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麒麟の翼
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麒麟の翼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 21~40 2/3ページ
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面白いというより、 よくできているなーってのが後読感です。 人が創作してストーリーなわけですが、 なんとなく、NHKあたりが独自取材した事件を、 読み進めているような、それでいて、 人情・感情の機微が繊細に丁寧に、描かれています。 テレビ番組なら「よく取材したなー」って思っちゃう。 なので、物語の後半を過ぎたあたりからは、 ドキュメンタリー?ルポタージュ?を読んでいるような気になりました。 ・どうしてその人はこんなことをしたのか。 ・なぜあの人はそう考えたのか。 ・彼はなぜ鶴を折ったのか。 ・犯人が人を殺した動機 そういうことに、登場人物なりの理由が、 しっかりあります。 仮に登場人物の価値観に読者である自分が同感できなくても、 その人がそう考えたのだから仕方がない、と思える、 人間味を感じさせる説得力さえある。 なんだかんだ言っても、さすがです。 サスペンスとしての面白さは★3つ。 人間ドラマとしての面白さは★4つ。 加賀シリースの魅力を感じる度は★3つ。 東野さんの本を読むことへの期待値への感想としては、 ★3つ。 装丁などは重厚ですが、内容は意外と手軽だし、 万人へオススメできると思いました。 総じて、うまいなーって感心した本です。 安心して読めると思います。 | ||||
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東野圭吾の作品は驚天動地のどんでん返しがあり、ああっそうだったのかと驚く余韻も冷めやらぬうちに、最後の最後で更にひっくり返してくれて、完敗しましたと読者が兜を脱ぐ。そういうのが特徴でした。 その手法に惚れて今まで読んできましたが、だんだんとその構成が緩い感じになってきて、ここ何年かの作品は構造の妙よりも、償いとは何かとか、殺意はいつ生まれるのかとか、少年法の是非とかといった、人間の心を描くことに重点が置かれてきているような気がします。 『新参者』は秀逸でしたが、正直、この作品はミステリとしても人情ものとしても中途半端な感じで、その緩さがちょっと物足りないです。 | ||||
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ナイフが胸に突き刺さった状態で、日本橋まで男は歩いた。日本橋の麒麟の台座にもたれ かかって死んだ男には、いったいどんな事情があったのか?ひとりの男が殺された陰に潜む 真実を、加賀恭一郎は追い求める。 自宅からも勤務先からも遠い場所で、男は息絶えた。なぜ男はそんな場所に行ったのか? 加賀の地道で丹念な捜査が始まる。そして、普通の人なら見過ごしてしまうようなささいな 出来事の中に、意外な事実を発見する。小さな真実の積み重ねが、大きな真実を浮かび上が らせていく。ミステリーの面白さもさることながら、父が息子を思う気持ちに強く心打たれた。 設定には多少疑問を感じる部分や不自然さを感じる部分もあったが、全体的にはよくまとまって いると思う。本の帯に「加賀シリーズ最高傑作」と書かれているが、読む人によってかなり 評価が分かれるのではないだろうか。私個人としては、そこまでだとは思わなかったが・・・。 | ||||
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常に指摘され続けていること⇒ 売らんがための帯をやめろ!!、「最高傑作!!」じゃないだろ!。 無論、作者としては傑作だからこそ上梓したんだろうが、 東野・加賀マニアが多い昨今、今作のレベルは凡庸。 初期作品のような、読者を裏切る真相、トリックの妙、 そして、重く心に響く動機がない。 最近の作品のような、人情味溢れる、テーマが重く圧し掛かってくる、 家族愛を再認識するものでもない。 引きこまれる文体やストーリー展開は、やはり東野、なのだが、 終盤のまとまり方は、親子の描き方、事件の真相ともに重さも 刺激もないのだ。 また、加賀自身の言動が表面的で、水天宮のもうひとつの位置づけ も、このタイトルにした所以も、ムリヤリ感が強い。 やはり、加賀シリーズは、完全犯罪を暴く、もしくは、 深く重い、人間関係の奥底から湧き出る動機を抉り出す ような作品であってほしいと思う。 ドラマの勢いもあって映画化されるようであるが、青柳父子と 香織の配役は、とくに熟考してほしい。 阿部・溝端・なっちゃんはそのままだが、メイサはこじつけ で配役するのかな。 映画化といえば、「夜明け」の岸谷五郎&深キョン。 面白そうだけど、新海美冬の深キョンが微妙だっただけに、 果たしてどういう出来かな。 いずれにしても、東野作品は、目のこえた読者が多い以上、 ローテーションが長くなってもいいので、上質な作品の 上梓をお待ちしております。。。 | ||||
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新参者に引き続き、日本橋署に配属された加賀恭一郎のシリーズ最新作。東京の中でも都会の日本橋で発生した殺人事件。犯人と思われる男はすぐに発見されたが、逃走中に事故に遭い、意識不明の重態となる。少ないヒントから、加賀が事件の真相に迫っていく。 他者のレビューでも書かれていたが、今回は謎解きやトリックが中心ではなく、人間関係が重点的に描かれていたと感じた。個人的には、加賀が意識不明の重態の男の恋人である女性に最後に言った「そんなことは忘れてもいい。忘れちゃいけないのは…」という言葉が力強く、温かく、印象に残っている。 事件の現場に何度も足を運んだり、現場周辺に何度も聞き込みに行ったりと、刑事の原点ともいうべき加賀の捜査は相変わらずだったが、謎解きという面ではちょっとあっけなかったかなと思う。 | ||||
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いつもながら、はずれは無いな、という感じですが、これをシリーズ最高傑作というPRを踏まえて読むと、かえって期待外れ感をもってしまうのは、私だけでしょうか? | ||||
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いつもながら、はずれは無いな、という感じですが、これをシリーズ最高傑作というPRを踏まえて読むと、かえって期待外れ感をもってしまうのは、私だけでしょうか? | ||||
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あっさりしてた、という印象です。 阿部さんの印象が強いせいか、全ての場面が頭の中で映像になってました。 近いうち特番か映画になりそうです。 「日本橋」やその周辺を知ってたらまた違ったおもしろさなんでしょうね。 散策したくなる本かも。 | ||||
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あっさりしてた、という印象です。 阿部さんの印象が強いせいか、全ての場面が頭の中で映像になってました。 近いうち特番か映画になりそうです。 「日本橋」やその周辺を知ってたらまた違ったおもしろさなんでしょうね。 散策したくなる本かも。 | ||||
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少しだれる所があるものの複線の絡み方は見事だと思いますが、格差社会や(核家族の)家族・親子の問題といった現代日本が抱える重要なテーマに加賀親子の関係も絡めて切り込んだものの直木賞作家としては中途半端な描き方だと正直感じました。 原子力と家族の問題を扱った「天空の蜂」、性同一性障害と家族の問題を扱った「片想い」、それら優れた過去作品と比べると星三つが妥当だと思います。 加賀シリーズならやはり初期の「眠りの森」を薦めます。 | ||||
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少しだれる所があるものの複線の絡み方は見事だと思いますが、格差社会や(核家族の)家族・親子の問題といった現代日本が抱える重要なテーマに加賀親子の関係も絡めて切り込んだものの直木賞作家としては中途半端な描き方だと正直感じました。 原子力と家族の問題を扱った「天空の蜂」、性同一性障害と家族の問題を扱った「片想い」、それら優れた過去作品と比べると星三つが妥当だと思います。 加賀シリーズならやはり初期の「眠りの森」を薦めます。 | ||||
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別につまらなかったとは思わないけれど、 最高傑作というほどでもないし、 加賀シリーズ内に限定しても、 「悪意」や「どちらかが彼女を殺した」などの方が 面白かったと思う。 (特に「悪意」はいろんな意味で衝撃的だった) この人の本は有名になる前から読んでいたけれど、 はっきり言って、有名になる前の方が 面白い作品が多かったと思う。 | ||||
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別につまらなかったとは思わないけれど、 最高傑作というほどでもないし、 加賀シリーズ内に限定しても、 「悪意」や「どちらかが彼女を殺した」などの方が 面白かったと思う。 (特に「悪意」はいろんな意味で衝撃的だった) この人の本は有名になる前から読んでいたけれど、 はっきり言って、有名になる前の方が 面白い作品が多かったと思う。 | ||||
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面白いが普通のやや上。金森と加賀のやりとりは魅力的だった。しかし、この作品に「最高傑作」と付けてしまうと、これまでの作品に対して失礼なのでは。販売促進のためだと分かっていても興醒めしてしまう。これまでの良い作品と比較すると見劣りするのは否めない。最近の作品は期待を上回るものは出てないように思う。しつこいが、断じて「最高傑作」ではないと私は思う。 | ||||
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面白いが普通のやや上。金森と加賀のやりとりは魅力的だった。しかし、この作品に「最高傑作」と付けてしまうと、これまでの作品に対して失礼なのでは。販売促進のためだと分かっていても興醒めしてしまう。これまでの良い作品と比較すると見劣りするのは否めない。最近の作品は期待を上回るものは出てないように思う。しつこいが、断じて「最高傑作」ではないと私は思う。 | ||||
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「赤い指」「新参者」を踏まえての作品。 少なくともこの2冊は読んどかないと細かい部分が分からないと思う。 松宮とのコンビで捜査する加賀。 コンビでの捜査を意識してか、加賀の雰囲気が今までと微妙に違った感じが。流石、巧い。 松宮との絡みで加賀の素の部分が見えるのも、今までとはちょっと違うかな。 その辺はドラマからの反映でしょうか? 今後も加賀シリーズはこのコンビ? 個人的に加賀シリーズは『悪意』『どちらかが…』『私が…』のような 挑戦的作品のイメージが強いので、次は是非その系統のが読みたい。 | ||||
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「赤い指」「新参者」を踏まえての作品。 少なくともこの2冊は読んどかないと細かい部分が分からないと思う。 松宮とのコンビで捜査する加賀。 コンビでの捜査を意識してか、加賀の雰囲気が今までと微妙に違った感じが。流石、巧い。 松宮との絡みで加賀の素の部分が見えるのも、今までとはちょっと違うかな。 その辺はドラマからの反映でしょうか? 今後も加賀シリーズはこのコンビ? 個人的に加賀シリーズは『悪意』『どちらかが…』『私が…』のような 挑戦的作品のイメージが強いので、次は是非その系統のが読みたい。 | ||||
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東野圭吾ファン、特に加賀恭一郎シリーズの大ファンで一作目から欠かさずに読んでいます。 しかし、あえて厳しく言わせてもらうと、「シリーズ最高傑作」とは感じられませんでした。 最近の作品は謎解きよりも人間ドラマの要素が濃く、特に「新参者」は人情ドラマに涙したり、 連作のようで最後につながっていく構成もよかったし、「新参者」のほうがよかったと思う。 本作も日本橋、それも地名ではなく橋の「日本橋」を舞台にし、テーマはよかったと思うし、 ただ犯人を捕まえるだけではない、加賀シリーズならではの救いもある。 ドラマの影響なのか、加賀と松宮のコンビのやりとりが軽く、どうしても小説の加賀恭一郎ではなく、ドラマの加賀恭一郎が頭にちらつく。 そのためかれまでのような物語に深さが感じられず、薄っぺらく感じてしまう。 自分としては小説とドラマの加賀は雰囲気が異なり、別のキャラクターとして捉えているし、 小説はこれまで積み重ねてきた「小説の加賀恭一郎」として描いて欲しいと思うのは私だけだろうか。 ただ、するどい観察眼や推理力は健在であるし、「原点」「起点」をキーワードに日本橋の麒麟(の翼)に思いをのせているのは、 やはり胸を打つ。実際の「麒麟の翼」を見てみたくもなった。 「シリーズ最高傑作」と謳っているだけに、厳しく見て物足りなさを感じてしまったが、 それでも、加賀シリーズは続いてほしいし、シリーズのファンには読んでもらいたいです。 | ||||
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東野圭吾ファン、特に加賀恭一郎シリーズの大ファンで一作目から欠かさずに読んでいます。 しかし、あえて厳しく言わせてもらうと、「シリーズ最高傑作」とは感じられませんでした。 最近の作品は謎解きよりも人間ドラマの要素が濃く、特に「新参者」は人情ドラマに涙したり、 連作のようで最後につながっていく構成もよかったし、「新参者」のほうがよかったと思う。 本作も日本橋、それも地名ではなく橋の「日本橋」を舞台にし、テーマはよかったと思うし、 ただ犯人を捕まえるだけではない、加賀シリーズならではの救いもある。 ドラマの影響なのか、加賀と松宮のコンビのやりとりが軽く、どうしても小説の加賀恭一郎ではなく、ドラマの加賀恭一郎が頭にちらつく。 そのためかれまでのような物語に深さが感じられず、薄っぺらく感じてしまう。 自分としては小説とドラマの加賀は雰囲気が異なり、別のキャラクターとして捉えているし、 小説はこれまで積み重ねてきた「小説の加賀恭一郎」として描いて欲しいと思うのは私だけだろうか。 ただ、するどい観察眼や推理力は健在であるし、「原点」「起点」をキーワードに日本橋の麒麟(の翼)に思いをのせているのは、 やはり胸を打つ。実際の「麒麟の翼」を見てみたくもなった。 「シリーズ最高傑作」と謳っているだけに、厳しく見て物足りなさを感じてしまったが、 それでも、加賀シリーズは続いてほしいし、シリーズのファンには読んでもらいたいです。 | ||||
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加賀恭一郎シリーズの作品です。 帯ではシリーズ最高傑作を謳っていますが、そこまでの感動や面白さはありませんでした。 この筆者の文章は読みやすく、サクサク読み進めることができます。 事件の捜査を進める中で浮かび上がってくる人々の人間模様が、しっかりと描写されていて、読んでいてとても面白いです。 事件が起こってからの「人間模様・登場人物の心の動き・生活感」が読んでいて、すごく感じられます。 しかし、肝心のミステリー部分では、あまり面白いとは感じられませんでした。 個人的には読んでいて、「え?そういう展開なの?」という感じです。 人間模様はおもしろいが、「最高傑作」の文字に期待しすぎたので評価は☆3つです。 個人的には、被害者家族の遙香が、物語の後どうなったのかすごく気になります。 彼女にも、これから希望を持って強く生きていってほしいです。 | ||||
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