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(短編集)

遠花火: 見届け人秋月伊織事件帖



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【この小説が収録されている参考書籍】
遠花火 見届け人秋月伊織事件帖 (講談社文庫)

遠花火: 見届け人秋月伊織事件帖の評価: 3.00/5点 レビュー 4件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

楽しく読んでいます

近頃、次男坊・三男坊を書いた話をいろいろ読んでいます。 江戸人情ものにのめり込むきっかけとなった「御宿かわせみ」の東吾さんも、 冷や飯食いの次男坊でした。 当時を思い浮かべると、どこか養子先をさっさと見つけないと、それはそれは おもしろくない人生だったのではないかと想像します。 けれど、小説として、見届け人という職に就くと、伊織さんはなんとも生き生き しています。 剣が立ち、男前・・・これは江戸もののお決まりのコースかもしれませんけど、 八丁堀の捕り物だけではない立場で事件を解決し、かつ人情を絡め、少々 コミカルな味も加えています。 引き続きシリーズを読んでいきます。
遠花火 見届け人秋月伊織事件帖 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:遠花火 見届け人秋月伊織事件帖 (講談社文庫)より
406275133X
No.1:
(4pt)

なかなか楽しめる作品集

一千石の御旗本の次男坊で、兄は権力のある大目付、
腕も立つし男振りも良い主人公・秋月伊織が江戸の噂を追いかけ、
様々な事件に巻き込まれる。
 そう書いてしまうと、いかにも単純な時代劇のヒーロー物風だが、
巻き込まれる事件が興味深く、複雑な状況や背景を持つものなので、
なかなか楽しめる作品集であった。
 
 なかでも表題作『遠花火』は、水戸藩から拝領の鉄砲を持って
逐電した西山藩の御筒役・柏木を秋月伊織達が追うという、
一見、単純そうな事件が、実は藩と藩の反目や、
容姿に劣等感を持つ男の悲恋や領地に残した母との愛など、
様々な要素を持ち、凝った企みによる事件だったことが判る点が
面白く感じられた。
遠花火 見届け人秋月伊織事件帖 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:遠花火 見届け人秋月伊織事件帖 (講談社文庫)より
406275133X

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