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誇りと復讐
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誇りと復讐の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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先へ先へと読み進めたくなる筆致はさすがだ。 善人悪人がはっきり分かれているところに、浅さを感じなくもないが、 その分、非常に読みやすい。 ニックの弁護士マンロー、ダニーの弁護士レドメイン親子は特に魅力を感じた。 マンロー「お二人は別々の森に植えられてはいても、ともに樫の木なのです。」 レドメイン父「やはり天に神はおいでになった。」 | ||||
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オーソドックスな話ですが、アーチャーにかかればとにかく面白い。外れ無し。 | ||||
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アーチャー作品は、何を読んでも面白いね。この作品も、これから数年かけて、後何回も読み直すと思います。 | ||||
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小学校の5〜6年頃から本を読み出したのだが、その頃に読んだ「巌窟王」の面白さは格別で、後年、その原典である「モンテ・クリスト伯」よりも面白かった感がある。 これは「ロビンソン漂流記」・「ヴェニスの商人」・「名探偵ホームズ」・「怪盗ルパン」等然りで、いかに少年少女文学のダイジェスト版が面白く書かれていたかという事だ。 今から考えると、話しを簡略化する事で、面白さの要諦を際立たせ、多少の画入りも子供には良かったのかもしれない。 本書は、その「巌窟王」(モンテ・クリスト伯)のような面白さだという惹句に乗せられて買った。上下2巻で長いが、ストーリー的にはコンパクトに纏まっている。 題材的にいくらでも長く書ける内容なのだが、簡潔な分、話しの要諦が判り、主人公やサブ主人公に感情移入しやすい。従って、小説の世界にのめり込めるのだ。 特に下巻3/4からのシチュエーションは白眉で、普通なら本が終わりに近づくにつれて達成感みたいなものが湧いてくるのだが、今回は久しぶりに残りの頁数が減っていくのが残念でならず、ええー、もう終わってしまうのかーと悲鳴をあげた。 | ||||
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自身が投獄されてから、もともと物語巧者のジェフリー・アーチャにもう一つ得意の話が加わった。すなわち獄中話。生活ぶりなど実にリアルで、特に囚人や警護官の人物描写がうまい。 今回の作品でも、この獄中の様子の部分が特によかったのは言うまでもない。 本作品は、話の三分の一がこの獄中話。三分の一が法廷劇。のこり三分の一がその他(一般の生活の部分)というおおよその感じ。 その中では、法廷劇の部分がちょっとなじめないと言うか、ま、あまり面白くなかったな。スリルがあって、まさに手に汗握るの感があったけど、そもそも法定のやり取りそのものは言葉使いも含め、どうもしっくりいかないのは、ま、作者のせいではないかな。 全般的には、スピード感あり、まさにオトコという友情あり、ロマンスあり、と魅力たっぷりのアーチャーらしい作品で、満足でした。 名句をいくつか。。。 復讐という料理は冷製に限る。(p118) ともに喜びをわかちあう人間がいなければ、勝利になんの意味があるだろうか?(p122) | ||||
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とにかく頁を速く捲りたい要望にかられた久々の1作。親友を殺ろした罪で殺人容疑をかけられた罪なき主人公が、真犯人に復讐するといった単純なストーリーながら、法廷での弁護士、検察官の駆け引き、独房内の描写、800頁を超える大作とは感じさせない見事なストーリーテラーぶり、そして主人公初め、印象的な登場人物等、読みどころは十分。事件に巻き込まれた主人公が、物語が進むにつれ、それをサポートする弁護士共々成長していく過程の描写は本当に見事であり、作家は当然ながら翻訳家である永井敦氏の素晴らしい仕事と賞賛したい。海外小説として最も大事なものの一つである作者と翻訳家の相性は抜群であり、人間の矜持、そして人間の誇りとは何かを感じさせてくれる素晴らしい作品と思う。本作における法廷、刑務所の印象的な場面の数々は、JAの経歴なきには書ききれない、通常のリーガル物とは一線を画した作品である。 | ||||
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結構な”ありえない”話を、場面転換の速さと、原題”Prisoner of Birth" 因習の虜という 主題がしっくり納得できる、出自の異なる2人の男の人生、思考を交互に披露して、 私のページをめくる手を止めさせてくれなかった。 一瞬 男性版”マイ・フェアー・レディー"か?とつこめたり、アルが囚人でありながら、あれ程の善人で よかったなぁ、と安堵したり、と読み手をのめり込ませてくれる。最低1週間は楽しむ 積もりが3日で読み飛ばしてしまって後悔しています。 ただ、あれ程のやり手で、生まれもよく、学歴最高、地位もあり前途も洋々の<4銃士隊>の 隊長(?)が弾みとはいえ、一時の感情の高まりから公共の場で人を刺し殺すか? 事件直後からアリバイ工作に奔走する頭の回転の速さで、話を読み進むほどにここが、 引っかかってしまった。 作者も、この辺りの矛盾をどう読者の目から逸らすか、苦慮したと思われ、 結局、すべての発端である、殺人の場面は詳しく描写しない事にしたと推測しています。 (マア、それほど後のストーリーに自信があったのでしょうし、そのとおり、結局 楽しんでしまいました。) 最後も”胸のすく”結末ではありましたが、私としては、いま少し犯人側の狼狽をエピローグ として楽しみたかった。(偽証したバーマンさんはどうなった? ニック殺しは立証される のか?) あと、なんでバーテンを、バーマンと訳したんでしょうか?翻訳物を読むときには 人物関係を十分把握するために、50Page位を丹念に読むことにしているのですが、バーマンを 人名と勘違いして、ちょっと混乱してしまいました。 | ||||
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相変わらず、最後までぐいぐい読ませる。 登場人物も皆魅力的。 ストーリーテラーの面目躍如といったところか。 ただ、主人公を助けるある重要人物の思考、行動に首をかしげたし、目立ちすぎる伏線のためにどんでん返しの意外性が損なわれている。 とはいえよくできた娯楽性の高い読み物で、値段分の値打ちは十分あると思う。 | ||||
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幼なじみと婚約したダニーは祝いにくり出たパブの席で3人組にからまれる。パブから出たダニーたちと3人組は口論になり、ダニーの婚約者の兄であり親友でもあるバーニーが3人組の1人に刺殺されてしまう。3人組の巧妙な偽証で無実の殺人の罪を着せられ、投獄させられるダニー。獄中、密かに復讐の作戦を練り、怒りの炎を燃え上がらせるが…。 代表作『百万ドルをとり返せ!』に勝るとも劣らぬ前評判で、さてさてと期待を胸に手を取ったが…正直若干期待ハズレ。 上下2巻の長編、最後まで読んだが、長すぎる、盛り上がりに欠ける、偶然性に過ぎる、といったところか。『百万ドルをとり返せ!』のシャープでキレのあるノンストップストーリーは望むべくもなかった。フットワークが重くてペンのキレが悪い。残念。 | ||||
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アーチャー、久しぶりの長編です。「百万ドルを取り返せ」を彷彿とさせる興奮と「プリズン・ストーリー」で感じたアーチャーその人の人生の深みが味わえます。最初から最後まで一気に読めました。ストーリー展開は、アーチャー独特の偶然と矛盾に満ちていますが、違和感なく楽しめるのがこの人のすごいところ。今から次の長編が楽しみです。 | ||||
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アーチャー、久しぶりの長編です。「百万ドルを取り返せ」を彷彿とさせる興奮と「プリズン・ストーリー」で感じたアーチャーその人の人生の深みが味わえます。最初から最後まで一気に読めました。ストーリー展開は、アーチャー独特の偶然と矛盾に満ちていますが、違和感なく楽しめるのがこの人のすごいところ。今から次の長編が楽しみです。 | ||||
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