迫される研究所責任者。なんと細菌兵器は雪山に隠されます。ところが、事件の犯人、脅迫メールを送ると程なく死んでしまいます。これを上司から指示を受けた、研究所の冴えないおっさん栗林が、スノボ得意な息子秀人に事実を隠してつつ共に探しに出るという筋書きです。 まさか犯人が先ず死んでしまうなんて、斬新だなあと感じました。 それと、キャラが立っていて面白い。 本作の主役格は、この冴えない研究所のおっさん栗原に見えます。この栗原はだいぶ抜けているし、出世しきれない残念な雰囲気に愛嬌を感じさせます。ほかにも、彼が後に頼ることになる雪山パトロール隊の根津も同じく主役格です。雪山パトロールという職業が実際どういう苦労があるのか等は普通は知らないものですし、そういうキャラにフォーカスを当てているところに面白さを感じました。 他にも根津とスノボプレーヤーとのロマンスや、栗林の息子の秀人が地元スキーヤー育美へ抱く淡い恋心なども単なるスリラーにとどまらないを添えていると思います。 他方、どうも前に読んだような設定、と思うような既視感を感じてしまったことも事実。 まず雪山が舞台だったりスキーヤーにフォーカスが当たるといえば『カッコウの卵は誰のもの』とダブります。また、限られた時間内にテロを阻止するという構図は『天空の蜂』そのもの。 東野作品はたぶん10作程度しか読んでいないと思いますが、たまたまなのか似たような作品を書く作家さんなのかはよくわかりません。たまたまであることを願いますが。 ・・・ ただの読者ですので尊大な言い方になりかねず申し訳ないのですが、普通に面白かったです。ただ、それ以上でも以下でもないと感じました 雪山にはそこまで興味はないのですが、弱気な態度と子供の年齢設定から、研究所の栗林に感情移入しながら読みました。思春期の子どもとのコニュニケーションって難しいよなとか、だけど一緒に旅行なんて(まあ仕事だけど)羨ましいなあとか、そんなこと考えながら読みました。 スキー・スノボが好きな方、思春期の息子さんがいるご家庭等にはおすすめできる本だと思います。 | ||||
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広大なスキー場に隠された生物兵器を一刻も早く探し出そうとするアクション小説。 ただ、内容の割に緊張感は殆どなく、どちらかと言えばコメディタッチで、物語展開もかなりアバウトなドタバタ劇です。 練り込まれたどんでん返しミステリーに加えて、濃厚な人間ドラマに彩られた他の東野圭吾作品がお好きな読者にとっては、かなり物足りないと思います。 それでも、相変わらずリーダビリティに優れており、ストーリーはシンプルで読書を楽しむという大事な点においては十分満足できます。 | ||||
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東野圭吾さんの本です。 さらっと読み終わりました。おそらく、東野圭吾さんも、鼻糞ほじりながら、適当に力を抜いて書いた、という感じがした本ですが、でも、ちゃんとエンタメの暇つぶし小説になっているのは、さすが、と感じました。 次から次へと事件がおこり、飽きません。 また、どんでん返しもキッチリと描かれています。 ただ、いろいろと細かい所はツッコミ所満載な気もします。 たとえば、生物兵器を極秘で作るくらいですから、政治家が噛んでいたりするわけで、 そういう政治家を使えば、回収くらい楽にできんでしょ? とか、いろいろと考えてしまうのですが、ただ、そういうツッコミは野暮というもんでしょう。 疾走感がある物語を、ポテチでも食いながら、アハハと笑いながら、暇つぶしで愉しむのが、この本の正しい対処の仕方だと思いました。 | ||||
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水を打つ 白夜行 流星の絆は読み応えがあったが、疾風ロンドはイマイチでした。 | ||||
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コメディーだと思います。間違っても本格サスペンスを期待してはいけない。初めて読んだこの人の小説だけど、次他作品を読む事は多分ないと思う。最初から映画化を意識したかのような内容と軽さはマンガレベル、とは言い過ぎか?文面からすると30代の若い作家なのかなと思ったら還暦すぎのおっさんなんですか。でも、つまらなくはなかったよ | ||||
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雪山を舞台にしたエンターテイメント小説。 炭疽菌という化学兵器にもなりうるものの在処を巡って、絡み合う人々のバトルが面白かった。 しかし、一番のおやっという部分はそれを仕掛けた犯人の存在であろう。 大抵のミステリー小説は犯人とそれを追う人々の人間模様が描かれるが、この小説ではその部分を意図的にボキッと折ってしまっている。 その効果がどうであったかわからないが、個人的には緊迫感が少し薄らいでしまっていたかなぁという印象を抱いた。 とはいえ、この犯人が序盤に早々に退場するという発想は面白いなぁ。 | ||||
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スキー場の極上の雪質を思わせる軽さで、B級エンタメと割り切って書いた東野圭吾の巧さが光る。ミステリと言ってもトリックはなく、頭を悩ませる所は皆無なので、短時間でスラスラと楽しく読み終える事が出来た。私はスキーを一寸かじったくらいだけど、ウィンタースポーツの詳細な描写は魅力十分で、作者自身が好きなのかなと思った。 このシリーズの共通キャラも含めて比較的普通のキャラ造形だが、マンガチックなスト-リーは波乱万丈、とてもエンタメ度が高い。小悪党の上司に振り回される主人公のダメ親父ぶりに共感した。東野圭吾はやはりとても上手い。 | ||||
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中盤以降は楽しめました。しかし、その楽しさは、謎が謎を呼ぶというミステリアスなものではなく、言うなればドタバタ喜劇のそれ。 また、文章もほとんどジュブナイルのレベル。さすがに単行本で出すのは恥ずかしかったのでしょうね。文庫本書き下ろしというスタイルをとったのもうなづけます。 | ||||
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これがミリオンセラーだって?! 伏線は浅くて数少ない。途中で何となく解ってくる感じ。読後感は暗くもなく明るくもなくだ。 | ||||
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ゲレンデを舞台とした脅迫事件。 冒頭からの梯子はずしですが、ある意味、どんな展開になるのかと思いながらも、あっという間に読み終わり、楽しめました。 他作品に見られるような設定の妙や人間ドラマの深さはありません。 だだ、キャラクター設定やシンプルながらも情景描写はリアルで、イメージが沸いてきます。 飽きないストーリーは、さすがでした。 | ||||
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雪山を知っている人はイメージしやすいかもしれないけど、知らない人はイメージがしにくいかもしれないです。 ストーリー自体に斬新さや驚きはないけど、サクサク読めました! 後半は猛スピードで読まずにはいられなくなりました! そして、久しぶりに雪山に行きたくなりました(o^^o) | ||||
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不正を知りながらも、隠蔽に走り、自己保身の為、出世の為、自己欺瞞する。 そんな姿を、家族に見せられるの? リーマンだから仕方がないではなく、悪事は露見するべき。 いや、積極的にばらしてかんと。 自分の幸せの為に、他人が不幸に陥ることを望むことは、人として恥ずべきこと。 他人の幸せを祈ることを通して、心も豊かになり、さらなる幸せを享受できる。 | ||||
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ある生物兵器が雪山に埋められた。目的は金だ。しかし、その生物兵器の場所が分かる前に、犯人は死亡してしまう。主人公たちは、被害が出る前にその場所を突き止められるのか?兵器の回収に向かうのは、ちょっと頼りないおっさん、栗林。ここから、ドタバタ喜劇のような話が展開する。 笑いを取るような会話がちりばめられ、軽い感じで話が進んでいく。サスペンス、と言いたいところだが、主人公がドジなため、とてもそんな雰囲気にはならない。軽い会話やノリのため、ユーモア・サスペンスといった感じである。 話としては単純で、意外性はあまりないのだが、ちゃんと仕掛けが施されている。そこは、さすが東野圭吾というところだろうか 力を入れた大作といった小説ではないので、誰でも気軽に読めるだろう。ちょっと軽すぎる、という感じがしないでもないが。こんな力の抜けた作品を読むと、その反動か、しっかりとした小説を読みたくなった。幸い、東野さんの著作には大作系もきちんと用意されており、ファンをしっかりと満足させてくれる。これからもレベルの高い作品を期待したい。 | ||||
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『白銀ジャック』の方が圧倒的に面白かった。生物兵器を人質に3億円を請求する犯人というサスペンスフルな設定に期待したが、どうにもイマイチの展開と結末だった。強いヒーローも居なければ、卑劣な巨悪も不在で、不満足感だけが残る作品だった。 | ||||
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結構スリリングな展開なるも、先が見えてもう一つ!! もう少し緻密な人物設定が欲しい。 | ||||
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意図的だと思うが、終始軽いテイスト。 誰も死なず、警察、裏社会の人間も出てこない。 とにかく、サクサク楽しく読み進められます。 とっつき易く難解な部分は皆無なので、 スマホばかりで活字媒体に縁の薄い中高生 あたりは是非。 大人も移動中などに軽くどうぞ。 | ||||
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読みやすくてどんどん読めてしまったけど、深みがない。もの足りなかった。 | ||||
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前作のこのレーベルから出た白銀ジャックと同じスキー場を舞台にしたサスペンス長編。 今回もまた犯人がスキー場に科学兵器を仕掛けるという導入部は前作と同じだが、今回はその後いきなり犯人が死亡してしまうというのが新機軸だが、インパクトしては面白いが、こうなるともう犯人からのアクションはないので、仕掛けられた兵器を探すだけの話になってしまい、犯人と主人公達との息詰まる攻防戦は描けなくなってしまう。 なかなか見つからない兵器に右往左往というサスペンスというよりはコメディみたいな展開で、緊張感があまり出ない。 ストーリー展開も東野氏としてはかなり予想と範囲内のことしか起こらないし、ラストのどんでん返しも無理やり感動要素と実行者のそれを行う動機がちぐはぐな感じだ。 前作の白銀ジャックよりも出来は落ちる。 さすがのリーダビリティで退屈せずに一気に読ませるが、読後はすぐ忘れてしまいそうな標準的な出来。 | ||||
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背表紙に娯楽快作と説明されてます。 一応,ミステリーというか謎解きをするストーリーではあるのですが, 大変軽い内容。 そんなに軽い中身だと思わず、いつもの念入りな展開を想定してたので あれ、これで終わり?と少々拍子抜けするほどでした。 冬季に旅行中、飛行機の中で読んでましたが、 ゲレンデが舞台なので季節的にちょうどよく、 時間潰しにはちょうどよかったです。 でも,やっぱりちょっと物足りない。 所長と主人公のボケ&ツッコミもなあ,ちょっと微妙なんだなあ。 | ||||
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