沈黙への三日間

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

沈黙への三日間の評価:

2.67/5点 レビュー 3件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点2.67pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1〜2 1/1ページ
No.2
(4pt)

面白かったんだけど、ちょっと結末が納得できない

1999年のケルン・サミットを舞台にして、要人暗殺を題材にしたサスペンス小説の下巻。さすがフランク・シェッツィング、後半の展開はとても読ませる。ただ、結末はどうかなぁ。

ネタバレになってしまうので、あまり詳しくは書けないけれど、どうもこの結末は納得できない。別に、どんな小説でもきっちりとした結末を書くべきだとは言わないし、白黒つけるべきだとは思わないけれど、どうも中途半端で、途中で放り出された感じがして、モヤモヤ感が残ってしまった。

また、主人公の天才物理学者の酒好きで変わり者のアイリッシュといった造形も前半部分ではかなり強調されていたんだけど、この下巻ではすっかり影を潜め、魅力が伝わってこなくなってしまったのも残念。どうも下巻では、主人公を初めとする登場人物が、国際政治や歴史といった大きな物語を描写する単なる駒になってしまったみたいだ。

まぁ、フランク・シェッツィングらしいサスペンスではあったけれど...
沈黙への三日間(下)(ハヤカワ文庫 NV シ 25-13) (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: 沈黙への三日間(下)(ハヤカワ文庫 NV シ 25-13) (ハヤカワ文庫NV)より
4150412375
No.1
(4pt)

展開が遅く、ちょっとイライラする。下巻に期待

『黒のトイフェル』、『深海のYrr』、『LIMIT』に続く、ドイツのベストセラー作家、フランク・シェッツイングの新作。今まで同様、ボリューム満点のサスペンス小説だけど、この上巻の展開は遅いかな。

1999年のケルン・サミットを舞台にした要人暗殺をテーマにした小説。コソボの問題などの民族紛争やNATOの軍事介入といった背景に、科学技術を絡めて、面白くまとめているのは、さすが著者らしいけど、長い小説が好きな私でも、ちょっとイライラするぐらい展開が進まない。この内容なら、半分のボリュームでいい感じがする。

主人公の科学者などの登場人物の設定などはいいんだけど、物語の展開があまり予想外なものもなく、しかもあまり進まないのが残念なところだ。

1999年という設定もちょっと古いような気もする。クリントン大統領やエリツィン、小渕首相なんて名前が出てくると、なんだか懐かしく昔のような気がしてしまう。ただ、民族紛争やテロは、あれから10年以上もたつが、9・11以降、なお激化していることを思うと、決して古びてはいないテーマだ。
沈黙への三日間(上)(ハヤカワ文庫 NV シ 25-12) (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: 沈黙への三日間(上)(ハヤカワ文庫 NV シ 25-12) (ハヤカワ文庫NV)より
4150412367