家族八景
評判
家族八景の評価:
4.33/5点 レビュー 110件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全160件 101〜120 6/8ページ
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家族八景の評価:
4.33/5点 レビュー 110件。 C ランク
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むしろ、あらすじはないが、ネタバレだけはある。
(以下、2部と3部のネタバレまで含みます)
『時をかける少女』でおなじみSF作家の
筒井康隆による七瀬三部作。
人の心を読むことができる超能力者の家政婦・七瀬ちゃん。
(結局説明している)
第一部『家族八景』まではコメディだった。
さすがに最終話は怖いが。
(故人が棺桶の中で火葬直前に息を吹き返すも
誰にも気付かれないまま焼かれていく……
その声が七瀬だけに聞こえている)
木南晴夏主演でテレビドラマになったほどポップな内容だ。
しかしあの木南晴夏のサイコな顔の作りが作品とよく合うこと。
10代かと思いきや20代後半(当時)という童顔なサイコ娘でもある。
第二部『七瀬ふたたび』では一転、国家が絡んでくる。
シリアスもいいところである。
しかも七瀬ちゃん死ぬ。関係者も全部死ぬ。読んだあと落ち込む。
で第三部『エディプスの恋人』に続くのだが……
読者は第二部を読了した時点で、「続く」意味が理解できないだろう。
だって七瀬ちゃん死んでるもん。
けれども構わず、第三部。
なぜかいきなり高校に事務員として勤務している七瀬ちゃん登場。
えっ 生きてんの? えっ なんで学校の事務員さんしてんの?
その疑問が解決するのはずっと後のほうです。
しかも七瀬さんご本人が「あれ?何かおかしくない?」とお気づきになるという
読み手の精神をエグるパターンの安心設計ですから、安心して読んでほしい。
ホラーとかによくあるけど、
登場人物が、自分のいる小説世界そのものを懐疑しだす瞬間のエグさったらないね。
あと、七瀬ちゃん、一瞬ですが神様になります。ここの説明は不要だよね?
しかしここで書かれている「神から見た世界の様子」や、
「神が遍在するとはどういうことか」の表現が、非常に上手い。しかもわかりやすい。
さすが文豪。
皆さんの中で、知り合いにニーチェがいるという方は是非感想を聞いてきてください。