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悪医
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悪医の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全39件 1~20 1/2ページ
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透明なフィルムで隙間なく丁寧に包装された状態で届きました。価格もお手頃でした。ありがとうございました。 | ||||
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末期がん患者の対応に関する難しい問題を、小説を通して説明。末期がん患者を通して、限りある命について考えさせられた。以下にがんに関して得た知識を記載。 ・抗がん剤治療は、がんの進行を遅らせるのみ。完治はしない。 ・切除や放射線、抗がん剤以外にも、重粒子線、細胞治療など様々なものがあるが、完治の可能性は低い。 ・それぞれの病院毎(基幹病院や終末病院)に役割がある。 | ||||
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医療や医師のあり方はよく題材にされることが多くありますが、この本では人生の終わりに立たされた患者の心境、そして医師との溝がとても詳細に(多分)正確に描かれていると思います。自分にもいずれおとずれる人生の終わり。どのように受け止め、人生を終えるべきかを考えさせられました。久坂部先生の本はこれで3冊目になります。医療体制、医師のあり方、そして今回は患者の心境をとても斬新的で、でも現実的に描く本ばかりで、これからも読むのが楽しみです。 | ||||
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すばらしい小説でした。ちょっと残念だったのは、主人公二人の明暗の対比がややステレオタイプで浅かったこと、小仲氏のひどいべらんめえ口調が気持ち悪かったことの二点だけでした。高卒で印刷工40年やった人がどうしてチンピラみたいに話すのか。それ以外は物語に完全に引き込まれました。 また、解説は名前だけ朧げに知っていた篠田節子女史。この解説、軽い気持ちで読み始めたらとんでもなく良い。深い考察、毅然とした姿勢。いっぺんでこの人を信用しました。解説は必ず読みますが、こんなことは初めてでした。この人の小説を読んでみたいと思い、すぐ「銀婚式」「冬の光」を買い求め2週間ほどで読了。これまでどうしてこんな素晴らしい小説家をスルーしていたのか。10年前に読みたかったです。 | ||||
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本物の医師が書いた小説であり、真実味があり興味深くて楽しめた。 しかし、驚いたのは以下です。 ・抗がん剤ではがんは治らないという事実 ・そのことをほとんどの医師が口にしない 明日は我が身と思います。 この著者の他の作品も読んで勉強したいと思います。 | ||||
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久坂部さんの小説は面白いけど、ちょっとグロテスクだったり、皮肉っぽいところもあってまあそれが面白いのだと感じていたが、この小説はとてもおお真面目でいろいろ考えさせられたものであった。特に最後のあたりの森川医師の言葉とがん患者の小仲の手紙には作者の医療に対する熱い思いが感じられ、読んでよかった、と思える小説であった。 | ||||
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作者が医師と言う事で、医師の考え、患者には聞こえないところの会話などはリアルに感じます。患者に心地よい言葉をかけるのが良い医師ではない事も分かります。 | ||||
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当然の事だが、医者も一人一人、考え方は千差万別。 患者側からしても、担当医をどう見るかについて考慮する必要がある、と考えさせられた。 | ||||
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ガンの恐ろしさを教えてくれた本でした。 ガンの進行やガン治療の効果は人によって大きく異なることや、ガンの治療は治すものではなく、状況を判断しながらうまく付き合っていくものだと、勉強させていただきました。また、健康診断にはガン検診のオプション追加や、ガン保険の加入をしようかなと思いました。 物語としては、ガン患者の小仲さんの治療の辛さや、死の恐怖、藁をも掴む思いなどリアリティ感が強く、読んでいて辛かったです。そして、最後のテープレコーダーでは、苦しみながらも全力で生きて、自分の人生は有意義に過ごせた、と納得できたことに、涙が出そうになりました。 | ||||
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もし自分が病気になった時にどうするか、を考えるきかっけになります。 両者の立場、言い分、全て良く分かります。 埋まらない溝がありそうです。 でもきっと思いやりみたいな気持ちがあれば通じるのではないでしょうか。 この本の最後のように。 | ||||
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私自身今まで、医師との関わりがなかったのですが、今回医師の心の苦悩を垣間見させて頂いた、という印象を受けました。勉強になりました。 | ||||
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久しぶりに大感動し、勉強に成りました。流石、現医師の描いたリアルな内容で本当に考えさせられました。 | ||||
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コナカの録音メッセージに目がアツくなった。 初めは盛り上がりの無い感じが暫く続いていたが、 コナカの状態の進行に伴い一気に、ページがはかどった。 改めて「人生」を考えさせられた。 桶までの時間が短くなって来たが「楽しかった・面白かった」と思って、「閉じる事の出来る」人生 を過ごしたい」と思った。 | ||||
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情景描写があまりなく、小説としては情緒がないですが、内容は興味深く、一気に読みました。医者じゃないとここまでは書けませんね。印刷業のことは調べて勉強したのかなと思います。ラストはすごいどんでん返しとか衝撃的な終わり方ではなく、きれいに小さくまとめたという感じ。医者の心理と医療の現実について勉強になりました。 | ||||
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ガン末期の治療というとても難しい問題を小説でリアルに描いています。是非多くの人に手にとってほしい良書だと思います! | ||||
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「Dr.ヤンデルの病院選び」、「こわいものしらずの病理学講座」につづいてこの本を読んだので、これらの本に書いてある病院選び、あるいはガンに対する医者と患者のケーススタデイとして読めた。 物語は患者、医者のそれぞれの視点から交代しながら進む。治療方法がなくなってしまった患者に対し、医者は治療手段がないこと、余命は3か月であることを患者に伝える。医者はこれが誠意であると強く考えている。一方の患者は、初期の胃ガンは治るはずではなかったのか、医者から見捨てられた、死ねといわれたも同然である、との思いが交錯し、簡単には『はい、そうですうか』と納得できない。患者は一縷の望みをかけて大学病院、金もうけ主義の医院等の病院を渡り歩き、激しい副作用に見舞われてしまう。それでも医者の言葉は納得できない。 主人公の患者は読書家という設定である。この患者が「Dr.ヤンデルの病院選び」、「こわいものしらずの病理学講座」を読んでいたら状況は変わったのだろうか? 医者の治療手段がないという言葉を素直に受け入れることができたのだろうか? いまの私は健康である、病院の選び方も、ガンの治療法が人によって異なることも、決定的な治療法がないことも、2つの本を読んで知っている。しかしである。いくら理解していても生に執着することは確実ではないかと考えたりする。 ガンの副作用がどれほどひどいのか、抗ガン剤はガンを治す薬ではない、などと新しいこともこの本を読んで学んだ。少なくともこの本を読んでガンにかかった時の心構えができたと思う。日本人の2人に一人がガンになる時代である。若い人もそうでない人もガンと宣告されたときに、少しでもうろたえないようにこの本を読んでおくことを勧める。 | ||||
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いいお医者さんて、どんな人なのかな?と疑問に思う人は是非読んでいただきたい | ||||
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余命宣告された52歳の末期がん患者は、「もう治療法がない」と告げた若き外科医を恨み、セカンドオピニオン、新たな抗がん剤、免疫細胞療法、ホスピスへと流浪する。2人に1人ががんになる時代、「悪い医者」とは何かを問う、第3回日本医療小説大賞受賞の衝撃作。 | ||||
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読み終わって一番印象に残ったのは「あの金儲け病院?」だった。公然と揶揄するということは、ひょっとして有名なお話? | ||||
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テーマは、治療で治すことができなくなったがん患者と、死を宣告しなければならない医者の、それぞれの思いの違いと、コミュニケーションのすれ違いなどである。そうしたこと以外に、末期がんの症状やビジネス(≒金儲け)としての医療事業の実態、健康保険適用外も含めてがん治療の種類、終末期医療のことなども書かれてあり、参考になる面も多い。 しかしこの小説を興味を持って読めるのはがん患者、がんを経験した人間、そういう人間が身近にいる人ではないか? がんが他人ごとの人間には面白くないかもしれない。 この小説の大半はがんに関してネガティブな面を中心に展開していくが、最後に救われる内容で締めくくられている。 こういうのを「良書」という。 | ||||
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