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裏閻魔2



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【この小説が収録されている参考書籍】
裏閻魔2 (ゴールデン・エレファント賞シリーズ)

裏閻魔2の評価: 3.68/5点 レビュー 31件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.68pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全31件 21~31 2/2ページ
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No.11:
(5pt)

期待を裏切らない

1作目に続き面白かった。ストーリー展開もうまいし、へたくそと思う部分がなかった。かといって特別うまいわけでもない。そういう部分で評価するより、世界観がとてもきれいに、しかもできあがっている作品なので、純粋に物語に浸ってほしい作品です。キャラクターの書き方もうまいので、必然的に愛着がわいてきている自分がいました。続編、気になります。
裏閻魔2 (ゴールデン・エレファント賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:裏閻魔2 (ゴールデン・エレファント賞シリーズ)より
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No.10:
(4pt)

引き続き面白い。前作が気に入れば絶対読むべき。

内容的には前作がセンセーショナルだった分、知っている人が出てくるので、驚きというエッセンスは少な目。100年以上若者の姿で生きてたら色々な心境の変化もあるでしょう。そういう意味で夜叉の変化は興味深かった。夜叉はガンダムで言うところのシャアに近い存在になりつつある。第三作目でどういう結末を迎えるのか楽しみである。
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No.9:
(3pt)

もっとふっきれていいのに

不老不死をキーワードに、長大な歴史の目撃者として何を描きたいのか。

それが今一つくっきりしてこない。

 良い点は、軽さ。敗戦の焦土を描きながら、どんよりすることなくサクサク読める。

この軽い文体は武器になる。だからその分キャラクターに存在感がほしいのだが、どうもピリッとしない。

 歴史をしっかり描こうというのでなければ、特異なキャラクターをもっと自由に遊ばせてもいいのではないか。

「鬼込め」の技、不死を刻むことが、少し手軽に描かれているのが気になる。

p8.L4「手に入る」→手に入れる、p157.L7「じゃないあるまいし」→じゃあるまいし、p189.L3「ここいた」→ここにいた

p194.L4「真面目やらねえと」→真面目に、221.L1「エレビ」→テレビ、p242.L14「黒いもの染ま」→黒いものに

p249.L1「これ勝る」→これに勝る、p257.L4「このくらい年頃」→このくらいの、p232.L4「わずか時間」→わずかな

 以上パイロット版ではミスがありました。確認願います。
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No.8:
(5pt)

夜叉の立ち位置の変化に注目

本作は中村ふみ氏による前作「裏閻魔」の続編。

舞台は終戦直後の東京が中心となる。

奈津を探し求める閻魔の元に転がり込む少年、善哉。

閻魔を慕うも弟子入を認めてもらえない善哉は、はぐれ宝生の技を身につける。

その中途半端な「鬼込め」が、前後の東京に暗い影を落とす。

はぐれ宝生の暴走を食い止めるべく、閻魔は善哉に立ち向かう。

本作で最も面白かったのは、なんといっても夜叉の立ち位置の変化だろう。

彼は前作で殺し合った弟弟子の閻魔に幾度も手を貸す。

さらに信正からの不思議な信頼をも得てしまう。

不気味な存在ではあり続けるものの、閻魔にとって頼もしい存在となってしまっている。

また、夜叉にとっても閻魔は同胞、どこか目が離せないのだろう。

とにかく、夜叉の変化がとても面白い。

他にも皆藤の跡取りとなる少年など、描き尽くされてないストーリーが残っている。

これは第三作が必ずあると言っていいだろう。

第一作でも充分に面白かったが、ここまでシリーズとして楽しめるとは思っていなかった。

第三作に、すごく、すごく期待している。
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No.7:
(4pt)

一気に読みました〜

食後、一気に読みました。

著者ご本人もおっしゃられていますが、確かにジャンルが不明な本ですね。

前回はラブストーリーかと思いましたが、今回はオトコ臭い。

風景や状況描写が浅く、短文が目立つような気がしますし、

戦前・前後の史実描写が端的に表現されているので、

その時代を生きている人々の苦悩や楽しさ、生活、圧迫・・・、

それらがあるからこその、行動→結果への繋がりが短い。

何か勿体無いなぁと思いました。

私個人としては、食事風景なんかをもっともっと美味しく書いていただけると嬉しいです。

もしくは、洋服(袴)の質感とか何かを詳しく描写していただけると、想像を刺激されるなぁ。

前回よりも人間臭く、登場人物の個性や性格がはっきりしてきて感情投入しやすくなっていました。

キャラクターが頭の中で動いて、話しているようになってきて、読んでいて楽しかったです。

こちらのシリーズ、3部作とのこと(著者曰く)ですので、

次回が出るなら本当に楽しみです!

著者のご成長に期待して、

数年後に加筆修正されたものも読んでみたいと思わせる内容です。

(何か上から目線でスミマセン・・・)
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No.6:
(1pt)

んーどうなんでしょう・・・

前作から読んでますが、今ひとつピンとこないです。

読み入ってしまう内容ではないです。他の方も書いてますが、展開がメリハリが無くって…

そもそも「賞シリーズ」には、期待してるので、残念でした。

もう少しプロットがしっかりしてればなー、と残念です。
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No.5:
(5pt)

一子相伝の運命

続編が発売になると耳にしたので、前作の続きが読みたくて、早速読んでみました。期待を裏切らない形で、さらに味のあるエピソードを提供してくれた気がします。ネタバレにならないように具体的には控えますが。

外堀からいきますと、前作と比べて情景の描写が具象的になった気がします。戦後という、比較的イメージしやすい背景の所以かもしれません。

こう言うのも気が引けますが、現在の日本の復興への空気感と作品で描かれている太平洋戦後の空気とを重ねて読むことができたので、登場人物の苦悩がとてもよく伝わってきました。

鬼込めの術が一種の社会問題とリンクしていて、閻魔と夜叉の異なる考え方がさらに印象的に強まった気がします。しかも背景には別の「宝生」がいたり、戦後の苦しい時期に鬼込めに狂信的に魅了されていく人物たちの動きがあったりと、生と死についてさらに思わせるところがありました。

閻魔の背負う宿命の歯がゆさはさらに増しているようです。自分を盲目的に慕う少年の切羽詰った感じが切なくて切なくて。。そして「裏閻魔1」で救えなかった人物へのつぐないの気持ちも、閻魔は実際に人を救おうとする行為で贖罪を果たそうとしますが、やはり運命の無情さによって破綻してしまいます。

やはり鬼込めの運命は閻魔と夜叉の二人の目撃者にもたらされ、そして苦しめているようです。まだ消化不良なのでもう一度読もうと思いますが、まだ終わらない気がしてなりません。
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No.4:
(5pt)

閻魔と夜叉が役割交代?

これはなんというかスターウォーズでいうと『帝国の逆襲』に位置する作品かなと。でもあれほどの名作とは言えませんがw でも気になります。とても気になる。続きが読みたいという気持ちが一番合ってるかも。

これはまだ終わらない気がしますね。夜叉がいい味を出してきた+閻魔に降りかかる運命が悲しい。。。閻魔は相変わらず降りかかる火の粉を避けることに徹しているから、どうしても煮え切らない部分が多いわけですが、終盤になってこのままだとコーナーに追い詰められる、だから動かないと、みたいにやっと閻魔が動き出したという感じ。だからこそ、何か物足りなさを感じたりもする。(続編を期待します!という意味もあって5点!w)

逆に夜叉はもっと(できれば映像で)見たい感じのキャラになってきたかも。人に助けられたり、人に恐怖したりするシーンも出てくるので、どんどん厚みが出てきてます。あと、やはり不完全な不老不死が祟っているのか、しだいに崩れていく感じも儚くて特有の美しさがありますね。

そういえば、著者の実力も随分上がっている気がしました。普通にオススメできる本です。
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No.3:
(5pt)

歴史ファンタジー→社会派

第一印象は、歴史ファンタジーが、より現実的になった、でした。

前作は幕末から広島まで一気に駆け抜けたことと、鬼込めという禁断の秘術の想像力が全体を包み込んでいたので、ファンタジーとしての打ち出しだったと思います。逆に今回は、描かれる時代の幅が狭まり、進駐軍/赤線/新宿/パンパンなど戦後のキーワードが、戦争孤児/自殺/薬物という戦後の暗闇と相まって社会派になったという感触です。

舞台設定の時代が時代ですので、エンタメが様々な感情のカタルシスを与えるインパクトの総称だとしたら、位置づけは「悲劇」だと思います。そういう意味では、泣かせる作品でした。なんと言っても、新弟子の行動が、主人公である閻魔自らに備わっていて彼自身でもコントロールできる秘術(鬼込)を渇望する、せざるを得ないというプロットが悲劇です。

閻魔も100年も生きているため、鬼込のことはほとんど先天的に備わっているものとして扱いますし、それが人を不幸にすることも重々承知なわけですが、閻魔は説明責任も感じていないし雄弁を振るうわけでもないので、読者としては、新弟子に来るべき破滅が予期できるわけです。初期の黒澤映画っぽさというか、この救いの無さが戦後のリアリズムだといえば、本作の方向性はまさに適切だと思います。

新キャラの形成という意味では、何となく紋切り型のように見受けられます。一つだけ例を挙げるならば、前作のような、近代化する日本で優先的に特権的な立場を勝ち取った群像の跡継ぎが先代の意志を継ぎながらも、異なる能力(や考え方)で閻魔のそばにいる権利を得ているという印象がありました。そういう意味では、(信正から惠子に)継承されるものを、もっと心情の変化で書くことができれば、惠子の特殊能力やあっけない信正の死という理由付けをしなくても良かったのだと思います。

その反対に、夜叉のまわりに登場するキャラは味があります。夜叉自身が撒いた種だと作中に書かれていますが、そのとおりで、何をするにも彼が活発だったゆえに、その運命が「業」として跳ね返ってくる感じが夜叉という人物に深みを与えています。もう助演とは言えない立ち位置にいるのではないでしょうか。

本作は閻魔と夜叉の対比が面白く変化してきていますし、奈津のことも触れられていますので読める部分は充分ありました。そして二人が雌雄を決するのかどうか今後の展開が非常に気になります。ポテンシャルは高いと思います。
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No.2:
(4pt)

気軽に一気読み

前作から読んでいるので、背景もよく分かり、深く考えるところも引っかかるところも無く、さらさらさらーっと一気に読めました。

明治、大正という時代に比べると、昭和(戦後)ってどうなのかなー、と思いましたが、前作のちょっと艶っぽい雰囲気も残しつつ、新しい時代も感じさせて、まとまりがいい感じでした。

前作は、切り裂きジャックと絡めている章に“技アリ”を感じましたが、今回はそういう技アリ感は無かったので★−1です。
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No.1:
(3pt)

新キャラ登場

前作に引き続き、サンプルを読んだ。

新しい登場人物が出てくるのと、時代が戦後辺りなのもあって、なかなか魅力的な描き方がされていた。

しかし、やや描写に欠けるところがあり、いきなり人物が登場してくるシーンがあったり、突然状況が変わったりして、ややついていけない部分があった。

結局本題は先延ばし……。いつ二人は会えるのだろうか。

二つ気になった点として挙げたいのが、一部分、誤字脱字があったこと。

サンプル版を読んだので、製品版ではきちんとしていてほしい。

それから、「〜くて。」という書き方で終わる文があったこと。

アマやセミプロに時たま見られるこの書き方はやめてほしい。
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