ウツボカズラの夢

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評判

ウツボカズラの夢の評価:

2.56/5点 レビュー 16件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点2.56pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全32件 21〜32 2/2ページ
No.12
(3pt)

ウツボカズラとはよくいった・・・

家に居場所がなくなり、東京の親戚を頼ってきた未芙由。
そこは高級住宅地のお屋敷だったが、家族はバラバラ。
そこで家事を任され、目立たないように邪魔にならないように静かに静かにただジーッとチャンスを狙っている。
気付かないうちに人の隙間に入り込み、静かに静かにおびき寄せるのは・・・居場所と幸せ。

はじめは家族の物語なのかと思ってたけど、タイトルの意味がわかり、物語の本質に気づいた瞬間、ゾッとしました。
ウツボカズラ・・・よく言ったものです。
本編の最後(408ページ)の主人公の決意には鳥肌が立つほどで、桐野夏生さんの作品っぽい不気味さがありました。
プロローグがうまく生かしきれてない印象だったけど、最後の最後のエピローグで納得。
最終的に誰も損してないからすごい。読み始めた時の印象と話の展開がこんなにも違う作品も珍しい。

この本、スピン(しおりの紐)が2本ついてるんですよこれってどんな意味があるのでしょうか??
ウツボカズラの夢 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: ウツボカズラの夢 (双葉文庫)より
4575514365
No.11
(4pt)

ウツボカズラ=食虫植物=未芙由

一言でいうと、田舎から出てきた孤独な少女・未芙由が、
最後には欲しい物をすべて手に入れるというストーリーです。

何の欲もない受け身の彼女は、回りの人たちの心の隙間に何とも上手く入り込みます。
周りの人が掛けてくれる水だけ頼りに生きている植物のように見えた未芙由が、
実はその人たちをみんな飲み込んでしまっていたんですね。
なるほどというタイトルです。
御世話になっている家のご主人とその息子の両方と、実に自然に関係を持ち、
その発覚におびえることもなく、淡々と未来を語る彼女が、
私にはとても恐ろしかったです。
ジャンルとしてはミステリーなのかもしれませんが、
わたしはホラーっぽいなと思って読みました。

先にレビューを書かれている方々の評価がとても厳しいのですが、
わたしは面白かったです。
悪女が主人公という、今までの乃南作品にはない感じが、新鮮でした。

ただ、本筋とは全く関係のない人物の描写が細かすぎて、
その分のページがもったいなく感じました。
多分、雑誌に連載していたときは違った切り口だったんだと思います。
今回加筆・修正して本書を発行したとありましたが、
それならもっと主人公・未芙由にスポットを当てて欲しかったです。

ウツボカズラの夢 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: ウツボカズラの夢 (双葉文庫)より
4575514365
No.10
(1pt)

実体のない物語

読み終わった後結局何が言いたいんだって首を傾げたくなった。
葉の先端に瓶形の袋を下垂、中に消火液を貯え、液中に落ちた昆虫などの小動物を養分とするウツボカズラ。
そのウツボカズラの夢をタイトルにしたということは、未芙由になるのだろうか。
だろうかなどと迷ってしまうのは、奇妙に多くの人が主体になるからだ。
そこから何を表現したいのか、読みながらも、読み終わっても首を傾げたままで終わる。
1つの家族の崩壊を描きたいのか、
東京という街で生きてゆく術を表現したいのか、
何も取り柄もないように見える未芙由のしたたかさを表現したいのか、
挿入されていた鹿嶋田家の主人雄太郎、妻尚子、娘美緒の3人の恋愛もどきの話に背景も見えない。
沢山のしゃぼん玉が浮かんで消えたような、実体の感じない本だった。
ウツボカズラの夢 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: ウツボカズラの夢 (双葉文庫)より
4575514365
No.9
(1pt)

これはないでしょ

あの書き出しで、これはない。
どんな物語が展開するのかと思ったら、設定が全然生かされることなく終わり、あの延々と描写される冒頭はいったい何の意味があったんだろうと首をかしげた。

つくづく宣伝の時代になったのだとため息が漏れた。
そして、煽り文句にひかれて安易に購入したことを反省した。


どうでもいい人たちの物語では共感も湧いてこない。
この家族の日常は帯にあるように「平凡」なのだろうか?
帯にある「平凡」「日常」のとらえ方、「誰が悪い」という発想は、おそらく私とは遠く離れた認識であるだけなのかもしれない。


家庭環境がとっくに壊れている場所にやってきて棲みついた女の子の話。
それ以上でも、以下でもない。


ウツボカズラの夢 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: ウツボカズラの夢 (双葉文庫)より
4575514365
No.8
(3pt)

ジェットコースター風エンタテイメント。

母が死に、父とその後添え、そして弟から孤立した19歳の主人公は
東京の裕福な親類を頼ってふるさとを捨て上京する。
優しいけれど気まぐれなおばと、団体職員で影の薄いおじ、
大学生で家に帰ってこない息子と、一見平凡な女子中学生にしか見えない娘。

しかし、一緒に暮らし始めて、この家族がお互いにとんでもないウソツキだと
わかってくるヒロイン。奇妙な家族の中で、彼女自身も良心を麻痺させて
自分なりにしたたかになっていく・・・

という、ひとつの家族に放り込まれた異分子のような女の子をヒロインにした
物語は、それぞれの家族の秘密が発覚し、嵐が起こり、と、ハイペースで
畳み掛けるように展開する。テンポ良く一気に読めるのだけれど、
思わせぶりな書き出しの割には大きな事件やどんでん返しはなかったな、と
個人的には肩透かしを食らった感も。

一度に1冊何か丸ごと読んでドキドキハラハラしたいときにお勧めしたい。
ウツボカズラの夢 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: ウツボカズラの夢 (双葉文庫)より
4575514365
No.7
(4pt)

面白かったです!

乃南アサさんの長編小説

今回は【家族】をテーマにした、ある意味主人公のサクセスストーリー!?

家族が家族に見せる表の顔と裏の顔

ん〜、怖い…
こんな家族にはなりたくない…

乃南アサの作品は本当に幅が広くて面白いなぁ
ウツボカズラの夢 Amazon書評・レビュー: ウツボカズラの夢より
4575236098
No.6
(3pt)

そういうことか!

どんでん返しがあるのかと、期待して最後まで読んで、
え〜っという感じ。
素朴そうな顔をして、シャラっと怖いことする「未芙由」のような女が、
一番嫌い。

みんなのレビューを読んで、「ウツボカズラ」の意味が初めてわかった。
そういうことなら、納得はできるな。

この家族の中で、一番好きなのは「尚子おばさん」だ。
アッサリしていて、こだわりもあまりなく。
こういう母親なら、あんなわがままな娘は育たないんではないかと思った。
ウツボカズラの夢 Amazon書評・レビュー: ウツボカズラの夢より
4575236098
No.5
(3pt)

ウツボカズラとはよくいった・・・

家に居場所がなくなり、東京の親戚を頼ってきた未芙由。
そこは高級住宅地のお屋敷だったが、家族はバラバラ。
そこで家事を任され、目立たないように邪魔にならないように静かに静かにただジーッとチャンスを狙っている。
気付かないうちに人の隙間に入り込み、静かに静かにおびき寄せるのは・・・居場所と幸せ。

はじめは家族の物語なのかと思ってたけど、タイトルの意味がわかり、物語の本質に気づいた瞬間、ゾッとしました。
ウツボカズラ・・・よく言ったものです。
本編の最後(408ページ)の主人公の決意には鳥肌が立つほどで、桐野夏生さんの作品っぽい不気味さがありました。
プロローグがうまく生かしきれてない印象だったけど、最後の最後のエピローグで納得。
最終的に誰も損してないからすごい。読み始めた時の印象と話の展開がこんなにも違う作品も珍しい。

この本、スピン(しおりの紐)が2本ついてるんですよこれってどんな意味があるのでしょうか??
ウツボカズラの夢 Amazon書評・レビュー: ウツボカズラの夢より
4575236098
No.4
(4pt)

ウツボカズラ=食虫植物=未芙由

一言でいうと、田舎から出てきた孤独な少女・未芙由が、
最後には欲しい物をすべて手に入れるというストーリーです。

何の欲もない受け身の彼女は、回りの人たちの心の隙間に何とも上手く入り込みます。
周りの人が掛けてくれる水だけ頼りに生きている植物のように見えた未芙由が、
実はその人たちをみんな飲み込んでしまっていたんですね。
なるほどというタイトルです。
御世話になっている家のご主人とその息子の両方と、実に自然に関係を持ち、
その発覚におびえることもなく、淡々と未来を語る彼女が、
私にはとても恐ろしかったです。
ジャンルとしてはミステリーなのかもしれませんが、
わたしはホラーっぽいなと思って読みました。

先にレビューを書かれている方々の評価がとても厳しいのですが、
わたしは面白かったです。
悪女が主人公という、今までの乃南作品にはない感じが、新鮮でした。

ただ、本筋とは全く関係のない人物の描写が細かすぎて、
その分のページがもったいなく感じました。
多分、雑誌に連載していたときは違った切り口だったんだと思います。
今回加筆・修正して本書を発行したとありましたが、
それならもっと主人公・未芙由にスポットを当てて欲しかったです。

ウツボカズラの夢 Amazon書評・レビュー: ウツボカズラの夢より
4575236098
No.3
(1pt)

実体のない物語

読み終わった後結局何が言いたいんだって首を傾げたくなった。
葉の先端に瓶形の袋を下垂、中に消火液を貯え、液中に落ちた昆虫などの小動物を養分とするウツボカズラ。
そのウツボカズラの夢をタイトルにしたということは、未芙由になるのだろうか。
だろうかなどと迷ってしまうのは、奇妙に多くの人が主体になるからだ。
そこから何を表現したいのか、読みながらも、読み終わっても首を傾げたままで終わる。
1つの家族の崩壊を描きたいのか、
東京という街で生きてゆく術を表現したいのか、
何も取り柄もないように見える未芙由のしたたかさを表現したいのか、
挿入されていた鹿嶋田家の主人雄太郎、妻尚子、娘美緒の3人の恋愛もどきの話に背景も見えない。
沢山のしゃぼん玉が浮かんで消えたような、実体の感じない本だった。
ウツボカズラの夢 Amazon書評・レビュー: ウツボカズラの夢より
4575236098
No.2
(1pt)

これはないでしょ

あの書き出しで、これはない。
どんな物語が展開するのかと思ったら、設定が全然生かされることなく終わり、あの延々と描写される冒頭はいったい何の意味があったんだろうと首をかしげた。

つくづく宣伝の時代になったのだとため息が漏れた。
そして、煽り文句にひかれて安易に購入したことを反省した。


どうでもいい人たちの物語では共感も湧いてこない。
この家族の日常は帯にあるように「平凡」なのだろうか?
帯にある「平凡」「日常」のとらえ方、「誰が悪い」という発想は、おそらく私とは遠く離れた認識であるだけなのかもしれない。


家庭環境がとっくに壊れている場所にやってきて棲みついた女の子の話。
それ以上でも、以下でもない。


ウツボカズラの夢 Amazon書評・レビュー: ウツボカズラの夢より
4575236098
No.1
(3pt)

ジェットコースター風エンタテイメント。

母が死に、父とその後添え、そして弟から孤立した19歳の主人公は
東京の裕福な親類を頼ってふるさとを捨て上京する。
優しいけれど気まぐれなおばと、団体職員で影の薄いおじ、
大学生で家に帰ってこない息子と、一見平凡な女子中学生にしか見えない娘。

しかし、一緒に暮らし始めて、この家族がお互いにとんでもないウソツキだと
わかってくるヒロイン。奇妙な家族の中で、彼女自身も良心を麻痺させて
自分なりにしたたかになっていく・・・

という、ひとつの家族に放り込まれた異分子のような女の子をヒロインにした
物語は、それぞれの家族の秘密が発覚し、嵐が起こり、と、ハイペースで
畳み掛けるように展開する。テンポ良く一気に読めるのだけれど、
思わせぶりな書き出しの割には大きな事件やどんでん返しはなかったな、と
個人的には肩透かしを食らった感も。

一度に1冊何か丸ごと読んでドキドキハラハラしたいときにお勧めしたい。
ウツボカズラの夢 Amazon書評・レビュー: ウツボカズラの夢より
4575236098