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ラブ・ケミストリー
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ラブ・ケミストリーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 1~20 1/2ページ
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初恋に陥ったとたん、天才的だった化学合成の能力を失ってしまった主人公のところにカロンと名乗る謎の魔法使いか妖精みたいな女が現れ、力を貸すから恋愛に成功しろと迫るというお話。失敗した告白時の相手の記憶を消してしまうなどカロンの強引な手段に振り回されながらももがく主人公の脳内思考がとてもおもしろく、彼女がいなかった歴=全人生な人間特有の考え方に非常に共感できる。外側に用意された最後の謎は割と見破りやすいもので、正直なくてもよかったように思えるが、ミステリー要素を加味するうえで必要だったのだろうと推察する。また彼女が富豪の娘だったというのもありがちで出来すぎだが、ともかく本編のおもしろさでぐいぐい引っ張られた。 | ||||
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命がけで、守りたいものがある。 三人のオタクに「春」きたる。 女子に縁のうっすい、理系男子に、ラブラブなる日々が。 死神(カロン)の、お・か・げ? 安定と一目惚れした彼女よりも、実験と長く苦楽を共にした友、もとい女子(元おとこ)を愛する選択をする科学バカ。 同じ女性に、同じく一目惚れした単細胞おとこ、先輩のおこぼれ?にて、次期社長の座と、美人なる妻を得る。 アニメオタクにも、アニメ好きの彼女きたる。 なんだかんだと、やらない言い訳をする。 意味わからん。 やらないのではなく、やりたくないんでしょ! 結局のところ。 他人に、人生の選択を与えるのか? アンタの人生は、アンタのものじゃないの? | ||||
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喜多先生の本の愛読者です。ケミストリーも愉しく読ませていただきました。 | ||||
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第9回のこのミス大賞受賞作の3作品どれか1冊勧めてと言われたらこれにする。 化学の天才が才能を失った。 果たして元に戻れるか? 著者自身院生だったこともあるというので細部もばっちりできている。 | ||||
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まず、他のレビューを書いてる人が勘違いしてるのが、ミステリーの本来の意味は 「神秘的、怪奇」などと言った意味です。 なのでこの小説に登場する「カロン」と言う死神は世間一般では怪奇的ですし、人によっては神秘的と感じるのではないでしょうか。 なのでこの小説はミステリーとして筋は通っていると思います。(間違えていたら申し訳ありません。) 小説の内容などは他のレビューにもある通り、ちょっと登場人物の扱いが雑というか都合が良いところがあり、少し残念に感じました。 主人公は基本、恋愛に臆病で周りの人の助けがないと前に踏み出せない人間です。 人によっては主人公の人間性が好みではない人もいますがその反面、自分と重なる部分がある!と感じる人もいると思います。 その人にとってはとても読み易いものになっています。私もその一人です。笑 電車や待ち時間など、暇な時に軽く読みたいなって時には最適の本だと思います。 | ||||
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科学実験の小難しい名前ばかりでうんざりしてたら死神だかがいたずら心からか小粋な事をしてハッピーエンドは許せる | ||||
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ミステリーを楽しむのに、このミス大賞はとても参考になります。理系人間の私には、タイトルも含めて気に入り、飛びついてしまいました。 | ||||
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オチがすごく強引ですが嫌いではないです。面白く読みました。 ただ最後に余り物を全員強引にくっつけていくのはちがうかな、と思い星3つです。 | ||||
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この本をミステリー扱いするのは、自分も賛同しかねますね。 謎があればなんでもミステリーというのは節操がないし、この本は軽すぎです。 『四日間の奇跡』の謎も軽めでしたが、造り込みがしっかりしてました。 翻ってこちらは、死神が関与したちょっとしたどたばた恋愛物語に「オマケの謎」がついた感じです。 実際、あまりにも軽い謎なので、序盤で依頼者が分かると思います。 (以下ヒントあり) 主要な女性はヒロイン含めて三人だし、どの人も意外というには心許ない。 となれば、それっぽい人はあの人だけですもんね。 あとは、ほぼ予定調和というか、もの凄いご都合主義で展開します。 しかも「最もヒロインらしいヒロイン」が「誰でも良かったのよ」的に落ち着く?のがビックリ(笑) というか「勝手に決められた良く知りもしない許嫁」がイヤとか言いながら、結局自分で決めず、主人公に脇役押しつけられるとか。 作者が登場人物を「都合良く動かした」好例ですね。 --- ところで、超自然現象への言及が幾つかありますが「ミステリー = 推理小説」ではありません。 「広義のミステリー」には超自然現象があっても構わないんですよ。 ただ、やっぱりこれはミステリーとして紹介し難いです。 ちょっとしたどたばた恋愛物語に「オマケの謎」がついた、超軽い恋愛小説です。 ただ、さらさら読めて、それなりに面白い部分もあったので★のところ★★にしました。 | ||||
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読みやすいけど、それだけかなあと思いました。キャラクターにそれほど魅力がないと言うか。他にいい作品がないのか、選考委員が悪いのかわかりません。ラストにはサブライズもあり・・・なんて紹介されてましたが、最近の小説では使い古されたネタです。もういい加減、あの障碍を落ちに使うのは止めたらどうかなって思います。 | ||||
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なぜ、これを「このミステリーがすごい!」大賞に出そうと思ったのだろうか…… たしか選考委員もそんな疑問を書いていたような気がしますが、読んでみて、私もそう思いました。 だって、ミステリーじゃないから。どう考えても……というわけで★は控えめになりました。 ミステリーであることを期待しないで読むと、この軽さ・ばかばかしさ・ゆるさが、なぜか、ちょっと癖になります。 主人公が服を買うシーンが好きです。理系学生の恋愛論も、くすっと笑います。また、能力を取り戻す瞬間のシーンは、なかなか気持ちいいです。オタクな後輩くんも、わりと魅力的です。 さらに、この物語のメインテーマである物質は、もっともらしく冒頭に図付きの注釈まであるくせに、架空のものなのだそうです。そういう無駄な凝り具合も、いい感じです。 ただし、ちゃんとしたミステリーを読みたい人は、絶対に読んではいけません。 超能力だの死神だの、それをやっちゃあおしまいよ!だらけで、事件らしい事件もなければホラーもサスペンスもありません。 これは、ラブコメです。しかも甘さを感じません。甘〜い恋愛小説を書ける人ではないのでしょう。 理系学生の生態観察的な……強引に比べるなら「動物のお医者さん」的な楽しさはあります。っていうと「動物のお医者さん」ファンが微妙な顔をするかもしれないけど…… | ||||
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天然物合成化学の研究室の日常にスポットを当てた新しい試みは評価できる。しかし、恋愛物に魔法使いのようなキャラクターを登場させてしまうと、単なる妄想を文章化したものと区別がつかない。そもそもこういう恋愛は卑怯だろう。学生が教授秘書に想いを寄せるのは理解できるが、ラストはあまりにも女性に対して失礼すぎる。全合成ルート探索の能力の描き方も中途半端だし、どうせならその能力を活かした今後のマシタ化学での活躍と、真下さんや東間との関係を絡めたビジネス恋愛物に発展させることもできたのに・・・と思う。著者は架空の物質であるプランクスタリンの構造式決定に熱を注いだようだが、もう少し小説のプロットの構築にも力を注いでほしかった。 | ||||
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本書は純愛×化学×ファンタジーのラブコメ&ミステリーというよりはライトノベルです。 死神を名乗る女性があられわれて主人公の恋の成就を手伝うというファンタジーな設定に化学の要素を無理やり混ぜた感じです。 作者は東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了で現在は大手製薬会社に勤務しているということもあり、本書に登場する有機化学という聞きなれない学問について詳しく描かれており東大理系の研究室や有機化学の研究についてなんとなく分かりましたが果たして有機化学という要素が必要だったのかというと疑問に思います。 むしろ有機化学という要素を絡めたことにより分かりにくくなっています。 本作は有機化学に興味がなくラブコメを純粋に楽しみたい人には向かないと思います、 ラストもハッピーエンドなのかバッドエンドなのかイマイチ分からない終わり方で斜め上をいく展開でした。 あとなぜ本作品が「このミス」大賞優秀賞なのか理解できません。 どこにミステリー要素があるのでしょうか。ファンタジー要素ならありますけど… 良くも悪くもラブコメ系ライトノベルですね。 ライトノベルといっても萌え要素は一切ありませんが… | ||||
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何気に表紙に惹かれて、パラっと中を開いて読んでみたら、 面白いんですよ! なんか分かりやすくて 小説初心者でも、気軽に読める、っていう感じです。 でも、これはミステリーなのか?とも、思いました。 最後の最後まで読んだら最後にドッキリが待ち構えています。 それがミステリーと感じれるか、感じられないかは あなた次第です!!ww | ||||
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有機化学を題材にしているものの、とても読みやすく軽い読書には最適です。少々終盤が都合良かったりしますが、なぜか死神を登場させたり、主人公の才能を能力と呼称するあたりファンタジックな要素もあるのでそこまで気になりません。 ここからは個人的な不満点を一つ(多少ネタバレ有り)。 ラストはすっきりとした終わり方ですが、主人公の本質がはっきりしたと思います。主人公は一目惚れしたために能力を失ってしまうのですが、じゃあ恋に励むかというとそうではなく、典型的な逃げ腰態度全開です。自ら決断して告白する場面でも、結局はタイムリミットや死神からの半強迫まがいの追い込みによりやけくそになっているに過ぎません。 後輩の助け等もあるが、全てが典型的な受け身主人公で恋に本気になっていない。挙げ句には告白が成功したら能力が取り戻せるかな、と言う始末。そう思うのが普通かもしれませんが、結局恋は二の次かと思いました。死神には告るか諦めるかしたら能力を取り戻せるとちゃんと言われているのにそれはないだろ、と思いました。 そして終盤の最後の決断。これは本編において、死神に追い込まれず、周りに流されず、最初で最後の主人公自らの判断で動きますが、第三の道を取り終幕となりました。好意的に受けとる人もいますが、それは違うと感じました。なぜなら主人公はまたも逃げたからです。そして一番居心地の良い選択をしただけです。 寿命を削る覚悟を持って決断した、といえば良いように聞こえますが、ちゃんと言い訳を死神に言っています。つまり、現実から目を背け、夢の世界に逃避したのです。まさにラストは夢のようなご都合主義でしたし、本来行かなければならない場所へは身代わりを置いて自らは赴かない始末です。結局、主人公は最後まで逃げて逃げて逃げ切ったようなものです。 こういう展開を許せる人は読後感も程好いでしょう。しかし、私みたいに現実味が薄く、都合良すぎると思ってしまう人にはがっかりくるかもしれません。 これは本書を読んで私なりに解釈したものです。こんな駄文を読んで不愉快になる人も多々いるとは思いますが、賞を取った作品なので辛辣な評価をさせていただきました。 | ||||
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有機合成をミステリーに取り込んだ小説ということだが, けっしてミステリーではない。 有機合成がストーリー的に全く活かされておらず, 文章自体も稚拙。 ライトノベルより読み口が軽く, 一昔前のケータイ小説ような薄さ。 なぜ,このミス優秀賞なのだろう? | ||||
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ミステリーではない。 まず変な能力持ってるとか死神が出るとかノックス十戒にかかるのでミステリーではない。 ファンタジーだ。 | ||||
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作中には書かれていませんが 東大農学部とその大学院を舞台とした物語です。 他の方が書かれているとおり 誰にでも面白く読める作品なのですが 主人公たちを身近に感じることができる方は より面白く読むことができると思います。 例えば 根津神社・不忍池・上野など大学周辺地域や 書籍部・中央食堂・三四郎池など学内の描写が見られ、 土地勘があればより楽しむことができます。 また、 主人公たちは実験中心の生活を送っているので 理系で研究されていた方だと共感しやすいと思います。 | ||||
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東大農学部の院生・藤村桂一郎は、有機化学の魅力に取り付かれた 理系化学バカ。「物質の構造式を見るだけで、最適な合成ルートが 閃く」という有機化学の常識を覆すほどの特異な能力を持っているが、 研究室に来た秘書・真下美綾に一目惚れして以来、その能力を 失ってしまいます。 そんな桂一郎を影で見守り、死神(的な存在)であるカロンに 「彼の能力を戻して!」と願う女性が一人。登場人物の中に女性は 何人かいますが、これが「誰なのか?」という点がミステリーです。 有機化学という用語は、普通の生活をしていて聞くことはありませんが、 作中で分かりやすく例えられているので、問題ありません。 また、アニメ好きな後輩を登場させることで、「けいおん」や「ハルヒ」、 そして「ハチクロ」なども出てくるので、”難しそうな本”という 概念は捨て去って良いです。 桂一郎は美綾ちゃんとうまくいき、能力を取り戻すことが出来るのか? そして、影で彼のことを見守っているのは、いったい誰なのか? 正直、ミステリー色は薄いので、大抵の読者には途中で「影で見守って いる人」が想像できてしまうと思います。また、ストーリーも急展開が 続いたりはしますが、登場人物がみな面白く、読後感も良い 楽しい作品だと思います。 | ||||
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面白いとは思います。 簡単に言うと、最近多いライトノベル風味の読みやすい系統のやつです。 すぐ読み終わるので、気軽に読みたいときにはいいと思います。 ただ、最後の「ヒロインと、主人公の後輩に対する扱い」はあり得ないと思います。 何のためのヒロインとしての配役だったんでしょう…という感じ。 真のヒロインではないから、といわれればそれまでですが。 最終数ページは前向きな感じで終わってますが、そのために他の登場人物の扱いが 急にぞんざいになるので、全く前向きに感じませんでした。 | ||||
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