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ヤマの疾風



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【この小説が収録されている参考書籍】
ヤマの疾風 (文芸書)
ヤマの疾風 (徳間文庫)

ヤマの疾風の評価: 4.00/5点 レビュー 8件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

筑豊を舞台にした青春アウトロー小説

タイトルから、出世作「地の底のヤマ」の続篇的な作品かと思いきや、さにあらず。
重厚な大河警察ドラマとも言うべき前作に比べるとスケールが小さく、
筑豊の炭鉱町に巣食うチンピラたちの青春物語という趣で、軽快なタッチの作品。
ボリュームも半分以下なので、気軽に読むことが出来る。
しかし、廃れゆく炭鉱町の情景と風土、労使抗争などを背景に
主人公が父の死因の謎に迫っていく過程が物語の根幹になっているのは、
前作とも共通で、著者のお得意のパターンなのだろうか。
いちチンピラの暴走に過ぎないと思われた事件が、最後には九州裏社会の歴史を大きく動かすことになり、
ダイナミズムの果てに、ノスタルジーととも静かに幕を閉じる。
ヤマの疾風 (文芸書)Amazon書評・レビュー:ヤマの疾風 (文芸書)より
419863663X

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