博士の愛した数式

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博士の愛した数式の評価:

4.32/5点 レビュー 849件。 A ランク

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平均点4.32pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,470件 1,281〜1,300 65/74ページ
No.190
(4pt)

暗黙のままの終焉?

最初に書いておくが、この話はルートと呼ばれる私の息子(11)と「あけぼの家政婦紹介組合」の一人の私と、家政婦紹介を依頼した先の元大学数学研究所教授の、私たちから「博士」と呼ばれた老人のある一年(この話では確か1992年)の自分たちに起きた様々な出来事を綴り、末で急激な展開を見せ、ルートが22歳となり、無事に大学を卒業し中等教育の数学の教師になり、それに伴い博士も年を召して最後に死んでしまったのか、まだ少しの間だけ生き続けるのかは定かではないが、そのままはっきりもせずに終わってしまいます。ここで注意してもらいたいのは、この博士は皆様がイメージするようないつまで立っても白い威張った髭を生やした人ではなく、「記憶が80分しか持たない」というリスクを負った、自分では何かやろうと努力してもやり切れずにいて、収入があるのかといったら、唯一の収入源であるかのように記されている「雑誌の投稿」の欄で金をもらうのかと思えば、もらってはいない一人の老人である。大学の教師といえば、収入があるというイメージがあるが、決してそうではない。余計なことを書きすぎて自分でもよくわからないが、この本はこの三人の主な人生を三人で過ごし、最後あたりでは仲のよくなかった「未亡人」と仲良くなったり、人の心の通わせ合いを見せてくれる、とても暖かい本です。フィクションかノンフィクションかよくわからないのです。多分この本のテーマは「障害を持った人との心と体の通わせあい」だと思います。ぜひともこの本一度は読んでみるといいんではないでしょうか。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.189
(5pt)

1-1=0

難点を抱えた博士、そのもとへ派遣された家政婦の私、私の息子のルート。この三人によって、物語は進みます。文体は無機質で、わるい言い方をすれば平坦です。でもだからこそ、三人の会話や行動から相手を思いやる温もり、愛情の大きさ、を感じ取ることができました。無限の可能性を持つ子ども。存在するだけでどんな人をもルートという記号に包み、人としての純粋な温もりを与えてくれる存在。だから私たちは、子どもを愛して止まないのでしょう。1-1は0です。そんな当たり前の、人を愛するということの式を、もう一度見つめることができる、素敵な本です。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.188
(5pt)

1-1=0

難点を抱えた博士、そのもとへ派遣された家政婦の私、私の息子のルート。この三人によって、物語は進みます。文体は無機質で、わるい言い方をすれば平坦です。でもだからこそ、三人の会話や行動から相手を思いやる温もり、愛情の大きさ、を感じ取ることができました。無限の可能性を持つ子ども。存在するだけでどんな人をもルートという記号に包み、人としての純粋な温もりを与えてくれる存在。だから私たちは、子どもを愛して止まないのでしょう。1-1は0です。そんな当たり前の、人を愛するということの式を、もう一度見つめることができる、素敵な本です。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.187
(4pt)

一つのことを極めた人間の言葉には”気づき”がある

子供が「背が小さい」と悩んでいる。博士は「それは、エネルギーをためている状態だ」と言葉を与える。  なんでも、数学の世界で考える。  なんでも、数学の世界の言葉で話す。  なんでも、数学の世界から物事を見る。一つの世界に入り込み、深く掘り下げていき、何かに到達する人がいる。その人達の見る世界は、私達が見るよりも更に広い世界が広がっているのではないだろうか。昔、何かに集中していると親に叱られた。「そんなに一つのことばかりしていると他の事が出来ない偏った人間になりますよ」この本の博士の姿を見て思う。一つのことを追求していくことは、人間をより深く、面白くしていくのではないだろうか。そして、そのほうが視野が広くなっていくのではないだろうか。楽しく、すっきりと読めるオススメの一冊です。   
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.186
(4pt)

一つのことを極めた人間の言葉には”気づき”がある

子供が「背が小さい」と悩んでいる。博士は「それは、エネルギーをためている状態だ」と言葉を与える。  なんでも、数学の世界で考える。  なんでも、数学の世界の言葉で話す。  なんでも、数学の世界から物事を見る。一つの世界に入り込み、深く掘り下げていき、何かに到達する人がいる。その人達の見る世界は、私達が見るよりも更に広い世界が広がっているのではないだろうか。昔、何かに集中していると親に叱られた。「そんなに一つのことばかりしていると他の事が出来ない偏った人間になりますよ」この本の博士の姿を見て思う。一つのことを追求していくことは、人間をより深く、面白くしていくのではないだろうか。そして、そのほうが視野が広くなっていくのではないだろうか。楽しく、すっきりと読めるオススメの一冊です。   
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.185
(4pt)

小さな世界

派手な出来事が有るわけでもなく、主要登場人物もたったの3人(博士、わたし、息子)。物語の舞台も9割が博士の住まう小さな離れ。これだけ無理なく無駄の無い話も珍しいですね。少ない登場人物に限られた空間で会話させ、何気ない仕草や周りの様子をうまく絡めて”さらさら”と物語が展開していきます。しかしだからと言って内容が雑になる事もなく、登場人物達の心情が一つ一つ心に染み渡っていき、読了した後には軽やかな暖かさが残りました。難しい「数式」も会話の端々に出てきますが、それを必ずしも理解できなくても大丈夫です。心で感じる事、それがこの物語を読むにあたって必要な唯一の事だと思います。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.184
(4pt)

笑いながら、泣きそうになる本です

ここまで繊細に数式を語ることができるんだなぁ、と、じんわり染み入るような博士の愛に胸が熱くなりました。「数学は世界のすべてを形作っている」と聞くと何だか冷たい印象を受けますが、ここではそういうニュアンスは全くなく、まるでどこかの神話を聞いているようでした。博士と、私と、息子の、最初はぎこちなかった関係が、博士の数式でだんだん解けていく様子は、ほんとうに心あたたまります。数式と、江夏を見る目がすこし変わりました。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.183
(4pt)

小さな世界

派手な出来事が有るわけでもなく、主要登場人物もたったの3人(博士、わたし、息子)。物語の舞台も9割が博士の住まう小さな離れ。これだけ無理なく無駄の無い話も珍しいですね。少ない登場人物に限られた空間で会話させ、何気ない仕草や周りの様子をうまく絡めて”さらさら”と物語が展開していきます。しかしだからと言って内容が雑になる事もなく、登場人物達の心情が一つ一つ心に染み渡っていき、読了した後には軽やかな暖かさが残りました。難しい「数式」も会話の端々に出てきますが、それを必ずしも理解できなくても大丈夫です。心で感じる事、それがこの物語を読むにあたって必要な唯一の事だと思います。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.182
(4pt)

笑いながら、泣きそうになる本です

ここまで繊細に数式を語ることができるんだなぁ、と、じんわり染み入るような博士の愛に胸が熱くなりました。「数学は世界のすべてを形作っている」と聞くと何だか冷たい印象を受けますが、ここではそういうニュアンスは全くなく、まるでどこかの神話を聞いているようでした。博士と、私と、息子の、最初はぎこちなかった関係が、博士の数式でだんだん解けていく様子は、ほんとうに心あたたまります。数式と、江夏を見る目がすこし変わりました。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.181
(5pt)

ただ美しさがあるのみ!!

息子と二人暮しの主人公が家政婦として訪ねた家には、元数学博士の老紳士が一人で住んでいた。しかし、彼には秘密が!!交通事故で80分間しか記憶がもたないのだ。簡単に言えば「ドライビング ミス デイジー」なのだが、文書の構成が流れるようで、ドキュメンタリーを呼んでいるような錯覚に陥るほどだった。随所に挿入されている数式も「博士」の言うとおり、次第に美しさを帯びてくる。何よりも感動したのが、最後のページに掲載されている参考文献として挙げられた数学書の数々。著者はこの小説のディテールを練り上げる段階で相当の格闘があったことが創造できるが、作品には流れるような美しさがあるのみ。ただただ敬服です。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.180
(5pt)

ただ美しさがあるのみ!!

息子と二人暮しの主人公が家政婦として訪ねた家には、元数学博士の老紳士が一人で住んでいた。しかし、彼には秘密が!!交通事故で80分間しか記憶がもたないのだ。簡単に言えば「ドライビング ミス デイジー」なのだが、文書の構成が流れるようで、ドキュメンタリーを呼んでいるような錯覚に陥るほどだった。随所に挿入されている数式も「博士」の言うとおり、次第に美しさを帯びてくる。何よりも感動したのが、最後のページに掲載されている参考文献として挙げられた数学書の数々。著者はこの小説のディテールを練り上げる段階で相当の格闘があったことが創造できるが、作品には流れるような美しさがあるのみ。ただただ敬服です。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.179
(4pt)

はかない

数学なんていう、鉄筋みたいに頑丈そうなテーマをもっているのに、そのそばに寄り添う人物がはかなすぎて、すこし切なくなります。八十分前のことは絶対思い出せない天才の博士(しかも子供と数学をこよなく愛するやさしい方なんです)が、時間の波に取り残されて背中を丸めているところが浮かんできて、鼻のあたりが痛くなります。それから、博士を思い切り傷つけても、八十分後にはそれを忘れてしまっている。そんなとき、「私」と「ルート」といっしょになって、読者の私もとても申し訳ない気分になりました。「博士」は、ある意味で無垢な赤ん坊と同じだったのかもしれません。それから数学を詩的にあらわしているところがとても素敵だなと思いました。でも、数学に通じた方にはちょっと首をかしげてしまうようなところがあったのかもしれませんね。超大作を期待している方にもあまりおすすめできないような気がします。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.178
(4pt)

はかない

数学なんていう、鉄筋みたいに頑丈そうなテーマをもっているのに、そのそばに寄り添う人物がはかなすぎて、すこし切なくなります。八十分前のことは絶対思い出せない天才の博士(しかも子供と数学をこよなく愛するやさしい方なんです)が、時間の波に取り残されて背中を丸めているところが浮かんできて、鼻のあたりが痛くなります。それから、博士を思い切り傷つけても、八十分後にはそれを忘れてしまっている。そんなとき、「私」と「ルート」といっしょになって、読者の私もとても申し訳ない気分になりました。「博士」は、ある意味で無垢な赤ん坊と同じだったのかもしれません。それから数学を詩的にあらわしているところがとても素敵だなと思いました。でも、数学に通じた方にはちょっと首をかしげてしまうようなところがあったのかもしれませんね。超大作を期待している方にもあまりおすすめできないような気がします。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.177
(4pt)

よかったです

~~全国の本屋の店員さんが選んだ、「本屋大賞」で大賞を受賞した話題の本です。読む前に雑誌などから得たものからはみださない内容だったのですが、その分安心して読み進めることができました。~~~場面設定は瀬戸内の小さな町なのですが、阪神タイガースや江夏が出てくるまで、どこかの外国(例えばイギリス)で紡ぎ出された、ファンタジーのように感じていました。登場人物が「博士」「ルート」というように日本人的な名前が出てこないこと、家政婦が登場することなどが、そうさせたのだと思います。天才数学者の話という意味で、映画の「ビューティフ~~ルマインド」とイメージがだぶったこともあるかもしれません。~私は高校で理数科に在籍していました。大学受験の勉強で数学の難解さについていけず、結局文系に転身しました。ですがこの本を読み、受験の為だけではない、学問の尊さ、数式の美しさをあらためて感じました。~
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.176
(4pt)

よかったです

~~全国の本屋の店員さんが選んだ、「本屋大賞」で大賞を受賞した話題の本です。読む前に雑誌などから得たものからはみださない内容だったのですが、その分安心して読み進めることができました。~~~場面設定は瀬戸内の小さな町なのですが、阪神タイガースや江夏が出てくるまで、どこかの外国(例えばイギリス)で紡ぎ出された、ファンタジーのように感じていました。登場人物が「博士」「ルート」というように日本人的な名前が出てこないこと、家政婦が登場することなどが、そうさせたのだと思います。天才数学者の話という意味で、映画の「ビューティフ~~ルマインド」とイメージがだぶったこともあるかもしれません。~私は高校で理数科に在籍していました。大学受験の勉強で数学の難解さについていけず、結局文系に転身しました。ですがこの本を読み、受験の為だけではない、学問の尊さ、数式の美しさをあらためて感じました。~
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.175
(5pt)

惜しかった。

小説を読むことはそこまで多くはなく、この本を買ったのもある雑誌に面白いと書いてあったからです。元々数学好きということもあって買ってみました。でも、読んでいくうちに引き込まれ残りのページが少なくなることが、とても惜しかったです。この話の最後がどうなったとか、その後の話を読みたいとか、そういうことより登場人物が作り出している雰囲気にもっと浸っていたいという気持ちになりました。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.174
(5pt)

惜しかった。

小説を読むことはそこまで多くはなく、この本を買ったのもある雑誌に面白いと書いてあったからです。元々数学好きということもあって買ってみました。でも、読んでいくうちに引き込まれ残りのページが少なくなることが、とても惜しかったです。この話の最後がどうなったとか、その後の話を読みたいとか、そういうことより登場人物が作り出している雰囲気にもっと浸っていたいという気持ちになりました。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.173
(5pt)

ただ唸るのみ。

交通事故により80分しか記憶が持続しない元数論教授(独身)の世話をする子持ち・夫無し家政婦女性。教授から勝手にルート(平方根)とあだ名された息子とともに教授の知性と人柄に惹かれていく母子と教授の心の交流。全ての心理描写が自然。鮮やかな人物・場面描写。記憶障害をもつ教授がラストに向けてみせる母子への思い・・・。ラストは号泣、通勤電車で読んではいけません。ただただ唸らせられてしまう本。降参です。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.172
(5pt)

ただ唸るのみ。

交通事故により80分しか記憶が持続しない元数論教授(独身)の世話をする子持ち・夫無し家政婦女性。教授から勝手にルート(平方根)とあだ名された息子とともに教授の知性と人柄に惹かれていく母子と教授の心の交流。全ての心理描写が自然。鮮やかな人物・場面描写。記憶障害をもつ教授がラストに向けてみせる母子への思い・・・。ラストは号泣、通勤電車で読んではいけません。ただただ唸らせられてしまう本。降参です。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.171
(5pt)

そこにも素数が。

記憶が80分しか持続しないという障害を持ちながらも博士は数への愛情は決して忘れなかった。そんな博士に家政婦の「私」とルートは次第に引かれていく。毎日毎日が初対面なのにそこにはなにか暖かさを感じました。なにげない数字も博士には違って見えた。博士は自分だけの世界を確かに持っていた。博士のルートをおもう気持ち、すごく伝わってきてやさしい気持ちになりました。感動した!!数学が苦手な方にも是非勧めます。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235