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(短編集)
オチケン!
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オチケン!の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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初めて読んだ同著者の山岳ものの鬼気迫る筆致に魅せられましたが、今回は全体的にほのぼのとして、同じ著者の作とは思えないほど。 これはこれで面白く、落語に少し興味を持ちました。 | ||||
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久しぶりに読み直したが、やっぱり面白い。噺のここを切り取るのか、いつも感心させられる。 | ||||
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タイトルに「馬術部」の中編があったので読みました。馬術部関係なかったです。馬も馬術も関係ない。親子代々馬術部だったり学校の偉い人が馬術部だったりで学内で馬術部は権威があるという位置での馬術部でした。トリックは、落語テープの走行時間が問題になったようですが落語の内容も馬とは関係ないので、馬と関係ある話を読みたい人向きではありません。なぜ「馬術部」をタイトルにつかたのか、合ってなさすぎる。推理や人間関係を楽しむものでもありません。大倉さんの作品は生き物警察とか小柄な女の警察官の話とかかなり読んでいますが落語に興味ないので落語関係は今回が2冊目です。本人の趣味を創作に活かすのは難しいのかと思いました。つまり、よくない出来です。すみません。 | ||||
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つまらなくは無いので読みきることはできますが、後に何も残らないような軽めの内容です。 犯罪?を起こす動機付け、種明かしの内容、登場人物の価値観といった点に説得力があまり感じられなかったのが大きいと思います。 Kindle Unlimitedで読んだのでなければ、星2つでした。 | ||||
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2007年に理論社から出た単行本の文庫化。 大学の落語研究会を舞台にして、サークルで起こるさまざまな事件を扱っていくという短編集。 部室をゲットするためのサークル間での骨肉の争いが軸となり、盗難事件が起こったり、対抗サークルを陥れるための陰謀が企まれたり。 そこに落語にまつわるネタがちりばめられていまのだが、あまりにも強引に感じる。 ちゃんとミステリとして活かされているのか? | ||||
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三人三様のオチケン部員それぞれのキャラクターが気に入った。それは作者のセンスの良さだろうと思う。落語ファンでなくても読みやすい工夫がされているので、時間がある人にはぜひ薦めたい。 | ||||
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もともとYA(中高校生)向けのシリーズとして出されたので、設定が中高校生向けで、ミステリー好きには物足りないかも。 部室の取り合いがキーになっているのも、殺人を出せない中高校生向けシリーズという制約があるからなのだろうけど、少し物足りない。 | ||||
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270ページほどの本文で、お話は二つという、なかなかゆったりしたペースのミステリです。 その名前だけで、大学の落研にむりやり引き込まれた主人公越智健一が、見たところヘタレなくせに妙に落語に味のある岸、その人間に惚れて入ったという中村、両先輩に支えられながら、謎をとく話です。 3人しかいない落研を廃部に追い込み、部室をぶんどろうと画策する三つの非公認サークル。これが動機でもあり、人間関係の葛藤すべてでもある(少なくともこの巻では)、という実にわかりやすくこぢんまりした設定であるところがいいです。同じ著者の『三人の幽霊』『七度狐』などと同じく、落語がキーとなる謎解きですがこちらのほうが、主人公が大学新入生かつ落語素人であるぶん、さらに初心者に丁寧な説明になっているため、物語のテンポものどかです。 落語がキーといっても、謎解きに大技はなく、これまたこぢんまりした種明かしですが、落語のトリヴィアがあちこちにちりばめられているのと、岸の師匠である謎の落語家、やさ男中村の意外な正体、馬術部主将の男気など、人間のおもしろさが本当の見どころかもしれません。脱力系のしゃべり方の岸、描写にさりげなく萌えが感じられる中村、そして恐れを知らない素直な越智、このトリオが立っています。派手な描きかたではないのですが、あちこちにきらりと光るプレゼンが。 作者も後書きで紹介している田中啓文の『笑酔亭梅駆謎解噺』シリーズの、ハチャメチャな爆走パワーと好対照の淡々系落語ミステリ。どちらも気に入っています。「落語ってミステリー?」の落語蘊蓄エッセイのほか、洒落た文庫版後書きもついて満足のゆく一冊です。 | ||||
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落語への興味も知識もないまま読みましたが、面白かったです。 寿限無くらいは知ってましたが、知っていると言っても『呪文みたいだな〜』程度にしか思っていませんでしたし、どんないきさつで生まれた言葉かなど全く知らず、この作品を読んでちょっと勉強になりました。 もちろん、話の内容や個性的な登場人物(先輩など)も良かったですよ。 私みたいに落語に興味がない方も是非読んでみて下さい。 小学校高学年〜中学生の男の子なんかは好きじゃないかな、と思う本です。 | ||||
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越智健一、略して「オチケン」。そんな名前だけでつぶれかけの落語研究会……落研(オチケン)に入部することになった彼が、自分勝手な先輩たちに振り回されながら周囲で起きる事件の解決に渋々ながら乗り出すお話。 弱小サークルを付け狙う非公認サークルとの間に起こる事件は軽妙で、大学生を主人公にした気楽なストーリーは楽しめるのですが、落語を絡めたミステリ作品としてはもう一歩物足りないかなぁ。とって付けたような感じがするんですよねぇ。 とは言え、後書きの「落語はミステリ」というのはなかなか面白い話でなるほどなぁと感心してしまいました。 | ||||
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◆その一「幽霊寿限無」 落研の部室で居眠りをしていた新入部員の越智健一。 彼が目覚めた時、落語の「寿限無」が聴こえてきた。 しかし、部室には彼しかいなかった上に、室内のスピーカーが壊れていたため、 同時刻に校内放送で流されていた「寿限無」は聴こえなかったはずなのだが…。 「犯人」の施した仕掛けが、うまく機能しなかったことで かえって不可解な状況が現出してしまった今回の事件。 先輩である落語の天才・岸に導かれながら、初心者として 「寿限無」を聴き込んでいた越智が僅かな違和感を頼りに 真相をつきとめる姿が描かれます。 ◆その二「馬術部の醜聞」 その伝統と実績から大学内で圧倒的な 権力を持つ馬術部にスキャンダルが!! 未成年部員の喫煙が撮影された ビデオが学校に送りつけられたのだ。 映像のなかに落語の音声が入っていたことから、 強制的に撮影者の捜索を求められる越智だったが…。 落語の内容をもとにした〈アリバイ崩し〉がテーマ。 最後には苦い真相が明らかにされます。 ともあれ、これからも大学公認団体であり続けるため、 他サークルとの駆け引きはまだまだ続きそうで、 越智の本当の受難は、これからのようですw ▼付記 著者によるエッセイ「落語ってミステリー!?」も収録されています。 | ||||
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舞台は大学の落研。 そこにいつの間にか入部させられた越智健一が 落研に持ち込まれる謎を 先輩、岸と中村の助けを借りて・・・ というかこの二人がほとんど解決のヒントを出したりするんだけど 最終的に越智が謎を解く。 そこにいい具合に落語の演目が重なり その落語の演目が謎を解くヒントにもなったりしている。 落語ミステリーなんて初めてなので 分からないことがあったりもするけれど、 この作品は驚くほどすーーーーーっと読み終えた。 サクサクっと読み進められながら 有名な落語の内容も分かってしまうという、 一石二鳥で楽しめる。 一粒で2度おいしい、そんな感じの作品でした。 越智がいやいや活動を続けている落研に 徐々に染まっていきそうな感じがして 続編ではどうなって行くのか、 そちらも楽しみです。 | ||||
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