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SE神谷翔のサイバー事件簿
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SE神谷翔のサイバー事件簿の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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文庫書き下ろしの作品.IT犯罪に挑むヘタレSEくんの物語で,三編の連作短編集になります. 扱われる事件は,ウイルス騒動に犯罪予告,なりすましと,ニュースでもよく見かけるもので, コンピュータやネットは日常で使う程度という方にも,イメージが湧きやすいのではと思います. 反面,専門用語が多めで,図や用語の解説があるものの,こちらは取っつきにくいかもしれません. また,うだつの上がらない男が実はスゴ腕,そして裏でアレコレ…というのもありがちに感じ, 伏せられた過去や心の傷というのも,これまた既視感が強く,いささか魅力には乏しい印象です. 捜査の方も,ミステリのように読みながら考えるというより,彼らを眺める形になるのですが, SEくんが『裏』でもおとなしく,ケツを叩く相棒も,一般の社会人ゆえかそれらは常識の範囲内. そのため,盛り上がりにも欠け,かといってコミカルもなく,淡々と流れていくのが物足りません. チラつかせたSEくんの過去は明かされず,続刊でとなるのでしょうが,この様子では正直なところ…. ほかにも,春,夏,秋とそれぞれ描いておきながら,なぜか冬だけが欠けた三編という構成だったり, イラストが1編目に1枚だけという中途半端さなど,些細ながら,物語以外のところも引っ掛かりました. | ||||
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