残穢

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評判

残穢の評価:

3.38/5点 レビュー 306件。 D ランク

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平均点3.38pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全309件 261〜280 14/16ページ
No.49
(5pt)

怖さの感情の伝搬

最初の数ページで過去の「屍鬼」と全く異なる、
疑似ノンフィクションであることがわかりました。
 映画ではよくある疑似ドキュメンタリーのスタイルと同じです。
 登場人物は実名で、実際のノンフィクションライターや
編集者、怪談作家が登場しています。

 著者である「わたし」と、共に「残穢」を調査する「久保さん」の、
時に我に帰ったような、怪異の存在自体を疑うような冷めた意識が時々差し挟まれていて、
そこが現実感を増す道具立てになるというより、
むしろ散漫なノイズが差し挟まれるような読後感だった。
 もし仮にこの疑似ノンフィクションが実際の体験を元にしたものであるなら、こういう「わたし」の感じ方は普通なのだろうと思う。
 小野不由美さんの「屍鬼」とか、「東京異聞」とか、
これらの僕の印象は、全く現実離れした世界になぜかリアリティーを感じてずるずると引き込まれていくような感触でした。
あまり文体とか小説作法についてはよくわかりませんが、
熱心なファンの人達はやはりこういう小説を読むと「引き込まれる」のだろうと想像します。
 「残穢」は、やはり同じ著者であるので、ところどころ、
皮膚感覚を感じるところもありますが、
疑似ノンフィクションである形式が却って怪異に距離を感じさせたのか、実はあまり濃密な「現実感」はありませんでした。
 たぶん、本文にも書かれているとおり、怪談のリアリティーは、
物質的な実証とは別の怪談としての形そのものにあるので、
 架空の怪談自体に何か恐怖というリアリティーの芯があるのかもしれません。

 「残穢」という言葉は著者の造語かと思います。
俗な言葉で言うところの呪いとか祟りとか、
そういうものが怪異が起きるその現場と人においては
直接的な因果関係を持たず、
過去の残像のそのまた残像として伝搬するという、
怪談というかたちの素描です。
 怪談の実在というのは、
「りんご」を「りんご」という日本語や「apple」という英語で覚えるのと同じような、
捉える仕組みを受け取ること自体なのだとすると、
こういうことなのかもしれません。

 切れた因果関係の先を、怪異の元となった実際の事件の発生をたどるという形でどんどん辿っていくこの小説は、
因果関係を求めてまた別の因果関係の分岐にぶつかる編み目になっています。
 物語の終末が元の因果関係まで辿ってぷっつりと自然消滅するように感じられるのも、
実際に生きている普通の人間の理性が「怪談」を見下ろして2重写しになっていることから来ることと思います。
残穢 Amazon書評・レビュー: 残穢より
4103970049
No.48
(5pt)

十二国記や屍鬼とは違う作品

この作品は、作者自身のドキュメンタリー…のように書かれている作品です。
実際に「ノンフィクションだ」と作中で断言されているわけではないので実話なのかはわかりませんが、
十二国記などのような「ストーリー仕立て」ではないことは確かです。
作者自身が体験したことをレポートとしてまとめているような、そんな感じ。

なので、悪霊シリーズのような「読者を恐怖させるための表現」などはあまりありません。
でも、やけにリアルな話なので、淡白にこういうことがありました、それについて私たちはこうしました、
のような文章の書き方が逆に怖い。
自分の身近にもそういうことがあるのかも、と本気で思ってしまう書き方でした。

十二国記や屍鬼、悪霊シリーズや東京異聞のようなフィクションが好きな方には向かない内容かもしれません。
書き方でいえば、「黒祠の島」が一番表現方法としては近いかも?
主人公がその場所で起こったことをひたすら調べていって、最後にこれこれこういうオチがつく、というような。

好きか苦手かが分かれる作品だと思いました。
残穢(ざんえ) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 残穢(ざんえ) (新潮文庫)より
4101240299
No.47
(5pt)

十二国記や屍鬼とは違う作品

この作品は、作者自身のドキュメンタリー…のように書かれている作品です。
実際に「ノンフィクションだ」と作中で断言されているわけではないので実話なのかはわかりませんが、
十二国記などのような「ストーリー仕立て」ではないことは確かです。
作者自身が体験したことをレポートとしてまとめているような、そんな感じ。

なので、悪霊シリーズのような「読者を恐怖させるための表現」などはあまりありません。
でも、やけにリアルな話なので、淡白にこういうことがありました、それについて私たちはこうしました、
のような文章の書き方が逆に怖い。
自分の身近にもそういうことがあるのかも、と本気で思ってしまう書き方でした。

十二国記や屍鬼、悪霊シリーズや東京異聞のようなフィクションが好きな方には向かない内容かもしれません。
書き方でいえば、「黒祠の島」が一番表現方法としては近いかも?
主人公がその場所で起こったことをひたすら調べていって、最後にこれこれこういうオチがつく、というような。

好きか苦手かが分かれる作品だと思いました。
残穢 Amazon書評・レビュー: 残穢より
4103970049
No.46
(5pt)

怖すぎて

小野不由美さんは大好きで全て読んでいますが、それだけに今回の淡々とした語り口が実話なのか創作なのかわからなくてすっごく怖かったです。作中に実名や実作品、実際にあった事件が使われているため、ルポルタージュのような仕上がりです。「ぶらんこ」のあたりでもう読むのをやめようかと思ったのですが、とにかく朝から昼間のうちに読み切り、読み終わってすぐ手放してしまいました。ごめんなさい。怖すぎです。
残穢(ざんえ) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 残穢(ざんえ) (新潮文庫)より
4101240299
No.45
(5pt)

大丈夫ですよね、これ。

マズイ、マズイ、マズイ。
小説のお約束(この物語はフィクションです)がどこにも書いてないんですが(汗)、最初の2ページであっこりゃだめだ。夜に読んじゃマズイと思い明るい時に読みました(笑)。
最後の方が読むのに躊躇しましたよ。

怖すぎです。
残穢(ざんえ) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 残穢(ざんえ) (新潮文庫)より
4101240299
No.44
(5pt)

怖すぎて

小野不由美さんは大好きで全て読んでいますが、それだけに今回の淡々とした語り口が実話なのか創作なのかわからなくてすっごく怖かったです。作中に実名や実作品、実際にあった事件が使われているため、ルポルタージュのような仕上がりです。「ぶらんこ」のあたりでもう読むのをやめようかと思ったのですが、とにかく朝から昼間のうちに読み切り、読み終わってすぐ手放してしまいました。ごめんなさい。怖すぎです。
残穢 Amazon書評・レビュー: 残穢より
4103970049
No.43
(5pt)

大丈夫ですよね、これ。

マズイ、マズイ、マズイ。
小説のお約束(この物語はフィクションです)がどこにも書いてないんですが(汗)、最初の2ページであっこりゃだめだ。夜に読んじゃマズイと思い明るい時に読みました(笑)。
最後の方が読むのに躊躇しましたよ。

怖すぎです。
残穢 Amazon書評・レビュー: 残穢より
4103970049
No.42
(4pt)

実録風怪談

前半のありがちな怪異が、わかっちゃうだけに嫌な怖さです。揺れているとか、畳をこする音とか、あああれだろうなあと思っているとやっぱりあれだったと。うう、後ろを振り向けない感じ、わかります。
 小野さん自身がレポーターのように怪異を探っていく実録風の展開。平山氏、福澤氏など実在の怪奇作家との交流もあり、ますます実話風に進んでいく。夜中の電話、怖いなあ。何か引き寄せてるなあ。北九州の、語るだけで障りがある怪談?え、そういうのやめてよ。

 フィクションらしい派手なストーリーはなく、実話怪談風の地味な怖さがあります。
残穢 Amazon書評・レビュー: 残穢より
4103970049
No.41
(4pt)

実録風怪談

前半のありがちな怪異が、わかっちゃうだけに嫌な怖さです。揺れているとか、畳をこする音とか、あああれだろうなあと思っているとやっぱりあれだったと。うう、後ろを振り向けない感じ、わかります。
 小野さん自身がレポーターのように怪異を探っていく実録風の展開。平山氏、福澤氏など実在の怪奇作家との交流もあり、ますます実話風に進んでいく。夜中の電話、怖いなあ。何か引き寄せてるなあ。北九州の、語るだけで障りがある怪談?え、そういうのやめてよ。

 フィクションらしい派手なストーリーはなく、実話怪談風の地味な怖さがあります。
残穢(ざんえ) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 残穢(ざんえ) (新潮文庫)より
4101240299
No.40
(4pt)

終わり方が物足りないが

小説の造りとして、導火線に火がついて、じりじりと燃えていき、最後に爆弾がドカーン、という形があります。
本作は、そのじりじりだけで、ドッカーンがありません。
そのあたりは物足りないのですが。

前半は、間違いなく怖いです。
特に、29ページから30ページにかけての怖さはどうでしょう。
私、いい年こいて、夜中にふと目をさましたあと、トイレに行くのが怖かったです。
闇のなかで、もし、あんなのを見たら、と思うと……。

怖いもの好きの人は、読む値打ちのある本です。
残穢(ざんえ) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 残穢(ざんえ) (新潮文庫)より
4101240299
No.39
(4pt)

終わり方が物足りないが

小説の造りとして、導火線に火がついて、じりじりと燃えていき、最後に爆弾がドカーン、という形があります。
本作は、そのじりじりだけで、ドッカーンがありません。
そのあたりは物足りないのですが。

前半は、間違いなく怖いです。
特に、29ページから30ページにかけての怖さはどうでしょう。
私、いい年こいて、夜中にふと目をさましたあと、トイレに行くのが怖かったです。
闇のなかで、もし、あんなのを見たら、と思うと……。

怖いもの好きの人は、読む値打ちのある本です。
残穢 Amazon書評・レビュー: 残穢より
4103970049
No.38
(5pt)

ニセドキュメンタリー

ノロイ プレミアム・エディション [DVD]
放送禁止 DVD封印BOX
等のニセドキュメンタリー手法の映像作品を楽しめた方には特にお勧め。
この手法の小説への適用はありそうでなかったもので
ホラーだけで無く、ミステリー等にも応用出来そう。

小野先生の普段の作家活動に詳しい方ならよりリアリティが高まり
この手法で得られる特有の感覚を味わえます。

本作品に関する作者インタビューが掲載されている↓もおすすめです
波 2012年 08月号 [雑誌]
残穢 Amazon書評・レビュー: 残穢より
4103970049
No.37
(5pt)

怖い!

置いてあるだけで、そこから呪いが発動しそうな恐ろしい本です。

十二国記やゴーストハントのようなエンターテイメント性のある物語ではありません。

簡潔にいうと、怪奇現象とその原因究明の為の調査にまつわる経過・結果報告書です。

しかしこれが、面白くて、怖くて、読み終わるのがもったいなくて、毎晩寝る前に、ちびりちびりと読み進めていました。

実話・怪談系が好きな方には絶対おすすめです。

鬼談百景の前に読んでしまった事をひたすら後悔。

同時に2冊買った方、気を付けてください。
残穢(ざんえ) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 残穢(ざんえ) (新潮文庫)より
4101240299
No.36
(5pt)

怖い!

置いてあるだけで、そこから呪いが発動しそうな恐ろしい本です。

十二国記やゴーストハントのようなエンターテイメント性のある物語ではありません。

簡潔にいうと、怪奇現象とその原因究明の為の調査にまつわる経過・結果報告書です。

しかしこれが、面白くて、怖くて、読み終わるのがもったいなくて、毎晩寝る前に、ちびりちびりと読み進めていました。

実話・怪談系が好きな方には絶対おすすめです。

鬼談百景の前に読んでしまった事をひたすら後悔。

同時に2冊買った方、気を付けてください。
残穢 Amazon書評・レビュー: 残穢より
4103970049
No.35
(5pt)

これは怪談です。

小野氏自身も言及していますが、(https://www.shinchosha.co.jp/ssl/zan-e/)本書は怪談です。
それも、おどろおどろしい表現で怖がらせるような類ではなく、不可思議な事件・現象を淡々とレポートしていくものです。

内容は、著者自身が遭遇した不可思議な体験(フィクションだと思いたい)を追いかけていくというもので、
著者の視点で、実際の近況(『幽』での連載など)とともに語られていくという形式が、なんとも言えない臨場感を醸し出しています。

単体としても十分面白いと思いますが、他の方のレビューにもある通り、是非とも同時発売の鬼談百景を読了の上で
(ついでに小野氏の来歴なども確認しておくとなお良い)本書に取り掛かることをお勧めします。
より、怪談としての薄ら寒さを感じられると思います。
残穢 Amazon書評・レビュー: 残穢より
4103970049
No.34
(5pt)

これは怪談です。

小野氏自身も言及していますが、([...])本書は怪談です。
それも、おどろおどろしい表現で怖がらせるような類ではなく、不可思議な事件・現象を淡々とレポートしていくものです。

内容は、著者自身が遭遇した不可思議な体験(フィクションだと思いたい)を追いかけていくというもので、
著者の視点で、実際の近況(『幽』での連載など)とともに語られていくという形式が、なんとも言えない臨場感を醸し出しています。

単体としても十分面白いと思いますが、他の方のレビューにもある通り、是非とも同時発売の鬼談百景を読了の上で
(ついでに小野氏の来歴なども確認しておくとなお良い)本書に取り掛かることをお勧めします。
より、怪談としての薄ら寒さを感じられると思います。
残穢(ざんえ) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 残穢(ざんえ) (新潮文庫)より
4101240299
No.33
(4pt)

小野不由美のケースレポート

星が4つなのは、やはり悪霊シリーズが読みたいな、という欲からです。 悪霊シリーズから20年。 確かにあのあとがきは酷かったなと本棚を漁りたくなりました。 あの当時、あとがきで怪談話を募って、よくある怪談の発生や派生分布を集めてらした集大成がこの作品に繋がったか、と読み始めから非常に感慨深かったです。 久しぶりの新作と言うのもありましたが。 今回の作品は、十二国記を好む方はがっかりされると思います。 悪霊シリーズのコミックからハマった方は微妙かもしれません。 ただ、小説での悪霊シリーズや屍鬼や東京異聞などを好む方には面白く読めるかと思います。 最初は理詰めで追うのに、徐々に感覚や感情が織り込まれ、読了後に形容し難い恐さを味わえました。 大変美味でした。 ごちそうさま。
残穢 Amazon書評・レビュー: 残穢より
4103970049
No.32
(4pt)

小野不由美のケースレポート

星が4つなのは、やはり悪霊シリーズが読みたいな、という欲からです。 悪霊シリーズから20年。 確かにあのあとがきは酷かったなと本棚を漁りたくなりました。 あの当時、あとがきで怪談話を募って、よくある怪談の発生や派生分布を集めてらした集大成がこの作品に繋がったか、と読み始めから非常に感慨深かったです。 久しぶりの新作と言うのもありましたが。 今回の作品は、十二国記を好む方はがっかりされると思います。 悪霊シリーズのコミックからハマった方は微妙かもしれません。 ただ、小説での悪霊シリーズや屍鬼や東京異聞などを好む方には面白く読めるかと思います。 最初は理詰めで追うのに、徐々に感覚や感情が織り込まれ、読了後に形容し難い恐さを味わえました。 大変美味でした。 ごちそうさま。
残穢(ざんえ) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 残穢(ざんえ) (新潮文庫)より
4101240299
No.31
(5pt)

地味に怖面白いです

ストーリーの内容的に手元に置いておくのが怖くなって、
読み終わってすぐに売りに行きました。
本当の話なのか確かめたいけど、怖くて確かめられないです。
ホラー好きの方にお勧めの本です!
残穢(ざんえ) (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 残穢(ざんえ) (新潮文庫)より
4101240299
No.30
(5pt)

地味に怖面白いです

ストーリーの内容的に手元に置いておくのが怖くなって、
読み終わってすぐに売りに行きました。
本当の話なのか確かめたいけど、怖くて確かめられないです。
ホラー好きの方にお勧めの本です!
残穢 Amazon書評・レビュー: 残穢より
4103970049