■スポンサードリンク
死者の体温
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
死者の体温の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.35pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めて読んだ大石作品。 粗筋は、それなりに裕福な青年が、気に入った女性をマンションの自分の部屋に連れてきて、眠っているところを絞殺し、死ぬ間際の心臓の鼓動を聞き、最後は別荘に埋める、その繰り返し。合間合間に殺人が発生し、主人公の人生が断片的に語られる。 主人公は恐怖が欠如している。物語は淡々と進む。主人公の趣味はなかなか良く、部屋の間取り、音楽、給料の一部を自然保護に寄付、犬を飼うといったおなじみの要素も他の作品と共通している。 人間として何かが欠如した主人公、他人の目からは普通の人間として見られる主人公、彼が行う所業が静謐に描かれている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めて読んだ大石作品。 粗筋は、それなりに裕福な青年が、気に入った女性をマンションの自分の部屋に連れてきて、眠っているところを絞殺し、死ぬ間際の心臓の鼓動を聞き、最後は別荘に埋める、その繰り返し。合間合間に殺人が発生し、主人公の人生が断片的に語られる。 主人公は恐怖が欠如している。物語は淡々と進む。主人公の趣味はなかなか良く、部屋の間取り、音楽、給料の一部を自然保護に寄付、犬を飼うといったおなじみの要素も他の作品と共通している。 人間として何かが欠如した主人公、他人の目からは普通の人間として見られる主人公、彼が行う所業が静謐に描かれている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人を次々と殺していく主人公。しかしそれは快楽殺人とは違い、自分が感じる この感情がなにかを知りたかった。 殺人のシーンの連続には少しばかり閉口しましたが、その感情が解けた瞬間 霧が晴れたような不思議な懐疑心を持ちました。 ラストまで読んでこそ理解できる作品だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人を次々と殺していく主人公。しかしそれは快楽殺人とは違い、自分が感じる この感情がなにかを知りたかった。 殺人のシーンの連続には少しばかり閉口しましたが、その感情が解けた瞬間 霧が晴れたような不思議な懐疑心を持ちました。 ラストまで読んでこそ理解できる作品だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
犯人安田祐二の独白 『若い人々を殺すということは、ただその人間ひとりを殺すということではない。それは、彼らに連なるすべての子孫を殺す、その遺伝子を、根こそぎ抹殺するということなのだ。』(P.157より) 殺人を犯すと云うことの恐怖をこの言葉が言い得ているように思える。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大石圭さんの出された本でこの本は最後に読んだ作品ですが、一番面白かったんじゃないかと思います。 主人公の安田祐二の言葉を「」でくくらない事によって自分があたかも安田祐二であるかのように物語の中にすっと自然に入りこめ、最後まで一気に読めてしまいました。細かい人物設計や、景色、心情、隅から隅まで見逃す所が無い1文字1文字を丁寧に読めます。最後がどうなるのか全くわからないのが大石さんの魅力です。もぉ大好きです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大石圭さんの出された本でこの本は最後に読んだ作品ですが、一番面白かったんじゃないかと思います。 主人公の安田祐二の言葉を「」でくくらない事によって自分があたかも安田祐二であるかのように物語の中にすっと自然に入りこめ、最後まで一気に読めてしまいました。細かい人物設計や、景色、心情、隅から隅まで見逃す所が無い1文字1文字を丁寧に読めます。最後がどうなるのか全くわからないのが大石さんの魅力です。もぉ大好きです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
愛車はボルボ、趣味はクラシック音楽とサーフィンで、湘南の高級マンションに住むエリート会社員・安田祐二が、自覚した上で理由のない殺人を続ける。現在、両親が離婚しているとは言え、恵まれた家庭環境で育った彼にはトラウマもないのだが、殺人を止められないし、敢えて止めようともしない。当然のことながら、殺人や死体の描写が多くなるが、作品全体から漂ってくるのは孤独感や虚無感、寂寥感であって恐怖感ではない。殺人はともかく、この孤独感や虚無感は現代を生きる人にとって、十分理解できるものである。しかし、結末が中途半端なので☆は4つとする。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
愛車はボルボ、趣味はクラシック音楽とサーフィンで、湘南の高級マンションに住むエリート会社員・安田祐二が、自覚した上で理由のない殺人を続ける。現在、両親が離婚しているとは言え、恵まれた家庭環境で育った彼にはトラウマもないのだが、殺人を止められないし、敢えて止めようともしない。当然のことながら、殺人や死体の描写が多くなるが、作品全体から漂ってくるのは孤独感や虚無感、寂寥感であって恐怖感ではない。殺人はともかく、この孤独感や虚無感は現代を生きる人にとって、十分理解できるものである。しかし、結末が中途半端なので☆は4つとする。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
高身長、ハンサムで温和、スポーツマンで十分な収入もあり独身。そんな素敵な男性が実は連続殺人の犯人だとは・・・。大石先生のお話の多くは犯人の一人称で書かれているので、まるで自分が犯罪を犯してるかのような恐怖も味わえます。動植物にはやさしいのに人間は顔色一つ変えず殺してしまう・・・そんな好青年を描かせたら日本一だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公が何度も殺人を犯していくうちに殺したくないと思っていてもいつもの習性で殺してしまってしまい、後悔をしつつまた新たに殺人を犯していまうという悲しくもあり複雑な話だった。 読み終わったあとに嫌な余韻が残る程リアルな表現かつ淡々とした殺人を犯している。しかし、この嫌な余韻が大石ワールドでありはまってしまうものではないかと思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公が何度も殺人を犯していくうちに殺したくないと思っていてもいつもの習性で殺してしまってしまい、後悔をしつつまた新たに殺人を犯していまうという悲しくもあり複雑な話だった。 読み終わったあとに嫌な余韻が残る程リアルな表現かつ淡々とした殺人を犯している。しかし、この嫌な余韻が大石ワールドでありはまってしまうものではないかと思った。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!