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凍る夏
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凍る夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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古い本(20年前)を保存していただいていて、最高に嬉しいですね。やむないとはいえ、出版元は、「NO CARE」ですから。 | ||||
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本書は、のちにアメリカにおけるミステリーの最高峰、「MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞」を3度も受賞する―ベスト・ノヴェル(最優秀長編賞)2度(’02年度:『サイレント・ジョー』、’05年度:『カリフォルニア・ガール』)、ベスト・ショート・ストーリー(最優秀短編賞)1度(’09年度『スキンヘッド・セントラル』)―T・ジェファーソン・パーカーが、’93年に発表した彼の初期の第4作目の長編サスペンスである。 ‘わたし’こと元警察官で現在はクライム・ライターのラッセル・モンロー40才が、ある冬に、その暑い夏のアメリカ独立記念日前夜の7月3日からほぼ10日間に渡る恐怖と戦慄の日々を振り返って語る。‘ミッドナイト・アイ’と自称する連続殺人鬼がカリフォルニア州オレンジ・カウンティーで「人種の浄化」を目的に白人以外の家族を次々に惨殺していた。‘わたし’の、子までなした元愛人アンバーも同様の手口で殺されているのを‘わたし’が発見するところから物語は始まる。しかし、アンバーは生きていてその姉が‘ミッドナイト・アイ’の犯行に見せかけて殺されていたのを知る。 ‘ミッドナイト・アイ’とは何者なのか。またアンバーの姉を惨殺した真犯人は誰なのか。謎を孕みながらもストーリーはこちらがメインといってもいい、もうひとつの柱である脳腫瘍を患った‘わたし’の妻イザベラに対する献身的な夫婦の愛情物語、またアンバーと‘わたし’の間の娘グレースとの親子の愛情が並行して語られる。 本書は、酸鼻を極める殺人事件を中心に据え、究極のピンチに見舞われながらも貫き通す‘わたし’の夫婦愛、親子の愛情を苦悩に満ちた哀愁漂う一人称で綴った、ラブストーリーといえるだろう。 | ||||
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