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下町ロケット
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下町ロケットの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全545件 301~320 16/28ページ
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十分熱中度の高い小説ですし読後感もかなり良いです。おそらく池井戸作品を読んだ事がなく、これが初めてであれば夜も眠れないほど夢中で読むのではないかと思います。 しかし、問題はそうでない場合。 読めば読むほど湧き上がる既視感。読めてしまう展開。最後の予想がついているが故に十分なカタルシスを得る事が出来ない欲求不満。これだけ面白いのに、これだけ練りこまれているのに、それが故に不満が増すという何とも不思議な欠点を持っています。 私は読めば読むほど「空飛ぶタイヤ」が浮かんできてどうしようもありませんでした。主人公の社長はもちろん登場人物の多くがダブってしまい非常に残念。これはキャラの行動や配役がほぼ同じ構図である為であり、それ故にどうしても先に読んだ作品との類似性ばかりが目立ってしまう事につながっています。作者の中での中小企業の社長像とか経理担当者、銀行、大企業社員のキャラクターがある種ステレオタイプなので仕方がないのかもしれません。 面白いのは絶対面白いです。半沢シリーズの後に読むなら絶対にお勧めです。しかし空飛ぶタイヤの後に読むのはお勧めしません。 | ||||
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大きな賞ととった作品ですから、世の中の多くの人に認められているのでしょうが、そういうことがなくても是非読んでもらいたいです。池井戸潤さんの作品が好きな方ならなおさらです。 現実の厳しさ、つらさ、人間の欲深さもきちんと描かれています。でも、「人って捨てたもんじゃない!」と思える読後の感じは、多くの人に味わってもらいたいです。 本当によく作られていると思います。 | ||||
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最初はロケットの製作段階での技術系のお話かと思いましたが 読んでいくと銀行経営と会社経営という内容のビジネスの内容で 企業体質がありありとわかる内容でした。 | ||||
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一度読んだら、先が気になって夢中になってしまい、一気読みしました。 池井戸さんの作品は名前とタイトルがいつも軽い雰囲気なので、一見 中身もラノベみたいな軽い青春?小説?と思ったのですが全然違いますね。 私の好きなオヤジな骨太小説でした。 特許をめぐる法廷劇や資金繰りをめぐる殿村さんの熱い奮闘や ロケットの部品開発など、仕事をする人間がたくさん社会人ならだれもが 共感できる骨太のエンターテイメントになっています。 何作も読んでいるわけではないのですが、池井戸さんの作品は 「正しい信念を持ってプライドを持って行動する人間・会社」は 苦境に立っていても報われ、「卑劣で信念のない人間・会社」は 必ず報いを受けることが多いですね。 現実はそんなにうまくいくことはないけれど、物語の中くらいでは 「正しい人間の努力が日の目を見る」という世界を見たくてそれを かなえてくれるこの作品はさわやかな読後感を与えてくれるので、 誰もが夢中になってしまうんでしょうね。 仕事をしているすべて(特に法務や理系)の人に強くお勧めしたい 小説です。 | ||||
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池井戸ファンとして、すごい作品だと思いました。日本の技術がいかに中小企業によって支えられているかが分かりますし、彼らの職人魂がいかにすごいのかが分かり感動の作品と思います。 | ||||
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待望の文庫版登場。早速読んでみた。 今や「半沢直樹」で一気にブレイクした池井戸潤が、 第145回直木賞を受賞した作品。 物語開始早々、いきなりの試練連発。 町工場の中小企業を襲う、取引打ち切りに、特許訴訟。 しかし、これらはロケットに例えれば1段目に過ぎないことに、途中で気づく。 そして、後半の展開へ。。。 出来過ぎなくらい、よく構成されていて面白い。 そして、心を揺さぶられる。 一気に読ませる見事な長編だった。 それにしても、「空飛ぶタイヤ」は、三菱自動車のリコール隠しがモデルになっていたし、 この作品に登場する帝国重工は、明らかに三菱重工だろうし、 池井戸氏自身も三菱銀行出身で、半沢直樹シリーズはそんな大銀行が舞台。 こうやってざっと見ていくと、三菱グループがこの人の代表作のヒントになっているように思える。 | ||||
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さすが、直木賞受賞作品。池井戸マジックに引き込まれていくようでした。 | ||||
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商品も綺麗で満足してます。 内容に関しては一介のサラリーマンから役員さんまで幅広い働く人間に読んでもらいたい内容です。 夢を追うことの素晴らしさ、それを共にするチームメンバーの葛藤が描かれたとても感動的なお話しでした。 | ||||
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タイトルから下町の中小企業が集まってロケットを開発するという話だと想像していた(大阪で実際にそういう話があった)のだが、ちょっと違っていた。著者の作品で「空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)」「空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)」という実話を元にしたものがあったので、勝手に思い込んでいただけだ。 予想とは違ったのだが、非常に面白く読んだ。主人公佃航平は、宇宙開発機構でのロケットエンジン開発に失敗し、実父の後を継いで町工場の社長に転身した。失敗の責任を追及されての辞職・転身だったが、町工場でも水素エンジン用バルブシステムの開発を手がけ、特許取得するほどの技術力を持つ企業になった。ここで、ライバル大企業から特許侵害で訴えられたり、バルブシステムの特許で先を越された帝国重工から特許権購入の話が舞い込んだりして話がおもしろくなる。 確かに特許侵害で訴えられた時に相手企業を逆に訴えるようなようなそんな都合の良いことが実際にあり得るのか、大型ロケット水素エンジン用のバルブシステムの開発段階での試験をどのようにして行なっていたのかなどという現実論はあるのだが、それはそれとしておもしろい話だった。 | ||||
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WOWOWでドラマ化されているとのこと。ぜひ観たい、思わせる内容です。文庫本化されて、ますます売れるでしょう。 | ||||
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主人公はロケット打ち上げの失敗の責任を取らされて家業を継いだ元研究者。 それが、複数の大企業から仕掛けられる汚い手によってもたらされる会社の危機と正面から立ち向かい、解決していきます。 私自身、元々はアカデミックな世界を目指して、最終的には企業に就職したことがあり、主人公への共感がありました。主人公はかなり優秀な研究者であり、社長を継いだという結構恵まれた立場であって、自分とは違うのではありますが、それでも。 共感を感じたのは、企業といえども金儲けだけが最終決定のファクターではなく、やっていることに夢と誇りが持てるか、ということ。 自社の技術に誇りを持つということ。大企業と言っても、所詮は人間が集まっているだけで、最終決定の価値は、(たまたまその時)上の地位にいる人の能力でしかないんです。金儲けが最優先になってしまった企業は単なるブラック企業でしかありません。金が儲かるだけが価値観になったら、そういう人が軽蔑してる職業の人達と大して変わりません。いや、お役立ち度ではそれ以下か。 作者が人を描くリアリティの点でも、共感するものが多くありました。出てくる登場人物は単純に大企業=悪、中小企業=善、頑張る被害者、というステレオタイプなつまらない描き方でなく、中小企業でも、立場によっては色々な意見がでて、大企業でも価値が分かる人は分かる、という描き方でした。また最初は乗り気でない人も、いざとなると自分たちの拠って立つところに目覚め、立ち上がりました。このことも、小説の世界を超えて現実感を感じさせてくれました。 恥ずかしながら、通勤電車の中で読み進んでいくにつれて、目がうるうるしてきてしまい、文字が見えにくくなりました。涙が流れてしまわないか心配になりました。まだまだ若いつもりでも私は50代半ば、世間からは歳をとったと見られてしまうことはあるでしょう。しかし感情も能力も決して衰えているとは考えません。私はこの先、この小説の中の人々とは違った人生が待っているけれども、それでも勇気を失わず、頑張っていくことは尊いことなのだ、と思い出させてくれた一冊でした。全ての老若男女にお奨めです。 | ||||
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2014年に初めて読了した本。ほとんど小説を読まないので、久しぶりでしたが、すぐに引き込まれました。筆者の本は初めてでしたが、ドラマの「半沢直樹」同様に、臨場感を感じられる素晴らしい作品でした。普段、小説を読まない方でも楽しめると思います。 | ||||
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ロスジェネシリーズで池井戸さんのファンになりましたが、今回もあっという間に読めました。 読みやすいです。 読んだ後のすっきり感というか、人生、仕事をしていく上で前向きになれる、たいへん満足のいく作品でした。 佃社長の周りに流されず、自分の信念、夢などを追い求める姿は、かっこよく感じられ、自分も少しこだわりや信念を持っていこうかなと思わせられました。 読んでよかったです。 | ||||
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特許戦略はメーカーに勤める自分にとって参考になる。文系出身でメーカーにも勤めてない人間がよくぞここまで書けるな。ただし、この人の技術に関する記述はインターネットを漁って見つけてきたものと言う。とすると、この方の銀行知識は正しいのか、と疑問を抱く。半沢直樹にしても上場企業ではありえないパワハラ職場をさも現実かのように描く。おい、池井戸さんよ、面白いのはいいが、嘘を本当のように書いて世間をミスリードするなよ。そんなことをするなら犯罪であり、まだ完全ノンフィクションかファンタジーでも書いた方がいい。善人を騙すなよ。期待してるから真実だけ書いてくれ。 | ||||
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池井戸潤の最高傑作作品を読んでさすが直木賞だと実感しました。 | ||||
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ハードカバーで読もうかどうしようか迷っていたら、いつの間にか文庫化されていました。即買いです。 いかにも池井戸さんが書きそうな文章と内容、展開で、安心感がありますし、高揚感もありますが、ちょっと読みなれて来てしまったかも。 下町の町工場がロケットの部品を作るということで、他の方が誤解したように、ロケットの部品製造の試行錯誤の物語かと思ってしまったんですよね。 いつもの企業ものでした。 それでも十分面白いですし、直木賞も納得です。というか、もっと早く受賞していて良かったと思いますけれどねえ…。 | ||||
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確かに面白い。感動もする。 が、話の展開が予定調和的で読んでていま一歩のめり込めなかった。 個人的には「空飛ぶタイヤ」のほうが一枚も二枚も上だと思う。 | ||||
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本書は「空飛ぶタイヤ」同様,訴訟に巻き込まれた中小企業の社長を主人公に,大会社との対立を中心に物語が進行します。 ただし,本書では訴訟に関する物語は本書中盤までで,訴訟後に更に大きな山場が待ち受けています。 本書の社長佃は,研究職を追われ親が経営する会社を引き継いだ二代目社長で,会社や家族のためを思い,これまで行動してきたつもりだったのに,その娘から「パパなんて会社も仕事もみんな自分のためなんでしょう」と言われショックを受ける。 自分のためではなく,家族や社員のために働いている,そう考えることで真実から目をそらし,自分の挫折感を打ち消そうとしていたのではないか。オレは,もっと自分のために生きてもいいのかも知れない。そうすることで逃げるだけの人生にピリオドを打つことでできるはずだ。 そう気づいた佃は,社長として自分の夢を実現するために思い切った策を実現するための協力を社員たちに依頼する。 ところが,ここで,夢や希望を実現するために立ち上がった社長と一丸となって頑張ろう,とならないところが本書の面白いところで,リアルな社員の反応と言えるでしょう。その点「空飛ぶタイヤ」よりも更に一捻り加えた感があります。 また,上から目線の大会社社員の態度が,逆に,社長に反対していた社員の態度を変えるきっかけとなるなど,カタルシスを感じさせる展開は,相変わらず巧いなあと思わせます。 「空飛ぶタイヤ」「鉄の骨」同様,企業ものとしての面白さは間違いなく,さらに会社の経営者として社員とどう向き合うのかといったところもリアリティがあって納得できます。 ラストでは分かっていても涙がでます。 | ||||
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面白い面白い面白い!! 一点目に、この物語の凄さは、使い古されているはずの「モノづくりの情熱」とか「夢をもつ大切さ」「仲間の支え」といったテーマを、まるでシンプルなストーリーの中に、それでいて飽きさせず見事に書き切っているところです。 国の宇宙開発機関を退職後に家業の町工場を継いだ主人公の佃社長に、次々と困難が襲います。主要客先の離反、ライバル会社からの裁判に加え、大企業との取引が出来るかと思った矢先に配下の社員からは経営方針に対して猛烈な反対が浴びせられる。正直、自分がこんな立場だったら、どう思うだろう、佃社長はどんな思いでこの苦境を脱するのだろうとハラハラしながら読みました。 でも、ありきたりですがやっぱりそこにはウルトラCなんてないんです。銀行からの出向者、高卒の生え抜き・就職氷河期の大卒・営業・技術・・・様々な想いを持ってる其々が、一致団結してモノづくりを情熱でやり遂げる。もちろん一致団結こそ実は一筋縄ではないのですが・・・。王道とも言えるストーリーなのに、古めかしさを感じさせず、あぁこんな会社っていいなぁ頑張れ、と素直に引き込まれる。 二点目に、この小説に限らず(半沢シリーズもなど)池井戸潤の小説は、やはりバラエティ豊かな登場人物が魅力です。先に述べた会社の社員達や、大企業であっても自分の熱い気持ちを持つ者、保身に走る者、様々な人物がこの小説を盛り立てます。豊かな人物表現に触れるにつれ、自分の周りの人間はどの人に似てるかなとか、会社員である自分自身だったらどの人間になるんだろうかと想像を巡らせる。そして、自分の中で、あの時は素直な熱い気持ちだったなとかこの時は自分の事しか考えてなかったなと、新たな気持ちにさせてくれる。小説として面白いだけでなく、こんな発見をさせてくれる面白さがあります。佃社長、俺も夢持ちます。 | ||||
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「半沢直樹」で一気に有名作家となった池井戸潤さんですが、個人的にはこの「下町ロケット」 が一番作品としては面白いと思う。いや、「空飛ぶタイヤ」と双璧かな…。 銀行員が主人公の「半沢-」も十分面白いんですが、中小企業が銀行や元請けの圧力にめげず に戦っていくと言う所に、池井戸作品の魅力が凝縮されているように思うので。 ロケットに使う部品が大企業でも手出しできない特許によって守られるくだりを丁寧に描く事 によって、本作のリアリティを格段に高めていると思う。 本当に必読の書だと思います。 | ||||
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