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疾風ガール
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疾風ガールの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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男性作家が女性を描いている為か、どうしても拭いきれない嘘っぽさがある。 それでも作品としての体裁を整えるために、あえて戯画的にしているというか、 全体的にマンガみたいにこぎれいに纏まっている、と感じました。 それだから悪いとまでは思わないです。キャラ造形は粒ぞろいで魅力的でした。 ただ私にとっては、「レイジ」の方がより生の人間らしくて好みでしたね。 中盤の衝撃事件からは、「先が気になる!」と思わせる疾風の展開でしたが、 これも人物に感情移入してのことではなくて、ただ事件の真相が知りたかっただけという感じです。 作者自身が音楽活動していただけあって、バンド周辺の描写はホンモノです。 | ||||
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逆境にも負けない明るい主人公に元気をもらいました | ||||
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序盤ではプロを目指すアマチュアの生態が描かれていて、そうそう、あるある、なんて思いながら引き込まれました。途中から謎解きロードムービー調に。これはこれで更に読ませます。推理モノとしてオチを迎えるのかと思いきや、道を極めようとするミュージシャンの挫折がテーマとなり、最後まで一気に読めました。伏線の設定がちょっと雑で、ハッと我に返ってしまったのが残念ですが、プロに憧れわずかでもプロを目指した全ての(あるいはかつての)アマチュアバンドマンにお勧めします。 | ||||
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話が意外な方向に進み、びっくりして一気に読んでしまいました。 | ||||
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擦り傷やへたり・汚れ等もなく綺麗な状態で届いたので大満足です。 | ||||
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何回読んでも飽きない爽快感! まっすぐに伸びてゆく夏美のキャラクターと夏美を好きないろんな人が熱いんだ! | ||||
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新品で美品でした。 内容も面白しろくて楽しめました。 またお願いしたいと思います。 | ||||
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主人公の夏美自体はややキャラクター化されたような、お気楽な部分やご都合的なストーリーの進み方があるのですが、それを補って余りある世界の躍動感。バンドやその周辺の雰囲気や匂いが瑞々しく文章から飛び出して来ます。 深くこねくり回して読むのでは無く、楽しんで読んで欲しい小説です。 | ||||
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武士道シリーズを読んでからちょっとハマってしまい、こちらにも手を伸ばしてみました。 音楽の経験のある人にとっては特に面白いと思います。 こちらの世界には、著者の思い入れもあるのではないかと感じられます。 | ||||
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何かを思い出しちゃうってこと自体、年を取ったんだよな、と 思ってしまいます。 突出した才能、想像を超えた輝き、絶対に手の届かない憧れ。 それまで過ごしてきた中で、見たこともない、聞いたこともない、 身体の振るえ。凍る背筋。 それが夏美。 憧れも、興奮も、夢も希望も、嫉妬と敗北と紙一重。 決して届くところではない才能を持つものの存在。 そしてそれを、自覚しない天才。 描いています。 疾風ガール。納得です。 途中まで、つまらないミステリー、つまらない謎解きに、若干 あきれ返って読んでいましたが、354ページ、薫君のお父さんの 手紙。アマデウスの映画を見るようでした。 全てでした。引っくり返りました。 お勧めします。90点。減点は真緒ちゃんのオチのところ。 ところで、誉田さんって新潟の人?ですかね。湯沢かな。新潟の 地理は中途半端なのに、ライブ事情だけ詳しい。小千谷、湯沢は まあまあ。六日町はちょっと知らないってところで、小国と湯沢に 住んだことがある。ロックの知識、楽器の知識とあわせて、薫君が 誉田さんってところなんですかね。誉田さんって女性だと思って いましたが。 あはは、県民でショーみたい。 誉田作品では、一番気に入りました。この路線、いいですね。 | ||||
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武士道シリーズで誉田哲也を知って今作を読んだのですが、正直期待していたほどではありませんでした。 とはいえ、青春ものとしては佳作に入るくらいには良くできているように思いました。 事件が起こり本題に入るまでがやや冗長的に感じてしまいましたが、それでも読み進めていくうちにどんどんリズムが良くなっていって、最後の方にはタイトルのとおり疾風の如く駆け抜けていくようでした。 個人的にはカオルが美化され過ぎな気もしたし、祐司に魅力を感じないことも辛かったのですが、終わり方はとっても気持ちの良いものだったので続きは読みたいと思います。 | ||||
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がむしゃらに好きなことをい求めてきた夏美。 突然のバンドボーカルの死によって揺らぎ、 そして走りだす、疾風のように。 爽やかで気持ちのいい作品でした。 物語として劇的なことはあまりないんだけど、 キャラクターが魅力的。 誉田さんの若い女性の描き方は天下一品です。 読んだら絶対応援したくなります。 | ||||
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著者の警察ものが好きでこの本に辿り着きました。 全く違うジャンルでしたが、最高に気分が良かったです。 最初の数ページで引き込まれてからは一気に読みました。 バンドやライブハウスのDetailもかなり細かく詳しく書いてあるので現実感もあって感情移入が出来ました。 落ち込んだ気分の時やこれから頑張らなきゃいけない時に読むと気分を上げてくれます。 | ||||
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面白いことはもちろんだが、それ以上に、読んでいる最中、読み終わったあといろいろと考えさせられる作品だった。 一番感じたのは、「『出会い』をどう活かすか、どう受け止めるかによって人生は大きく変わっていくんじゃないか」ということ。 主人公・柏木夏美はアマチュアロックバンド「ペルソナ・パラノイア」で活動するギターリスト。 ある日彼女の元に刑事が訪れ、「ボーカルの城戸薫が自殺した」という衝撃の報告を受ける。 「なぜ、薫は自殺したのか?」その原因を知るために、彼女をスカウトしようとしていた芸能マネージャーの宮原祐司とともに走り出した。 メンバーも知らなかった薫の過去、そして自殺の経緯、動機を知るに連れ、『出会い』の皮肉さ、残酷さを感じた。 そして、真実を知った失意の夏美を救ったある人物からの言葉、そして冒頭では頼りなさしか感じられなかった宮原の終盤での変わりようを見たとき、『仲間』の大切さを知った。 『出会い』にしろ『仲間』にしろ、それをどう生かすかは自分次第。 それを強く思わされた一冊だった。 | ||||
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ロックバンド「ペルソナ・パラノイア」のギタリスト柏木夏美のギターは、ギブソン・レスポール・ジュニア、ダブルカッタウェイモデル、チェリーレッド。エフェクターの切替など、ペルソナのライブの様子はなかなかリアル。音楽小説を期待していたんだけど、全体の3分の1ほどのところで城戸薫が自殺。一時ふさぎ込んだ夏美が突然走り出したのです。薫の実家はもちろん、本名もわからないところからひとつずつ手がかりを辿っていく夏美とフェイス・プロモーションの宮原祐二。途中、薫と同棲していた塔子と出会い、薫の父親と会って、薫のつらい過去が明らかになります。 結局、薫が自殺した本当の理由は(遺書がないので)わからず仕舞いですが、夏美は薫を知ることができて納得。このあたりがミステリーではなく、青春小説といわれる所以でしょう。「天辺」を目指す夏美を応援してます! | ||||
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どっぷり青春ではなく・・・ どっぷりミステリーではなく・・・ どっぷりロックではなく・・・ これらがちょうどいい具合に合わさっていて、爽快感たっぷりの作品となっています。 ほんとに、読み出したら、止まらないので一息つく間もなく一気に読めます。 この本の見どころは主人公「夏美」のキャラクターです。カリスマギタリスト、整った顔、誰をも一瞬にして虜にしてしまう才能、決して誰にも媚びず、どこまでもまっすぐな夏美。その一方で、まっすぐな故に周りが見えないところ、一途な故にもろいところ、単純なところ全てがなんとも愛しく憧れてしまいます。読めば読むほど、彼女の魅力に惹きつけられてしまいます。 そして、勝手に夏美の像になったアーティストって誰だろうなぁとか想像してみたりして・・・。夏美を自分のイメージする人を当てはめて読み進めるのも楽しいです。 何度読んでも飽きないと思う本なので、買って後悔はないと思いますよ。 | ||||
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誉田哲也は、女性主人公がうまい。ジウ〈1〉―警視庁特殊犯捜査係 (中公文庫)の二人の女性巡査、ストロベリーナイト (光文社文庫)の敏腕刑事姫川玲子。。。 今回は謎解きの趣向も踏まえながら、主人公は女性ギタリスト夏美。 この個性が強烈で実に魅力的。大沢在昌の新宿鮫 (光文社文庫)シリーズの、主人公の彼女であるロックバンド“Who's Honey"のヴォーカル青木 晶(あおきしょう)にちょっとかぶるところがある。 伸びやかで、野性的、更に音楽的な才能がみずみずしい。 警察小説の得意な誉田哲也だから、バンドのボーカルの死が、謎解き風で緊張感がある。 もう一人の主人公、元バンド志向の祐司。彼は、現在二流の芸能プロダクションのスカウトマンだが、その成長期の側面も持っており、エンターテインメントとしても一流と思った。 お薦めの作品です。 | ||||
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夏美のいきいきしたキャラクターや、読むだけでワクワクするライブシーンの描写は、サイコウでした。 ドラムのカウントが始まる前の緊張からステージライトが弾ける興奮のライブまで、夏実の目線を共有しながら、いっしょに駆けぬけるような読みごたえでした。 | ||||
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帯のコピーや表紙などからロック少女のサクセスストーリーかと思いきや ページのほとんどは謎の死をとげた主人公のバンド仲間のバックグラウンドを 探るミステリー。 ただミステリーというほど大きな謎や凶悪な犯罪が絡むわけでもないので 正直読後感は物足りなかった。 サクセスストーリーの序章という感じの物語で終わってしまったので、 この魅力的な主人公の活躍をもっと書いてほしかったと思ってたら続編があると知って、納得。 主人公の少女の天真爛漫な性格で語られる一人称のパートは常に軽いタッチで、 もう一人の主人公のオーソドックスな文体のパートとの対比が面白い。 少女のパートのみだと癖があり過ぎて正直読んでて飽きそうだが、 オーソドックスなパートと交互に出てくるあたりが絶妙のバランス。 またロックのステージの描写が素晴らしい。 バンドの演奏シーンを文体で表現するのはなかなか難しいと思うのだが、 まるで歓声やドラムが聞こえてきそうな見事な躍動感だった。 ぜひ続編も読んでみようと思う。 | ||||
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「ガール・ミーツ・ガール」の前編。ガール・ミーツ・ガールの方を先に読んでしまってこっちを後から読んだ。本来逆なんだが仕方ない。続編だけでも独立した作品として読めたので順番が逆になっても特に違和感はなかった。登場人物やキャラ設定などの細かいところはこっちを読んでからのほうが当然わかりやすいけどね。 音楽シーンや芸能界などの描写はけっこうおもしろい。後半で夏美が所属するバンド「ペルソナ パラノイア」のボーカリストの自殺などを挟んで少しミステリー風に進むのかな?と思ったがそうでもなかった。基本的にエンタテイメントなポジティブ青春小説。読むとなんか元気付けられた。これは続編にも続くこのシリーズのコンセプトか。 夏美が以前属した女の子バンド「ピンクノイズ」のメンバーが「才能ある人間は周りの人間を潰す。その屍の上に才能ある人間の舞台がある。だから振り返って立ち止まることは許されない。」と夏美に告げるのは真実だと思う。 | ||||
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