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死者の体温
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死者の体温の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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ただのウジウジした中二病殺人者の話だった。 被害者の身の上話を聞き出した上で絞殺、を繰り返すだけで芸が無い。 唯一、一度埋めた死体を掘り返して再使用するところは面白かったが、 本文中に名前が出てくる有名快楽殺人犯の話の方がよっぽど面白い。 | ||||
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初めて読んだ大石作品。 粗筋は、それなりに裕福な青年が、気に入った女性をマンションの自分の部屋に連れてきて、眠っているところを絞殺し、死ぬ間際の心臓の鼓動を聞き、最後は別荘に埋める、その繰り返し。合間合間に殺人が発生し、主人公の人生が断片的に語られる。 主人公は恐怖が欠如している。物語は淡々と進む。主人公の趣味はなかなか良く、部屋の間取り、音楽、給料の一部を自然保護に寄付、犬を飼うといったおなじみの要素も他の作品と共通している。 人間として何かが欠如した主人公、他人の目からは普通の人間として見られる主人公、彼が行う所業が静謐に描かれている。 | ||||
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初めて読んだ大石作品。 粗筋は、それなりに裕福な青年が、気に入った女性をマンションの自分の部屋に連れてきて、眠っているところを絞殺し、死ぬ間際の心臓の鼓動を聞き、最後は別荘に埋める、その繰り返し。合間合間に殺人が発生し、主人公の人生が断片的に語られる。 主人公は恐怖が欠如している。物語は淡々と進む。主人公の趣味はなかなか良く、部屋の間取り、音楽、給料の一部を自然保護に寄付、犬を飼うといったおなじみの要素も他の作品と共通している。 人間として何かが欠如した主人公、他人の目からは普通の人間として見られる主人公、彼が行う所業が静謐に描かれている。 | ||||
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帯には「トラウマもない 悪意もない 動機もない」 とあったので、徹底した不条理劇かと思ったのですが、 悪意はともかく、動機らしいものも、トラウマらしいものも 見受けられたので、中途半端な感じが残りました。 まあ、売るための帯なので、内容との齟齬は仕方ないですが。 不条理劇に徹し、「史上最悪の連続大量殺人」を淡々と記述していく という方針もあるだろうし、 「恐怖」という感情を持たない、それに連動して感情不全であるがために、 主人公は殺人者になった、という流れもありえるし、 トラウマを掘り下げてドラマに仕立てるというのもありだと思うのだが、 どれも成功していない。 読み手は作者の主張を感じなければ納得できない。 「理由」にこだわってしまうのはそのせいだ。 | ||||
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帯には「トラウマもない 悪意もない 動機もない」 とあったので、徹底した不条理劇かと思ったのですが、 悪意はともかく、動機らしいものも、トラウマらしいものも 見受けられたので、中途半端な感じが残りました。 まあ、売るための帯なので、内容との齟齬は仕方ないですが。 不条理劇に徹し、「史上最悪の連続大量殺人」を淡々と記述していく という方針もあるだろうし、 「恐怖」という感情を持たない、それに連動して感情不全であるがために、 主人公は殺人者になった、という流れもありえるし、 トラウマを掘り下げてドラマに仕立てるというのもありだと思うのだが、 どれも成功していない。 読み手は作者の主張を感じなければ納得できない。 「理由」にこだわってしまうのはそのせいだ。 | ||||
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この本を買いました 大石圭さんの本はこの時初めてでしたが、彼の特徴でしょうか?無味乾燥で無機質な文章でスラスラ頭に入っていきませんでした 内容もイマイチ‥ | ||||
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エリート会社員が,次々と人を絞め殺しては,別荘の庭に埋める。この世にたった一つのかけがえのない命を自分の手で奪うという考えに陶酔するために・・・。 男の子の死体を冷蔵庫に保管し,日に日に腐っていく死体の首を絞めながら,自分自身が絞め殺されることを想像して射精する,そんな狂気の一面はうまく描写されていた。 が,そうした一面と,他の連続殺人とがうまく整合していない。 結局,本作は未だ習作の域を出ていないように思われる。 | ||||
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エリート会社員が,次々と人を絞め殺しては,別荘の庭に埋める。この世にたった一つのかけがえのない命を自分の手で奪うという考えに陶酔するために・・・。 男の子の死体を冷蔵庫に保管し,日に日に腐っていく死体の首を絞めながら,自分自身が絞め殺されることを想像して射精する,そんな狂気の一面はうまく描写されていた。 が,そうした一面と,他の連続殺人とがうまく整合していない。 結局,本作は未だ習作の域を出ていないように思われる。 | ||||
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人を次々と殺していく主人公。しかしそれは快楽殺人とは違い、自分が感じる この感情がなにかを知りたかった。 殺人のシーンの連続には少しばかり閉口しましたが、その感情が解けた瞬間 霧が晴れたような不思議な懐疑心を持ちました。 ラストまで読んでこそ理解できる作品だと思います。 | ||||
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人を次々と殺していく主人公。しかしそれは快楽殺人とは違い、自分が感じる この感情がなにかを知りたかった。 殺人のシーンの連続には少しばかり閉口しましたが、その感情が解けた瞬間 霧が晴れたような不思議な懐疑心を持ちました。 ラストまで読んでこそ理解できる作品だと思います。 | ||||
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犯人安田祐二の独白 『若い人々を殺すということは、ただその人間ひとりを殺すということではない。それは、彼らに連なるすべての子孫を殺す、その遺伝子を、根こそぎ抹殺するということなのだ。』(P.157より) 殺人を犯すと云うことの恐怖をこの言葉が言い得ているように思える。 | ||||
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容姿端麗で頭脳明晰なのに殺人鬼、という意外性だけの物語。と言ってもこの手の意外性は一通り出尽くしているので意外とはもはや言えないのではないだろうか。ただただ殺していくのは冗長で、もっとトラウマ的な所を掘り下げてほしかった。私は読後も主人公のトラウマと大量殺人は結びつかなかった。それとも、大量殺人に理由は要らないと言うことだったのか。 | ||||
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「その感覚わかる」と同意した部分もありました。 でもあまりに身勝手で被害者ぶってる感じがして なんだかなぁという感じ。 それでも破滅にむけて進んでってる感じはよく書けてると思います。 星2つなのは殺し方がワンパターンなのと 後半にむけて内容が失速してる感じがしたので。 | ||||
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この本の「あとがき」を読めば、あなたとこの本との相性が判断できると思いますよ。あのイメージをナイーブと受け取るか、チンケと切り捨てるか・・・。かく言う私は、犬のフルートがひどい目にあわなれけばいいなぁ、とそんなことばっかり考えながら読んでました。 | ||||
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この本の「あとがき」を読めば、あなたとこの本との相性が判断できると思いますよ。あのイメージをナイーブと受け取るか、チンケと切り捨てるか・・・。かく言う私は、犬のフルートがひどい目にあわなれけばいいなぁ、とそんなことばっかり考えながら読んでました。 | ||||
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この主人公、私は好きになれない。 そんなに子供の頃に首絞められたかったんなら自分で吊れば?と 言いたくなる。何とも身勝手な理由で殺された約四十人の被害者に 同情するのみです。 人が実際はちっぽけな存在だなんてわかりきったことなのに、 何てアオい言動をやってるんだと呆れました。 しかしこの主人公の、エリートのお仕事って退屈なんですね。 不満ならもっと刺激のある仕事に移ればいいのに、とも思いました。 | ||||
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大石圭さんの出された本でこの本は最後に読んだ作品ですが、一番面白かったんじゃないかと思います。 主人公の安田祐二の言葉を「」でくくらない事によって自分があたかも安田祐二であるかのように物語の中にすっと自然に入りこめ、最後まで一気に読めてしまいました。細かい人物設計や、景色、心情、隅から隅まで見逃す所が無い1文字1文字を丁寧に読めます。最後がどうなるのか全くわからないのが大石さんの魅力です。もぉ大好きです。 | ||||
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大石圭さんの出された本でこの本は最後に読んだ作品ですが、一番面白かったんじゃないかと思います。 主人公の安田祐二の言葉を「」でくくらない事によって自分があたかも安田祐二であるかのように物語の中にすっと自然に入りこめ、最後まで一気に読めてしまいました。細かい人物設計や、景色、心情、隅から隅まで見逃す所が無い1文字1文字を丁寧に読めます。最後がどうなるのか全くわからないのが大石さんの魅力です。もぉ大好きです。 | ||||
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愛車はボルボ、趣味はクラシック音楽とサーフィンで、湘南の高級マンションに住むエリート会社員・安田祐二が、自覚した上で理由のない殺人を続ける。現在、両親が離婚しているとは言え、恵まれた家庭環境で育った彼にはトラウマもないのだが、殺人を止められないし、敢えて止めようともしない。当然のことながら、殺人や死体の描写が多くなるが、作品全体から漂ってくるのは孤独感や虚無感、寂寥感であって恐怖感ではない。殺人はともかく、この孤独感や虚無感は現代を生きる人にとって、十分理解できるものである。しかし、結末が中途半端なので☆は4つとする。 | ||||
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愛車はボルボ、趣味はクラシック音楽とサーフィンで、湘南の高級マンションに住むエリート会社員・安田祐二が、自覚した上で理由のない殺人を続ける。現在、両親が離婚しているとは言え、恵まれた家庭環境で育った彼にはトラウマもないのだが、殺人を止められないし、敢えて止めようともしない。当然のことながら、殺人や死体の描写が多くなるが、作品全体から漂ってくるのは孤独感や虚無感、寂寥感であって恐怖感ではない。殺人はともかく、この孤独感や虚無感は現代を生きる人にとって、十分理解できるものである。しかし、結末が中途半端なので☆は4つとする。 | ||||
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