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処刑室
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処刑室の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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やすくてきれいでまんぞくです。またよろしくおねがいします。おすすめです | ||||
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以前KKKメンバーだったSamはユダヤ人の子供二人を殺害し彼らの父親に重症を負わせた罪で死刑宣告を受け収監されています。 長い収監生活ですっかり年老いてしまったSam。 果たして社会はこの弱々しい老人を死刑に処すべきなのか。 南北戦争以来のKKKの家系で暴力と人種差別社会の中でしか生きる術がなくそして死刑囚となったSam。 "もし自分に違う選択があったら,," 長い独房生活の中で彼は思い巡らします。 Samの家族もかつてKKKやSam達が犯した残虐な犯罪事実に驚愕し苦悩します。 "人殺しが悪ならば国家による殺人も悪なはずだ。"という弁護士。 "殺された人達は死刑囚と違って死ぬ時に祈ったり家族に別れを告げる時間すら与えられなかった。"という元FBI捜査官。 犯罪や死刑制度について考えさせられる一冊です。 メンフィスなどアメリカ南部の景色が繊細に描写されているのでグーグルのストリートビューで景色をチェックするとあたかもその場所に行っているような臨場感を味わえます。 本が厚い割りに英語は簡潔で展開も面白いので読み易いです。 | ||||
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グリシャムの作品を、いくつか読んでから、今度は第一作から読み始めている。 今度の作品も正しくページターナーであった。 南部の人種差別、クークラックスクランは、還暦間近の私には少年の頃の記憶にある。 そのメンバーが犯した罪、其れゆえに死刑を宣告されたSAMと孫の弁護士の物語だ。 小説でありながら、真剣に死刑の意味を考えさせられた。 設定を考えると、起訴事実は事実ではないという設定、しかし、起訴事実以外で殺人もしているという設定から、冤罪の可能性があるから死刑は避けるべきだとも単純に考えられないようになっているし、練りに練られた構成になっている。 今朝、読み終わったが、夕方にはTHE RAINMAKER を読み始めた。 ページを次々とめくりたくなるだけでなく、彼の作品を次々と読みたくさせる、BOOK TURNER と言える作者だ。 | ||||
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主人公の祖父が死刑になろうとしています その弁護を引き受けます 祖父は人種差別主義者でした 彼は爆弾テロを行いました それで幼い子供が巻き添えで死んでしまいました 許されることではないので死刑は当然のことのように見えましたが・・・ グリシャムの作品の中でも異色です 読後に悲しい気持ちになりました | ||||
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亡くなった子供たちのことを想像すると無惨であり、Klansmanの絡んだ背景が複雑で重苦しいだけに、最初は読むのがしんどく感じられますが、26歳の若き弁護士アダムと、その父親で死刑囚のサムとの関係の進展に目が離せなくなり、ラストはグリシャムの本領がいかんなく発揮されており、きっと満足することになると思いますよ。 | ||||
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ジョン・グリシャムを読んだことがある人なら常に“大逆転!!”“大どんでんがえし!”を期待して‥期待して‥読み進めていくと思います。 処刑室はそんな人をいい意味で裏切ってくれます。 最後に何も起こらないことを“つまらない”と思いがちですが、“何も起こらないこと”がこんなにも、もどかしくて、現実的で、感動的なのは初めてです。 長い方ですがすごく良い作品です。ぜひぜひ読んで下さい☆ | ||||
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のではないか、と思いながら読みました。 誰でも思い当たることあるじゃないですか? 自分よりもずっと年寄りの、すでに思い込みとそして、その信念にしたがって生きてきた歳月の重さのために、どうしても、自分の考え方を変えることができない、自分と血のつながりのある人間に対するいらだち、、、そして、血のつながりの不思議さ。祖父と孫が互いに傷つけあい、それでもお互いの結びつきを捨てられない葛藤。常に人種的偏見を自分の人生の指針にして生きてきた自分の人生に対する葛藤に悩みながら、家族のために、そして、誰も知らなくても自分自身が認める罪のために、他人の罪をかぶったまま死んでいこうとする祖父の葛藤。死の恐怖におびえながら、毎朝の夜明けを見つめる彼の視線には、理性、高潔な魂の輝きを感じます。それなのに、彼は生きている間ずっと、人種差別主義者であったのです。 彼の孫と同じように、読者の私たちも、死刑囚サムという人間について考えずにいられません。 彼は天使ではない。 しかし、本当に彼は死ななければならないのだろうか。 しかも、死の罪を受けるべき人間はほかにいるというのに、、、その疑問を抱きながら、同時に、彼が確実に不幸にしてきた人間たちのことを知れば知るほど、ますますわからなくなってきます。死刑制度、人種差別、この2つのテーマに対して、 グリシャムがどれほど考え抜いてきたか、その一端を感じることができます。 読後感は、重く、苦しい。 けれども、何かが胸の中に残る。作家としてのグリシャムの良心を感じる作品です。 | ||||
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テーマが人種差別問題、死刑、それにからんでくる家族の秘密、と とても重たいですが、読み終わった後、すごく感動します。途中で 主人公の気持ちになって切なくなったり、涙した箇所が随所あり ました。なにせテーマがいつものグリシャムよりはるかに重いので とっつきにく印象はありますが、一度読みはじめると止まりません。 差別する方、される方、それに関わってくる人間関係、昔の呪縛に とらわれてそこから動けない人。差別する方が悪い、と決めがちで すが、これを読み終わった後、少し考えが変わると思います。死刑 についても、はっとさせられる箇所が何度もありました。グリシャム を制覇するならこれも必読です。ぜひ手にとって読んで下さい! | ||||
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This book is exactly what I call "a three-hanky" story. I could not stop reading this book oce I started it. Wonderful plots and protagonists. I was literally absorbed in the thrill and the grief the writer shows in this book. All I was able to do is to wipe tears to condinue reading. I was deeply moved by this story. If you look for a good book, purchase this one in this site. You will not regret it. | ||||
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