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ヒート
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ヒートの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 21~35 2/2ページ
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日本男子マラソンの低迷に歯止めをかけるため、”「東海道マラソン」という梗塞マラソン舞台を新設し、世界最高記録を日本人にとらせる”という大プロジェクトに、さまざまな人間模様が交錯する。 著者の代表作の一つである、箱根駅伝を舞台にした”チーム”の中の人物達が数名出てくる。 天才ランナーの名をほしいままにしているがその目標の崇高さ故に協調性にかける山城、ペースメーカーとして白羽の矢を立てられた1.5流のランナー甲本の苦悩。堂場さん自身が、スポーツマンのため、走る所作、心理などに関する細かな描写はさすがという感じ。ただ、走るためのモティベーション(ここにこだわりたかったはずだろうが)の設定に、ちょっと無理があった気がする。半分同意できるところと、そんな気持ちでこの走りはできんだろう・・・チョッと残念。 浦の演技とか、ラストとかもうちょっと違う形で話作ってもらいたかった感じが残る。 全体としての印象では、”チーム”の方が面白かったかな。 | ||||
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私がマラソンをやっているために友人から薦められて呼んだが、最初の章を読んだだけで展開が読め、予想通りの結末だった。 何だか、妻の作ったカレーは美味いとか、どこそこのレストランのレバーフライは美味いとか博多のとんこつラーメンを食べたとか、ストーリーとは直接関係のない飲食の描写がやたら多いという印象。 それから主人公のランナーについて、学生時代に箱根駅伝に出たとか、何とかマラソンで日本記録を出したとか、プロフィールの説明ばかりで中身がなく、どこが凄いのか伝わってこなかった。 実にチープな内容だと思った。 | ||||
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マラソンのおもしろさを実感しました。なかなか興味深い作品でした。 | ||||
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「神奈川県は、世界最高を目指す!」 そう高らかに宣言した知事に、神奈川県教育局スポーツ課の音無は目を見張る。カギを握るのは、 山城という男だった・・。はたして、42.195キロに奇跡は起きるのか? 「世界最高記録更新」それがとてつもなく困難なことだと、誰もが知っている。だが、この困難な ことに敢えて挑戦しようとする男たちがいた。入念なコース設定、選手やペースメーカー探し、 気候への対策、マスコミへの宣伝・・・。やることは山ほどあった。それにしても、マラソンという スポーツが、こんなに繊細なものだとは知らなかった。ペースメーカーがこれほど重要な存在だと いうことも初めて知った。走る当人はもちろんのこと、それを支えるスタッフの努力は並大抵ではない。 後半は思わぬ展開になった。はたして世界最高記録は出るのか〜〜〜!?手に汗握る緊迫した 状況に、読んでいて心臓がドキドキしてきた。それだけに、ラストは微妙だった。プツンと途切れて しまった感じがした。「ここで終わっていいのか!」そう叫びたいのは、私だけだろうか・・・。 | ||||
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世界記録を目指すマラソンを企画していくというストーリーである。 主人公はマラソンの企画者で、登場人物として過去に「チーム」という小説で出てきた選手が登場する。 読んでいて飽きるものではなかったが、最終的に何を言いたかったのか、というのがはっきりしなかった。 続編を期待したい。 | ||||
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微妙なレビューが多いですが、僕は楽しんで読めましたよ。 ただし、途中まではテンポよくは読めないです。 音無、甲本、山城の三者の歯車を噛みあわせた、同筆者「チーム」でお馴染みの浦や学連選抜の監督の引き合わせも微妙。 ただその分、肝心のレースの描写部分は楽しく読めました。 レースまでは、フルマラソンの30kmまでのように、「楽しみを温存」して読めという、筆者の巧妙なトリックかもしれません(笑) 何はともあれ、『チーム』からお読みになられた方がよろしいかと思います。 | ||||
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他のレビュアーも書いておられますが、本作にも登場する山城と浦を中心とした箱根駅伝・学連選抜のエピソードである『チーム』を先に読まれることをお勧めします(・・・にしても『ヒート』での浦の立ち回りは、話を展開するためだけの幼稚な道化師になっていて、残念なのだが)。 『ヒート』は『チーム』から数年後、神奈川県知事の意向のもと開催されることになった、日本人選手に世界最高記録を狙わせるための新しいマラソン大会【東海道マラソン】の物語。その担当者になった県庁職員・音無と世界記録を狙わせる選手・山城、30kmまでのペースメーカー・甲本、この3人を軸に展開していく。 まず、いきなりですがこのエンディングには唖然としました。あまりにも唐突。こういうエンディングにするなら、読者を納得させるだけの説明というか、持って行き方があると思うのだが・・・(これから読まれる方もいらっしゃるので、具体的に指摘し、書くことははばかれるのでもどかしい)。 次にこれは『チーム』でも感じたことだが、《何でそんなにこだわる?》と引っ掛かってしまう部分が多い。たとえば、 甲本がペースメーカーを引き受けようとしない理由→ランナーとしてのプライド。 山城がレースに参加しようとしない理由→実力者の異常なほどのミーイズム。 その説明がくどく感じてしまい、納得させてくれない。 特に山城はレース参加を決めた後でさえ、(レース中にも)ささいなことでその気持ちは二転三転する。そんなことで世界最高記録を狙える走りができるでしょうかね? 最後に指摘しておきます。2011年度文化庁の国語に関する世論調査で、意味の誤用で話題になった「失笑」だが、『ヒート』『チーム』両方でこの作者は誤用している。【東海道マラソン】が突然【第一回横浜国際マラソン】と記されたり、文字の誤植(○手が振れる →× 手が触れる)もあった。作者、編集者、出版社も含めしっかり校正せよ。 | ||||
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低迷する日本男子マラソンを憂える神奈川県知事は日本人選手に世界最高記録を狙わせるため『東海道マラソン』をぶち上げる。プランを練り、お膳立てに画策する県職員の音無、ペースメーカーを頼まれる甲本、日本のエース山城、監督の須田。前作の学連箱根駅伝『チーム』を読んでいなくても、充分楽しめる。そんなむちゃくちゃだ、と思いつつもどんどん引き込まれていく。スポーツエンターテイメント小説。微妙な終わり方は、連作に引っ張るあざとさなのか、作者の迷いなのか。次作は山城と甲本のインタビューシーンから始まってほしい。 | ||||
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息の詰まるようなリアルなレース描写と、「チーム」から引き継がれるストーリーに引き込まれる。それだけに中途半端なラストが残念。 | ||||
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「チーム」を読んで、その流れで「ヒート」も読んでしまいました。面白くてあっという間に読み終わってしまいました。今年は箱根駅伝を見てから、駅伝ものを読破してしまいました。主人公?のように世界で戦えるマラソンランナーが早く出てきて欲しいものですね。 | ||||
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チームを読んでからヒートを読みました。期待していただけにちょっと残念な感じでした。山城とペースメーカーが主役ですが、微妙なラストでしたね。浦の演技も個人的にはがっかりでした。 | ||||
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堂場瞬一さんのスポーツ小説、最高に大好きです。 ”普通の人”を応援し、勇気を与える最高の小説だと思いました。 誰しも、自分を”天才”などとは思えず、逆に、そばに”天才”としか思えないような”追いつけない人”を持っているんではないでしょうか? ”天才”から見ると”普通の人”は無駄な努力をしているように見え… いや、少なくとも、”普通の人”は、そう見られているように思ってしまい、そのまま負け犬になっていく。 しかし、”普通の人”にも、どこか”天才的”な所があったりして、あるいは、”天才”とは違う所が優位点になったりして… 世の中、そんなに甘いもんでも無いとも思いますが、この小説を読むと、そんな可能性信じたくなりました。 ”チーム”の後、山城選手が走り続けてくれていることもうれしいです。 今後の山城選手、甲本選手の活躍も楽しみです。 レース後のインタビューを聞きたかったです。 | ||||
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キング、チームとマラソンや駅伝モノが素晴らしく面白かったので期待が非常に大きかっただけに、少し拍子抜け。かたくなな山城がああも簡単に考えを変えるかなあ。 | ||||
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堂場さんの「チーム」を未読の方は、できれば「チーム」を先に読んでから こちらの「ヒート」に取り掛かることをオススメ致します。 その方が主人公の片方、山城の人となりが予めわかりますし 終盤の「チーム」の登場人物のカメオ出演も楽しめます。 さて、「ヒート」です。 マラソンを題材にした小説はあまり多くありません。 小説を成立させるための、ランナーの性格付けの難しさや レースの場面の描写をどうするかという点が難しいからではないでしょうか。 堂場さんは、「チーム」で箱根駅伝の学連選抜を取り上げたように 「ヒート」ではペースメーカーにスポットを当て、また 運営側にもスポットを当てます。 レース描写のリアリティはさすが堂場さんという感じでした。 最後まで飽きさせない面白さです。 駅伝好き、マラソン好き、市民ランナーにオススメの1冊。 買って損なし、読んで損なしです。 | ||||
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大会開始までの筋立てはやや強引ですが、レースが始まった後の迫真の描写は、自家薬籠中の技で、ページをめくる手が止められませんでした。散漫になりがちな群像劇を避け、最少人数に焦点を絞ったのが成功原因でしょう。黒木亮さんのような、元駅伝選手が書いているのならまだわかるのですが、この人はラグビー経験しかなかったはず。近藤史恵さんのエデンシリーズを読んだときにも思ったのですが、作家というのはつくづく恐ろしい人種ですね。 | ||||
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