ドッペルゲンガー宮「あかずの扉」研究会流氷館へ

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評判

ドッペルゲンガー宮「あかずの扉」研究会流氷館への評価:

3.33/5点 レビュー 30件。 B ランク

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平均点3.33pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全48件 21〜40 2/3ページ
No.28
(4pt)

〈《あかずの扉》研究会〉シリーズの第一作

『そして誰もいなくなった』パターンのプロットをベースにした館もの。
本格ミステリのガジェットをこれでもかと盛り込み、書きたいものを書いたという
処女作らしい熱意が窺える力作だと思います(間違いなく読者を選びますがw)。
さて、本作の後半で焦点となるのが、様々な偽の手がかりをばらまく
真犯人の《操り》を、いかに名探偵が凌駕するか、というテーマです。
諸岡卓真氏は、作者が探偵サイドに、犯人の偽装が及ばない真の手がかりを
〈見る〉超能力者を配置することで、その難題をクリアしていると主張しています。
推理する者と、メタレベルからその推理を保証する者をテクニカルに分離することによって、
手がかりの真偽の決定不可能状態を回避しているだけでなく、探偵が推理をする必然性
をも担保しているというわけです(《京極堂》シリーズの京極堂と榎木津の関係性との類似
も指摘されています)。
ただ、たしかに諸岡氏の論旨は筋が通っているとは思うのですが、本作の場合、
推理が過剰すぎて、ところどころ破綻しているように感じられるのが残念なトコロw
ドッペルゲンガー宮―あかずの『扉』研究会流氷館へ (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: ドッペルゲンガー宮―あかずの『扉』研究会流氷館へ (講談社ノベルス)より
4061820834
No.27
(4pt)

〈《あかずの扉》研究会〉シリーズの第一作

『そして誰もいなくなった』パターンのプロットをベースにした館もの。
本格ミステリのガジェットをこれでもかと盛り込み、書きたいものを書いたという
処女作らしい熱意が窺える力作だと思います(間違いなく読者を選びますがw)。
さて、本作の後半で焦点となるのが、様々な偽の手がかりをばらまく
真犯人の《操り》を、いかに名探偵が凌駕するか、というテーマです。
諸岡卓真氏は、作者が探偵サイドに、犯人の偽装が及ばない真の手がかりを
〈見る〉超能力者を配置することで、その難題をクリアしていると主張しています。
推理する者と、メタレベルからその推理を保証する者をテクニカルに分離することによって、
手がかりの真偽の決定不可能状態を回避しているだけでなく、探偵が推理をする必然性
をも担保しているというわけです(《京極堂》シリーズの京極堂と榎木津の関係性との類似
も指摘されています)。
ただ、たしかに諸岡氏の論旨は筋が通っているとは思うのですが、本作の場合、
推理が過剰すぎて、ところどころ破綻しているように感じられるのが残念なトコロw
ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ (講談社文庫)より
406273768X
No.26
(4pt)

メンバー魅力的すぎるぞ!

なんといっても、《あかずの扉》研究会の個性あふれる面子が好いです。物語の語り手となる二本松(にほんまつ)君を取り囲むは、まず皆の
お兄さん的存在で頼れるリーダー後動(ごどう)さん。人柄のよさもさることながら、推理面でも比類ない才能あり。そして、自称名探偵の
鳴海雄一郎(なるみゆういちろう)。キザだがどこかチャーミングで憎めないし、やたらロマンチックな面もある。推理の切れ味も最高級。
続いて、霊能力らしきものを持つサキさん。どことなく持って回った言動がシニカルだし、控え目だが甘い香り漂うマドンナには違いない。
お次は、どんな鍵でも開けてしまう便利な特技を持つジョーマエさん。ムーミンみたいな風貌とは裏腹にやる時はきっちり動ける頼れる人。
最後はムードメーカーのユイちゃん。一見すると自己中心的だが、実は何より仲間おもいで皆の為に東奔西走している女の子。

以上の、多彩な顔ぶれが尖塔が屹立する西洋建築物・流氷館の謎に挑みます。流氷館で行われる推理ゲームに招かれた招待客が忽然と拉致され
気づけば、同じ間取りを持つ偽・流氷館へと移動していた。その二つの館、まさにタイトル通りのドッペルゲンガーという着想が面白い。
また、アイディアだけじゃなしに構成面もしっかりしていて、散りばめられるというよりばら撒かれている伏線をはじめ、驚天動地のトリック
に、有無をいわさない論理的講釈とよくできているし、キャラ造型がいいだけに余韻も最高ですね。本格の雰囲気漂うスリリングな展開を
ぜひ体験してみて下さい。
ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ (講談社文庫)より
406273768X
No.25
(4pt)

本格推理としては良くできている

小説としてのできはちょっとアレですが、トリックと論理展開が良くできているので、かなり甘い採点になっています。

ノベルスで読んだとき、導入部分の学園ラブコメに辟易したのを思い出しました。再読してもやっぱりつらいものがあります(学園シリーズみたいに開き直っていればともかく)。それとも駒大推理研というのはこんな雰囲気だったのか(まさかね…)これって損しているよな〜そこを我慢して読んで行くと、なかなか良くできた論理の応酬とバブル残照時代的大トリックが楽しめるのに。

もっとも、現在の目で見ると、もってまわった記述が多くて、読みにくい感じが否めません(当時は確かにそういったスタイルが流行っていたけど)。事件の真相自体は比較的単純なので、登場人物を整理して小説の規模を少し小さくすればもっと読みやすい、推理とトリックを楽しみやすい作品になったでしょう。

#こういった点をうまく処理しているのが石崎幸二さんでしょう。事件の舞台や人物の造形を単純化して、ソリッドに記述していくため、少なくとも「わけわか」という評価だけは下されない。
ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ (講談社文庫)より
406273768X
No.24
(4pt)

メンバー魅力的すぎるぞ!

なんといっても、《あかずの扉》研究会の個性あふれる面子が好いです。物語の語り手となる二本松(にほんまつ)君を取り囲むは、まず皆の
お兄さん的存在で頼れるリーダー後動(ごどう)さん。人柄のよさもさることながら、推理面でも比類ない才能あり。そして、自称名探偵の
鳴海雄一郎(なるみゆういちろう)。キザだがどこかチャーミングで憎めないし、やたらロマンチックな面もある。推理の切れ味も最高級。
続いて、霊能力らしきものを持つサキさん。どことなく持って回った言動がシニカルだし、控え目だが甘い香り漂うマドンナには違いない。
お次は、どんな鍵でも開けてしまう便利な特技を持つジョーマエさん。ムーミンみたいな風貌とは裏腹にやる時はきっちり動ける頼れる人。
最後はムードメーカーのユイちゃん。一見すると自己中心的だが、実は何より仲間おもいで皆の為に東奔西走している女の子。

以上の、多彩な顔ぶれが尖塔が屹立する西洋建築物・流氷館の謎に挑みます。流氷館で行われる推理ゲームに招かれた招待客が忽然と拉致され
気づけば、同じ間取りを持つ偽・流氷館へと移動していた。その二つの館、まさにタイトル通りのドッペルゲンガーという着想が面白い。
また、アイディアだけじゃなしに構成面もしっかりしていて、散りばめられるというよりばら撒かれている伏線をはじめ、驚天動地のトリック
に、有無をいわさない論理的講釈とよくできているし、キャラ造型がいいだけに余韻も最高ですね。本格の雰囲気漂うスリリングな展開を
ぜひ体験してみて下さい。
ドッペルゲンガー宮―あかずの『扉』研究会流氷館へ (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: ドッペルゲンガー宮―あかずの『扉』研究会流氷館へ (講談社ノベルス)より
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No.23
(4pt)

本格推理としては良くできている

小説としてのできはちょっとアレですが、トリックと論理展開が良くできているので、かなり甘い採点になっています。

ノベルスで読んだとき、導入部分の学園ラブコメに辟易したのを思い出しました。再読してもやっぱりつらいものがあります(学園シリーズみたいに開き直っていればともかく)。それとも駒大推理研というのはこんな雰囲気だったのか(まさかね…)これって損しているよな〜そこを我慢して読んで行くと、なかなか良くできた論理の応酬とバブル残照時代的大トリックが楽しめるのに。

もっとも、現在の目で見ると、もってまわった記述が多くて、読みにくい感じが否めません(当時は確かにそういったスタイルが流行っていたけど)。事件の真相自体は比較的単純なので、登場人物を整理して小説の規模を少し小さくすればもっと読みやすい、推理とトリックを楽しみやすい作品になったでしょう。

#こういった点をうまく処理しているのが石崎幸二さんでしょう。事件の舞台や人物の造形を単純化して、ソリッドに記述していくため、少なくとも「わけわか」という評価だけは下されない。
ドッペルゲンガー宮―あかずの『扉』研究会流氷館へ (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: ドッペルゲンガー宮―あかずの『扉』研究会流氷館へ (講談社ノベルス)より
4061820834
No.22
(4pt)

好きです♪

割としっかりした推理小説です。
他の方のレビューにもあるように、仕掛けが大掛かりです。それは…ありですか?と思ってしまうくらいの仕掛けも存在します。
で、厚さもしっかりとあるのですが、苦にならないです。サクサク読めました。
ただこの辺は人それぞれになってしまうかもしれません。
後半の覆る犯人には驚きとともに興奮を覚えましたが、結局読み進める上でこの人だと思った人が犯人でした。最初違う人だ!ってなってたときに焦りましたw
ミステリとしての出来もかなり高い水準にあると思います。
登場キャラクターも印象がしっかりしている感じがするので、続きが気になる感じです。
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4061820834
No.21
(4pt)

好きです♪

割としっかりした推理小説です。
他の方のレビューにもあるように、仕掛けが大掛かりです。それは…ありですか?と思ってしまうくらいの仕掛けも存在します。
で、厚さもしっかりとあるのですが、苦にならないです。サクサク読めました。
ただこの辺は人それぞれになってしまうかもしれません。
後半の覆る犯人には驚きとともに興奮を覚えましたが、結局読み進める上でこの人だと思った人が犯人でした。最初違う人だ!ってなってたときに焦りましたw
ミステリとしての出来もかなり高い水準にあると思います。
登場キャラクターも印象がしっかりしている感じがするので、続きが気になる感じです。
ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ (講談社文庫)より
406273768X
No.20
(4pt)

壮大な館のトリック・・・だけじゃない

 1999年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。
 第12回メフィスト賞の受賞作。「<あかずの扉>研究会」シリーズの第1作だが、これがシリーズ中でもっとも優れているのではないか。壮大なトリックや意外な展開が盛り沢山で、飽きさせないつくりになっている。
 もちろん、デビュー作ということで欠点も多い。前半の粗さとか、人物造形の知勇と半端さとか。
 それでも、読んでみるだけの価値のある作品だろう。
ドッペルゲンガー宮―あかずの『扉』研究会流氷館へ (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: ドッペルゲンガー宮―あかずの『扉』研究会流氷館へ (講談社ノベルス)より
4061820834
No.19
(4pt)

壮大な館のトリック・・・だけじゃない

 1999年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。
 第12回メフィスト賞の受賞作。「<あかずの扉>研究会」シリーズの第1作だが、これがシリーズ中でもっとも優れているのではないか。壮大なトリックや意外な展開が盛り沢山で、飽きさせないつくりになっている。
 もちろん、デビュー作ということで欠点も多い。前半の粗さとか、人物造形の知勇と半端さとか。
 それでも、読んでみるだけの価値のある作品だろう。
ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ (講談社文庫)より
406273768X
No.18
(3pt)

活劇です!楽しいです!

他のレビュアー様の仰る通りです。本格とは程遠い仕掛け。くどい説明。消費的虐殺…。
確かに『ミステリ』『推理物』を期待して読むとがっかりされる方も多いかと思います。
でも!これを活劇とみれば評価は一変です。
研究会メンバーは、へタレの主人公、明るいヒロイン、憧れの女性、キレる先輩…etc…まるでアニメ的なキャラ立ちは十分魅力的。
推理漫画(男性だと『スパイラル』とか、女性だと『パズルゲーム ハイスクール』とか!)が好きだけど、ラノベじゃあ物足りない。
そんな方にお勧め致します。楽しかったです。
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4061820834
No.17
(2pt)

実際には有り得ない設定

買ってから随分経ってしまったけど読み始めたら早かったです。
本格推理小説です。
こういうトリック系の推理小説って初めて読んだかも・・・
しかしトリックを考えるより先に先に進んでしまって、私には推理小説は向いてないかもって思いました。
仕掛けがかなり大掛かりなんで実際には有り得ない設定なので、そこで冷めた目線で読んでる私がいて・・・やはり向いてないのか?
登場人物の会話というか恋愛っぽいところは少女小説みたいな感じでした。
どうやらシリーズになってるようだけど文庫で出たら考えてみようかなって感じですかね〜(^^;)
ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ (講談社文庫)より
406273768X
No.16
(3pt)

題名に沿った内容ではあるが...

メフィスト作受賞作は出来不出来が激しいのだが本作はかろうじて平均点という所か。島田氏推薦と言うのは当てにならない。何でも推薦してしまう人だから。題名の通り、両面から1つの事件(事象)を推理して行くというお話。
しかし、館に代表される仕掛け、それに基づく構想がたいした事ないので、読んでいて胸躍るシーンが無い。ミステリ作品としての魅力が感じられないのだ。ネタもすぐ割れる。他の受賞作の一部のように構想が破綻してお話にならないという程ではなく、一応纏まっているという事で平均点。「ドッペルゲンガー」と銘打つ以上、例えば芥川龍之介との関係を持ち出すとかの稚気が欲しかったなぁ。
ドッペルゲンガー宮―あかずの『扉』研究会流氷館へ (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: ドッペルゲンガー宮―あかずの『扉』研究会流氷館へ (講談社ノベルス)より
4061820834
No.15
(3pt)

娯楽モノとしては十分。

解決編での二転三転の詰め直し、大仕掛けなトリックは十分合格点。
最後まで読んできた人をがっかりさせないという基本はできている。
登場人物の背景がよく見えない(特に殺される人の方)のが残念。
「小説」家としての力量が付いてくれば面白い作家になるのでは?
ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ (講談社文庫)より
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No.14
(5pt)

さすがは島田さんの弟子

著者のデビュー作にして、“あかずの『扉』研究会”シリーズの第一作。
シリーズの特徴としては二人の探偵役がいて、主人公はそのワトスン(記述者)君という形。
研究会のメンバーはそれぞれに特徴があってとても魅力的です。
島田荘司さんのお弟子さんだけあって凝った仕掛けの建物が出てきます。
『斜め屋敷』みたいなね。

探偵が二手に分かれて同じ事件を謎解きをしていくというスタイルをとっています。
ドッペルゲンガーとはよく言ったもので、両方の視点がなくては謎解きが困難なように工夫してあります。
入念に作りこまれたお話とトリック、それに平行して主人公達研究会のお話も盛り込まれて飽きなかったです。
少々細かい部分で状況説明がくどく感じる部分はありましたが、そんなことが気にならないくらいのストーリー力があります。
夢中になって一気に第一部全巻を買ってしまいました。
ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ (講談社文庫)より
406273768X
No.13
(5pt)

さすがは島田さんの弟子

著者のデビュー作にして、“あかずの『扉』研究会”シリーズの第一作。
シリーズの特徴としては二人の探偵役がいて、主人公はそのワトスン(記述者)君という形。
研究会のメンバーはそれぞれに特徴があってとても魅力的です。
島田荘司さんのお弟子さんだけあって凝った仕掛けの建物が出てきます。
『斜め屋敷』みたいなね。

探偵が二手に分かれて同じ事件を謎解きをしていくというスタイルをとっています。
ドッペルゲンガーとはよく言ったもので、両方の視点がなくては謎解きが困難なように工夫してあります。
入念に作りこまれたお話とトリック、それに平行して主人公達研究会のお話も盛り込まれて飽きなかったです。
少々細かい部分で状況説明がくどく感じる部分はありましたが、そんなことが気にならないくらいのストーリー力があります。
夢中になって一気に第一部全巻を買ってしまいました。
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4061820834
No.12
(2pt)

推理物ではなく、青春小説として読むと面白いです

 6年ぶりに読んでみましたが、やはり評価は変わりません。
 推理小説としては、登場人物が多く視点が変わるので、とても読みにくいです。謎は魅力的ですが文体が軽いためか散漫といった印象を受けます。重みがないので読者を引っ張る力が弱いと感じました。
 そのため、ポイントとなる場面の印象が薄く、伏線が存在感あるものとは思えなかったです。軽さとは別の問題になりますが、10代の少女が被害者というのも、陰惨さが感じられて好きにはなれませんでした。
1997年までの乱歩賞全作品や、江戸川乱歩・横溝正史・島田荘司・綾辻行人・北村薫・京極夏彦と順番に?読んできた私には今ひとつというミステリです。
 とくに横溝が好きな方にはお勧めできません。本格物の形をした新本格作品とでも言えばよいのでしょうか……。
 あくまでも個人的な感想ですが、大学生が主人公の小説が好きな私は、ミステリとしてよりも、完全な青春小説として読んでみたかったです。
 予知能力のような物を持っている女性など、登場人物の造形は興味深く、彼らの会話などはとても楽しめました。
 
 
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406273768X
No.11
(2pt)

登場人物が多すぎる

名探偵が2人。どちらも失敗しない。しかも探偵同好会なのでワトソンも盛りだくさん。
上記の設定を以後も忠実に守ろうとするので
全作品につき破綻をきたしている作者の「あかずの『扉』研究会」もの
探偵群たちの個性のかき分けも全くうまくいっておらず
正直言って読んで内容を理解するのはつらいですが
この作品は大仕掛けなトリックがメインで進んできます。
トリックは大がかりなんだけどね・・・
ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ (講談社文庫)より
406273768X
No.10
(3pt)

なんだかちょっと・・・

なんだか物足りない1冊でした。探偵役2人が推理していくのが悪いわけじゃないけど、素直に頭良すぎ。穏やかそうな2人だから、キャラがぶつかることもなく淡々と進んでく感じ。開かずの扉研究会としての、キャラの個性はいいとは思うんだけど。
ドッペルゲンガー宮―あかずの『扉』研究会流氷館へ (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: ドッペルゲンガー宮―あかずの『扉』研究会流氷館へ (講談社ノベルス)より
4061820834
No.9
(2pt)

もったいない・・・

何通りも出てくる推理のどれもが魅力的だが、真実に行き着くまでが長くて疲れてしまい、最後まで読んでもすっきりしない。登場人物は個性的で分かりやすいが、どこかマンガっぽくて冷めてしまう。センスはいいと思うので残念だ。
ドッペルゲンガー宮―あかずの『扉』研究会流氷館へ (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: ドッペルゲンガー宮―あかずの『扉』研究会流氷館へ (講談社ノベルス)より
4061820834