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地の底のヤマ



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地の底のヤマの評価: 4.10/5点 レビュー 30件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.10pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全23件 1~20 1/2ページ
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No.23:
(5pt)
※削除申請(1件)

支店長へのお返し

この本は、役10年前に当時の上司にお借りしていたものである。
実はその時にお借りしたのが、、、
西村健さんの直筆のサイン入りだったのである!
上司曰く「高校と大学の同級生なんだ」
とあまりにも凄い事をあっさりと言われて、、、。
内容は実に面白く、この厚さで二段組みにも関わらず、一気読み!
んで、、、その後上司は転勤し、自分も本社から移動して、、、、
ってその間に引っ越しもして、実はカバーだけを紛失!
ってすでに記憶の彼方だったのが、なんとその上司がこの春から支店長としてまたお仕えする事に!
ましてや開口一番
「あの貸してた本どうしてる?」
って事で、速攻で中古本をAmazonでポチりました(笑)
いやー帯までついててホント助かったって話です。
地の底のヤマAmazon書評・レビュー:地の底のヤマより
4062173441
No.22:
(5pt)

転勤族にはそれぞれ住む場所の歴史を知ることは早ければ早い方がいい。

歴史を知ることの重要性は住むことより学ぶ方が早い。
地の底のヤマAmazon書評・レビュー:地の底のヤマより
4062173441
No.21:
(5pt)

街の息吹きを感じます

炭と鉄 そこに因果は繰り広げられる。
地の底のヤマAmazon書評・レビュー:地の底のヤマより
4062173441
No.20:
(4pt)

おもしろい。お奨めします。

大変読み応えのある量そして内容です。日本の産業、エネルギーを支えた炭鉱町、人のパワーを感じます。生きることの厳しさ、泥臭さそして逞しさを教えてくれます。とてもおもしろい。お奨めです。
地の底のヤマAmazon書評・レビュー:地の底のヤマより
4062173441
No.19:
(5pt)

渾身の「警察小説」

炭鉱事故と労働争議。二つの「戦後最悪」を経験した街大牟田を舞台に、4つの時代の4つの事件を追いつつ、怪死した父の真相を追い続ける一人の警官の生きざまを描いた大河小説。そのボリュームの迫力には圧倒されます。

ですが、正直読み難いです。自分は読むのを1回挫折し、2回目のチャレンジでようやく完読できました。
何せ極端に登場人物が多いうえ、舞台となる大牟田の町や登場人物の描写の徹底ぶりが凄く、
例えば主人公猿渡が誰か友人と食事に出かけようものならその食事に出向いた飲食店の周囲の情景、店の様子やそこの看板料理、果てはその料理の調理方法やルーツ、発端までもが懇切丁寧に説明され、その次は食事相手の人物紹介が生い立ちに至るまで丹念にじっくりと行数を費やして描きこまれているので、一通り店と料理と人物の紹介が終わったところで「・・・で、何の話をしてる場面だったっけ?」と、途端にストーリーが筋道を見失い、訳が分からなくなります。
(特に第二章の暴力団抗争から『R資金』関連までの辺りが何度見直しても分かりづらく流れが掴めませんでした)
しかし後半になると、特に第四章の真ん中辺りからは、遂に謎の全容解明に向けて一気にストーリーが流れ始め、ページをめくるのももどかしくなります。
完読後は余りに深い感銘の為、余韻で暫く他の事が全く手が付きませんでした。
人間とは、何と恐ろしい罪、「原罪」を背負った生物なのかと・・・

ただ・・・主人公猿渡は、その「原罪」(とても警察官に就く資格の無いレベルの)の重さ故に、その後の人生を何度も振り回され、トラウマに苦しみますが、実はもう一つ、更に許されない恐るべき「大罪」を仲間たちと犯しています。が、そっちの「罪」に対しては特に罪悪感を感じることも無く、その応報を受けることも無く物語が完結してるのはさすがにどうよ?と思いました。(そっちの「罪」は、生み出した結果さえよければ肯定されるのかと・・・せめて最後の猿渡と菅との対決の際、どちらから攻撃材料として蒸し返して欲しかった。)

筆者西村氏は「大牟田の街のワンス・アポン・ア・タイムを描きたかった」らしいので、そのような括りで呼ばれたくはないでしょうが、地方県警のノンキャリ叩き上げ警察官の生きざまをリアルに清濁併せて描いてる様は正に第一級の「警察小説」と呼ぶのに相応しいです。恐らく(西村氏はあとがきで少なくとも一人の実在警察官の協力を得た事を明らかにしてますが)相当数の現職・OBの福岡県警関係者に取材し、相当な体験談を伺ったのではと。
次作は「筑豊のヤクザ」を主役にした作品だそうですが、せっかくこれだけリアルな筑豊、筑後地方のヤクザ、警官の生態、更に政界、財界、性風俗に関する社会知識をお持ちなのだから、今後は佐々木譲氏の「北海道警察」シリーズの向こうを張って、是非「福岡県警察」シリーズを、と言うのはさすがに無理難題でしょうか?(笑)
地の底のヤマAmazon書評・レビュー:地の底のヤマより
4062173441
No.18:
(5pt)

映像化してほしいなぁ

面白かったです。こうゆうパターンが好きなので。
「警官の血」とかが好きな方
私もそうなので
暑さも?(20187月は猛暑)
厚さも全くきにならずに読めました。
最盛期の炭鉱現場
三池炭鉱の街の活気など
読みながら想像しますが
やっぱり映像で見てみたいです。
映画にするには長すぎますから
テレビドラマで四夜連続なんて感じで。
視聴率はう~~ん保証できませんが
江藤のおっちゃんや、ヒカしゃん
白川や菅
そして
ラスト近くに
主人公の猿渡が菅に言う言葉
大牟田弁の
「、俺ば殺させるか。それもよかろう。もっともお前に
そんな度胸あるなら、ばってんな。あぁ!?」を
生で聞いてみたい。
地の底のヤマAmazon書評・レビュー:地の底のヤマより
4062173441
No.17:
(4pt)

面白い作品です。

長い物語がたりで読み応えのある作品です。 内容は皆さま購読して読んでください。
地の底のヤマ(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:地の底のヤマ(上) (講談社文庫)より
4062779560
No.16:
(5pt)

大河小説の王道

非常に大著ですが、その分描写は精緻を極めます。舞台は福岡県大牟田市が中心ですが、その地域の特産物や地理などがかなり詳しく描かれています。飲食店は実在する店舗も登場します。また本書は労働組合や警察といった巨大組織内に働く力学も大きなテーマになっています。各々の人間は普通の人でありながら、集団になると差別や組織腐敗が起こるということをリアリティをもって描いています。

物語は4つの章からなり、それぞれ昭和49年、56年、64年そして現在になります。それぞれの章で主人公の警察官や周囲の人々の置かれる立場が変わり、いずれも大きな事件が起きます。この辺はまさに大河小説という作りになっています。

章を通しての物語の縦軸は主人公の父親を殺したのは誰なのか?という謎です。といってもミステリー要素はそれほどなく、偉大な父親の子として生まれた主人公の成長物語が真のメインストーリーだと思いました。警察組織に翻弄されながら与えられた仕事を誠実にこなす様子が丁寧に書かれています。

特に面白いのが最後の第4章で、1章から登場していた人物の意外な一面が次々に出て、陳腐な言い回しですが怒涛の展開です。世界観にどっぷりとハマりました。
地の底のヤマ(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:地の底のヤマ(上) (講談社文庫)より
4062779560
No.15:
(4pt)

ある炭鉱町の歴史

大河ミステリーというより、フィクションを借りた「大牟田の戦後史」だと感じました。
物語の舞台である大牟田は、私の地元の近くにあります。作中に出てくる大牟田弁も、「翻訳」を介さずにネィティブで分かるくらいです。
ですが、私が物心ついた頃は、石炭産業もかなり縮小されていて、この物語を通じて綴られているような「歴史」を肌で感じることはできませんでした。
しかし、この物語のリアリティさを通じて、また、小説だからこそ、あの時期のあの町の雰囲気を感じることができ、身近なあの町をまた通るときにも、また違った目で見ることができるようになるのかなと感じました。
物語で出てくるラーメン屋さんなども、実在するものをモデルとしてあるものが多いようですので、機会があれば、行ってみたいです。
地の底のヤマ(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:地の底のヤマ(上) (講談社文庫)より
4062779560
No.14:
(4pt)

ミステリーなのか、大河小説なのか…

昭和の九州大牟田を舞台にして描かれる長編小説。

主人公の猿渡鉄男は亡き父親と同じ、警察官の道を歩む。炭鉱を巡る労働争議、炭塵爆発事故の中、様々な事件を追う猿渡…

猿渡鉄男の警察官だった父親の死の真相に迫るミステリーなのか、猿渡鉄男の原罪に迫る大河小説なのか、先が読めないまま、上巻を読み終える。この先、どういう展開になるのだろうか。

第33回吉川英治文学新人賞受賞作にして、第30回日本冒険小説協会大賞受賞作なのだが…
地の底のヤマ(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:地の底のヤマ(上) (講談社文庫)より
4062779560
No.13:
(4pt)

まあまあ

日本にかつてこんな凄まじい都市があった、という「知らない情報」を知ることができただけでも結構満足ではある。単なるご当地ローカル小説にとどまらず、当時の日本の時代の縮図といってもいいのかもしれない。独特の空気感があり、昭和の空気がぐさりとくる。
ミステリーとしては、なんというか、主人公の身のまわりにあまりに大事件と関係者が凝縮しすぎで、じゃっかん辟易させられるところもある。長大な小説ではあるが、大きく分けて4つくらいの事件からなり、それが最後しゅっと収まるのは、まあ悪い気はしない。個人的には退屈せずに読めた。
地の底のヤマ(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:地の底のヤマ(上) (講談社文庫)より
4062779560
No.12:
(5pt)

じっくり腰をすえて読みたい本

読む前は2段組863頁という文量にまず圧倒され、読み始めると慣れない大牟田弁の会話に戸惑い、なかなか頁数を稼げずに途中で挫折しそうになったが、読み終えた今となっては充実感でいっぱいだ。決して水増しの頁数ではなく、ここまで丹念に描きこむ必要があったことを、読了した人なら感じることが出来ると思う。

舞台は福岡県大牟田。かつて炭鉱で栄えた町で警察官になった主人公を軸に、4つの時代の事件・エピソードがつづられている。最初はバラバラのエピソードの連作集かと思ったが、少しずつ繋がっていったり、真相と思えたことの裏に潜んでいたことが明確になっていったりと、後半に進めば進むほど読書スピードが上がっていく。

自分の地元とは遠く離れた炭鉱町での話なので、「こんな世界だったのか」という新鮮な驚き有り、自分自身も歩んできた知っている懐かしい戦後史有りで、未知と郷愁が入り混じった複雑な味わいがあった。
労働争議の裏、警察の暗部など重たいテーマが綴られていて、片手間に読める本ではないので、ちょっと気力が充実して、時間的に余裕がある時に、じっくり腰を据えて読むことをお勧めする。最初のエピソードをクリアすれば、あとは問題なく読み進められるだろう。
地の底のヤマAmazon書評・レビュー:地の底のヤマより
4062173441
No.11:
(5pt)

三井三池鉱の坑口と社宅俯瞰図

s29年~34年三池鉱業所勤務、三川鉱で坑内実習をしたものとして当時の記憶が懐かしく思い出され、遠くなりつつあった三池がまた近くに甦ってきたようで懐かしかった。大作を一気に読み終えました。
地の底のヤマAmazon書評・レビュー:地の底のヤマより
4062173441
No.10:
(5pt)

地の底のヤマ

入手はだいぶ以前に行ったが、ページ数が多く読み応えのある作品である。
本もきれいで良かった。
地の底のヤマAmazon書評・レビュー:地の底のヤマより
4062173441
No.9:
(5pt)

事実を直視できました。

歴史の外に置かれてきた事実を、ようやく「歴史」として文書化できるようになったのかなと感じました。炭鉱から原発に連なる直視しづらいものを、そろそろ正視して考えなればならない時期に移ってきたのだと思います。
地の底のヤマAmazon書評・レビュー:地の底のヤマより
4062173441
No.8:
(4pt)

やっと読了しました。

二段組み、863頁の大作。猛暑の中、読み通すのは
大変でした。それでも比較的集中して読めたのは、昭和
49年から現在までの主人公の約40年の警官ぐらしの
起伏と、主人公(そして著者)の故郷たる大牟田市の、往
時とその間の変遷の記述とに惹かれたからだと思います。
 著者の大牟田へのこだわりは相当なもので、見返しの
三井三池炭鉱の坑口と社宅の俯瞰図に始まり、与論島
や朝鮮からの移住者の移住の経緯や、労使での争議や
その後の労組間の対立、そしてガス爆発事故の発生など
全てを書き切ろうという気概が溢れて、それだけでも目が
離せぬものになりました。
 ただ、少年時代に大それたことをしでかした主人公の
仲良しグループの誰もが、決定的な破滅にまで至らない
のは因果応報をひとつの原則とするエンタメ小説の道に
外れてはいないでしょうか。これで直木賞はちょっと厳し
かったと思います。
地の底のヤマAmazon書評・レビュー:地の底のヤマより
4062173441
No.7:
(4pt)

読み応えのある本

主人公がたどった人生を、九州のかつての炭鉱町・大牟田の歴史や風俗、そして現在の日常生活と照らし合わせながら語る、といったこの小説。警察小説であるが、話があちこちに飛ぶところがあるので、かの地の政治や文化等に興味のない人は、多少読みにくくもあるだろう。が、私としては、炭鉱の歴史や労働争議に関する記述が大変興味深く、ページをめくる手にブレーキがかかることはなかった。分厚い本ではあるが、その分、読み応えのある本だった。
もちろん、登場人物にまつわる様々な人間模様も描かれている。ただし、もう少し深い人物描写や心理描写があってもよかったのではないかという気もした。たとえば、主人公の少年期の行動と、その後長じたのちの行動や心情とが、この文章だけでは容易につながらないところがあったりするからだ。
と思いつつも、いかにもといった熱血漢のヒーローが登場することの多い、他の警察小説と比べれば、リアリティーを感じ、読者の想像力を充分に生かしてくれるので、大きなマイナス点でもなかろう。
最後にストーリーについてだが、ややシンプルな感じがしなくもなかった。これだけの文量を使ったわりには、「うーん、なるほど」と唸らせてくれるような場面に乏しい、そんな単調かつ凡庸なストーリー展開だった。だが、事件の真相にはやはり驚かされ、ラストシーンでは、自然と胸に熱いものが込み上げてきた。著者の訴えんとすることが、ストレートに伝わってくるのだ。
いずれにせよ、非常にパワーを持った作品であることには違いないと思う。
ところどころ?を感じる文章もなくはなかったが、著者の溢れる熱意を次回以降の作品に、さらに生かして欲しい。
地の底のヤマAmazon書評・レビュー:地の底のヤマより
4062173441
No.6:
(5pt)

大作であり、力作でもある。

毎回ほとんど同じことばかり書いてあるのになぜか飽きない西村賢太さんの小説は例外として、最近の小説にはまったく食指が動かないのですが、同じ「西村」でも一字違い一字足らずの「西村健」さんと云うお名前に惹かれたのと、この本の出版元である最大手の出版社が宣伝にまるで力を入れていないようなのに、「地味ながら評判が良い」ということもあって、ダメ元で読んでみました。結論から言うと、たいへん満足させていただきました。
概要は、九州の大牟田を舞台にした警察小説で、上下二段、860ページに及ぶ、けっこうな長編です。最近の小説はワープロで書かれるせいか、中身に比べてやたらに長くなるものが多いですが、この小説は無駄に長くはありません。ご当地味自慢が所々で挿入されるのも、ご愛嬌として気にならない範囲です。
中身は、優秀ではあるのに世渡り下手のため僻地をたらいまわしにされるノンキャリ警察官を主人公に据え、1974年、1981年、1989年、2011年の4部構成で、それぞれの年に起きた事件、人間模様、捜査を通しての主人公の成長が描かれます。主人公をはじめ登場人物たちが皆、ある「過去」を引きずっていて、純粋なヒーローは一人も登場しません。それぞれのキャラクターは類型的ではあるものの、キャリア官僚から地方ボス、平凡な市井の人々、ヤクザ、犯罪者に至るまで、社会の上層から下層まで多岐にわたる登場人物たちの行動が、生き生きと活写されます。さらに、主人公の成長物語を軸に、大牟田という地方都市の変遷、主人公が身を置く警察組織、三池争議(1959〜1960年)を起点にその延長線上にある炭塵爆発事故(1963年)から本格化する石炭産業衰退の歴史、石炭から石油(その先には原子力)へと移行する日本のエネルギー政策の変転までをも照射する、重層的な構造となっています。
このリアリティと壮大な構想力は、おそらく、地元福岡県ご出身にして、中央官庁の官僚も経験された、作者のご経歴と体験から来るものなのでしょう。この種の警察小説、たとえば合田ナントカが登場する純文学風に気取ったハードボイルド小説をお書きになる某女流作家の小説などを読むと、登場人物にリアリティが無く、作者のアタマの中だけで作り上げた世界だなあ、という印象をいつも受けるのですが、やはりね、体験に勝るものはありませんよ。知らない世界を書いてもダメですね。必ず馬脚があらわれますから。それに比べると、この小説には、東良美季さんの「東京ノアール」と同様、作者の、ここ一番におのれの蓄積をすべて吐き出すかのような、意気込みと覚悟が感じられます。
しかし、西村健さんもこれだけのものをお書きになると、次が大変ですね。よくいるでしょう、次はもっと凄いものをと野心ばかりが空回りして、空虚で荒唐無稽な長編小説を書いて、坂道を転がり落ちて消える人が。そうならないように、長期の充電期間を置かれることをおすすめしたいですね。
地の底のヤマAmazon書評・レビュー:地の底のヤマより
4062173441
No.5:
(4pt)

TBS・日曜9時枠で是非、ドラマ化してほしい。

炭鉱の町・大牟田の刑事猿渡鉄男の半生を綴った作品。

刑事だった鉄男の父の死の秘密を縦軸に、それぞれの時代の事件を横軸に構成されてます。

文学賞を受賞しなければ、手に取らなかったでしょう。
なぜなら、上下2段、800頁超。舞台は炭鉱の町。主人公は刑事。淡い恋愛もなく、無骨で泥臭い物語。内容も暗い。決して女性向きではありません。ただ、女性にこそ、読んでもらいたい作品。どのような感想を抱くのか、聞いてみたい気がします。読み応えがあり、引き込まれます。しかし、解説や説明が多く、ストーリーが中断してしまうので、もっと削って欲しかった。なので、星1つマイナス。

いつか、TBS・日9の枠、寺尾聰主演でドラマ化してほしい。
地の底のヤマAmazon書評・レビュー:地の底のヤマより
4062173441
No.4:
(5pt)

上質なミステリー

大牟田の歴史と猿渡鉄男の大河小説か思いましたが、質の高いミステリーです、二段863ページが苦にならない素直に面白い本です。
作家の主人公に対しての優しい気持ちも伝わります。
地の底のヤマAmazon書評・レビュー:地の底のヤマより
4062173441

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