内なる宇宙

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

内なる宇宙の評価:

4.21/5点 レビュー 39件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.21pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全76件 21〜40 2/4ページ
No.56
(5pt)

今なら理解できるが・・・

これだけ情報という存在がしっかりと独立して意識されて「膨大なビットの間に漂う世界」というものが理解できる今だからこそ本書で書かれている内容はすんなり頭に入ってくるが、マトリックスすら映画化されていない1990年代に本書を読んだ人はどのように感じたのだろう。
そのころに読んでいたら私は恐らく全く物語についていけなかったろうと思います。

ハント、ダンチェッカー、コールドウェルという人間代表の相変わらず優秀な3人に加えて女性が加わりとてもいい味を出している。
そこに「星を継ぐもの」から積み重ねられてきたキャラクターが多数登場しSFオールスターのような様相を呈している本書なのだが、それに加えて情報世界での登場人物が加わりかなりキャラクターがこんがらがってきます。

2010年前後によく映画で描かれた「仮想空間」による生活や世界がその20年前にしっかり描かれていることにいささか驚きます。
SF作家というのは20年も世界に先んじて物語を紡ぐ能力があるのかと思うと今現在次々と出版されているSFに興味がわいてくる、そんな一冊。

外への膨張は物語としても一旦インフレを迎えて、最終的には内に、そして別の世界へと帰着する。
素晴らしいシリーズでした。
内なる宇宙〈下〉 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: 内なる宇宙〈下〉 (創元SF文庫)より
4488663184
No.55
(5pt)

今なら理解できるが・・・

これだけ情報という存在がしっかりと独立して意識されて「膨大なビットの間に漂う世界」というものが理解できる今だからこそ本書で書かれている内容はすんなり頭に入ってくるが、マトリックスすら映画化されていない1990年代に本書を読んだ人はどのように感じたのだろう。
そのころに読んでいたら私は恐らく全く物語についていけなかったろうと思います。

ハント、ダンチェッカー、コールドウェルという人間代表の相変わらず優秀な3人に加えて女性が加わりとてもいい味を出している。
そこに「星を継ぐもの」から積み重ねられてきたキャラクターが多数登場しSFオールスターのような様相を呈している本書なのだが、それに加えて情報世界での登場人物が加わりかなりキャラクターがこんがらがってきます。

2010年前後によく映画で描かれた「仮想空間」による生活や世界がその20年前にしっかり描かれていることにいささか驚きます。
SF作家というのは20年も世界に先んじて物語を紡ぐ能力があるのかと思うと今現在次々と出版されているSFに興味がわいてくる、そんな一冊。

外への膨張は物語としても一旦インフレを迎えて、最終的には内に、そして別の世界へと帰着する。
素晴らしいシリーズでした。
内なる宇宙〈下〉 Amazon書評・レビュー: 内なる宇宙〈下〉より
4488013635
No.54
(5pt)

虚構と現実の間で

本書を読んで私が最も驚いたのは
「まさにユヴァル・ノア・ハラリがホモ・デウスの中で述べていた問題提起そのものじゃないか!」ということ。
サピエンス全史で全世界を席巻したあの知の巨人が提起している問題をその20年ほど前にすでにSFという物語に乗せて表現していた作家がいたことに驚きを禁じ得ません。
そして虚構と現実の更に向こう側の世界、というよりこちら側?の世界にまさにSF的な筋書きを用意してくれている本書は、長い時間経過だからこそ味わえる登場人物たちへの親近感とともにSF世界を味わえるという極上の読書体験をさせてくれる。
「上」の段階ではやっと問題がすべて出そろったというところでしょうか。
その過程がすべて面白くまるで地球の人間世界のメタファーのようでもあり、それだけならつまらないなぁと思っていた私の鼻を明かしてくれました。
すぐさま「下」に取り掛かります!
内なる宇宙〈上〉 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: 内なる宇宙〈上〉 (創元SF文庫)より
4488663176
No.53
(5pt)

虚構と現実の間で

本書を読んで私が最も驚いたのは
「まさにユヴァル・ノア・ハラリがホモ・デウスの中で述べていた問題提起そのものじゃないか!」ということ。
サピエンス全史で全世界を席巻したあの知の巨人が提起している問題をその20年ほど前にすでにSFという物語に乗せて表現していた作家がいたことに驚きを禁じ得ません。
そして虚構と現実の更に向こう側の世界、というよりこちら側?の世界にまさにSF的な筋書きを用意してくれている本書は、長い時間経過だからこそ味わえる登場人物たちへの親近感とともにSF世界を味わえるという極上の読書体験をさせてくれる。
「上」の段階ではやっと問題がすべて出そろったというところでしょうか。
その過程がすべて面白くまるで地球の人間世界のメタファーのようでもあり、それだけならつまらないなぁと思っていた私の鼻を明かしてくれました。
すぐさま「下」に取り掛かります!
内なる宇宙〈上〉 Amazon書評・レビュー: 内なる宇宙〈上〉より
4488013627
No.52
(5pt)

トールキンのファンタジー世界が異星人のコンピュータ・ネットワークの中に‥‥

後編――救出されたジーナは、記憶が書き換えられ、ハントたちをスパイするように刷り込まれた。日本アニメにもよくありますね。ヒロインがヒーローの敵側に取り込まれる話が。ホーガンの面白いところは、それを超能力や魔法ではなく、ホーガン流の科学的舞台装置でやり遂げてしまうところ。本作は、あくまでハードSFなのです。

物語は、新興宗教の指導者で巨悪ポジションのユーベリアスが、かつての政治的指導者が兵器工場としていた惑星アッタンへ向かうところで佳境を迎える。向上としての機能を失ったはずのアッタンに、果たして何があるのか!?
ハントはついに、宗教指導者の豹変ぶりは狐憑きではなく、「内なる宇宙=エントヴァース」に由来するものだという仮説に至る。一行は、全知全能ヴィザーのバックアップを得てエントヴァースへ転移したはずだった。だがそこで、思わぬ危機に直面する――そして、物語は大団円を迎える。

なお、ホーガン自身は冒頭で、ファンタジーは書けないと言っているが、『造物主の掟』(1983年)はファンタジーの要素を取り入れていた。本作に登場するエントヴァースは、それを超えた舞台設定になっており、それを比較するのも面白いだろう。
エントヴァースには超能力や魔法のような力が存在するが、これを打ち破るのに、同じ力ではなく、「スター・ウォーズ」をヒットさせたアメリカという国の遊園地や攻撃ヘリを持ち出すのは、イギリス人特有のジョークであろう。

本作の真骨頂は、コンピュータ・ネットワークや人工知能が人間に及ぼす副次作用を仮説提起しているところにある。そこには、サイバーパンクのような難しさはないし、『攻殻機動隊』や『マトリックス』のような厭世観もない。科学は常にハッピーエンドをもたらす。
私たち技術屋は、ハント博士やダンチェッカー博士と同じく、これらのシステムを「便利な道具」としてしか見ていない。だが、皆さんはどうだろうか。ネットに常時接続し、Siriやスマートスピーカーを使い、スマホのカメラを通してみる仮想現実に慣れることで、何か生活の変化は起きていないだろうか――いや、変化は起きていても自覚はないだろう。そこから「内なる宇宙」が始まる‥‥
内なる宇宙〈下〉 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: 内なる宇宙〈下〉 (創元SF文庫)より
4488663184
No.51
(5pt)

星雲賞受賞の人気SF作家が仮想現実世界を予言

『星を継ぐもの』『ガニメデの優しい巨人』『巨人たちの星』三部作の続編である。1981年の『巨人たちの星』から10年ぶりとなる。単独でも面白いSFだが、これら三部作を読んでからどうぞ。

作者のジェイムズ・P・ホーガンは、わが国にファンの多いイギリスのハードSF作家だ。
1978年4月に出版されたデビュー作『星を継ぐもの』は、日本では1981年の星雲賞海外長編賞を受賞(本作も星雲賞受賞)。後にアニメ界で活躍する岡田斗司夫、庵野秀明、板野一郎らが参加した日本FS大会の大阪開催シリーズ(DICON)の1986年大会に、ホーガンは招かれた。そして、1991年4月まで放映されたNHKアニメ『ふしぎの海のナディア』の最終回タイトルは「星を継ぐもの‥‥」である。

上述の三部作は、1つの物語の最終局面で、あらたな「謎」が浮かび上がるという、いかにも日本人好みの展開になっている。アメリカSFにはない凝った構成である。シャーロック・ホームズと同じで、日本人はイギリス人と通じる部分があるのかもしれない。
]]></article>
<article><![CDATA[
本作は、冒頭でホーガン自身が述べているように、『巨人たちの星』に続く謎は無いとされていた。円環の理(→魔法少女まどか☆マギカ)は閉じたはずだった。だが、ジェヴレンの混乱はどうなったか――。

物語は、ホーガンと同じイギリス人作家トールキンが描くようなファンタジー世界から始まる。
一方、ジェヴレンでは新興宗教が興り、狐憑きのような教祖が民衆を扇動していた。こうした宗教は、人工知能システム「ジェヴェックス」を取り上げられ無気力になっていたジェヴレン人に浸透しつつあり、統治を任されたガニメアンのガルースの手に負えない状況になっていた。ガルースは、やむを得ず、旧知の地球人物理学者ヴィクター・ハント博士に助けを求める。ハントは、生物学者クリス・ダンチェッカー、フリージャーナリストのジーナらをともない、ジェヴレンを訪問する。

ジェヴレンへ到着するなり事故に巻き込まれたハントは、薬物やセックスといった闇の世界に迷い込み、一方、ジーナは、ジェヴェックスやヴィザーが提供する仮想現実の恐るべき副作用について気づく。
そして、ジーナが闇の勢力に連れ去られるところで、上巻が終わる――どうです?ヒロインが敵に連れ去れてるなんて、日本アニメの脚本のようでしょう(笑)。
内なる宇宙〈上〉 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: 内なる宇宙〈上〉 (創元SF文庫)より
4488663176
No.50
(5pt)

トールキンのファンタジー世界が異星人のコンピュータ・ネットワークの中に‥‥

後編――救出されたジーナは、記憶が書き換えられ、ハントたちをスパイするように刷り込まれた。日本アニメにもよくありますね。ヒロインがヒーローの敵側に取り込まれる話が。ホーガンの面白いところは、それを超能力や魔法ではなく、ホーガン流の科学的舞台装置でやり遂げてしまうところ。本作は、あくまでハードSFなのです。

物語は、新興宗教の指導者で巨悪ポジションのユーベリアスが、かつての政治的指導者が兵器工場としていた惑星アッタンへ向かうところで佳境を迎える。向上としての機能を失ったはずのアッタンに、果たして何があるのか!?
ハントはついに、宗教指導者の豹変ぶりは狐憑きではなく、「内なる宇宙=エントヴァース」に由来するものだという仮説に至る。一行は、全知全能ヴィザーのバックアップを得てエントヴァースへ転移したはずだった。だがそこで、思わぬ危機に直面する――そして、物語は大団円を迎える。

なお、ホーガン自身は冒頭で、ファンタジーは書けないと言っているが、『造物主の掟』(1983年)はファンタジーの要素を取り入れていた。本作に登場するエントヴァースは、それを超えた舞台設定になっており、それを比較するのも面白いだろう。
エントヴァースには超能力や魔法のような力が存在するが、これを打ち破るのに、同じ力ではなく、「スター・ウォーズ」をヒットさせたアメリカという国の遊園地や攻撃ヘリを持ち出すのは、イギリス人特有のジョークであろう。

本作の真骨頂は、コンピュータ・ネットワークや人工知能が人間に及ぼす副次作用を仮説提起しているところにある。そこには、サイバーパンクのような難しさはないし、『攻殻機動隊』や『マトリックス』のような厭世観もない。科学は常にハッピーエンドをもたらす。
私たち技術屋は、ハント博士やダンチェッカー博士と同じく、これらのシステムを「便利な道具」としてしか見ていない。だが、皆さんはどうだろうか。ネットに常時接続し、Siriやスマートスピーカーを使い、スマホのカメラを通してみる仮想現実に慣れることで、何か生活の変化は起きていないだろうか――いや、変化は起きていても自覚はないだろう。そこから「内なる宇宙」が始まる‥‥
内なる宇宙〈下〉 Amazon書評・レビュー: 内なる宇宙〈下〉より
4488013635
No.49
(5pt)

星雲賞受賞の人気SF作家が仮想現実世界を予言

『星を継ぐもの』『ガニメデの優しい巨人』『巨人たちの星』三部作の続編である。1981年の『巨人たちの星』から10年ぶりとなる。単独でも面白いSFだが、これら三部作を読んでからどうぞ。

作者のジェイムズ・P・ホーガンは、わが国にファンの多いイギリスのハードSF作家だ。
1978年4月に出版されたデビュー作『星を継ぐもの』は、日本では1981年の星雲賞海外長編賞を受賞(本作も星雲賞受賞)。後にアニメ界で活躍する岡田斗司夫、庵野秀明、板野一郎らが参加した日本FS大会の大阪開催シリーズ(DICON)の1986年大会に、ホーガンは招かれた。そして、1991年4月まで放映されたNHKアニメ『ふしぎの海のナディア』の最終回タイトルは「星を継ぐもの‥‥」である。

上述の三部作は、1つの物語の最終局面で、あらたな「謎」が浮かび上がるという、いかにも日本人好みの展開になっている。アメリカSFにはない凝った構成である。シャーロック・ホームズと同じで、日本人はイギリス人と通じる部分があるのかもしれない。
]]></article>
<article><![CDATA[
本作は、冒頭でホーガン自身が述べているように、『巨人たちの星』に続く謎は無いとされていた。円環の理(→魔法少女まどか☆マギカ)は閉じたはずだった。だが、ジェヴレンの混乱はどうなったか――。

物語は、ホーガンと同じイギリス人作家トールキンが描くようなファンタジー世界から始まる。
一方、ジェヴレンでは新興宗教が興り、狐憑きのような教祖が民衆を扇動していた。こうした宗教は、人工知能システム「ジェヴェックス」を取り上げられ無気力になっていたジェヴレン人に浸透しつつあり、統治を任されたガニメアンのガルースの手に負えない状況になっていた。ガルースは、やむを得ず、旧知の地球人物理学者ヴィクター・ハント博士に助けを求める。ハントは、生物学者クリス・ダンチェッカー、フリージャーナリストのジーナらをともない、ジェヴレンを訪問する。

ジェヴレンへ到着するなり事故に巻き込まれたハントは、薬物やセックスといった闇の世界に迷い込み、一方、ジーナは、ジェヴェックスやヴィザーが提供する仮想現実の恐るべき副作用について気づく。
そして、ジーナが闇の勢力に連れ去られるところで、上巻が終わる――どうです?ヒロインが敵に連れ去れてるなんて、日本アニメの脚本のようでしょう(笑)。
内なる宇宙〈上〉 Amazon書評・レビュー: 内なる宇宙〈上〉より
4488013627
No.48
(5pt)

このようにして神の奇跡は終わり、人は科学を作り出した。

本作では惑星上の巨大コンピューター内に発生した仮想世界と、主人公達のいる宇宙、その相互のやりとりが見所。
戦闘の描写や神の奇跡にばかりページが費やされる事は無く、作者の思う人の歴史の真実と、こうあるべきという人の姿勢が、主人公達の行動となって随所に表れる。
それはとても明るく前向きなもので、科学が暗闇を照らす一筋の光であるのと同じように、主人公達のユーモアや皮肉はこの世界を形作っている。
著者も別途述べているように本書はファンタジーではない。もしもファンタジーであるならば、主人公達はこうするだろうというユーモアを、作品中で見せてくれる。

主人公達の冒険を見せるために本書があるのではなく、科学者ハントや何人かの登場人物を通じて、科学的なものの見方や姿勢を、歴史の謎に立ち向かうその面白さを読者は見せつけられるだろう。

「瞬間移動トロイドの特異点を抜ける物質は、手品みたいに空間をくぐり抜けて向こう側に表れるのではない。
物質はそこで破壊される。そのあとに残った情報だけが移動して、向こうへ出たところで有り合わせの素材からもとの物質を再構成する。」

なぜ神の奇跡の時代が終わり、科学が生まれたのか。
科学者ハントと、過去から来た優しい巨人達を通じてそれを学ぶのに、本書はふさわしいであろう。
内なる宇宙〈下〉 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: 内なる宇宙〈下〉 (創元SF文庫)より
4488663184
No.47
(5pt)

このようにして神の奇跡は終わり、人は科学を作り出した。

本作では惑星上の巨大コンピューター内に発生した仮想世界と、主人公達のいる宇宙、その相互のやりとりが見所。
戦闘の描写や神の奇跡にばかりページが費やされる事は無く、作者の思う人の歴史の真実と、こうあるべきという人の姿勢が、主人公達の行動となって随所に表れる。
それはとても明るく前向きなもので、科学が暗闇を照らす一筋の光であるのと同じように、主人公達のユーモアや皮肉はこの世界を形作っている。
著者も別途述べているように本書はファンタジーではない。もしもファンタジーであるならば、主人公達はこうするだろうというユーモアを、作品中で見せてくれる。

主人公達の冒険を見せるために本書があるのではなく、科学者ハントや何人かの登場人物を通じて、科学的なものの見方や姿勢を、歴史の謎に立ち向かうその面白さを読者は見せつけられるだろう。

「瞬間移動トロイドの特異点を抜ける物質は、手品みたいに空間をくぐり抜けて向こう側に表れるのではない。
物質はそこで破壊される。そのあとに残った情報だけが移動して、向こうへ出たところで有り合わせの素材からもとの物質を再構成する。」

なぜ神の奇跡の時代が終わり、科学が生まれたのか。
科学者ハントと、過去から来た優しい巨人達を通じてそれを学ぶのに、本書はふさわしいであろう。
内なる宇宙〈下〉 Amazon書評・レビュー: 内なる宇宙〈下〉より
4488013635
No.46
(5pt)

SF版水戸黄門 !

おもしろかった~!
「星を継ぐ者」シリーズにも大興奮したけれど、これはまたちょっと違った味わい。
読了後最初の感想は「うむ、これは水戸黄門だな」でした。モテ男ヴィックと欠けるところなき才色兼備の女性との絡みはいささか目障りですが、それも、由美かおるの入浴シーンとでも思えば無視できる。お約束ですもんね。
そんなことより、ファンタジーからこのレベルのハードSFまで、いや、すべての文学作品が、人間を扱う限りは結局悪玉・善玉(あるいは善なる心と悪意)の対立構図から逃れられないのかね、と情けなく思い、絶望的になりますが、であれば、ほとんどコメディのフィナーレは痛快の一言。なんだかんだ言ってもやっぱり「この印籠が目に入らぬか!」は気持ちいいです~。これだけでもじゅうぶん楽しめる。

でも、それでおしまい、ではありません。作者が意図したことなのかどうかはわかりませんが、読み終わった後もずっと、「神」や「信仰」というものについて考えてしまいました。そして、「神が存在するかどうかは何とも言えない。だが、仮に存在するとしても全能には程遠い」というかねてよりの見解に自信を持った次第(^^)。
内なる宇宙〈下〉 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: 内なる宇宙〈下〉 (創元SF文庫)より
4488663184
No.45
(5pt)

SF版水戸黄門 !

おもしろかった~!
「星を継ぐ者」シリーズにも大興奮したけれど、これはまたちょっと違った味わい。
読了後最初の感想は「うむ、これは水戸黄門だな」でした。モテ男ヴィックと欠けるところなき才色兼備の女性との絡みはいささか目障りですが、それも、由美かおるの入浴シーンとでも思えば無視できる。お約束ですもんね。
そんなことより、ファンタジーからこのレベルのハードSFまで、いや、すべての文学作品が、人間を扱う限りは結局悪玉・善玉(あるいは善なる心と悪意)の対立構図から逃れられないのかね、と情けなく思い、絶望的になりますが、であれば、ほとんどコメディのフィナーレは痛快の一言。なんだかんだ言ってもやっぱり「この印籠が目に入らぬか!」は気持ちいいです~。これだけでもじゅうぶん楽しめる。

でも、それでおしまい、ではありません。作者が意図したことなのかどうかはわかりませんが、読み終わった後もずっと、「神」や「信仰」というものについて考えてしまいました。そして、「神が存在するかどうかは何とも言えない。だが、仮に存在するとしても全能には程遠い」というかねてよりの見解に自信を持った次第(^^)。
内なる宇宙〈下〉 Amazon書評・レビュー: 内なる宇宙〈下〉より
4488013635
No.44
(4pt)

物理学とかわからなくても楽しめます

前三部作を読んでから、期待して読みました。
私は就寝前に少しずつ少しずつ読むので、混乱しないよう、登場人物や人間関係をメモしながら読み進めました。
いやー楽しめましたよ。
物理学もコンピューターのことも全くわからない私ですが、
物語そのものが面白く、読んでないときでもふと内容を思いだし、その世界に漬かってしまいそうになるほどでした(笑)
ホーガンさんのSFは、ワケわからなくても楽しめます。

(蛇足)
下巻でのコールドウェルとカラザーとの緊迫したやり取りのシーン :
コールドウェル『そうですか、じゃあ、どうすればいいんです?』
との問いに、カラザーが一言
『わかりません』
と答えたのには、大爆笑してしまいました…いえ、読めば分かってもらえるかと…
内なる宇宙〈上〉 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: 内なる宇宙〈上〉 (創元SF文庫)より
4488663176
No.43
(4pt)

難しいことはわかりませんが

単純に、読んで面白く楽しめました。
物理学とかコンピューターとか全く理解できない私でも、細かい理論の説明箇所に??となりつつも止まることなく読み進めば、ストーリーは追えますし、ワケわからないピースが徐々にきちんと収まっていきます。
ああ面白かった、読んで良かった、と思えました。
ガルース、カラザー、ハントにダンチェッカー、皆キャラが立って楽しませてくれました。
テューリアンやガメニアンのおおらかさ、攻撃性の無さは、癒しにさえなります(笑)
内なる宇宙〈下〉 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: 内なる宇宙〈下〉 (創元SF文庫)より
4488663184
No.42
(4pt)

難しいことはわかりませんが

単純に、読んで面白く楽しめました。
物理学とかコンピューターとか全く理解できない私でも、細かい理論の説明箇所に??となりつつも止まることなく読み進めば、ストーリーは追えますし、ワケわからないピースが徐々にきちんと収まっていきます。
ああ面白かった、読んで良かった、と思えました。
ガルース、カラザー、ハントにダンチェッカー、皆キャラが立って楽しませてくれました。
テューリアンやガメニアンのおおらかさ、攻撃性の無さは、癒しにさえなります(笑)
内なる宇宙〈下〉 Amazon書評・レビュー: 内なる宇宙〈下〉より
4488013635
No.41
(4pt)

物理学とかわからなくても楽しめます

前三部作を読んでから、期待して読みました。
私は就寝前に少しずつ少しずつ読むので、混乱しないよう、登場人物や人間関係をメモしながら読み進めました。
いやー楽しめましたよ。
物理学もコンピューターのことも全くわからない私ですが、
物語そのものが面白く、読んでないときでもふと内容を思いだし、その世界に漬かってしまいそうになるほどでした(笑)
ホーガンさんのSFは、ワケわからなくても楽しめます。

(蛇足)
下巻でのコールドウェルとカラザーとの緊迫したやり取りのシーン :
コールドウェル『そうですか、じゃあ、どうすればいいんです?』
との問いに、カラザーが一言
『わかりません』
と答えたのには、大爆笑してしまいました…いえ、読めば分かってもらえるかと…
内なる宇宙〈上〉 Amazon書評・レビュー: 内なる宇宙〈上〉より
4488013627
No.40
(5pt)

なるほど面白かった。

以前から知ってはいたが、星を継ぐ者を読んで引き込まれこの度、
アマゾンでシリーズ全部買って読んでみた。
発売が古いものの今でも十分通用する設定、内容とおもいます。
内なる宇宙〈上〉 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: 内なる宇宙〈上〉 (創元SF文庫)より
4488663176
No.39
(5pt)

なるほど面白かった。

以前から知ってはいたが、星を継ぐ者を読んで引き込まれこの度、
アマゾンでシリーズ全部買って読んでみた。
発売が古いものの今でも十分通用する設定、内容とおもいます。
内なる宇宙〈下〉 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: 内なる宇宙〈下〉 (創元SF文庫)より
4488663184
No.38
(5pt)

なるほど面白かった。

以前から知ってはいたが、星を継ぐ者を読んで引き込まれこの度、
アマゾンでシリーズ全部買って読んでみた。
発売が古いものの今でも十分通用する設定、内容とおもいます。
内なる宇宙〈下〉 Amazon書評・レビュー: 内なる宇宙〈下〉より
4488013635
No.37
(5pt)

なるほど面白かった。

以前から知ってはいたが、星を継ぐ者を読んで引き込まれこの度、
アマゾンでシリーズ全部買って読んでみた。
発売が古いものの今でも十分通用する設定、内容とおもいます。
内なる宇宙〈上〉 Amazon書評・レビュー: 内なる宇宙〈上〉より
4488013627