色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
評判
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価:
3.41/5点 レビュー 1,022件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1,024件 641〜660 33/52ページ
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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価:
3.41/5点 レビュー 1,022件。 B ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
主にゲームとアニメ。
ライトノベルも読んだことがありません。
そんなわけで、読書の少なさがレビューにも現れると思いますが、
どうにか脳内で変換してください。
さて、文章あまり読まない私でも、
村上春樹の作品は、結構引き込まれて読めてしまうんです。
多崎つくるもしかり。
確かにリアルと比べるむずがゆくなるセリフのオンパレードです。
そのセリフに対して、
「こんなんぜってぇ言わねぇ」とツッコミいれたくなるのもわかります。
女性蔑視的と受け取られるようなセックスまでの流れもオンパレードです。
その流れに対して、
「こんなシチュエーション有り得ねぇ」とツッコミいれたくなるのもわかります。
むしろ、ツッコミ入れる人格が現在では正常なのだと思います。
ツッコミ入れない人って、バブル時代にボディコン着た女性と踊ってた人くらいなのかもしれません。
私の場合「いいなぁ」と羨ましく思いながら読んでるので、
ムーディーな雰囲気の片鱗に触れることはできているかもしれません。
文学的なセックスの位置づけというものはよくわかりませんけど。
変態的な射精シーンは、
生々しいというか、幻想的なのか?
なんといっていいのか、よくわからないですけど、
一番近い言葉で表現するなら、
”気持ち悪い”って言葉でしょうか。
でもアレですよ。
射精は、ウルトラマンのスペシウム光線みたいなもんです。
村上春樹の射精がスペシウム光線だというわけではありません。
アニメだと必ずキメ技みたいなのがあって、
それが出てこないとテンポ的にムズムズして訝しさが残るんです。
水戸黄門の印籠って言った方が分かりやすいでしょうか。
村上春樹と言ったら、気持ち悪い射精シーン。
これがないと、村上春樹を読んだって感じしないかもしれません。
読んでるうちに、独特のモヤモヤ感がクセになってくるんです。
次に、なぜ私がこれを読めるのか。ボロくそに言われるこの本をなぜ・・・。
ちょっと考えてみました。
それは、きっと私が厨二病だからだと思います。
それにバカだから?
ドラゴンボールのカメハメ波に、
「そんなん出せねぇよ!」とかツッコミ始めたらキリがありません。
カメハメ波だけならともかく、
生き返るし、異星人は出てくるし、地球は壊れるし。
村上春樹なんて可愛いものです。
村上春樹なんて、
女「ビッグバンのこと?」
男「ビッグバンのこともよく知らない」
村上春樹の宇宙ネタなんて、これがせいぜいです。
これがもし、
女「ナメック星のこと?」
男「ナメック星のことはよく知らない」
と言ったら、さすがに私も度肝を抜かれます。
抜かれつつも
村上先生さすがっす!ナメック星のこと自分もよく知らないっす!って言いながら、
春樹の本を読みあさります。
でも、村上春樹はまだそこまでには達していません。
出てくるのは人間です。
(妖精とか人間じゃないのも出てくることありますけど、ナメック星人じゃないハズです。
主人公が地球を壊したことはないハズです。
精子は出してもカメハメ波を出したことはないハズです。)
これが彼の世界観で、読者はそれを楽しむのでしょう。
『村上クエスト』として、
『村上ファンタジー』として、
『飛び出せ!村上村』でもいいです。
『新生活 村上コレクション』とか。
日常系と言われる「けいおん!」なら、実生活に近いかもしれませんが、
それでも、ありえないシチュエーションばかりです。
最新作の映画版エヴァンゲリオンなんて酷いもんです。
ある日目覚めたら、今まで仲間だと思ってた人たちがみんな主人公のシンジくんを敵視してるんです。
皆が皆、秘密主義者的な人格になってて、誰もその事情を説明しようとしないし。
そして、シンジくんは、周りの人間に不信感抱いて飛び出しちゃうんです。
そんでもって、後に、親しかった友人は死んでいることを知らされる。
シチュエーション的に意味不明な上に、
後半は「ぼくはキミに出会うために生まれてきたんだね」
なんて臭いセリフの連発で堪らず苦笑い。
全然感情移入なんてできませんでした。
って、どっかで読んだことあるような。
そ、それはさて置きですね、
アニメ視聴者は、「こういう裏設定があるんじゃないか」といろいろ解釈を加えたり、
脳内変換はよくやるんです。
これは客観的に描いている体裁をとりつつ、
実は主人公シンジくんの主観で描いているんじゃないかなどなど。
あと、わけの分からない横文字。
私の場合、村上春樹の何の作品か忘れましたがやたら連発される「メタファ」という言葉すら分かりませんでした。
読み飛ばしていたのですが、あまりにも出てくるので調べましたけど。
私はあまり知識がないので、知らない言葉ってかなり出てくるんです。
アニメやゲームだとオリジナルの造語やキーワードがバンバン出てくるので、調べようもないのですが。
そのため、わけのわからない横文字っていうのは、それほどきになりません。
バカだから読めるっていうのは、このような意味です。
それに、言葉はメロディと同じように、不協和音が心に響くことがあると思うんです。
日本語の会話に不自然に入ってくる横文字。
ルー大柴が普通に日本語喋ったらつまりません。
「トゥギャザーしようぜ!!」
いいじゃないですか。
これ、ケミストリーでも面白いと思うんですよ。
「ケミストリーしようぜ!!」
うん。いけてます。
変調したような、テンポが変わったような、
12/8のイントロで進行していた「戦場のメリークリスマス」がサビのところで4/4に変わったときのような感動。
とても感慨深くて、
感慨深くて、
私はもう、笑っちゃいます。
ルー大柴のギャグに飽きるのも分かりますけど、
「ケミストリーしようぜ!!」は結構面白いと思うんですよ。
そんなわけで、村上春樹を読む際も、彼の世界観に自分を合わせる。
カメハメ波が出せなくても、
「ここで界王拳10倍カメハメ波を出せ!」と思わず主人公に感情移入して応援してしまう。
横文字は村上春樹の持ちネタです。
そんなスタンスで読むと、案外充実した読書を味わえます。
それでも楽しめない場合は、読書の合間に「巡礼の年」なんていうクラシック聴きながら、
主人公の孤独に合わせるのではなく、
ゴールデンボンバーの「Dance my generation」を聴きながら読むと
登場人物の臭いセリフも楽しめます。
ちなみに、他の小説でも脳内変換は可能なのですが、村上春樹ほど楽しめない。
読書しない自分が言うのも説得力に欠けますが、
村上春樹の文章力っていうのはすごいものがあるんじゃないかと思っています。
↑
自分が楽しめたから「すごい文章力」って、かなりおこがましい理屈ですけど。
私何様?専門家?評論家?ゲーマーです。オタクです。自認してます。
褒めてるのか貶してるのか分からなくなってきましたが、
私は村上春樹の作品が好きです。
心の底から☆5をつけている人からは「参考にならない」って言われそうですし、
この本がゴミだと思っている人からも「参考にならない」って言われそうですし、
っていうか、☆5を見た瞬間に反射的に「参考にならない」をポチってしてく人いるでしょう。
私のレビューって位置づけが安定しませんが、
村上春樹を楽しむ見方の一つとしてレビューしました。
自分が楽しんでいる作品に対して、
みんなが怒っているので、ちょっと悲しくなっちゃいました。
なので、こんなレビューになっちゃいましたけど。
私のように、多崎つくるがカメハメ波を放ったとしても、
バーでナメック星について語ったとしても
ついていける読者でない方。
そんな方は、捨てる前に、売る前に、
「Dance my generation」をYou tubeで視聴してから、再度読み返してみてください。