(短編集)

覆面作家は二人いる

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評判

覆面作家は二人いるの評価:

3.83/5点 レビュー 18件。 E ランク

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平均点3.83pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全51件 41〜51 3/3ページ
No.11
(4pt)

ユーモアミステリー。

新人推理作家でもあり、大富豪のご令嬢でもあるヒロイン。
お嬢様が巻き起こすドタバタと鋭い推理とのギャップが鮮やかだ。

著者の「冬のオペラ」は一見ユーモラスな設定を、真摯な姿勢で描いた名作だった。

本作はユーモラスな設定を活かし、コミカルなミステリーに仕立てている。

覆面作家は二人いる (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 覆面作家は二人いる (角川文庫)より
4043432011
No.10
(4pt)

塩梅

北村薫はこのシリーズ程度のくだらなさがちょうど良くて好き。
覆面作家は二人いる (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 覆面作家は二人いる (角川文庫)より
4043432011
No.9
(4pt)

魅力的なキャラクター 新妻千明

北村薫をずっと読み続けてきました。この覆面作家シリーズはある種の軽さと明るさが魅力となっています。
北村薫が何回も直木賞候補作家になっていることを持ち出すまでもなく、「スキップ」「ターン」「リセット」という「時と人」シリーズの持つ重さとは違う温もりが、本作では全編を覆っているので、安心して作品の中に入っていけると思います。

「覆面作家」という設定と2つの際立って対照的な性格の持ち主であるお姫様の言動と挙動の不思議なギャップが、最大の魅力でしょうか。まるで猫の目のように、万華鏡で映し出される光の世界のように、キラキラと輝きながら変身する千秋の変化ぶりがたまりません。リョースケと新妻千明との会話の巧みさと醸し出されるホノボノ感は貴重です。少し脱力しながら読者はついて行きますので。

受けとめる岡部良介の大らかさがまた良い味をだしています。漫才のボケとつっこみのようであり、優介という双子の設定が千秋の二重性格との噛み合わせのようで上手く書かれています。
ミステリーとしては、プロットのひねり具合や展開の早さに読者は戸惑うこともあるでしょう。それも含めて、この作品の魅力となっています。
先の読めない展開と日常の何気ないシーンを切り取ったかのような設定は魅力ですし、従来の他の作家とは一味も二味も違う流れが存在しています。
男性でありながら、女流作家のような雰囲気を醸し出す北村薫という作家の特徴がよく表れている作品の一つだと思います。
覆面作家は二人いる (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 覆面作家は二人いる (角川文庫)より
4043432011
No.8
(3pt)

千秋と良介の名コンビ♪

かなりの美貌の持ち主で、その上大金持ちの令嬢。新妻千秋の人物像は
かなり個性的だ。しかも、内と外では性格ががらりと変わるという
ユニークさ♪だが、少々気の弱そうな良介とのコンビは絶妙だ。二人は、
事件の謎を次々と解き明かしていく。事件の中にはシリアスなものもあるが、
どこか救いがあり読んでいてほっとする。心に重くのしかかってこないのが
心地よい。良介の双子の兄弟優介(警視庁の刑事!)の存在も見逃せない。
この作品にいい味を加えている。良介と千秋、この二人の関係はこれから
どうなるのか?こちらも見逃せないところだ。第2弾を読むのが楽しみだ。
覆面作家は二人いる (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 覆面作家は二人いる (角川文庫)より
4043432011
No.7
(5pt)

皆さん、もっとこのシリーズにご注目を!!!

北村作品には名作力作数あれど、このシリーズが一番好き。本作の主人公・新妻千秋も他の作品同様無垢で純粋な女の子には違いないが、ひねりが効いている分、気にならずに楽しく読める(他の作品は、たまーに疲れることがある)。

本格推理とくすくす笑いを誘う品のいいユーモア。キャラクター設定と各々の関係性の妙。鮮やかなストーリーテリング。楽しみ満載のシリーズである。北村節を抑えて抑えて軽いタッチに仕上げているが、ゆっくりじっくり読み込むと、人間の内面の深いところを覗かせられ、それは他の作品に通じる。だから本シリーズもやはり北村作品の本流には違いないのだ。変化球ではあるけれど。

天国的美貌の御令嬢にして推理作家、かつ頭脳明晰な名探偵(探偵は行きがかり上であるが)。さらに、他に類を見ない「外弁慶」。彼女が推理作家としてデビューを果たし、語り手である担当編集者・リョースケと出会い、身近に起きた事件の謎を解いていく三篇が収められている。リョースケの双子の兄・優介は警視庁の刑事なので事件には事欠かない。

リョースケがいい! 初めて兄・優介と千秋と三人で卓を囲むシーンを引こう。
優介と千秋がやりとりする傍らで、
「ちょっと変わった、それだけ得難い宝石を人に見せているような不思議な気分になった」。
大事な人からこんなふうに思われることが、女子の永遠の夢でなければいったい何を夢と言うのだろう! リョースケの千秋へのまなざしを眺めているだけで幸せな気分になれる作品だ。

覆面作家は二人いる (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 覆面作家は二人いる (角川文庫)より
4043432011
No.6
(4pt)

ヒロインの巻き起こす旋風が舞い上がる!

私は北村薫さんの作品を初めて読みました。
ミステリーはわりと好きな私ですが、
こんな著名人を今まで特に読まないでいたのに理由があったわけではありません。
「ただ、なんとなく」見過ごしてきたんだと思います。
この作品は短編が3作入って一冊になっているので、さらさらと読めました。さて!作品の感想です。
まず探偵役のヒロイン、新妻千秋のキャラが秀逸です!
はっきりいって破天荒の天才。京極堂でいうところのです。
周囲の人物を引っ掻き回すところまでよく似ています。
また、話のテンポが冒頭非常に早い。
千秋が真相に気がつくところまでが異常に早い気がします。
「おいおい!もう犯人か!?」と思わされました。
かといって謎解きがダラダラ続くわけではありません。
ここで千秋の破天荒なキャラがいきてくるんですね。登場人物の設定作りは宮部みゆきが一番うまいなあと個人的に思っていたのですが。
こういうキャラ作りというのもあるんだなあと思いました。
宮部作品はしっとりとキャラが手になじんでくるような感じがしますが、
この作品のキャラは旋風を巻き起こして読者を吹き飛ばしてしまいそうです。
どちらも読者にとっては快感ですが。
これを機会に北村作品を読んでみます。
覆面作家は二人いる (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 覆面作家は二人いる (角川文庫)より
4043432011
No.5
(4pt)

素直に楽しんで良いのか

1991年に出た単行本の文庫化。
 非常に楽しめる作品。トリックとしては他愛もないのだが、お話の作り方が巧み。魅力的な登場人物、良く出来た設定。謎のからめ方にも熟練した腕を見せてくれる。
 ただ、あまりにも良く出来すぎていて、あざとく感じる部分も少なくない。特に主人公である新妻千秋の性格が。男性から見るととても魅力的なのだろうが、どうなのだろう。
 こういったところを純粋に楽しめるようにならないと、真の北村薫ファンにはなれないのかも知れない。
覆面作家は二人いる (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 覆面作家は二人いる (角川文庫)より
4043432011
No.4
(4pt)

あっさりめ

『推理世界』編集部に送られて来た、一本の原稿。作者は大富豪の令嬢新妻千秋。しかし彼女には大きな秘密が・・・・・そんな彼女が担当編集者岡部良介とともに事件を解決していく連作ミステリーです。ずいぶん前にNHKでドラマ化していました。
結構面白かった記憶があります。主演の千秋役にともさかりえ、岡部良介に原田龍二、良介の兄優介(警視庁の刑事)に伊原剛志、女性編集者に三浦理恵子、だったような。新妻千秋が想像以上(ドラマで見た限り)に端正なイメージで描かれていてビックリしました。この人物造型がとても上手くいっています。私シリーズ、カンナギ弓彦シリーズと同じようにホームズとワトソン役がはっきりしています。ホームズ役の造型の違いで、事件の質や人物の置かれた状況、ワトソン役の人物造型にブレが生じると思うので、そこが作者の腕の見せ所なんでしょう。このシリーズはホームズをどう見せるかに重きを置いている気がします。北村さんの作品は日常の謎に絡むものが多いと思います文章の雰囲気とそれに合うのかもしれません。
新妻千秋の造型が上手くいっていることもあり、そしてそのせいで軽いコメディ風な作品になっています。
「私」シリーズや「カンナギ弓彦」シリーズのような読み応えのある作品はありませんでしたが、あっさり読めて面白かったです。
しかし今ドラマ化するなら、新妻千秋は・・・・・・だれだ。麻生久美子か。難しい所です。
高野文子さんのイラスト付き、北村作品に良く似合います。
覆面作家は二人いる (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 覆面作家は二人いる (角川文庫)より
4043432011
No.3
(5pt)

お嬢様探偵とリョースケ

「外弁慶」なお嬢様探偵とリョースケシリーズの第1弾。
相変わらず魅力的な登場人物達に切ない事件、大事に読もうと思いつつひきこまれてどんどん読んでしまいました。
何度読んでも飽きることない一冊です。大好きだけどどうしても馴染めない北村さんのオヤジギャグがないのもよかったです(苦笑)
覆面作家は二人いる (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 覆面作家は二人いる (角川文庫)より
4043432011
No.2
(4pt)

ほのぼの。

いかにも北村薫といった感じのやさしい文体です。内容もほのぼのとしていて微笑ましいという言葉がしっくりきます。上下巻で文字がびっしり詰まっている本を読んだ後や、重厚なストーリーの本を読んだ後なんかに読むのには最適な本です。読書の息抜きの読書と位置付けるのにはもったいない本ですが、この覆面作家シリーズを本棚にストックしておけば、さらに楽しい読書ライフを送れると思います。
覆面作家は二人いる (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 覆面作家は二人いる (角川文庫)より
4043432011
No.1
(4pt)

映画の時間に遅れたら

あぁ、お目当ての映画を見ようとしたら既に売りきれ。次ぎの上映まで二時間ある。そういうときにはこの本を開くのがいい。先ずは軽く読めるのがいい。新書など読もうものなら、いくら勉強になろうとも、十数ページめくったあたりから眠くなったり、ほかのことに気を取られたりして貴重な二時間を浪費してしまうのが関の山だ。かといって、悲惨な事件が次々と起こったり、最後の最後まで主人公がどうなるかわからないような冒険小説だと、かえって、映画の方に頭が切り替わらない。そしてどうせ読むなら豊かな気持ちになる本でないと。この本は3本の短編集なので、読むのが速い人なら一冊、熟読する人なら一本、普通の人なら二本は読み終えるでしょう。そして少しだけ性格がよくなって、次ぎのお楽しみに入り込めるというわけです。
覆面作家は二人いる (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 覆面作家は二人いる (角川文庫)より
4043432011