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武士道セブンティーン



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【この小説が収録されている参考書籍】
武士道セブンティーン
武士道セブンティーン (文春文庫)

武士道セブンティーンの評価: 4.57/5点 レビュー 63件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.57pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全63件 41~60 3/4ページ
No.23:
(5pt)

爽やか青春系オモシロ本に文句なし

これは面白い。『武士道シックスティーン』も面白かったが、『武士道セブンスティーン』は更に面白さが増している。香織と早苗、それぞれのキャラクターが作者の中にも読者の中にも明確な像を結んでいるからであろう、主人公の気持ちが読み手の心に自然と沁みてくる。特に試合の場面になると読み手はいつの間にか香織に、あるいは早苗になって相手と対戦している自分を発見するであろう。
 もう一つ、本作でいちおう注意しておきたいのは香織が中学の剣道部で一緒だった清水の存在。香織の彼氏(?)になるのか? この清水という男、ヘタレで糞握りで優柔不断。しかも中学で剣道をやめた根性なしで、さっぱり女子にモテず、いつも半分ひっくり返ったような声で喋る挙動不審男なのだ。さすがにそんな男を香織が好きになるとは思えないが、女心は謎だからなぁ。案外、さっぱりと男前な性格の香織の母性本能をくすぐって……、などと勝手に妄想を膨らませている私である。誉田氏が続編『エイティーン』で清水君を再度登場させるのかどうか、扱いが気になるところ。もう『武士道エイティーン』を読んでその辺りをご存じの方も多いと思われるが、教えて欲しくないぞ。(笑)
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No.22:
(5pt)

ふっきれて軽やかに

『武士道シックスティーン』の続編。この後さらに『エイティーン』がある。
 前巻との最大の違いは、二人の剣士のうち早苗が九州に引っ越して別の県道名門校に入ったこと。部としてのスタイルに戸惑いながら、剣道のあり方、武士道とは何か、というメインテーマが追求される。しかしここでの最大の魅力は、元気を取り戻し、一回り成長した香織の闊達さだろう。角が取れて楽しい。全体に重さや劇性が減って、軽く流していった感じがあり、そのせいかより早く、ほとんど一気に読めると思う。
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No.21:
(5pt)

『武士道』って素晴らしい

『武士道シリーズ』はエイティーンまで読んだけれど、中でも一番面白く感動したのがこの『セブンティーン』。

 香織の新相棒田原美緒との掛け合いや、中学時代の舎弟・清水の恋人役をやらされるところなど。面白いところは多い。
 しかし、本作の一番の見どころといったら『武士道』とは何かということだ。

 それを感じさせられるシーンや言葉は多い。

 剣道は「スポーツ」なのか「武道」なのか?

 「武者の生業は戦うこと、武士の生業は、戦いを収めること」

 これらの言葉を聞きながら読んでいき、そして読み終わる頃には「『武士道』って素晴らしい」と思うことだろう。

 「『武士道』ってなに?」という人には是非読んで欲しい。
 そして日本人の魂を思い出してほしい。
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No.20:
(5pt)

教科書みたい。

闘わないことが究極の道なのに、なぜ闘う事を学ぶのか。
知りたかった事がたくさん書いてありました。
武道がある国に生まれ、その精神を理解する人がたくさんいる事に、とても誇りを持ちました。
大好きな本です。
願いが叶うとしたら、桐谷先生の稽古を受けて、教えを乞うてみたいです。
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No.19:
(5pt)

大好きなシーンが出来てしまい、寝る前に読み直しては、笑っています

前半の導入部分が
まるでテレビドラマの総集編のように
『武士道シックスティーン』の後半を振り返るような構成に

やっぱり放送作家出身なのかな?!

そんな驚きの幕開けではございましたが、
中盤以降は、磯山・甲本に続いて黒岩・田原といった
新しいキャラクターも登場して、前作以上に笑いあり、
武士道への探求ありと、深く掘り下げつつ、笑いをとる場面は上げ上げにする。

まるで剣道の試合が如く
実にメリハリの利いたストーリーになっていました。

小説でお気に入りのシーンが出来て
何度も読み返して、何度も同じ場面で笑ってしまう。

どうしてかと考えてみたのですが、
会話のあとにボソッとつぶやくように記される言葉、タイミングが
大好きな映像作品『TRICK』の上田と山田の会話に非常に似ているんです。

『武士道シックスティーン』に続いて
映画化するときはそれを踏まえて、
成海璃子さん、北乃きいさんはそのままで
堤さん、是非是非、監督をお願いします(笑顔)

さぁ『武士道エイティーン』を読むぞ!!
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No.18:
(3pt)

疾風のように

シリーズ第2巻。

第1巻の流れに乗って疾風のように
読みぬけてしまう感じ。

今回は、剣道や武士道について
軽やかにさわやかに語る。

河合についての記述が非常に中途半端で気になった。
これは何かの複線なのか。
どうなのか。
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No.17:
(5pt)

誉田哲也のミステリが嫌いでも読むべし

誉田哲也ミステリのグロさに辟易した人でも、これは別の人が書いたと思って読んだ方がいい。
シックスティーンでもそうだが、誉田哲也の文体の軽さが、青春小説にこれほどマッチするとは想像できなかった。
今回は早苗の転校で香織と別れ別れになるが、そこからの物語、それぞれの武士道、全てがすばらしい結末への序章となり
不覚にもラストではちょっとうるうる来てしまった。
文庫化を待ってる人も多いと思うが、セブンティーンを読んだなら続けて読む事をオススメする。
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No.16:
(4pt)

武士道を歩む2人の新たな展開

前作は「武士道シックスティーン」と言いつつも、2年生の夏頃で終わるのだが、本作品は「〜セブンティーン」と言うだけあって、2年生の初めから始まり、被っている時期については前作で描いていなかった内面が描かれる。それがまた「そんな思いがあったんだ!?」とちょっと意外な印象を受けつつも、2年生となりそれぞれが新たな展開を迎えるにあたり、それがスムーズな流れを作っている。

自分とは異質な剣道スタイルと出会うことで問われる自分の剣道への思い(自分の大切にしたい生き方とも言うべきか)や、培われる2人の友情を描いているのは前作同様ではあるが、剣道の「高度競技化」を目指す黒岩の登場により、ある意味三角関係的なものが出来てくる。それにより、良くも悪くも話が生々しくなったような印象もなくはないが、それもまた人生というところだろう。

また前作同様、今回も最後はちょっと意外な展開を迎える。これがまた次作「武士道エイティーン」へのつなぎになるのだと思われるが、武士道を歩む2人が高校最後をいかにして迎えるのか?黒岩との関係はどうなるのか?と期待を持たせる最後だった。
次が楽しみ。
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No.15:
(4pt)

武士道とは

シリーズ2作目。

剣道女子2人が武士道について悩み、成長します。

スポーツとしての剣道。
武道としての剣道。
このふたつの狭間にあるものとは?

暴力と武道の違いとは?

2人の女子高生の交互視点で描かれていきます。

剣道未経験の私でもわかりやすく書かれており、面白く読めました。
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No.14:
(5pt)

爽やかな青春小説

シックスティーンよりも、ちょっと現実に近くなった感じはあって、そこは良くも悪くもあるかな。
自分も剣道少女だったものとしては、懐かしい気持ちになりながら一気に読みました。
高校生だって、ああやって色々考えながらやっていたんだよね!
武士道、という考え方も一般の人が思っているほど遠くにあるものじゃないんだよなあ。
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No.13:
(5pt)

香織と早苗の友情に憧れます。

香織と早苗。ふたりは性格も趣味も正反対なのに、同じ武士道という道を歩き、
お互いを尊敬しあっている。
最初は全くかみ合わなかったが、お互いの気持ちを思い切りぶつけ合ったりしていくうちに、
お互いにいいところがわかってきて、今ではこころが強くつながっている。
こういう友人はなかなか得難い。
ふたりの剣道への情熱にはただただ感動するばかり。

剣道とか武士道って堅いイメージもあるけど、
心の中のつっこみとか、声を上げて笑ってしまうところもあって、いい本です。
シックスティーンもそうですが、読み始めたら手放せなくなります。

香織の視点から見たの章と早苗の視点から見たの章が交互に展開されていく形式なんだけど、
早苗の章タイトルの付け方はかわいいですね。
香織の章タイトルは今回はすべて三文字熟語で通してました。香織らしい。

最後のシーンは感動して涙しました。
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No.12:
(5pt)

ヒロインの二人がこの一年でまた成長したことを実感

前作の『武士道シックスティーン』が、来春映画で公開。三作目の『武士道エィティーン』が新刊で登場。
本作はその“中間年”、ヒロイン二人の高校二年生"セブンティーン”の時のお話です。

コミカルで軽いタッチで描かれる「剛の香織」も「柔の早苗」も、雰囲気は、勿論前作そのままですが、
剣道を通しての彼女たちの成長ぶりが、「武士道」につながっていくという姿は、読んでいて微笑ましいです。
後半での香織と父親のシーンには、思わずしんみりとしてしまいました。
息子と娘が剣道を習っている父親として、余計に感情移入しているところもあるかもしれません(笑)

妙に説教くさくなく(多少汗臭いかも)、それでいて子供達にもぜひ読ませたくなる内容です。
剣道に縁遠い方が読んでも十分に面白いと思います。一押しです!
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No.11:
(4pt)

ずばり、武士道について!

高校女子の剣道のお話。
武蔵の『五輪書』をボロボロになるまで?愛読している剛の香織。
日本舞踊を習っていたんだけど中学では部がなかったので…。
と、中学から似ている?で、剣道を始めた柔の早苗。
二人の出会いと別れ?のお話!

それから、本の『しおりひも』がね!
紅白二本ついていたの!!!
初めてでした。二本の紐ぉ。

〜剣道の試合時、防具の紐に赤か白のたすきをかけるんだ。〜

続編でるのかなぁ?
の。期待・大!
なんだけど、この方が、余韻あるよねぇ〜。

 武士道について。
   武士の仕事は戦いを収めること。
   剣道は武士の技。
   心に武士道があれば武道。
   礼に始まり、礼に終わる。
        と、書かれております。
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No.10:
(4pt)

汗臭いはずなのに清々しい

二人の女子高校生が送る青春剣道物語第2弾!

福岡に転校してしまった早苗と横浜に残った香織。
この二人の別れの場面から物語は始まる。
その後、
早苗は転校した福岡南の剣道部に入部するが、
その練習方法に違和感を感じながら
やるせない思いを胸に日々を過ごす。
香織は早苗の抜けた心の穴をなかなか埋められずに
2年生として後輩の指導にも精を出す。
それぞれが胸にすっきりしないものを抱えながらも
前を見つめ精進していく姿が好感が持てる。

特に早苗の心の揺れが非常に繊細に描かれていて
読んでいる自分までもが
早苗と一緒に悩み、
最後の決断に拍手を送りたくなる。

香織も色んな出来事があり、
その中でしっかりと心の成長を遂げていく。

二人の成長が読んでいて楽しい。

最後はそれぞれが自分の選んだ道を進んでいくわけだけど、
清々しさが残る結末だった。
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No.9:
(5pt)

武道なのか、スポーツなのか

一作目よりも少し成長した磯山香織と甲本(西荻)早苗。
二人の再会から始まるのかと思いきや、時は少しさかのぼり、『セブンティーン』から読んでもわかるようになっている。
そして、改めて甲本から語られる二人の別れのシーンで、前作以上に泣いてしまった。
でも、これはやっぱり、『シックスティーン』から順番に読むのがお勧めだ。

ポップで、テンポがよくて、清潔で、一生懸命で、礼儀正しくて、爽やかで、少したくましくなった。
剣道は勝てばいいのか。その問いを、前作とは違う形で問う。武道なのか、スポーツなのか。
甲本に問いを投げかける新しい登場人物黒岩レナは、しかし、決定的なところで磯山のライバルにはなりえない。共に武士道を歩むものではないからだ。
彼女達の更なる成長した姿を、是非とも読みたいものだ。

武士道とは何ぞや。これは非常に回答が難しい問いである。
礼に始まり、礼に終わる。その心構えを好ましく思う自分には、やはり、武士道なる思想にそれなりに馴染みがあるということだろう。
いずれにせよ、王道を行く試合運びが聴衆をわかせるように、小説もまた王道が面白い。
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No.8:
(5pt)

道着は臭いが青春は香る

香織はますます剣道バカ二代(お父さんも剣道バカだから)。ちゃんとなつく後輩もいて、激しい性格がキュート。早苗は剣道のありかた自体の揺らぎに迫る。単なるスポーツではなく、ましてや殺人技術では決してない剣道・武士道とは何か。
 私は数年間、少年剣道の指導補佐を務めるはめになったことがある。練習試合では審判までさせられた。有効部位への正しい打突・打ちの強さ、声による気合い、残心がそろって初めて一本だ。だから「心」の判断として引き技はあまりとらないようにと教えられた。
 だがこの小説では片手打ちもあるし、首を振って避けるのは反則ではないが感心しないことだとか、剣道の内規のようなニュアンスがいろいろ伝わってくる。剣道の指導書には書いてなかった。
剣道って、こんなに面白い世界だったんだ…。
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No.7:
(3pt)

お気楽不動心はどこへやら・・・

西荻早苗は東松学園から転校することになった。その見送りに剣道部のライバル磯山香織はやってきたが,早苗は転校先の学校も告げず,「あ・・・私,剣道はもう,やんないかも。」の言葉を残し去っていった。しかし,早苗の転校する学校は全国でも剣道の強豪校の福岡南そして,剣道の実力(!?)を買われスポーツクラスへの転入がすでに決定していた・・・

同作家の人が一人も死なない青春エンターテインメント『武士道シックスティーン』の続編に当たる作品である。今回も二人の剣道を志す主人公早苗と香織の章が交互に描かれている。また,今回もテンポのいい語り口で大変読みやすい話となっている。自分的に残念というか違和感があったのが,香織の性格があまりにも変わりすぎていて,なんだかむずがゆい感じがした。たぶんもう一年のエイティーンも出されるのであろうが,楽しみに待ちたい。
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No.6:
(5pt)

清々しい青春の風

本書で登場するのは動の磯山香織、静の甲本早苗、高校剣士である。東京と福岡を舞台に微妙につながり、それぞれが成長していく様は心地よい。読み飽きないし、清々しさを周りにふりまいている。
 続編が出るのであろうが、本作は前作「武士道シックスティーン」以上にキラキラ感があった。速く次回作に触れてみたい。
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No.5:
(4pt)

けじめの美学

携帯電話も、メールもあるし、会おうと思えば飛行機も新幹線も、バスだって、いろいろと方法はある。だからこそ‘別れる’ってことの意味がわかるのが、ますます難しくなっているのかもしれない…。二人の剣道少女の友情と、覚悟の決めるまでの心の揺れ方がすごく爽やかでしたー。
 武道とは全く違う競技ですが、オリンピックを見ていたら、無性にこの本が読みたくなってしまいました。笑。『武士道シックスティーン』読んで続きが気になってはいたものの、ほっといていたのですが…。
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No.4:
(4pt)

爽やかに感動!

ちょっと試合の描写が分かりにくかったけど、概ね楽しめた。武士道をより深化した解釈が頷けた。
今回、物語の底流にあったのは新渡戸稲造の『武士道』だったようでした。前回は『五輪書』だったけど次作は何がモチーフになるんでしょうかね。楽しみです。
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4163271902

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