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悪医
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悪医の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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まずまずでした | ||||
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表現したかったものがあからこそ、小説として読むと物足りなく進行していき 途中退屈でした。 何より、小仲がなぜ生にこだわるのか、何が何でも生きたいと思うのかが 全くわかりませんでした。 自身も今、指定難病を抱えていて、発症時、一時は死にかけていました。 妻も両親も健在の中「仕方ないな」と落ち着いていました。 でも、何もない小仲の執着にかなりドン引きしてしまい、 物語自体にあまり入れなくなりました。 最後は、急に俗な小説っぽく、ちゃんちゃんとなりましたが、 それなりにホロリとなってしまいました。 | ||||
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それ程話題になった本でもなかったので、あまり期待しないで読んでみました。しかし、意外と面白かったしとても参考になりました。今まで気付かなかった事を教えてもらったような感じです。 治療の手段が尽き、治る見込みのなくなった末期癌患者に、医師は「もう治療法がない」とどのように伝えるのか?どのように考え?どのように対処したのか?また、病院側の末期癌患者への対応方法はどうなのか?そこで、患者は、医師や病院の対応に対して、どのように思ってどのような行動を取ったのか?分かりやすく詳細に描かれていると思います。 末期癌患者に対して憐れみや悲しみといった面からではなく、また違った角度から捉えていた点は高く評価をしたい。 この作品を読んでとても気に入ったので、日下部羊の他の作品も是非読んでみたいと思いました。 | ||||
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医者でもなし患者でもない私には分かるような気もするし分からないような気もする。思うにこの生への異常なまでの執着は日本独自のものなのか、キリスト教をバックボーンとする欧米でもそうなのか。あらゆる治療をやってくれと欧米の一般人も言うのだろうか。そこが知りたい。同じ病院の医者たちとの会話、学生時代の友人たちとの会話は非常に示唆に富み興味深かった。 | ||||
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お医者さんは病気についてよくわかっているけど患者さんと同じようには病気を体感することはできなくて、患者さんは病気を体感しているけど病気や治療の知識が乏しいがために信じたいものが正しいことのように感じて、双方なんとも分かり合えないもどかしさが辛かったです。 | ||||
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破裂のようなエンターテイメント小説かと思い 新幹線の供に買いましたが重い内容でした。 わかっちゃいるけどどうすりゃ良いの?というテーマですね。 若い医師の苦悩はよくわかるし、ホスピス医が偉い(まあ2人目の化学療法医は論外だか)と読者が誤解しないように配慮はされてはいるのは解ります。 昔の最後まで嘘を突き通す時代に比べれれば(本人、妻ほもとより親戚にも言うなと言われ、知らない親戚に廊下でなぜ良くならないのかと詰め寄られたこともある)はっきり言う現在のほうが医療関係者にはありがたい。 末期癌の告知は、ある程度真綿にくるんで言う必要はあるが医師の人間性が試される場面ではある。 第一線を離れた今は縁遠い立場になってしまったか今度は患者の立場になる可能性は高い。やはり悩ましい問題だ。 | ||||
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「コメディ」スイッチが入ってしまいました。 余命3ヶ月で「待合室を走り抜けられる」程、元気でいられる「癌」とは何と良い病なのかと。 揶揄ではないです。治療薬の副作用で具合が悪くなるのは、治療を止めればとりあえず治まるでしょうが、病そのもので「抗がん剤の副作用」態の諸症状が発生した場合、治療で症状が治まらない場合は「ただひたすら我慢」しかない訳で。癌の末期の苦痛なら「麻薬持続点滴」で意識なくすもして貰えますでしょうが、「死にかけ」じゃない場合適応して貰えないんですよね…。 生きる為の努力や葛藤を余すところなく発揮出来る「自覚症状ないのにいきなり余命宣告」の患者さんは妬ましいほど羨ましいと思ってしまいました。 | ||||
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末期の癌患者へ宣告する医師。 宣告された末期患者の生への執着。 話はこれに尽きるのですが、何せ医師としての意見と患者の意見という 平行線を辿る部分にスポットをあてた作品です。 いずれこの様な現実に家族が直面する確率は、日本の癌患者率から 考えても高いとは考えられますが、医師側から考えた"悪医"と患者側 から考えた"悪医"は根本的に違うのだなと再確認させられます。 末期とはいえ最後の生への綱を握るべく、患者はなりふり構わず病院へ駆け込みます。 しかしそれを逆手に取り、医師や病院は抗がん剤治療のリスクを説明せずに使用し、 金儲け(ポイント稼ぎ)の為の再検査をします。 それでも患者としては"診てくれる"医師を患者は良い医者と考えてしまっています。 健康体であればまともなことを言っているとわかる医師の発言が、患者になると まともではなく"悪医"として位置づけられる現状に問題定義しているのだと思います。 この本を読む限り、何が正しいのか間違っているのかは本人の考え方次第。 という終着点なのでしょうが、当事者になった時を考えるとぞっとしました。 | ||||
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