■スポンサードリンク


SE神谷翔のサイバー事件簿



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
SE神谷翔のサイバー事件簿 (幻冬舎文庫)

SE神谷翔のサイバー事件簿の評価: 3.86/5点 レビュー 7件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.86pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

盛り上がりに乏しく淡々と…

文庫書き下ろしの作品.IT犯罪に挑むヘタレSEくんの物語で,三編の連作短編集になります.

扱われる事件は,ウイルス騒動に犯罪予告,なりすましと,ニュースでもよく見かけるもので,
コンピュータやネットは日常で使う程度という方にも,イメージが湧きやすいのではと思います.
反面,専門用語が多めで,図や用語の解説があるものの,こちらは取っつきにくいかもしれません.

また,うだつの上がらない男が実はスゴ腕,そして裏でアレコレ…というのもありがちに感じ,
伏せられた過去や心の傷というのも,これまた既視感が強く,いささか魅力には乏しい印象です.

捜査の方も,ミステリのように読みながら考えるというより,彼らを眺める形になるのですが,
SEくんが『裏』でもおとなしく,ケツを叩く相棒も,一般の社会人ゆえかそれらは常識の範囲内.
そのため,盛り上がりにも欠け,かといってコミカルもなく,淡々と流れていくのが物足りません.
チラつかせたSEくんの過去は明かされず,続刊でとなるのでしょうが,この様子では正直なところ….

ほかにも,春,夏,秋とそれぞれ描いておきながら,なぜか冬だけが欠けた三編という構成だったり,
イラストが1編目に1枚だけという中途半端さなど,些細ながら,物語以外のところも引っ掛かりました.
SE神谷翔のサイバー事件簿 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:SE神谷翔のサイバー事件簿 (幻冬舎文庫)より
4344418700

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!