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シリンダー世界111



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【この小説が収録されている参考書籍】
シリンダー世界111 (ハヤカワ文庫SF)

シリンダー世界111の評価: 2.89/5点 レビュー 9件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.89pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(3pt)

普通です

ハードSFではないです。
まあ、この設定でないと成立しない物語ではありますが、SF設定のミステリですかね。かといってトリックも別に目新しいものではないし(異星人なりとの価値観の違いからくる錯誤は珍しくないテーマだと思います)。
ただ、ストーリーを丁寧に追っているので読後感は悪くないです。ファンタジー好きにはいいかもしれません。
シリンダー世界111 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:シリンダー世界111 (ハヤカワ文庫SF)より
4150118000
No.8:
(1pt)

SFではありません

舞台設定にひと工夫という意味でSFの要素を盛り込んだと解釈しました。SF好きの私には読み進めることができず1/3のほどで挫折しました。本レビューが皆様のご参考になれば幸いです。
シリンダー世界111 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:シリンダー世界111 (ハヤカワ文庫SF)より
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No.7:
(1pt)

SFファン向けではない

ラリー・ニーヴンの想像力や思考実験を期待すると完全に裏切られる。
シリンダー世界のスケールも全く感じられなかった。
SFである必要もないが、ミステリとしても面白くもない。
早川はこんなのよりもっと出版すべき重要な本がたくさんあるだろう。
イーガンとか。
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No.6:
(4pt)

目新しいものはないけれど、小説として面白いです

面白いです。SFとしてのネタは目新しいものはなく、推理物としては古典的な正統派で、これも目新しいものはありません。でも、小説としてはとても良い出来で、語り口がうまく、ストーリーも破綻せず、設定もきれいにまとまっています。主人公もなかなか魅力的で、<AIソース>も含めた登場人物もなかなか個性的で曲者ぞろい。
アンドレア・コートが<犯人>を追い詰めていく過程では、まさに手に汗を握ってしましました。続編が刊行されているとのことで、翻訳されれば、ぜひ読んでみたいです。
シリンダー世界111 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:シリンダー世界111 (ハヤカワ文庫SF)より
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No.5:
(2pt)

自虐的主人公

ハードSFに入るのか。 スターウォーズ的SFを期待すると駄目。
場所をめずらしくした推理ものか、やたらにおどろおどろしくした化け物屋敷みたい。
主人公は、これ以上暗くなれないくらいに暗いし。未来がこれならいますぐ人類絶滅したほうがましかと思われるくらいである。
似た舞台に、だいぶ前の作品にシリンダーワールドのSFが有ったが、あの時は新鮮だった。
映画化されれば良かったと思うが、今ならプロデューサーは111を選ぶだろうね。
コンピューターが支配する世界は、本当に来そうに思うものね。
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4150118000
No.4:
(2pt)

SFではなく推理小説?

途中で投げ出しました。
SFという設定にはなってるが、はっきり言ってSFという名を借りた別の物。
まどろっこしい展開でいらいらします。

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No.3:
(4pt)

拾い物です

ディック賞につられて購入しましたが、なかなかの出来です。
帯通りにハードSFか、といわれるとちょっと薄いですが、
ミステリ仕立ての中でのSFアクション、と行った趣でしょうか。
主人公のキャラも十分に立っています。

本国では続編が出ている様子。楽しみですね。
シリンダー世界111 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:シリンダー世界111 (ハヤカワ文庫SF)より
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No.2:
(4pt)

普通の面白いと思うけど、そこまでの傑作、大傑作ではない

SF世界を舞台としたミステリという感じ。

フィリップ・K・ディック賞受賞とか、「『リングワールド』以上の特異な世界」といった宣伝(説明)を見ていたために、本作品に対する期待値は非常に高かった。ただ、SFと言えばそれこそ、アシモフや、H・G・ウェルズといった古典位のところで止まっていて、近年の作品はあまり詳しくないためか、それとも、本書に対する期待値が高かったためか、期待はずれ、とは言わないまでも若干の物足りなさを感じてしまった。

本書の立ち位置としては、やはり、SF的な要素を持ったごく普通の(つまり、あまりエキセントリックではないという意味で普通の)小説だろう。それこそ、ディックのような根本的な所から価値観を揺るがすようなタイプのものではない(個人的には、そういうものを期待していたが)。だから、本書で舞台となっている世界、シリンダー型の宇宙ステーション(映画などでは見栄えは良さそう)や、人口知性集合体であるAIソース(もうほとんど人間と人格的には変わらないので、意外と普通)も、あくまで物語を構成する一つの要素と考えると、割とノーマルな設定だと感じる。また、ミステリ的な面もきちんと解決しているので、読んだ後にどこか釈然としないような感覚は残らず、普通に楽しむことが出来る。

作者は、SFだけでなく、ホラーやらファンタジーなども書いているようだし、あるいはスパイダーマンなどの作品とも関わっているらしい。そのためか、本書も小説としてよりも、むしろ映像作品となった場合の方が、その舞台、あるいはガジェットの面白さが、よりわかり易くなると思う。

訳者のあとがきによると、本書はシリーズの第2作に当たるらしい。その第1作である短編があるらしいが、Wikipediaでもそれらしき記述が見当たらないし、AmazonではBook1とか出ていて、それらしきものがヒットしない。本書内では、主人公の過去に触れる記述が少なからずあるので、その辺の話を書いたものだとしたら、ちょっと読んでみたい(この後の話は既に出ている)。
シリンダー世界111 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:シリンダー世界111 (ハヤカワ文庫SF)より
4150118000
No.1:
(5pt)

ピカイチのSFミステリ

最近、微妙なラインアップの目立つハヤカワSFですが、これは大ヒット。
本作はミステリの体裁を保ちつつ、SFであることの必然性、つまりSFでなければ成立し得ない作品世界を見事に描ききっています。SFの名だけ借りたミステリが目立つ中、アイデアの消化率について、本作は素晴らしいとしかいいようがない。

惹句とは裏腹に、ハードSFではないです(断言)。
異世界を舞台にした、むしろ典型的なフーダニットです。
その意味で、「犯人はあいつだったのか!」的な驚きはそれほどでもないですが、細かい疑問がすべてストンストンと落ちていく様は本読みの快感そのもの。主人公もまた魅力的。

SFファンで良かったと思える秀作です。
地味に売れなさそうですが、こういう作品はちゃんと評価されないとダメです。
シリンダー世界111 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:シリンダー世界111 (ハヤカワ文庫SF)より
4150118000

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