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(短編集)
遠花火: 見届け人秋月伊織事件帖
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遠花火: 見届け人秋月伊織事件帖の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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近頃、次男坊・三男坊を書いた話をいろいろ読んでいます。 江戸人情ものにのめり込むきっかけとなった「御宿かわせみ」の東吾さんも、 冷や飯食いの次男坊でした。 当時を思い浮かべると、どこか養子先をさっさと見つけないと、それはそれは おもしろくない人生だったのではないかと想像します。 けれど、小説として、見届け人という職に就くと、伊織さんはなんとも生き生き しています。 剣が立ち、男前・・・これは江戸もののお決まりのコースかもしれませんけど、 八丁堀の捕り物だけではない立場で事件を解決し、かつ人情を絡め、少々 コミカルな味も加えています。 引き続きシリーズを読んでいきます。 | ||||
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一千石の御旗本の次男坊で、兄は権力のある大目付、 腕も立つし男振りも良い主人公・秋月伊織が江戸の噂を追いかけ、 様々な事件に巻き込まれる。 そう書いてしまうと、いかにも単純な時代劇のヒーロー物風だが、 巻き込まれる事件が興味深く、複雑な状況や背景を持つものなので、 なかなか楽しめる作品集であった。 なかでも表題作『遠花火』は、水戸藩から拝領の鉄砲を持って 逐電した西山藩の御筒役・柏木を秋月伊織達が追うという、 一見、単純そうな事件が、実は藩と藩の反目や、 容姿に劣等感を持つ男の悲恋や領地に残した母との愛など、 様々な要素を持ち、凝った企みによる事件だったことが判る点が 面白く感じられた。 | ||||
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