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下町ロケット
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下町ロケットの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全545件 461~480 24/28ページ
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逆境に次ぐ逆境を情熱と夢と努力と知恵とで乗り切る 奇跡のようなスカッとする物語です。 舞台の中心にロケットがある、というところも今っぽくて いいです。 正義は勝つ、ですね。そして誠実であれ、と社会人になった 時の初心に戻れそうな気がします。 オススメです。 | ||||
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老若男女が受け入れやすいシンプルなストーリーになっており直木賞受賞もうなずけます。 大田区の一介の町工場が(といってもけっこうな優良企業)、卑劣な戦略で乗っ取りを たくらむライバル企業や、横柄で前時代的な大企業とロケットエンジンの部品をめぐって 繰り広げるビジネスサクセスストーリー!上質なエンタメ作品になっています。 ホシひとつ減らしたのは、先に読んだ『空飛ぶタイヤ』ほどの充実感を感じなかったこと。 『空飛ぶタイヤ』は人身事故が絡んでいることもあり、テーマも重く、体裁も2段組みで 重厚感がありました。若干冗長な感じでしたが、緻密な描写で読みごたえがあったと思います。 主人公の正義が証明される過程で、ちょっとしたサプライズがあったのも痛快でした。 『空飛ぶタイヤ』では主人公の学校のPTA関係のエピソードなどが余計だと判断されたのでしょうか、 『下町ロケット』は枝葉的なエピソードはほとんどなく、読みやすくまとまっています。 しかし、もう少しこじれると思った裁判がけっこうあっさり終わってしまったり(凄腕弁護士の 辣腕ぶりが今一つ描かれていない)、エンジニア系ストーリーなのに技術的な説明があいまいだったり、 少し物足りなさを感じたのは事実です。 善玉と悪玉がはっきりしすぎているのも課題かと思います。でも銀行出向者の殿村や、大企業側の 財前などはどちらに転ぶかわからないグレーなキャラで面白いと思いました。 今の時代だからこういった夢のある話が受けるのかなあ〜 | ||||
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育児休業中ですが、これを読んだらすぐにでも仕事に復帰したくなりました。 大きなプロジェクトを行うときは、自社・他社含めたくさんの違った考えを持つ人たちと仕事をしなければなりません。 大変ですがうまくいったときの喜びはたとえようもありません。 そんな仕事の醍醐味を味わえる小説です。 とてもさわやかに描かれていて、大人の青春小説ともいえるのではないでしょうか。 また、中小と大手の違いや、経理部と営業、技術の仕事・考え方の違いなどよく表現されていて、 会社ってどんなところだろう、経理や法務ってどんな仕事するのだろう?と思っている学生さんには イメージがつきやすいんじゃないかと思います。 | ||||
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このところ芥川賞受賞作は正直つまらない作品が続く中、流石に直木賞の名に恥じない作品だと思います。池井戸さんの描く主人公は「空飛ぶタイヤ」と同じく中小企業の社長で資金繰りや大企業の圧力に苦しみながらも、気力を振り絞って困難な壁に立ち向かって行きます。この作品の素晴らしさは「夢」を主軸に据えたところではないでしょうか。現実には妥協や、巨大な壁の圧力に屈してしまうことが多いと思いますが、小説の主人公は夢をかなえるために頑張りぬきます。彼の作品は結構子供っぽく、やんちゃな登場人物も多く、悪役も人間味があって憎めないところもあり、読んでいて本当に楽しい。時間を忘れてしまいます。これからも疲れたサラリーマン諸氏に夢と希望を与えてください。感動しました! | ||||
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官能シーンの全くない爽快な読後感。官能どころか、登場する女性といえば、別れた妻と中学生の娘、そして主人公の母親だけ。ビジネス小説にもありがちな、美人秘書とか女性を売りにするクライアントの類の登場すらない。10年振り位でしょうかこんな小説。ライバル企業とのの戦い、銀行のいじめ、などさまざまな困難を乗り越え、メーカーとして大手と渡り合い、そこでもまた、一人の社員の造反(?)で窮地に陥る・・・・そしてそれらをクリアして。。。。 爽快な読後感です、あまりは話さないほうがいいかな。 | ||||
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下町ロケットを読んで感じたのは、子供の頃の記憶にある少年冒険小説、あるいは痛快時代劇のような、読み終わった後の清々しさであった。「常に正義は勝つ」こどもに夢を与えた小説を、現代のおとなになって読み返すのであれば、こういう小説になったのであろう。 しかし、世の中を知った大人からすれば、銀行出身の著者が登場人物の経理部長があまりにも優等生に描いたり、中小企業が大企業に立ち向かう所では、思ったほどうまく行かない場面が決して少なくない事などを深読みしてしまう。 それを承知の上でも、生き生きとした人物描写に引き込まれるに違いありません。私は2晩で読み終わりました。 | ||||
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この下町ロケットで池井戸潤氏の作品を初めて読んで面白かったと感じた方、 是非同氏の「空飛ぶタイヤ」も読んでください。こちらも面白いですよ。 | ||||
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著者の本は初めて手にした。 ある意味お約束の展開ではある。 主人公がいて、揉め事がおこる。敵がいる。反対勢力がいる。 それを何とか解決していく。 定番なのだが、安心して読み進むことができる。 感動のツボを抑えているので、そこで素直に共感してしまう。 良い話しである。 | ||||
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読み始めたら止まらない面白さ。久しぶりに出会った魅力あふれる小説です。 弱肉強食の産業社会の中で、大企業からは熾烈で過酷な要求を強いられる下請け企業。会社の存亡の崖っぷちに立ちながらも、夢を追いかける町工場の社長の苦悩を見事に描いています。 読み終わってしばらくジ〜ンと心地よい余韻が残り、結末のケレンみも鼻につかず、思わず目頭が熱くなりました。元気のでてくる素晴らしい小説です。 | ||||
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他のレヴュワーも言ってるように、二転三転しながらの息付く暇もないストーリー展開は見事です。また、著者は文系出身なのに、特許やロケット技術や技術力のある日本の中小企業の事情についてもよく調べられていて、登場人物の会話内容に説得力があります。 直木賞にふさわしいといえるかと。 今夜3回目を迎えるwowwowでのドラマ放送も見ごたえあります。 p.s. 次は、直木賞候補作になった『空とぶタイヤ』を読むつもりです。 | ||||
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最近、著者の作品が面白くて、たてつづけに作品を読んでいる。本作は凡庸な書きようだとの作品非難もあったらしいが、大衆娯楽作品はこれでよい。おまけに物作りの素晴らしさに触れることもできたし、言うことはない。良い作品である。 | ||||
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元研究者の主人公が町工場の経営者に転身し、自社開発のロケット用デバイスを大企業に採用してもらう話。 読んでいて元気が出ました。面白くて一気読みしてしまいましたので星5つ。 読みどころ満載。 大企業との特許の衝突、資金繰りの調整、事業の方向性をめぐる社員の意識の統率など様々な課題を抱えながら経営するリアルな面。 バラバラだった社員が個々の矜持に従ってまとまっていく様子など泣けるところあり。 舞台はメーカーのお話。 外部の技術者が監査にやってきて製品を確認してもらい「これってすごい技術ですよ。」とコメントする場面があるがここが良かった。 わかる人にはわかる技術を認めてもらえることがエンジニア冥利に尽きるってものなので。 | ||||
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久しぶりに会えた素晴らしい本でした。絶対にお勧めです。拍手しながら読んだ本って、この本だけかもです。早く来ないかなーと、待ちわびていたので、届いた瞬間から一気に読んでしまいました。迷っていらしたら、是非読んでみてください。後味は最高です。どんな年代でもじーんとくるのではないでしょうか。仕事とは、働くとは?人生とは?一日の中でほとんど?を過ごす仕事仲間。仲間ってホント良いですよね。物語の背景に近いところでお仕事してるので、共感しました。作者さん、にも感謝です。ベースになった物語のみなさん、おめでとうございます。 | ||||
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いい本ですね。まずは素敵な表紙カバーが眼をひきます。町工場が集積した何処かの街からロケットが打ち上がっているような、、、そして表紙カバーを取ると、そこには宇宙に漂う人工衛星が描かれていて、、、筆者・出版社のこだわりを感じます。本書のテーマは、「挫折」、「中年の夢」、「チームワーク」、、、それだけなら、そこらに転がる駄本と変わらないが、何故か、この直木賞作品には惹かれるものがある。それは停滞している日本経済、足元揺らぐ技術立国としてのプライド、、、そういう鬱々とした我等のハートに、中小企業のオヤジを通して、「諦めない気持ち」という種を芽生えさせる力をこの本は持っているからだと感じた。 | ||||
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直木賞受賞前から気になっていた本だが、受賞後は「『下町ロケット』読んだ?」と互いに声を掛け合うようなブームとなっているようである。 大田区上池台は、そんなに下町ではないし、従業員200人で、大企業の部長を唸らせるほどの設備を整えている佃製作所の工場は、「中小企業」の工場(こうば)というよりも「中堅企業」の工場(こうじょう)という感じ。そこには、少々違和感がある。 でも、企業小説の割に、構成はシンプルで、登場人物が多いわりに、どの登場人物も輪郭が明確で分かりやすい。こんな厳しい時代だからこそ、夢とプライドをもって働く製作所の社員の活躍が人々の心を打つ。 私の好きな登場人物は、メインバンクからの出向で、経理を担当する殿村「トノ」だ。著者は、元銀行員。銀行とのやりとりや会社の経理についてがとてもリアルに書かれているのではないかと思う。単なる夢物語ではない。 恋愛色ゼロ。登場する女性は主人公の母、娘、元妻のみ。男たちの物語である。 | ||||
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テンポ良い展開と読みやすい文体で、ハラハラドキドキしながら一気に読める軽いタッチの企業小説。 ドラマ化や映画化ありきなんじゃないかというくらいアタマに映像が浮かぶ。 多くの企業小説、ビジネス小説を読んできていますが、知的財産権やエンジン、バルブの製造 という地味になりがちな話もどう読者をハラハラさせ惹きつけられるかが計算されており、 下町の製造業について身近じゃなくても、登場人物の心理描写が上手くイメージしやすい 表現力はさすがです。 リーマンショック後、さらに震災が起こり、円高の進行も続いたままで、元気がない日本の ビジネス界、特に製造業に対して、“はやぶさ”の成功と相まってこういう本がヒットすることで 世間がもう一度日本のモノづくりに対するこだわりや日本を支えている多くの中小企業を見直す きっかけになってほしい。 就活中もしくはこれから始める大学生や、日々の仕事をつまらなく感じている若手ビジネス パーソンはこんな本で気分転換を図ってみてはどうだろう。 また、こういう姿勢を堅持している会社を探してみるということをしてみてもいいかもしれない。 “直木賞受賞作”や高評価レビューの多さ、他にも様々なところで読者の感想を見聞きした ことで期待値が跳ね上がっていたことに加え、個人的にはもう少し精緻に描かれる作品が 好きなので☆4つですが、手軽に数時間で読める小説としてのクオリティは非常に高いです。 | ||||
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小難しい小説や、あらすじが入り組んでいて理解しがたい小説が氾濫している中で、久しぶりにスカッと泣かせてくれる本です。 仕事に希望を失っている人、生きて行く為にだけ自分の人生を消耗させてしまっていいのかと悩んでいる人に、勇気と希望を与えてくれるでしょう。 ロケットの打ち上げに失敗して職を追われたロケット開発技術者が、実家の機械製作の中小企業を継ぎ、自社の燃料バルブの技術で再び ロケットの打ち上げに挑戦するという物語です。何百億円もかけながら、この技術の特許取得に後れを取った大企業からの嫌がらせや、買収の圧力に晒され、社長の夢に疑問を抱く社員の離反や抵抗、別れた妻が残していった一人娘との意志の疎通に七転八倒しながら、自社の技術に絶対の自信と信念を抱き、自分の夢を実現させていく経営者、佃 航平。主取引銀行からの出向者で、最初は銀行側からの見方しかしかなったが、徐々に佃の夢のよき理解者となっていく殿村。登場人物が映像を見るように生き生きと物語の中で活動してくれます。 最後の種子島のロケット打ち上げの場面で、一人娘が発する一言に、もう涙腺は開きっぱなしです。 | ||||
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仕事って言うのは二階建ての家みたいなもん。一階部分は飯を食うために働く、だけどそれだけじゃ窮屈だから夢がなきゃいけ「ない。それが二階部分だ。」 経営者として開発者として一見平凡にも見える佃航平が大企業を相手に大活躍。 読みやすくあっと言う間にページをめくる手が止まらなくなる。 さすがの傑作 | ||||
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賞をとった作品を夢中で読んだのは、数年ぶりです。「直木賞」ではなく「下町」というところに惹かれて買いました。 経済も技術もまったくわからない私ですが、1日で読んでしまいました。すごい面白い。 誰に感情移入しても読めるのがすごいと思います。私は主人公の社長さんに共感しましたが、どの登場人物もいそうで、人間臭くていいです。 社長さんがバリバリのやり手じゃないのがいい。大企業の横暴に苦戦し、立ち向かい、お金の問題に悩み、社員の不和に迷い、娘の反抗期に溜息をつく(笑)。でも、社員の言葉でここまで迷ってくれる社長さんっていいなぁ。 そして、作品の中でプライドをもってことにあたった人は皆、何かしらのものを得ているのが爽快です。 私の父もメーカー勤めなので、こんな世界なのかな、と関係ないことを思ったり。 ただ、他のレビューに水を差すようで恐縮ですが、「感動するために読む本」じゃありません。実際、私はまったく泣けませんでした。でも面白かったし、楽しめました。 | ||||
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すごく面白いです。私も一気に読み終えてしまいました。 中小企業の抱える資金繰りの苦労、パテントをめぐる裁判合戦とそれを乗り越えていく間の葛藤。 専門的な概念は都度説明がなされ、非常に勉強にもなります。 だから、読むべきです。 ということを前提にしてですが、 読み終えて2日。読後の高揚感が薄れるにつれ違和感がムクムクと湧き上がってきました。 そして思うのです。結局この物語は良くも悪くも「プロジェクトX」だと。 物語は「水素エンジンのバルブに関するパテント」という非常にニッチなお宝を取り合う話です。 それも国内メーカー同士で。 海外メーカーの存在は背景として示されるものの、当事者が出てくるわけではありません。 最後まで語られるのは、バルブの技術的な優位性と、ロケットを上げるという「目的」。 でも、ロケットというのは、はたして目的でしょうか。 当事者がお宝を手に入れたとして、作られたロケットはどこに何のために飛んで行くのでしょうか。 まったく、国内企業のダメな部分が如実に示されています。 手段のためには目的を選ばない。 延々と、国内でコップの中の争いが繰り返される。 そして差別化と称したスペック競争。 欠けているのは全体的な視点とリーダーシップです。バブル以前からなにも変わっていません。 少し前に、ipodの鏡面加工を新潟のメーカーが手掛けた話がありました。 そのこと自体はすごいですが、でもipodを作ったのはアップルです。 俯瞰的な思考を日本社会が持つためには、一体どうすればいいのでしょう。 今回、スティーブ・ジョブズ引退の報と合わせ考えこんでいます。 | ||||
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