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ヤマの疾風



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【この小説が収録されている参考書籍】
ヤマの疾風 (文芸書)
ヤマの疾風 (徳間文庫)

ヤマの疾風の評価: 4.00/5点 レビュー 8件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(1pt)

文章が拙く読みづらい

冒頭から文章が拙く、拙い割に語彙力があるので違和感が凄い。一人称の学の無さを拙い文章で演出しているのか、人称が変われば普通の文章になるのかと思ったが、最後まで拙い文章が続くと分かり読むのをやめました。大藪春彦賞受賞作品かつ地元の話だったので楽しみにしていたのに残念です。
大藪春彦賞の他の作品はカッチリした文章なのに、この作品だけ素人がネットに投稿した創作みたいなテイストでそこも違和感がある。
ヤマの疾風 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:ヤマの疾風 (徳間文庫)より
419893939X
No.7:
(5pt)

大藪春彦賞は納得の作品

昔から大藪春彦を読んだ世代にとってはその系譜とも言える作品、地元が舞台のストーリーなので作者のリサーチ力には感服した、名前こそ架空だが思い当たる人物像が作中に多々登場するのがたまらなく面白かった。
ヤマの疾風 (文芸書)Amazon書評・レビュー:ヤマの疾風 (文芸書)より
419863663X
No.6:
(5pt)

どんどん読み進められるストーリーでした。

西村健ははじめてでしたが、どんどん読み進められるストーリーでした。

九州、炭坑、任侠という女性は理解しにくいと思われる内容なので爆発的に注目されるとは思われませんが、ボクは面白く読めました。

あまり長くないし、フィクションとはいっても明らかにモデルがいそうな雰囲気は、興味がある若い人にとってはバイブル的行動録にもなるような気がしました。
ヤマの疾風 (文芸書)Amazon書評・レビュー:ヤマの疾風 (文芸書)より
419863663X
No.5:
(5pt)

青春の門につづく筑豊を舞台にした喧嘩アクション!

筑豊・田川でいきるチンピラ4人組。主人公の飛車松の視点を中心に物語は展開。飛車松とつるむのは、在日のマッコリ、部落出身の京子、女たらしのゼゲン。幕あけは その4人による賭場あらしから!筑豊の人々の文化、風土、気質をぞんぶんにとりいれ、衰退しつつある炭鉱業とその地にいきるヤクザとを背景にした痛快アクション。読了して残念というぐらいオモロかった。説明がくどい気もするが産炭地をしらない人々への配慮だろう。たんなるヤクザものとは片づけられない。これを映画にできるのは、井筒か崔か福岡出身のおもろい新監督か?
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No.4:
(4pt)

筑豊版バナナフィッシュ

飛車松=アッシュ・リンクス。
西村健にしてはオトナシイけど、
後味は悪くないです。
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No.3:
(4pt)

大藪春彦賞受賞の骨太任侠アクション小説

最近では、なかなかお目に掛からなくなった骨太の任侠アクション小説。炭鉱が衰退する昭和40年代の筑豊を舞台に4人の若者たちの血が滾り、疾走する。

主人公の菱谷松次は仲間と共に賭場荒らしを決行するが…少しずつ義理と人情の世界に足を踏み入れていく、菱谷ら…

高度経済成長期の北九州のヤクザ抗争を背景にあくまでも真っ直ぐに時代を疾走する若者たちの姿が眩しい。

第十六回大藪春彦賞受賞作。
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419863663X
No.2:
(5pt)

平成の『青春の門』

ストーリーの入り方は、いつもの如く、謎めいている。
 何だろう、誰だ。
 著者の短編を読みなれている人は、次の場面展開で謎解きの答えがあることを知っている。ゆえに、ページをめくるスピードが速くなる。それでいて、先の章での謎解きの布石が打ちこんであるので、流し読みするのもモッタイない。
 舞台は筑豊田川。
 五木寛之氏の『青春の門』で、あまりに有名になった場所だった。さらに遡ると、火野葦平の『花と龍』、夢野久作の『犬神博士』など。炭鉱町は日本でありながら、暴力と権力が混在する自治区でしかない。そこには人種も国籍も関係ない。社会の底辺で生きる人々は、さらに地底にまで降りていく。筑豊田川を知らない人には、こんな暴力的な、こんな無法地帯が存在するわけがない。そう固く信じてしまうだろう。
 しかし、なにか、日常生活とは大きくかけ離れた世界に引き込まれる。これは、人間がもつ野生の本能なのかもしれない。目が覚めたら起きる。腹が減ったら「うまい」物を食う。快楽を求めることに解釈は無用。知らないことは「知らない」。幕藩制度であろうが、近代法治国家であろうが、所詮、人間が考えたこと。それを全て取り払って、人間の本能と知恵で生きたらば、こういう社会構造を形成する。そんなストーリー。
 受け止め方は読み手が感じれば良い。しかしながら、内容は平成版『青春の門』とでも評しておきます。
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419863663X
No.1:
(3pt)

筑豊を舞台にした青春アウトロー小説

タイトルから、出世作「地の底のヤマ」の続篇的な作品かと思いきや、さにあらず。
重厚な大河警察ドラマとも言うべき前作に比べるとスケールが小さく、
筑豊の炭鉱町に巣食うチンピラたちの青春物語という趣で、軽快なタッチの作品。
ボリュームも半分以下なので、気軽に読むことが出来る。
しかし、廃れゆく炭鉱町の情景と風土、労使抗争などを背景に
主人公が父の死因の謎に迫っていく過程が物語の根幹になっているのは、
前作とも共通で、著者のお得意のパターンなのだろうか。
いちチンピラの暴走に過ぎないと思われた事件が、最後には九州裏社会の歴史を大きく動かすことになり、
ダイナミズムの果てに、ノスタルジーととも静かに幕を閉じる。
ヤマの疾風 (文芸書)Amazon書評・レビュー:ヤマの疾風 (文芸書)より
419863663X

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