薬指の標本

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評判

薬指の標本の評価:

4.30/5点 レビュー 84件。 C ランク

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平均点4.30pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全117件 41〜60 3/6ページ
No.77
(5pt)

感動しました

映画を見たので
本を探した。
ストーリーは感動になりました。
発送も速い
薬指の標本 Amazon書評・レビュー: 薬指の標本より
4104013013
No.76
(5pt)

不思議な

読んでいてすごく不思議な感じがしました。

レトロな雰囲気でフィルターをかけてその場面を見ているような・・・

薬指の標本はたまにどことなく妖しいにおいが漂うところがあり、なんとなくドキドキしました。はっきりと恋だの愛だの書かれていないのに、とても不思議でした。

六角形の部屋も最初から危うい雰囲気でしたね。なんだかあるのにない。消えてしまいそうな・・・

二つとも何かが「消える」ような錯覚をしてしまいました。

今まで読んだことのない雰囲気の話しで思わず一気読みしてしまいました。その様子は浮かんでくるのに、どこかベールで包まれているような、不思議な本。
薬指の標本 Amazon書評・レビュー: 薬指の標本より
4104013013
No.75
(5pt)

不思議な

読んでいてすごく不思議な感じがしました。

レトロな雰囲気でフィルターをかけてその場面を見ているような・・・

薬指の標本はたまにどことなく妖しいにおいが漂うところがあり、なんとなくドキドキしました。はっきりと恋だの愛だの書かれていないのに、とても不思議でした。

六角形の部屋も最初から危うい雰囲気でしたね。なんだかあるのにない。消えてしまいそうな・・・

二つとも何かが「消える」ような錯覚をしてしまいました。

今まで読んだことのない雰囲気の話しで思わず一気読みしてしまいました。その様子は浮かんでくるのに、どこかベールで包まれているような、不思議な本。
薬指の標本 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 薬指の標本 (新潮文庫)より
4101215219
No.74
(5pt)

少し怖くて温かい空間

恋という言葉も愛という言葉も使わずに、ここまでの表現ができるなんて。大切なものを標本にすることで、自分を解放するという発想もすごい。
薬指の標本 Amazon書評・レビュー: 薬指の標本より
4104013013
No.73
(5pt)

少し怖くて温かい空間

恋という言葉も愛という言葉も使わずに、ここまでの表現ができるなんて。大切なものを標本にすることで、自分を解放するという発想もすごい。
薬指の標本 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 薬指の標本 (新潮文庫)より
4101215219
No.72
(5pt)

底がしれない なのに吸い寄せられて行く

「お義父さまの形見ですの」
 
 隣でそう言ったのは家内だ。先日、銀座の時計修理専門店でのこと。この店、小さな雑居ビルの9階にあるやはり小さな店なのだが、ネットで探し当てた客が他所では手に負えなかった依頼品を、次々に持ち込んでくる。
 どこどこで何十年前に買った。誰から贈られた。どんなに愛着があるか。聞き耳をたてると、客たちはだれもが、依頼内容よりも「思い」を滔滔と語っている。店が混んでいるのは引きも切らぬ来店よりも、どの客も話が長いせいであるようだ。
 私たちの依頼品は年代もののラドー。羽振りの良かった頃の叔父が父に贈ったスイス土産だったもの。大ぶりなサイズなのだが硬質ガラスのカットがきらきら宝石のようであり、ベルトはエレガントなステンレスで、なぜだか彼女が気に入ってブレスレッドのように愛用してくれていた。 

 オトウサマと呼ばれた父は25年前に他界した。家内は1日だけその父に会ったことがある。学生だった私たちはスキー帰りに実家に寄った。家族と一緒にすき焼きを食べた。父は上機嫌だった。翌朝出張に出かける父を2人で見送った。なにげない朝であった。
 その日出張先で父は亡くなった。前触れもなくあっけない「突然死」だった。

 あの時どうして。いったいなぜ。常には封印され意識の奥底にしまいこまれた「思い」が、カタミというひと言を皮切りに溢れ出そうになる。「はっ」と強く意識することでそれを押しとどめる。
 家内はどうしてラドーを愛してくれているのだろうか、それもまた定かではない。

 モノに付随した思い、込められた思いはひと通りではない。
 消し去りたいものがある。密かに葬りたいものもある。愛おしくて常に身近にありたいものもある。「フェッチ」などというひと言で括り得るものじゃない。

 この物語の舞台は「標本室」である。
 さまざまな依頼人がさまざまな「思い」を標本に封じ込めるためやってくる。
 例えば依頼人のひとり、3人の家族全員を火事で失った少女は、焼け跡にそれだけ残って生えていた「3本」のキノコを持ってくる。
 深い悲しみ。つらい思い出。消せぬ心の傷。それらを遠くに葬り去るために、あるいは優しく送るために、依頼人は標本室を訪ねる。かれらの思いに耳を傾けるのが主人公の仕事である。
 この物語を原作とするフランス映画がある。原作を読むのと同時進行でDVDを観た。フランス映画の性(さが)と割り切って苦笑するしかない。登場人物は1人残らず病んでいて、男女はもちろん同性でも老人と子どもでさえ、エロスを避けて通れる人間関係は存在しない。何十本観たか知れぬこの国の映画に、ひとつの例外もなかった。小川洋子の原作は、それとは異なる。遥かに深く底が知れない。

 そこが怖ろしいところなのか、あるいは安らぐところなのか決して判然としない。だが、抗することはできず、なぜか穏やかにそこに吸い寄せられていく。物語の終盤、底知れぬ深みに自ら落ちてゆく感覚を、読むものに追体験させてくれる。

 「フェッチ」、「病んでいる」、「倒錯」などと、ひと言で簡単に言い捨ててしまうことなどできない。
 心の奥底に無数にある襞、その中に間違いなくある一断面を、暗示的であるにも拘らず、極めて明快に描ききっていて、もはや見事というほかない。

薬指の標本 Amazon書評・レビュー: 薬指の標本より
4104013013
No.71
(5pt)

底がしれない なのに吸い寄せられて行く

「お義父さまの形見ですの」
 
 隣でそう言ったのは家内だ。先日、銀座の時計修理専門店でのこと。この店、小さな雑居ビルの9階にあるやはり小さな店なのだが、ネットで探し当てた客が他所では手に負えなかった依頼品を、次々に持ち込んでくる。
 どこどこで何十年前に買った。誰から贈られた。どんなに愛着があるか。聞き耳をたてると、客たちはだれもが、依頼内容よりも「思い」を滔滔と語っている。店が混んでいるのは引きも切らぬ来店よりも、どの客も話が長いせいであるようだ。
 私たちの依頼品は年代もののラドー。羽振りの良かった頃の叔父が父に贈ったスイス土産だったもの。大ぶりなサイズなのだが硬質ガラスのカットがきらきら宝石のようであり、ベルトはエレガントなステンレスで、なぜだか彼女が気に入ってブレスレッドのように愛用してくれていた。 

 オトウサマと呼ばれた父は25年前に他界した。家内は1日だけその父に会ったことがある。学生だった私たちはスキー帰りに実家に寄った。家族と一緒にすき焼きを食べた。父は上機嫌だった。翌朝出張に出かける父を2人で見送った。なにげない朝であった。
 その日出張先で父は亡くなった。前触れもなくあっけない「突然死」だった。

 あの時どうして。いったいなぜ。常には封印され意識の奥底にしまいこまれた「思い」が、カタミというひと言を皮切りに溢れ出そうになる。「はっ」と強く意識することでそれを押しとどめる。
 家内はどうしてラドーを愛してくれているのだろうか、それもまた定かではない。

 モノに付随した思い、込められた思いはひと通りではない。
 消し去りたいものがある。密かに葬りたいものもある。愛おしくて常に身近にありたいものもある。「フェッチ」などというひと言で括り得るものじゃない。

 この物語の舞台は「標本室」である。
 さまざまな依頼人がさまざまな「思い」を標本に封じ込めるためやってくる。
 例えば依頼人のひとり、3人の家族全員を火事で失った少女は、焼け跡にそれだけ残って生えていた「3本」のキノコを持ってくる。
 深い悲しみ。つらい思い出。消せぬ心の傷。それらを遠くに葬り去るために、あるいは優しく送るために、依頼人は標本室を訪ねる。かれらの思いに耳を傾けるのが主人公の仕事である。
 この物語を原作とするフランス映画がある。原作を読むのと同時進行でDVDを観た。フランス映画の性(さが)と割り切って苦笑するしかない。登場人物は1人残らず病んでいて、男女はもちろん同性でも老人と子どもでさえ、エロスを避けて通れる人間関係は存在しない。何十本観たか知れぬこの国の映画に、ひとつの例外もなかった。小川洋子の原作は、それとは異なる。遥かに深く底が知れない。

 そこが怖ろしいところなのか、あるいは安らぐところなのか決して判然としない。だが、抗することはできず、なぜか穏やかにそこに吸い寄せられていく。物語の終盤、底知れぬ深みに自ら落ちてゆく感覚を、読むものに追体験させてくれる。

 「フェッチ」、「病んでいる」、「倒錯」などと、ひと言で簡単に言い捨ててしまうことなどできない。
 心の奥底に無数にある襞、その中に間違いなくある一断面を、暗示的であるにも拘らず、極めて明快に描ききっていて、もはや見事というほかない。


薬指の標本 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 薬指の標本 (新潮文庫)より
4101215219
No.70
(5pt)

究極の束縛

『薬指の標本』と『六角形の小部屋』の短編集。
(六角形の小部屋は割愛)
『薬指の標本は』標本技師(男)とそこで働く事務員(女)との恋を描いている。
この恋愛、一言でいうと『究極の束縛』。
縛る男と縛られる女。
閉じ込める男と閉じ込められる事を望む女。
話の中で男は女に「毎日履いてほしい」と靴をプレゼントする。
その靴は女の足にぴったりで、女は男の言う通り毎日履き続けた。
靴は女の足を侵す。
逃げられない様に。
まるで中国の纏足の様に。
標本技師は女を封じ込める。
足を留め、体を留め、心を留める。
なんて歪んだ恋愛だと思うけど、人の気持ちなんて大概歪んでいる。
どこかでこの話に惹かれるのは、心の湾曲にこの話の歪みがぴたりと添うからなんだと思う。
薬指の標本 Amazon書評・レビュー: 薬指の標本より
4104013013
No.69
(5pt)

究極の束縛

『薬指の標本』と『六角形の小部屋』の短編集。
(六角形の小部屋は割愛)
『薬指の標本は』標本技師(男)とそこで働く事務員(女)との恋を描いている。
この恋愛、一言でいうと『究極の束縛』。
縛る男と縛られる女。
閉じ込める男と閉じ込められる事を望む女。
話の中で男は女に「毎日履いてほしい」と靴をプレゼントする。
その靴は女の足にぴったりで、女は男の言う通り毎日履き続けた。
靴は女の足を侵す。
逃げられない様に。
まるで中国の纏足の様に。
標本技師は女を封じ込める。
足を留め、体を留め、心を留める。
なんて歪んだ恋愛だと思うけど、人の気持ちなんて大概歪んでいる。
どこかでこの話に惹かれるのは、心の湾曲にこの話の歪みがぴたりと添うからなんだと思う。
薬指の標本 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 薬指の標本 (新潮文庫)より
4101215219
No.68
(4pt)

なんだか不思議な世界でした

著者の本を初めて読みました。

ひとこと「不思議で靄がかかったようなお話」でした。

ちょっぴりファンタジックな要素もあって、

登場人物に良い意味で生命力を感じないと言いますか、

軽く触れただけで崩れてしまいそうなモロさを帯びていながらも、

芯の強さは感じさせる。収録されている2編とも、同じことを感じました。

次は「博士の愛した数式」を読んでみますが、

どんな世界が広がっているのか楽しみ&興味が湧いてきました(笑顔)
薬指の標本 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 薬指の標本 (新潮文庫)より
4101215219
No.67
(5pt)

快作二編!!!

標題の「薬指の標本」は勿論すばらしいのですが、
(ドラマチックなので分かりやすいです)
「六角形の小部屋」もなんともいえない不思議な風情を湛えた快作でした。
現代社会に生きるわたしたちが必要としている「場」を見事に描いています。
小川洋子さんの本領が見事に発揮されている二編です。
薬指の標本 Amazon書評・レビュー: 薬指の標本より
4104013013
No.66
(5pt)

快作二編!!!

標題の「薬指の標本」は勿論すばらしいのですが、
(ドラマチックなので分かりやすいです)
「六角形の小部屋」もなんともいえない不思議な風情を湛えた快作でした。
現代社会に生きるわたしたちが必要としている「場」を見事に描いています。
小川洋子さんの本領が見事に発揮されている二編です。
薬指の標本 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 薬指の標本 (新潮文庫)より
4101215219
No.65
(5pt)

「ここまでたどり着けたことが大事」に思える、大切にしたい現代の伝奇小説。

「薬指の標本」と「六角形の小部屋」の二編を収録した短編集。単行本は94年の発売だから著者の初期の作品となる。著者の医大秘書室勤務の経験が生かされている作品だ。

前者は、頼まれた(、そして2度と顧みられることがない)ものを何でも標本にする標本室の受付係の女性が、標本技師に徐々に吸い寄せられ(恋といっていいだろう)、身体を侵食されることを受け入れる話。後者は、外界と隔絶された持ち運び可能な六角形の、その中にこもってただ独白するための小部屋が近所にやって来たことを知り、その不思議な心地よさにやみつきになり、ある日小部屋が消え去ったことにとまどう女性の話。

現実には存在しないが、いかにもありそうな、現代人の思いをすくい取るサービス業の想定が奇抜で面白い。二編とも主人公の女性がそのサービス業およびサービス提供者に依存していく、心の揺れが繊細なタッチで描かれる。行間に漂う静謐・透明な雰囲気は著者のファンにはたまらない。

どちらも「ここまでたどり着けたことが大事」な物語。私は「博士の愛した数式」からの、新参者のファンだが、これら現代の伝奇小説にめぐり合えたことを大切に思いたい。
薬指の標本 Amazon書評・レビュー: 薬指の標本より
4104013013
No.64
(5pt)

「ここまでたどり着けたことが大事」に思える、大切にしたい現代の伝奇小説。

「薬指の標本」と「六角形の小部屋」の二編を収録した短編集。単行本は94年の発売だから著者の初期の作品となる。著者の医大秘書室勤務の経験が生かされている作品だ。

前者は、頼まれた(、そして2度と顧みられることがない)ものを何でも標本にする標本室の受付係の女性が、標本技師に徐々に吸い寄せられ(恋といっていいだろう)、身体を侵食されることを受け入れる話。後者は、外界と隔絶された持ち運び可能な六角形の、その中にこもってただ独白するための小部屋が近所にやって来たことを知り、その不思議な心地よさにやみつきになり、ある日小部屋が消え去ったことにとまどう女性の話。

現実には存在しないが、いかにもありそうな、現代人の思いをすくい取るサービス業の想定が奇抜で面白い。二編とも主人公の女性がそのサービス業およびサービス提供者に依存していく、心の揺れが繊細なタッチで描かれる。行間に漂う静謐・透明な雰囲気は著者のファンにはたまらない。

どちらも「ここまでたどり着けたことが大事」な物語。私は「博士の愛した数式」からの、新参者のファンだが、これら現代の伝奇小説にめぐり合えたことを大切に思いたい。
薬指の標本 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 薬指の標本 (新潮文庫)より
4101215219
No.63
(5pt)

さすがだと思いました

最近の本は面白くないと言われていますが、この人の作品は面白い。
最近は連載を始めていますが やはり面白かった。
これが文学だと思いました。
薬指の標本 Amazon書評・レビュー: 薬指の標本より
4104013013
No.62
(5pt)

さすがだと思いました

最近の本は面白くないと言われていますが、この人の作品は面白い。
最近は連載を始めていますが やはり面白かった。
これが文学だと思いました。

薬指の標本 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 薬指の標本 (新潮文庫)より
4101215219
No.61
(5pt)

映画も良かった

たまたま、書店でもらったチラシでこの本が映画化されたことを知った。しかも、フランスの映画監督で。

小川洋子の作品を読むのは、『博士の愛した数式』以来だが、あの作品よりも、彼女らしい、万人受けしない作品だ(?)。

耽美的でフェティッシュで、マジカルでリリカル。日本映画ではなくフランス映画が似つかわしい。

ちょっとグロい話も、彼女の抑えた筆致がかえって、想像力を書きたてる。この作品がどう映画化されたのかな。映画も見てみたい。
薬指の標本 Amazon書評・レビュー: 薬指の標本より
4104013013
No.60
(5pt)

映画も良かった

たまたま、書店でもらったチラシでこの本が映画化されたことを知った。しかも、フランスの映画監督で。

小川洋子の作品を読むのは、『博士の愛した数式』以来だが、あの作品よりも、彼女らしい、万人受けしない作品だ(?)。

耽美的でフェティッシュで、マジカルでリリカル。日本映画ではなくフランス映画が似つかわしい。

ちょっとグロい話も、彼女の抑えた筆致がかえって、想像力を書きたてる。この作品がどう映画化されたのかな。映画も見てみたい。
薬指の標本 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 薬指の標本 (新潮文庫)より
4101215219
No.59
(4pt)

立ち読みで。。。

この小説は「博士の愛した数式」を読んでから、手に取りました。この物語はホラーっぽいです。なので「博士の愛した数式」のような泣ける感じを期待していた僕は見事に裏切られました。でもその裏切りは良い方の裏切りでもありました。僕はこの本を購入しないで立ち読みでしが、読んでいると周りの雑音が消し飛びました。それだけこの小説にはなにかしらの引力があるってことですね。こんなに本に夢中になったのは久々でした。ページも少ないので、軽く読めると思います。でも内容は深い。
薬指の標本 Amazon書評・レビュー: 薬指の標本より
4104013013
No.58
(4pt)

立ち読みで。。。

この小説は「博士の愛した数式」を読んでから、手に取りました。この物語はホラーっぽいです。なので「博士の愛した数式」のような泣ける感じを期待していた僕は見事に裏切られました。でもその裏切りは良い方の裏切りでもありました。僕はこの本を購入しないで立ち読みでしが、読んでいると周りの雑音が消し飛びました。それだけこの小説にはなにかしらの引力があるってことですね。こんなに本に夢中になったのは久々でした。ページも少ないので、軽く読めると思います。でも内容は深い。
薬指の標本 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 薬指の標本 (新潮文庫)より
4101215219