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ルーズヴェルト・ゲーム
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ルーズヴェルト・ゲームの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全208件 181~200 10/11ページ
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商品の到着も早く、また思っていたより状態が非常によくて満足でした。また、機会がありましたら宜しくお願いいたします。 | ||||
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とても好きな作家の方です。 やはり期待通りではまっていきます。 あっという間に読み込んでしまう内容で 野球が好きでない方でも読みやすいと思います。 | ||||
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イヤー面白い。 「下町ロケット」「鉄の骨」「ルーズヴェルト・ゲーム」「空飛ぶタイヤ」など、最近の池井戸作品は、本当に一つの形を作っていると思う。 勧善懲悪的に白黒では終わらない部分をしっかり描きながら、下町ロケットで出てきた夢だといった希望という側面をしっかり描いている。 企業小説と呼ばれるジャンルは、文学的な地位は低いのだろうが、多くの人がサラリーマンとして企業戦士として暮らしている中で、そういった人たちに大きな影響を与えることことができる企業小説を描けているのが、池井戸潤なんだと思う。 この方の本を読むとほんと胸が熱くなるし、純粋に仕事を頑張ろうと思えてくる。 本作は、企業内の部活を中心として、企業の側面を描いている。 青島製作所を見ると、伝統的な日本的経営といわれるものが、その根底に流れていることは十分に感じる。 日本的経営といわれる経営手法は、現代では否定的な意見が多いが、その否定的な意見に単に迎合するのではなく、その良い面を本作は感じさせてくれる。 また、一方で派遣社員という現代の大きな問題の一つをも暗に扱っており、派遣社員の世間的イメージとは異なった像が形成されており、その辺はまた面白く考えさせる部分だと感じる。 企業の中で働くということは多くの社会人にとって当たり前のことであるが、池井戸作品は単にその世界に埋没するということではなく、その世界にも存在するまったく違う人生的な何か、いわばポジティブな側面を強く感じさせてくれる。 話が展開がうますぎるなど賛否両論あるだろうが、本を読んで鳥肌が立つ、ハートが熱くなる、という確かな身体的、精神的現象が起きたということが、この本が自分にとってとても面白かったということを物語っている。 | ||||
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水戸黄門などの時代劇にも通じる展開です。 「空飛ぶタイヤ」や「下町ロケット」でもそうだったように 弱小な善が強大な悪に打ち勝つストーリー。 (善悪の解釈はそれぞれですが…) 今回はそれを野球と絡めてきたか…。 わかっちゃいるけどのめり込んでしまいました。 めでたし、めでたしのエピローグまで期待通りでした。 | ||||
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夜なべして読み終えましたが、さすがの池井戸潤。今年いちばんの1冊でした。「七つの会議」よりも面白かった。池井戸氏の本は、ホントに元気をくれる。乗っ取られかけた中小企業のスカッとする起死回生。弱小野球部の快進撃。移籍になってしまったのは、残念ではあったけど、あれが良いオチと思う人もいるのかも。感動の涙で読み終えました。今年の会社のソフト試合、応援に行きたいな! | ||||
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ひさしぶりに本を読んで感動してしまった。 話の持って行きかたがとてもうまい。 | ||||
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すぐ配達されて満足です。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 | ||||
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あれ?野球部の話?と一瞬意外な感じがしたのは最初のみ。 バリバリのビジネス小説です。 野球部と会社の危機がリンクしあい、いったいどこに着地するのか はらはらとしながら読み進めました。 名前を持つ登場人物が多数いるにもかかわらず、各人物がしっかりと 自己主張しているのはさすが。 個人的には、社長の細川の迷いが終盤まで払拭されず、やきもきしましたが、 なんとかひと皮むけたようで一安心。 野球部の結末もよかったです。 | ||||
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読み始めてすぐ、名作「下町ロケット」の同工異曲と分かった。が、野球観戦に殆ど興味のない私でも、最後まで一気に読んでしまったのだから、やはり池井戸 潤は巧い。 サラリーマン生活を30年もやっていると、池井戸 潤が書く世界は本当は滅多にない浪花節だと分かっていても、実際に自分の職場でもあったらいいだろうな、と誰もが思うことをリアルに描くから、この著者は好かれるのであろう。(因みに、私はこの著者の庶務行員シリーズを一番愛読している) 半導体・デジカメの撮像素子という「秒進分歩」のエレクロトニクス業界の厳しい開発・営業競争の裏話、そして銀行=企業関係の(例によって与信がテーマ)の圧倒的リアリティ。 ここのところが、サラリーマン読者を引き付けて已まないのだ。 野球ファンにはゲーム展開やノンプロ野球部のマネージメントが興味深いであろうし、写真愛好家にとっては撮像素子納入先のカメラメーカーや最新デジタル一眼レフのlあれがモデルかと想像するのが楽しい。 | ||||
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著者の作品を読んだのは下町ロケットと本書の2冊であるが、両書に共通なのは企業の強みとは何かを問うている事。中小中堅企業は必ずしも大企業の様な強みはないし、そのまねをしてもしょうがない。自分の企業の強みである技術力を最大限発揮する事と、企業文化を作る従業員の質である。イメージセンサーで前者を、社会人野球部で後者を描いた本書は、企業小説を超えた熱いものを感じる。昭和の高度成長期には城山三郎の企業小説が良く読まれたが、今停滞する日本経済を支える真の企業のあり方をベースにした企業小説が受け入れられるのだと思う。著者出身の銀行業界が本当の企業審査(財務数値には表れないものをしっかり評価できる)に目覚めてくれないと、小説の中での存在の様に書かれ続けると思う。 | ||||
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不況で苦しむ企業を舞台に、生き残りをかけて戦う会社、特にその経営陣と、 伝統はあるものの今は弱小でリストラの候補にされるその会社の野球部の戦いを描いたものである。 直木賞を受賞したとき、この作家のことはまったく知らずにいた。 受賞で興味を覚えたが、受賞作の『下町ロケット』という作品はどうも自分の路線ではないような気がして、 結局そのままだった。 しかし今年刊行されたこの『ルーズヴェルト・ゲーム』は、 野球の話でもあるというので、あらためて興味が蘇った。 それならわりと読む気になって、 かつこの作家の魅力も知ることができるかもしれない、と。 それでも読み出すまでは、作家の質ではなくこちらの好みの点でやはり半信半疑だったのだが、 しかしこれはとても読みやすいし、面白い。 個人的な癖のようなもので、数冊同時に読み出してそのまま並行して読むことがよくある。 そのうちだんだんより面白い方に絞られていって、 さほどではない方は後回しになったり、そのまま読まずに終わったりする。 今回もそんな感じで、 あれこれ最初の数ページを読んでは他の本を読む、ということをやっていたのだが、 この小説を読むと、そのままやめたくなくなって、結局ほぼそのまま最後まで読んだ。 才能があるのだろう。読ませる筆力、物語の展開力。 野球の試合の部分も少年漫画を読むような楽しさがあるのだが、 スポーツの技術や戦術に深く立ち入るわけではない。 なんといっても根本は人間を描くということだろう。 不況とか生活苦とか、人生の辛さやら生活苦やら、嫌な奴やら悪意も描かれている。 それらと戦い、乗り越えようという話なわけだが、 そのベースにあるのは、皆で力を合わせて、という人の和、仲間意識ということである。 なるほど、だから野球、とくに家族的なまとまりが特徴の社会人野球か、と納得される。 そうしたものを、おそらくこの作家はとても大切にしているのだろう。 読み終えてみると、多少とも型どおりではあるし、もちろん現実とのずれもあるだろう。 それはそれとして、そもそもの設定が嫌でなければ、 それこそハラハラの野球の試合のように、一読元気をもらえる小説だと思う。 | ||||
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いつもの池井戸潤の作品と同じように、主に会社経営の厳しさ・社長の悲哀・リストラなどを社会人野球部を通して描いた作品。 序盤〜中盤は辛いことばかり起こるが、終盤にかけて読者が望む方向に向かって収束していく。 他の作品と同様、読む者に勇気や活力を与えてくれる作品である。 難を言えば、「下町ロケット」などの他作品と展開が同様であった。 また、監督をはじめ野球部員たちのキャラを浮き立たせてもよかったように思う。 | ||||
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池井戸氏の作品を読んだことがある人にとって、意外性はありません。 でも不満もありません。面白いし。 ルーズヴェルトが野球は8対7が一番面白いといったなんて、知りませんでした。 サンデーモーニングの張本さんだって知らないんじゃないの。 それに、野球といっても社会人野球を素材にしているところが新鮮でした。 ストーリーとしては、過去に傷を持つ実力若手ピッチャーが少し類型的な気が…。 それと完全に悪役になった企業が「越後屋」みたいで残念。ライバル企業にも、自負と社風を貫く意地を持たせてやりたかったなあと…。 立場の違いはあっても、善と悪の対立構造に単純化しちゃいけないだろうと思いました。 | ||||
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熱い男を描かせたら、この人はスゴイな。 でも、期待はずれだったところもあります。 それは、ストーリーは会社復活VS野球部復活のコラボを 描こうとしたんだろうけど、会社マネジメントも野球部マネジメントも どちらも復活のカギにはならなかったところです。 社長の細川は会長の青島から、 「人のクビを切ろうと思ったらイズムがいる」とサジェスチョンを 受けながら、最後までイズム的なものを覚る事はありませんでした。 野球部監督の大道は「大道イズム」で野球部を変えようとしますが、 けっきょく野球部復活のカギとなったのは「大道イズム」ではなく 天才ピッチャー・沖原の加入でした。 それでも、この物語は感動的だったな〜〜((((o* ̄▽ ̄)o))) じーん とくに会社マネジメントの方は読み応えがありました。 最初は、改革派の会長青島・社長細川VS抵抗勢力の専務笹本・開発部長神山 という単純な図式なのかと思っていたんだけど。 ところが終わってみれば、抵抗勢力だと思っていた笹本・神山は じつは男の中の男であったのです。 笹井は血の通わない冷たい経理屋のような描き方を当初されていましたが、 じつは熱い血の男であった事が徐々に明らかにされていきます。 彼は、腹の据わった男でした。 「笹井は、努力の人だったのである」 「笹井には私欲がない」 等等、笹井の人柄を語る部分には、感動で涙が出ました。 また、開発部長の神山も、以前大きな失敗をしているのですが、 その経験からネガティブになったのではなく、 腹をくくったのだという事がだんだん明らかになっていきます。 野球部リストラ、社員リストラの実行役となる総務部長・三上も ひたすら見事な男でありました。 彼の哲学が、胸に沁みます。 人事は熱血でなければやってはいけないんだな、と、ストンと腹に落ちました。 みんな、男だな。 あっつい男を描かせたら、さすがにこの人はすごいな〜〜 大人の男の熱い話は、同世代のおじさんである私のココロを ハゲしくゆさぶりましたぜ! ヽ(`Д')ノ <ウオオオオオーーーッ!!! ヽ(`Д')ノ <ウオオオオオーーーッ!!! | ||||
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池井戸潤氏は、銀行、ゼネコン、町工場というドラマに続いて、難しい企業スポーツの存続を賭けた中堅企業野球部、またまた興味深く面白い作品を出してくれた。2012年4月29日現在でレビューは圧倒的に五つ星が10件、四つ星が3件、三つ星が1件と当然の結果だ。本作品は、余程の天邪鬼でない限り低い評価はないと思う。各レビューの書かれた内容も良く優れている。一方で「参考になった・ならない」の投票数に注目して欲しい。4−2、2−1、1−0、中には4−1、5−1などというのもある。このnegative投票をしている輩は同一人物だろう。何が気に入らないのか、全てにnegative投票を入れているのだろう。かなり精神的に可哀想な、情けない輩と見る。レビューの意味は、多くがどの作品が良いか選択の手助けのなるものだ。それを単に馬鹿の好き嫌いでむやみやたらに「参考にならない」票を入れるのは言語道断。こういう投票者排除にAmazonも動く。 | ||||
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池井戸氏の作品は一部を除き基本的にある定まったパターンがある。しっかりした若手社員がいること、その言動・活躍が爽やかなこと、組織内で社員の頑張りがあること、そして常に感動があることだ。悪いヤツがいて、良い人がいる、解りやすい勧善懲悪物だ。本書もその基本線に沿っているから、それ程に深みはなくとも笑いあり、涙あり、そして最後はとても感動する。青島製作所は昭和41年創業の中堅電子部品メーカーで、売上500億円超、社員1500人、派遣200人、歴史ある野球部を持つ。キーとなるのは創業者の青島会長と、営業で実績を残し抜擢された細川社長、そしてその他の多くの役職員だ。その中でも特に渋い役回りは笹井専務、野球部の部長である三上(取)総務部長、若手の中心として野球部マネジャーの人事課員古賀、キャプテンの庶務課員井坂、この辺が良い味を出している。若手の活躍は、「オレたちバブル入行組」等の半沢直樹、「鉄の骨」の富島平太、下町ロケットの江原春樹に通じるものだ。また池井戸氏は、本作品の笹井専務や、「下町・・」の経理部長等の一癖あり嫌われ役ながら、実はキラリと光るbyplayersを用意してあるところが心憎いのだ。本書は逆風の中の企業内野球部の苦労と歓びを全編に上手く描く。これはフジTVドラマの「コーチ」、九十九里の水産物加工会社の不振と野球チームの喜怒哀楽を思い出させてくれた。本書の青島製作所は、急激な景気の悪化で、取引先の生産調整、受注減、資金繰りの悪化と、取巻く環境は非常に厳しい。但し主力取引銀行(白水銀行府中支店/磯部支店長)は、年度資金計画と運転資金申込、リストラ策の策定や進捗チェック等のほんの少ししか登場しない。私は最近の池井戸作品の企業物を勿論好むが、ややパターンが決まっている感があり。この路線も良いのだが、やはり原点とも言える銀行との切った張ったの交渉を絡ませた、或いは定番の銀行を舞台にした行員の勧善懲悪作品もたまには発表して欲しいと思う。ところで本書には野球部の公式試合の場面が多く登場するが、その表現は簡潔でありながら読んでぐんぐん吸い込まれる筆致に驚いた。 | ||||
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文句なく面白い。 池井戸潤さんの作品は、常に最後はすっきりします。 読者に涙を流させたり、安心させたり、痛快さを味あわせてくれる。 野球部を作った青島会長、乞われて経営を引き受けた細川社長、古参の笹井専務、神山技術開発部長、それぞれの 人間性が非常に面白く、時には瞼が熱くなります。 野球部の存続や社内のリストラ、会社のピンチ、会社も野球も同じだ。7点取られたら8点取る! 絶対面白い! | ||||
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オーナーの趣味でやってきた、中堅どころの企業の 弱小野球部を絡ませながら、新社長の懊悩と決断を描く。 銀行からのプレッシャー、上位企業との競争、不景気の中で リストラを迫られる経営陣の分裂。 野球部の主力を監督ともども引き抜かれる中で、野球部の 存在価値と会社のあり方が問われる。 会長の青山の存在感、社長の細川の経営能力、笹井専務の真意、 それぞれの登場人物が個性を持って描かれる。 経営陣の、社員を預かる責任の重さにあえぐ姿は「下町ロケット」 と同じだが、野球部という伏線を張ったところに、また違う味わいが ある。 | ||||
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本書の舞台となる青島製作所野球部はかつては社会人野球部の名門だったが その後は衰退の一途をたどりいまや会社のお荷物であり、野球どころではな い。早々と青島製作所の前監督はエースと4番打者を連れてライバルチーム に移籍してしまう。それが合併を提案してきたミツワ電器である。本書のタ イトルは野球を愛したアメリカ大統領ルーズヴェルトが「一番面白い試合は 8対7だ」と語った逸話からとられている。先制されても諦めない、逆転さ れても諦めないことが重要だということがこのタイトルに込められている。 中小企業が大手企業の横暴に耐え、最後まで諦めずに戦うという筆者の世界が 描かれており読み応えのある作品です。 | ||||
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『空飛ぶタイヤ』『下町ロケット』という二大金字塔を打ち立てた後の作品というのは、正直辛い と思う。読者のハードルは思いっきり上がっているわけで、それをクリアするのは至難の業としか 言いようが無い。 しかし、「いや〜、お見事!」今回も思いっきり楽しませていただきました。 パターンは『下町ロケット』と一緒なのだが、張り巡らされた様々なエピソードが見事なまでに 機能しており、自分が「こうなってほしい!」という結末に向かって、ベタベタに突き進んでいく 様は快感以外の何者でもない。 同様のパターンは飽きてしまうのが普通だが、池井戸潤の作家としての力量は普通ではないようで 見事に今回、高い高いハードルをあっさりとクリアしてみせた。 そして毎回感心するのだが、ラストの落しどころなんかは、決して荒唐無稽ではなく、現実を踏ま えたものになっており、好感が持てる。 | ||||
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