葉桜の季節に君を想うということ

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評判

葉桜の季節に君を想うということの評価:

3.14/5点 レビュー 656件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.14pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,052件 861〜880 44/53ページ
No.192
(2pt)

執着心

元私立探偵である主人公はある依頼により悪質な霊感商法の調査を行う。 年齢を重ねる中で確立されてきた物はある瞬間に崩れていくものなのかもしれません。「生」への限りない執着心によってのみ長い時を経る事が可能なのでしょう。
「どうして俺が特別であってはいけないんだ。誰が決めた。特別か特別ではないかは生きてみないとわからないじゃないか。優秀な人間を見て、自分は適わないと思ったら、その時点でもう負けだ。自分の可能性を信じる人間だけが、その可能性を現実化できる資格をもつ」
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)より
4167733013
No.191
(4pt)

完成された叙述トリック

読者の先入観や思い込みを誘導して驚かせるという意味では
これほどの叙述トリックはなかなかない.
好き嫌いの分かれるハードボイルド調の文体さえもトリックの一部なのだから
計算しつくされた演出というべきだろう.
真相を知ったあとで思い返せば不自然な会話や描写に思い当たる.
あえて触れなくてもよいようなヒントを出しているわけで
これはいわば作者のフェアプレーなのである.
その点も評価したいと思う.
とはいえ,終盤に人生訓めいたものを語らせるのは蛇足のように思う.
この種のミステリーは仕掛けが命で,それがばれたあとは読者の興味は半減する.
余計なことは語らず,すっきり終わらせた方が潔くてよい.
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)より
4167733013
No.190
(2pt)

うむむ

正直騙されました。そして、著者の読者へ向けたメッセージもよかったと思います。が、読んだこと全てを書き換えられた気がしてなんだかしょんぼりしました。自分はあまりポジティブに受け取れませんでした。文書でしかできない仕掛けとして考えれば好きな人は好きかもです。
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)より
4167733013
No.189
(5pt)

やられた!

軽妙でとっぽい主人公将虎。愛くるしい妹綾乃。ミステリアスな雰囲気のさくら。
お嬢様の愛子。高校生で純情一直線のキヨシ。。
この登場人物達が全て還暦をとうに過ぎた老人達だったとは、誰が予想出来た
だろうか!映画の「シックス・センス」以来の騙されっぷりと衝撃でした!
だってキヨシは将虎の七つ年下で高校生、って言われると、将虎は必然的に20代だと
思うじゃないですか!(実はキヨシは定年後、定時制の高校に通っていた。。)
愛子だって、隆一郎をおじいさんて呼んでたから、孫だって思うじゃないですか。
四十代の女性が出てきて、彼女に対して「おかあさん、冷たいものを」って!
(実は隆一郎は自分の旦那で、おかあさんは自分の娘!…確かに、老夫婦は
お互いの事をおじいさんおばあさんって呼ぶし、息子娘をおとうさんおかあさん
って呼ぶようになるか。。。)
完全にやられました!
面白かったです!!
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)より
4167733013
No.188
(5pt)

主人公達のこれからも続く青春に乾杯!!

 見事にやられました。
 推理小説として見た場合、肝心の殺人のトリックが弱すぎなのが難だが、作者の用意した大仕掛けにはあっと言うはず。作品の趣向としては、泡坂妻夫の「しあわせの書」に通じるものであろう。ラストでどんでん返しを喰らった時に、思わず前を読み返して、自分の錯誤を確認してしまった(く……くやしい!)。
 はっきり言ってペテンのような内容だが、作者の丁寧なミスディレクションには素直に脱帽するしかない。自分も途中まで違和感を感じていたのだが、キヨシと愛子のミスディレクションが強烈で、最後まで騙されぱなしでだったのが悔しい。
 人によってはペテンという向きもあろうが、ある事象を伏せた上で事実だけを書き読者が勝手に誤解しているだけであって、ぎりぎりセーフと言ったところだろう。
 ある事象に気づかない限り、ラスト近くでの保険証書を見ても、混乱するだけでさっぱり把握できないはずだ。
 最大の難は、前にも書いたとおり、殺人のトリックも犯人も弱い事。多分大抵の読者は瞬殺レベルのものだろうが、この作品の真のトリックは別の処にあるのだから仕方がないという処か。
 一番笑ったのは「破局、そして復縁」の章。まさか、あれが伏線になっていたとは……(笑)。
 全体的にある人々を馬鹿にする言動がある。だが、作者の意図がそんなところには無く、全く正反対であることは誰でも分かるだろう。
 主人公達の情熱と青春に共感し、じんわりとした幸せを感じさせるラストもグッド。
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)より
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No.187
(5pt)

叙述ミステリの記念碑的作品

本作では、元私立探偵の「俺」こと成瀬将虎が、知人の依頼で悪徳商法
を行う会社〈蓬莱倶楽部〉の調査をする一人称の「現在」パートと、将虎が
探偵事務所で働いていた頃に担当した、覚醒剤にまつわるヤクザの殺人
事件が描かれている一人称の「過去」パートが交互に展開されていきます。
さらに、それらに加え、「現在」の別パートとして、蓬莱倶楽部に莫大な借金をしたため、
悪事の片棒を担がされている古谷節子を視点人物とした三人称パートが同時進行する
という構成になっています(あと、時折“墓を掘り返す男”という回想場面も挿入される)。
以上のように、語りの人称と視点を切り替えることによって、読者の中に様々な誤認を
生じせしめ、メイントリックのサプライズを最大限に高めているのが、まずもってお見事
(蓬莱倶楽部の手口の一つである保険金詐欺と将虎を狙う「犯人」との関連づけも巧妙)。
また、脇筋である「過去」パートも、一人称の語りに、三人称記述が挿入されるという
私立探偵小説のコードからの違反が随所に見受けられますが、覚醒剤窃盗の大胆な
手口や、若かりし頃の将虎の名探偵ぶりなど、なかなか楽しませてくれます。
本作はともすると、叙述トリックの一発ネタと看做されがちですが、それを成立させる
ために、巧緻な騙りのテクニックが駆使されていることは、忘れてはならないでしょう
(あと、フェアな伏線技巧も特筆すべきポイントだと思います)。
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)より
4167733013
No.186
(5pt)

メイントリックを引き立てる巧緻な「騙り」のテクニック

本作では、元私立探偵の「俺」こと成瀬将虎が、知人の依頼で悪徳商法
を行う会社〈蓬莱倶楽部〉の調査をする一人称の「現在」パートと、将虎が
探偵事務所で働いていた頃に担当した、覚醒剤にまつわるヤクザの殺人
事件が描かれている一人称の「過去」パートが交互に展開されていきます。
さらに、それらに加え、「現在」の別パートとして、蓬莱倶楽部に莫大な借金をしたため、
悪事の片棒を担がされている古谷節子を視点人物とした三人称パートが同時進行する
という構成になっています(あと、時折“墓を掘り返す男”という回想場面も挿入される)。
以上のように、語りの人称と視点を切り替えることによって、読者の中に様々な誤認を
生じせしめ、メイントリックのサプライズを最大限に高めているのが、まずもってお見事
(蓬莱倶楽部の手口の一つである保険金詐欺と将虎を狙う「犯人」との関連づけも巧妙)。
また、脇筋である「過去」パートも、一人称の語りに、三人称記述が挿入されるという
私立探偵小説のコードからの違反が随所に見受けられますが、覚醒剤窃盗の大胆な
手口や、若かりし頃の将虎の名探偵ぶりなど、なかなか楽しませてくれます。
本作はともすると、叙述トリックの一発ネタと看做されがちですが、それを成立させる
ために、巧緻な騙りのテクニックが駆使されていることは、忘れてはならないでしょう
(あと、フェアな伏線技巧も特筆すべきポイントだと思います)。
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)より
4167733013
No.185
(5pt)

思い込みはいけません。

思い込みはいけません。
「日本に桜の木がどれだけある。
どれだけ見て、どれだけ誉め称えた。
なのに花が散ったら、完全に無視だ。」
この一文に出会うために、
すべてを読んでください。
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4167733013
No.184
(5pt)

これはお勧め!

図書館でこの本を借りてどうしてもまた読みたくなって購入しました。
最近ミステリーは読まない私が本当に面白かった。ラストでいい意味で読者を裏切ってくれて、読んだ後は明るく前向きな気持ちになれる本です。
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4167733013
No.183
(5pt)

透徹させない

着想も大胆ながら、描写の自然さが凄いね。よくやったと感嘆する構成力。読者が構築したヴィジョンを、想起したイメージを根底から覆す
恍惚感がたまらない。伏線回収にもいちいちなぶられる様な独特の快感があって好い。。ただ、素直に受け取るかは人を選ぶ。
歌野は懐古的でありながら斬新な二面性を持つ作家だと思うが、本書でみせた独特の回帰願望と先見の明はすごい。特に後者が顕著で、諸所の
社会問題を鋭く示唆していて、単に謎解きだけじゃない奥行きと真実味があり心打たれる。
桜満開だけが醍醐味じゃない、読後あなたはきっと葉桜に魅せられるだろう。
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No.182
(3pt)

ずっと読んでて退屈。文章がどうも肌に合わない

ずっと読んでて退屈。文章がどうも肌に合わないと感じながらも,「このミス1位(2004)」だしなぁ・・・と読み進めていくと,確かに騙され感はすごくある。でも,こんな騙され方はしたくないなぁと。
著者は女性かと思ってました。男性だったんですね。タイトルは素敵。
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4167733013
No.181
(1pt)

本当にがっかり

他のレビューにもあったが、本当に「読まなきゃよかった」と思った。
時間とお金を無駄にしました。
話に無理があるし、「びっくり」するはずがただただ「がっかり」した。
登場人物の心理面やキャラクターがもっと描かれていればよかったのにと思う。
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4167733013
No.180
(1pt)

萎えた・・・

ロマンティックなタイトルに惹かれ、買いました。
でもラストのどんでん返しで、一気に萎えた。。。
それまでイメージしてた登場人物像が、
一瞬で壊れました。ほんっとガッカリです。
読まなければよかった、と後悔した一冊。
素直な人なら、単純にどんでん返しが楽しめるかも。
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4167733013
No.179
(4pt)

読み手は選ぶかも

自分は面白いと感じました。
推理好き、ミステリ好きのコアなファンには物足りない感じで、若者には少しスピード感のない展開で読み手を選ぶ作品ではありますが、
読書が趣味の人なら充分楽しめると思います。
読後に現実に戻される感覚は妙ですが、日テレの土9のドラマなんかに向いているんじゃないかな?という感じです。
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4167733013
No.178
(3pt)

とても読みやすいが、トリックに違和感。

文章面では特徴のある主人公の1人称でとても読みやすく、グイグイ読み進めてしまいます。
主人公にまつわる過去や恋愛模様、話の軸になる詐欺集団などの描写は読む者を惹きつけ、凄く面白いと思います。
しかし、最後にどんなトリックがあるのだろうと期待していたら・・・・。
このトリックは先入観に囚われると騙される・・・ということなんでしょうが、正直「やられた!」とは思いません。確かにビックリはしたし、2度読み返しましたが、他の方も言っている様に言動に無理があります。現実の私達の周りにある日常として通常はほぼ有り得ないことを、さも「してやったり」で表現しているのが違和感を感じます。(最後の解説なども。)
話自体は面白いと思いましたが、「どんでん返し本」として期待して読まない方がいいと思います。
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4167733013
No.177
(4pt)

僕は素直に、驚いたし面白かったな

なかなか評価が分かれていますが、正直、面白かったな。
評価の悪い皆さんにとっては、きっと、その何というか、素直にだまされたんだと思います。
かくいう私も、素直にだまされたんだけど、正直潔く、参った、と言う気分ですよ。
きちんきちんと読んでいく人は、つじつまの合わないところで止まる、戸惑う、のかしら。
僕は、どちらか言うときちんと読まないし、少々わからないところも、ま、何とかなるさ、と先に行っちゃうもんだから。。。最後まで行って、おっとととととと、とたたらを踏んだ。
この感じは、今までなかった感じで、結構(そうやって小説読んでたたら踏んでる自分が)おかしかった。
だから、もう一度読まなくっちゃ、ってなるんだよね。そかそか、なるほど、って。どこで自分が気づくべきだったのか、って反省(?)しながら。
何というかな。とてもよくできた作品だと思います。
そんな酷評するようなものではない、と思いますが。
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4167733013
No.176
(3pt)

びっくりはします。

読んでいる時からよくわからない違和感がずっとありましたが、
読み終わると「なるほどそういうことだったのか。」と合点はいきました。
そして、タイトルの意味もわかります。
ただ、ストーリーにはそのタイトルのような奥深いものは感じられませんでした。
単純に、よく出来ている、と思います。
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4167733013
No.175
(4pt)

小気味いいどんでん返し

どんでん返し系の作品は多々あれど、
この作品の結末の結び方、悪くない。
いいのかよそれで! って突っ込みを入れつつも、
最後に絶望じゃなくて希望が残るミステリーは心地よい。
ストーリーはものすごく、残酷だったりやるせなかったりするのに、最後はなんだかんだ、
まぁそれでいいか、って思わせる、
作者の楽観的というかポジティブさが感じられて好ましい。
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4167733013
No.174
(5pt)

小説の可能性に気づかされた!

ちょっとオーバーかな?
同じテーマ(ネタ)の作品も過去にあるようだし。
けど、ネタばらしの意外さと同時に、登場人物の
会話や人間性に、主人公と同世代の俺は、共感と
癒しと勇気を確実にもらった。
“ダイ・ハード”のブルース・ウィリスみたいに、
主人公はハードボイルド未満で、カッコ良いと言う
よりは自虐的で、実際に言ったら恥ずかしくなるよ
うな自己中で小洒落たセリフを連発する。
登場人物のコミカルで小洒落たセリフと行動が、悲
惨で救いの無いはずの物語に救いを与えてくれる。
(これってオムニバス?)って思える展開や、(どこ
に着地させるの?)っていう疑問を見事に解決させ
ていると思う。
小説を読んでいて『えっ?!』って声を出したのは
生まれて初めてだったので、それまでの展開や少々
の不満はどうでも良くなりました。
星五つ!付けさせて頂きます。
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)より
4167733013
No.173
(2pt)

ちょっと無理が

どんでん返し本が好きなので、期待して読みました。確かに、ラストびっくりしました。だけど・・・、ちょっと無理が・・・。現実的に。
そして、このどんでん返しが本筋とはほとんど関係がなくて、ラスト驚いて終わり、で、本筋は???どんでん返しのトリック作りばかりに力を入れすぎて、本筋のほうがおろそかになってしまったような読後感でした。
とにかく、作者の思惑に引っかかってだまされましたので、星二つ。
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)より
4167733013