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真夏の方程式



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【この小説が収録されている参考書籍】
真夏の方程式
真夏の方程式 (文春文庫)

真夏の方程式の評価: 3.88/5点 レビュー 230件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.88pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全159件 101~120 6/8ページ
No.59:
(4pt)

ミステリも素晴らしいが、科学と自然、人の共存について考えさせられた。

ある自然の豊かな地域があって
海を観光の目玉にいままで観光地としてそこそこ栄えていたのです。
しかし不況で、(まあ観光地として努力がたりなくて)
すっかりさびれて廃業する店があとをたたない。

しかしその海一帯には、レアメタルをはじめとする
世界規模で貴重な資源が眠るらしい、ことが判明する。
それを調べるために、湯川先生が、開発会社の
(一応)味方のひとりとして、住民説明会に呼ばれます。

でも住民説明会で、開発反対者、つまり地元の住民は
口々に不満をゆうばかり。

「海を壊すな」「なにが海を破壊するか完全に影響を
調べてから、行動を開始しろ」
「なにか起きてからでは、遅いんだ。俺たちを見捨てる気か」

これって、たぶん今まで土地開発されるたびに
おきる議論なんでしょう。
でも当事者には悪いですけど、
科学者にしたら「そりゃ、海を開発すれば海はその分
破壊されますよ。でも資源が枯渇すれば、
まっさきに人類は死ぬんですよ?」といいたいだろうと
思いました。

住民は、どこまで開発したら
どれだけ恩恵がでるのか
冷静に分析して、話をするべきなのかもしれません。

冷たい意見を言えば、海がどうとか考える前に
自分の生計をこれからどうするか
もっと考えろよ、とつっこみたくなります。

この小説を読んだのは昨日です。
でもドラマガリレオ2の第一話、「念じる」に通じる
科学と自然、人の共存をどう考えるか。
というようなテーマを感じられて面白かった。

そしてこの前半の観光地を開発する話と
小説のストーリーとなるミステリ、トリック部分は
あまり関係がないようにあります。

でも最後、湯川が恭平にさとす
「科学は、すぐに解明できるとは限らない。
自分の、(人類の)成長につれ分かることもある。
だからじっくり、取り組んで、
いつか自分なりに答えを導けばいいんだよ」
という意味の言葉は、感動しました。
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No.58:
(4pt)

内容が深いです。

科学者「湯川」ではなく「人間 湯川」として事件を解明していく様子が、この作品の魅力かも。ひとつの事件の疑問が、出生の秘密、冤罪など見えない糸でつながっているのを丁寧に描いています。子ども嫌い(?)の湯川が、子どものために真実を公にするのではなく、個々の人たちの判断に任せたのは物理学者(彼のいう一般人)として、まっとうな方法だったかも。真実が一つずつ解明されるにつれ、せつなさが増す作品でした。
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No.57:
(5pt)

波の音が、聞こえてくる

どうしてタイトルが「方程式」なのだろう・・・?
読み進めながら、ずっと疑問でした。

ラスト数ページまできたところ、湯川の台詞で、わかりました。

この作品は、東野版(湯川版) 「初秋」(ロバート・B.パーカー)、かな。

仙波は、松本清張「砂の器」の本浦千代吉のようでした。
とすると、塚原元刑事は、三木謙一元巡査かな。

「科学」のガリレオシリーズですが、これは「自然」「子供」を描いています。
湯川とのマッチングが、とてもよかったです。

波の音が、本から聞こえてきました。
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No.56:
(5pt)

あ、校正モレ…。

113ページの「で、取り調べも仙波さんが担当したのか」ってセリフ。
間違いですよね。
「で、取り調べも塚原さんが担当したのか」だと、すんなりいきます。

こんなに増刷されているんだから、途中で訂正すれば良いのにー。
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No.55:
(4pt)

少年の未来

面白かったです。 東野作品は情景や人物像が浮かびやすくて ついつい引き込まれます。長編もあっという間に読み終えれます。 今回もまさにそんな作品。夏の海に面した町が舞台で、夏の季節感が爽快であり、湯川と少年の掛け合いもよかった。 ただし、ラストは個人的には何か引っかかる終わり方でした。少年の事件への絡み方、少年に対しての諭し方、何か切ない。後味悪いなぁ。 彼の将来が気になる。 いや、入り込みすぎで気にしすぎかな(笑)
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No.54:
(5pt)

ジーンときました

東野さんの作品はほとんど読んでおります。
中でも上位にランクインできる作品と思いました。

ストーリーは展開の速度が程よく
気持ちよくすらすら吸い込まれるように読めます。

最後の湯川と成美の会話
湯川と仙波の会話に
ジーンときました。
殺人事件とはいえ
たくさんの人を想う気持ちに会える温かい作品だと思います。
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No.53:
(5pt)

作者は,読者に球を投げ返したのだろう。

湯川という学者が,「ガリレオ」であることを明記せずに話がはじまり,話が終わります。

主題は,親子関係と犯罪の身代わり。

実験は最後の事件についていだけ。

海洋開発に協力する湯川が,事件に巻き込まれ,
やむを得なく真相に迫る。

東京の草薙との連携で,
事情を解明することができる。

身代わりになった人が命と引き換えに行なっている行為に,
事実を盾に踏み込まなかったところは偉いかも。

一つのつまづきは,
贖罪に悩まされる人々を次々に作り出している。

本当にこれでいいのだろうか。
疑問が巻き起こる。

また新たに二人の人間を巻き込んでしまった。

業務上過失致死だけで済むところを,
死体遺棄を付け加えた理由が分からない。

作者は,読者に球を投げ返したのだろう。
自分が投げる番だと。
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No.52:
(5pt)

良い

内容は東野圭吾の本だから面白いし、本もきれいだった
良かったです
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No.51:
(4pt)

良かった

商品は紙焼けも無く綺麗で良かった。所々折れがあったのは残念。
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No.50:
(5pt)

カッコよすぎの博士

今回の博士は、、カッコよすぎ
甘いという感想も見られますが、、
それぞれ、ですね。

成美の父がどこまで察していたのか、ぼかされていますが
なんでしょう。 このもやもや感は。
ちょっと殺された元刑事もかわいそうな、、
でも、話の流れとしては不自然でない。

少年と博士のやり取りはこの作品の中で
救いになるさわやか系なお話です。
最後は賛否両論あるでしょうが、うーんとうなってしまいました。
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No.49:
(4pt)

少年と湯川博士の約束

これまでのシリーズとは少し変わり
舞台は夏の海 海を壊すなという住民たちと理解を求める開発企業の話は
リゾート開発や原発反対運動など
人にとっては利益になるが自然を壊すことにつながる現代問題を表しているのでしょう。

今作では子ども嫌いの湯川先生がある少年と打ち解けていき
最後にある約束をするというものです。
容疑者Xの献身と同じく
科学や法律では完全に裁ききれない犯罪に対しての答えをなげかけています。

『どんな問題にも答えは必ずある』
『だけどそれはすぐに導き出せるとは限らない。
 人生においてもそうだ。
 今すぐには答えを出せない問題なんて、これから先、いくつも現れるだろう。・・・
 だから人間は学び、努力し、自分を磨かなきゃいけないんだ』
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No.48:
(5pt)

これ面白かった。

夏休みの思い出のような心に残る作品です。
湯川のお茶目な場面も面白い。
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No.47:
(4pt)

平均以上

平均以上の面白い話です。。

夫々の人物に少し無理があるように思います。

成実を もっともっと深く描いて欲しい・・

塚原さんは死ななくても良かったのでは・・・

みんなで 胸の奥にしまっていたのに もう少しそっとしておいて

あげたかったです。。

どうしても 「湯川博士」は 福山さんになってしまいます。

それなので 少し理屈っぽい科白も 許してしまう・・読者が多いのでは??
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No.46:
(4pt)

あいかわらず

ラスト100ページに迫ると勢いが収縮するのはあいかわらずといった感じ。
終盤までは本当に面白いのに残念。
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No.45:
(5pt)

いいですね。

容疑者xで定着した湯川助教授。
安定したおもしろさでした。

中身に関しては触れませんが、東野さん
が好きな方であれば、評価は高いかと思
います。

あいかわらず読者のツボをついた本を出
してくれているのですが、一つ欲を言え
ば、白夜行のようなスリルをもう一度味
わいたいですね^−^
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No.44:
(4pt)

らしくないけど、好きな作品です。

正直、湯川先生らしくないけど良かったです。

この物語は、ガリレオシリーズでなくてもよいのではと思いながら読み進んでいったのですが、途中からこれはまぎれもなくガリレオだと思いました。

恭平と湯川の関係はこれからも続いてゆくのだろうなと思わせるラスト。
らしくないけど好きです。
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No.43:
(5pt)

素直に好き

道徳的に素晴らしいわけでも、ミステリーとしてずば抜けているわけでもありませんが、それでもラスト湯川先生の愛情に胸がぎゅっとなる作品でした。
確かに容疑者Xの逆ですね。私はこの作品の方が好きです。
でも嫌いという人もいるだろうというのは分かります。
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No.42:
(5pt)

一瞬の花火の輝き

救いようの無い過ちの連鎖が生み出した今回の事件に、得心のいかない思いで読み終えた。過去に起きた事件の真相に気付いた者、それを生涯胸に収めて死に逝く者、自身が犯した罪を背負い、身代わりとなってくれた人物のために生涯を捧げようと決意した者…

皆誰かの幸せを願っていただけなのに、一つまた一つと人生を掛け違えてしまう事態に、運命の非情さを感じました。愛する者を守るために罪を犯してしまう心理は分かりますが、それでも、最も罪の無い者に、最も罪深い行為をさせた犯人が、私は心の底から許せない。例え自分が刑に服して罪を償ったつもりでいても、何も解らずに犯罪に加担してしまった人物の、その後の未来は一体どうなると思うのだろう。自身が行った事の重大さに既に気付いてしまった今、彼が歩む道を思うと胸が潰れるような遣る瀬なさが重く残った。

唯一、湯川が最後に語った科白だけが、一筋の光となってその人物の今後の人生を支えてくれる救いになる気がした。離れていても一人ではない、という湯川の優しさが胸に染み入ってしまう。まさに【聖人の救済】だ。

夏の花火になぞらえて事件の真相を暗喩した見事さに感嘆し、真夏の夜に一瞬にして散る花火の美しさと儚さに酔いしれてしまう秀作です。記憶に残る花火の匂いの如く、鮮やかな夏の残像のように。
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No.41:
(4pt)

読後は悲しい

夏休みを伯母一家が経営する旅館で過ごす恭平。
仕事で訪れた湯川もその宿に滞在。
だがもう一人の宿泊客が変死体で見つかった。
「人間が成長する最大のエネルギー源は好奇心」
湯川先生が少年恭平に言った言葉ですが、
湯川先生も少年恭平もお互いに相手に好奇心があったからこそ
成長出来たのでしょう。
恭平の両親よりも他人の湯川先生の方が
恭平に与える影響が大きいのと、
実の娘の身代わりになって罪を償う親との対比も面白かった。
それぞれ重荷は背負うであろうが、
気持ちが明るいのと、
背景が夏で寂れたとは言え観光の街と言う事もあり爽やかでした。
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No.40:
(4pt)

らしくない

湯川先生らしくもなく子供に優しい作品でした。
大人の事情にに翻弄される少年に同情したのでしょうか?

それにしても警察が捜査を開始した頃、湯川先生はすでに事件解明に近い位置にいるとはさすがと言った所です。

湯川先生の作品をもっと読みたいと思わせてくれる作品でした。
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