ハンニバル・ライジング

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評判

ハンニバル・ライジングの評価:

3.32/5点 レビュー 56件。 D ランク

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平均点3.32pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全63件 61〜63 4/4ページ
No.3
(5pt)

かわいそうで…

『羊たちの沈黙』『ハンニバル』で圧倒的な知性と力で魅了した博士。
その幼少期については『ハンニバル』の中でふれられていますが、この本の中では幼少期のほとんどが語られています。(まだ、『すべて』ではないかも…)
上巻では博士はまだ幼く、翻弄され、痛々しくさえありました。読み進むことにためらいを感じるほどに。
もって生まれた物ももちろんあり、それを見抜いている大人達もいるのですが、人格は経験で形作られるのだと思いました。
ハンニバル・ライジング 上巻 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ハンニバル・ライジング 上巻 (新潮文庫)より
4102167064
No.2
(5pt)

映画化はさておき

あの怪物ハンニバル・レクター博士の幼少から青年期の物語。第二次大戦末期のリトアニアで凄惨な目にあわされた怨念と復讐…と言えば、何となくストーリーが想像できそうなのですが、「レッド・ドラゴン」「羊たちの沈黙」を読んでしまえば、読まぬわけにはいきません。それでもさすがに寡作家のトマス・ハリスは小説でなければ味わえぬものを用意してくれています。前作「ハンニバル」の映画化ではかなりのいい場面が省略されていました。本作でも迫力あるシーンがあるのですが、これも省略されて、呆気なく描かれるでしょう。映画に期待するよりもまず原作を読むべき、そういう一作です。
ハンニバル・ライジング 上巻 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ハンニバル・ライジング 上巻 (新潮文庫)より
4102167064
No.1
(5pt)

ミーシャの“M”だ

究極のアンチ・ヒーロー、ハンニバル・レクターが8歳の少年になって戻ってきた。トマス・ハリスのレクターシリーズは文庫出版の度にかかさず購入させてもらっているが、不満が一つ。あまりの面白さに一気読みしてしまい、楽しみが長く続かないのだ。レクターの幼少〜青年期を描いた本作品も、今までのシリーズと同様、ファンの期待を裏切ることのないクオリティをしっかり保っている。しかも、ページをめくると日本人にとってうれしいビッグサプライズが待っているという特典つきだ。

このシリーズにおける楽しみの一つは、なんといっても登場する悪人レベルが尋常ではないという点にある。前作「ハンニバル」では、レクター博士に植物人間にされたヴァージャーが、<養子にして囲っている子供をいじめてその涙でマティーニを割る>という究極のサディズムに度肝をぬかれた。本作品でレクターのディナー(標的)となるのは、第2次大戦中リトアニアに侵攻したドイツ軍に協力しレクター一族をほうむった悪人どもだ。レクターの関係者に対する非道きわまりない言動については、本作品の中で十分味わっていただきたい。

レクターの継母として登場する日本人女性“紫”の存在が、ダーティ・ハリーのような単なるリベンジ劇に本作品を終わらせてはいない。レクターの精神形成に日本文化が大きな比重を占めていたという事実は、日本人にとって少々複雑ではある。だが、彼の美意識の根底をなす“無礼者許すまじ”の精神に武士道がかかわっていたことは、日本人として鼻が高い。読者をストーリーにたくみに引き込むラストの急展開もいつも通りで、近日公開される映画が今から楽しみだ。

ハンニバル・ライジング 上巻 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ハンニバル・ライジング 上巻 (新潮文庫)より
4102167064