ジェノサイド
評判
ジェノサイドの評価:
3.76/5点 レビュー 601件。 S ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全621件 401〜420 21/32ページ
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ジェノサイドの評価:
3.76/5点 レビュー 601件。 S ランク
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この作品はこれまでで一番力を入れた作品だというのは伝わってきましたが、これまでの作品とは作風が違っていたように思います。
途中までは、ぐんぐん読ませてくれます。SF系作品好きにはたまらない要素がたっぷり、映画を見るような壮大な世界観…。一気に読めました。
ただ、ストーリーの壮大さとは対照的に、台詞や人物描写やストーリの整合性など、話の詳細な部分では、粗さやバランスの悪さを感じさせる点があり、そこが残念でした。
全体的に台詞が青臭い感じがするのは、この著者の作品のほとんどに共通しているので気にはなりませんでしたが、この作品では人物の設定が非常に気になりまた。
主人公の学生はまだ若いので、多少幼稚で優柔不断であっても違和感を感じませんでしたが、重要な地位にある人物の行動が信じられないくらい軽々しかったり、韓国人の友人が普通の人なのにスーパーマン並みに何でもできてリアリティがなかったり、米国人のせりふも、息子の命が掛っている人の履くセリフとは思えないような軽さだったり、色々すごく違和感がありました。
また、日本人傭兵がひたすら残酷に描かれていますが、なぜそうなったか等の説明もないため、「そんな人いるか?」と非常に不自然で不可解でした。それでは、人間だれしもが持つ普遍的な残虐性とは関係のない、ただの異常者であり、作品のテーマと関連性がないのでは?
また、ラストについては、「それができるなら、そもそもこのストーリーが発生しないんでは?」というような、反則技の様な終わり方にしてしまったのが、もったいなく感じました。「あれ?じゃあなんで〜〜したんだ?」と、話の整合性がおかしくなるような気がしました。
あと、幾つかコメントで見かけたとおり、作者の歴史認識や主張が非常に強く出ている作品でした。ストーリーの中で自然に表現されるのではなく、ストーリーの調和を乱すような形で唐突に「日本人は文字も発明できなかった」の様に出てくるので、正直うんざりさせられるかもしれません。読者が日本人だから、ジェノサイドとして、「南京大虐殺」や「関東大震災での朝鮮人虐殺」が出てくるのかもしれませんが、一般的な日本人なら、「南京大虐殺」はともかく、ジェノサイドとして「関東大震災」の件はピンとこないでしょう。それより、広島長崎の原爆投下や、東京大空襲がイメージされるのではないでしょうか?著者の歴史観は、あまり一般的でないように思います。また、歴史的にも曖昧な点が多いこれらの事件を、リアルな事実の様に取り上げることは危険でもあると思います。